■本日(2015/07/18<土>)は、先日ギターを磨いた際、ヤマハFG-350を写真撮影し、
「前回の紹介」を再編集したので紹介します。
■ジャパンヴィンテージ・ギター ヤマハFG-350(1970年製)赤ラベル
●ジャパンービンテージ アコースティック雑誌(抜粋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c4/a7e244d74930e364963baaa0fed50ab8.jpg)
○ヤマハ フォークギターカタログ (ヤマハのFGに対する熱い想いが綴られている)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e8/2b27ad52b9050639a92c17a0cf83d4a5.jpg)
世界のヤマハがフォーク専用ギターを創りました
グループをリードするギター
フォーク楽器の主役の座を占めるギターです
品質も音色もヤマハの名に恥じないもの
まもなく
本場アメリカでも
このギターが拍手を浴びることでしょう
さぁ 弾いてください
あなたの胸に住む
空を 森を 草原を
「前回の紹介」を再編集したので紹介します。
■ジャパンヴィンテージ・ギター ヤマハFG-350(1970年製)赤ラベル
●ジャパンービンテージ アコースティック雑誌(抜粋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/c4/a7e244d74930e364963baaa0fed50ab8.jpg)
○ヤマハ フォークギターカタログ (ヤマハのFGに対する熱い想いが綴られている)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e8/2b27ad52b9050639a92c17a0cf83d4a5.jpg)
世界のヤマハがフォーク専用ギターを創りました
グループをリードするギター
フォーク楽器の主役の座を占めるギターです
品質も音色もヤマハの名に恥じないもの
まもなく
本場アメリカでも
このギターが拍手を浴びることでしょう
さぁ 弾いてください
あなたの胸に住む
空を 森を 草原を
●FG-350カタログ
・表板 スプルース
・裏・側板 コーラズローズ
・指板 ローズウッド
・棹 マホガニー
・糸巻 単連カバー付き
・弦 ヤマハ ヘビーゲージ
・棹そり修正 アジャストロッド付
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e6/022c277edc09c3790f0cd2804a3ab7f5.jpg)
●ヴィンテージ・ギター 丸ごと1冊 YAMAHA FG(抜粋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0d/1f3968541e1c53a4a9456cc0a762d7a2.jpg)
○ヤマハ FGシリーズ オールリスト
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/39/b1ddad023a350068c71e42224d4c14dc.jpg)
・品番名 FG350
・発売時期 1969.05
・完了時期 1972.06
・ボディスタイル ウェスタン
・弦長 表記無
・ヘッドマーク 音叉
・ラベル色 赤
・表板 スプルース
・裏・側板 コーラルローズ
・ネック マホガニー
・指板&下駒 ローズウッド
・生産拠点 日本
(実測)
・全長 1030mm
・全幅 410mm
・重量(質量) 2.2kg
●ヤマハ FG-350
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/ca/ed21f55af51eb2fb76f3f2b503ac746c.jpg)
シリアルナンバー 1194692
製造年月 1970年(S45年)4月(2015年時点、45年経過)
購入店 知人より購入(正確には親に買ってもらう)
購入期日 1972年(S47年)
購入金額 新品 本体 定価35,000円(型番の100倍の値段)
6弦用フォークギターケース 6,500円?
