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須弥山ワールドと北タイ陶磁文様・#5

2017-08-02 08:03:15 | 北タイ陶磁
<続き>
 
初回から前回まで4回にわたって、北タイの須弥山ワールド社会を紹介してきた。これらを背景にした北タイ陶磁文様である。これをほぼ的確に説明したものが存在する。それはサーヤン教授の著作「北タイランナー陶磁の考古学」である。そのP38-39を転載しておく。
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それは壺の肩部の波状文や圏線が七山八海を示し、肩部の四耳は四つの洲つまり勝身洲、贍部洲、牛貨洲、倶盧洲を示すと記述しておられる。これはその一例で、北タイ陶磁に仏教やヒンズー教、更には古代-中世のインドに関連する文様を見受ける背景が理解できたと考えている。

                                <了>

 

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