久々の剣道ネタです。男子の団体戦の対韓国戦をネットで観戦しました。2-1でめでたく勝利した日本勢でしたが、国内で行われる試合とは明らかに違う、アウェーというものはこんな嫌な雰囲気なのか!と思わされる会場の様子でした。イタリアですから、アウェーと呼ぶには雰囲気は違うのですが、日本の選手は1本取られた場合でも、当たり前ですが礼儀正しく負けを認めます。それに引き替え、韓国の選手は負けを認められない様子で、審判の旗が揚がっていても、すぐには従えないという様子が画面から伝わってきます。これは韓国というお国柄なのでしょうか?大戦以来、日本には負けたくないという彼らの気持ちは理解できますが、日本の武道を学んでいる以上、負けた者にも潔く負けを認めるという美学がなければ、武道を学ぶ意味が無いと思います。会場からは日本の選手が決め技を一本先取するとブーイングのような声が聞こえてきましたが、他国の競技を学ぶからには、その競技の神髄を学び、その国の文化も吸収するくらいの心構えがほしいですよね。サッカーや野球をやる日本人が、世界戦レベルで勝手にルールを変えてそのスポーツの母国に対して改正を迫るようなことはしません。剣道をオリンピック競技にしないのは、商業主義に走ると諸外国によって剣道本来の目指すものが規則ごと変えられてしまうことを懸念しているからだと聞いたことがあります。その選択は正しいのだと、今回の世界選手権を見てつくづく思いました。日本国内で剣道を学んでいる外国人の皆さんからは、そのような感じを受けたことなど1度もないのですが、それぞれのお国で教え広められている剣道は、技術的には同じであっても、環境がそうさせないのでしょうね。これがオリンピックになれば、確かに全日本剣道連盟の手を離れて国際的なルールが乱立してしまうでしょうね。このまま、門外不出のお家芸「剣道」であってほしいものです。来年は数十年ぶりに東京で世界剣道が開かれるそうです。観客として武道館へ行きたいですね。もちろん、ブーイングなんてもってのほかですよ。武道の神髄を世界に発信しましょう!
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