定価 41,500円(本体+フォークケース)を
20,000円で購入
(その後、就職しましたが、定価は初任給並みでした。昔は楽器が高かった)
▼ハードケース(ヤマハ純正)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/6e/2013421584ab43841dec8f23c1574f94.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/8b/2ee3680366af73fb36b6731dfdf62848.jpg)
通称ロケット型のフォークギターケース、前のオーナー名前が・・・。
ケースを開けると、黄色のビロードで4点止め金具、ケース右には全開防止のベルトが付いている。
側面には、音叉マークとヤマハのロゴマークが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/6b/9650149f43ee6f917936519c7bccbff1.jpg)
▼ヘッドストック / ブランドロゴ(ヘッドマーク)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/fc/c04b2307b1ed82a47baa6965eea6196c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/73/d9e80aca1be21c3fb0d80fa5eacdddd8.jpg)
ギターメーカーの特徴であるヘッドとロゴマーク(デキャル/デカ-ル)
V字ヘッド(ヘッドが先広がり、ヤマハの頭文字「Y」をデフォルメしたような)と音叉マーク
ロッドカバーは、三角/ストレート型カバー。音叉マークとYAMAHAロゴが、
※ペグは、オープンギア厚ペグから“TM-30(高級ダイカスト製トルク調整付)”に交換。
ナットも交換。
▼指板 / インレイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ea/59209fd21e9da3a328384ab0992f36f9.jpg)
ローズウッド指板
ポジションマークのスモールドット(3mm)は、 5、7、9、12、15フレット
▼表板 / トップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8b/b6c6a45c7f81a0123f34028b6a5ed86d.jpg)
スプールス(マツ科) ほどよく焼けている
形状は、ウェスタンボディ
▼ロゼット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/5b/c5fcf043158d0f413abdb88015bb1997.jpg)
サウンド・ホールの回りの装飾
白・黒:2本 、白・黒・茶:3本、白・黒:2本
▼ブリッジ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/b5/f0e806323d2528c9ad9dfa66315cad06.jpg)
弦の振動をボディーに伝える
ローズウッド・ブリッジ、サドルはプラスティック製、ブリッジピンは白
当時、ヘビーゲージ弦に対応できるように丈夫な大きなブリッジ(他にもブレーシング構造)
ブリッジピン・ホールの弦ガイド(切れ込み)あり。
ロングサドルで設置角度はマーチンと比較する大きい(サウンドホール側に向かって)
※サドルは交換
▼ピックガード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f9/b421acace5dede440ad281e250650b99.jpg)
ギターメーカーの特徴であるピックガード。
ヤマハ独特なティアドロップタイプ型、赤い透明ピックカード(べっ甲模様セルロイド)
▼エンドピン / ボルタレン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/dc/13a57937c5008503c27ba42330faf14c.jpg)
黒のストラップとエンドピンは白
▼側板 / サイド
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/3e/a2f855e1d25ed91233b4c5d250a32545.jpg)
コーラルローズ(マメ科/東南アジア)
※参考にヤイリギターのオーダー木材を紹介
コーラルローズウッド(マメ科/東南アジア)、現在では入手困難なハカランダに代わる
高級サイド/バック材として使用されている。弾力性があり、輪郭が明確な音色が特徴
である。美しい不規則な木目はハカランダと見分けがつきにくい物もある。
▼ヘッド裏 / チュナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/39/e50f95e070202b13830086a193c550dd.jpg)
ダイヤモンドヴォルートなし
“TM-30(高級ダイカスト製トルク調整付)”に交換
▼ネック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3c/df847d3e4c0b5b6737cceb017c7553f1.jpg)
マホガニー
ネックの握り、U字型でほどよい太さ握りやすい
▼裏板 / バック バックストリップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/88/2c027981528b5142a78b5310837fcacf.jpg)
コーラルローズ。バックストリップ
※木目が綺麗
▼ネックブロッグ、ラベル色
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/13/f0d6cb01c24fc1dc6579b5932303270c.jpg)
シリアルナンバー 1194692
※ゴムスタンプで押されている。
赤ラベル 型番と音叉マークロゴ
▼側面内側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/cd/27595ca50abaf3cc0be43ad24d7d0ac5.jpg)
▼質量
2,200g
●メンテナンス履歴
1978年(S53)年10月21日
2弦や6弦の音がビリツキ、チューニングが不安定となり、チューニングペグと
サドル・ナットを取り替えを近くに楽器店(千葉県木更津市 松田屋)へ依頼。
費用6,300円。
その時、ギターの製造年月や材質について書類で問合せる。
○その時、ヤマハからの書類を保管しているので参考に紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/1a/7f9fc8179da99cfa0ff469fbbe57e5e3.jpg)
日本楽器 和田工場 ギター係 ギター主任“鈴木 房”さん 日付:S53(1978).11.10
修理依頼された FG-350 1194692 について
1) 材質
表板 スプールス
裏板 コーラズローズ化粧板
側面 同上
2) 製造年月
昭和45年(1970) 4月
糸巻交換は従来の糸巻用の穴とTM-30用の穴の大きさが異なり日程が長くなる
※和田工場は、新たなるギター開発の拠点として、FGのライトグリーン、赤ラベル、
グリーン、ブラック、オレンジ、ベージュを設計・生産し、1982年FGの生産拠点が
台湾の高雄工場に移る。
★肝心な音色(音量・音質)、弦はマーチンのライトゲージを張っています、
べっ甲ピックでコードストロークすると、音量は大きく、よく響きます。ただ
音質はマーチンD28、D18と比較すると今一つ締りがなく、ボアーとした
感じがします(反対にマーチンは、音が引き締まった感じ)。
でも、ヤマハFG-350は長年使用しているので、この音色も慣れて心地よいのかな。
私と青春を過ごしたフォークギターこれからも弾いて行こうと思います。~♪
↓
◆ギターコレクション