ワット・ポーからチャオプラヤー川対岸のワット・アルンへ向かった。チャオプラヤー川を渡る手前の桟橋から、すでに大仏塔が目に入る。
本堂の入り口は、左右にヤックが立ち寺院を守護している。その本堂の切妻は陶磁で装飾がなされている。菊であろうか百花繚乱である。
ここに本尊が鎮座するが、台座の中にはラーマ2世の遺骨が納められているとのことである。
大仏塔であるが、創建時の高さ16mの仏塔をラーマ3世が、75mの高さに改築したという。破壊神シバが住まうカイラス山をかたどっているとの伝承である。壁龕にはエラワンに騎乗したインドラ神を見ることができる。
写真のように仏塔は陶磁器で装飾されており、ラタナコーシン朝の権力と財力をうかがうことができる。ワット・アルンは別名で暁の寺である。日の出の太陽が、これら陶磁器の装飾物に当たり、陽の光が反射する様は、さぞすばらしいことであろう。そのような光景はまだ見ていない。
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