真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

ワンダースリー 最終回

2006年09月15日 17時02分24秒 | 虫プロW3
昭和41年1月2日日曜日午後7時からTBSで『ウルトラQ』が放送された
『W3』はそれまで視聴率20%以上をとっていたが『ウルトラQ』の放送で10%台まで落ちてしまった。 息子、「手塚 眞も「ウルトラQを」」の逸話が残っているが、家族とテレビを見ながら食事していた師が、気になる『ウルトラQ』を、まこちゃんと見た と言うのが本当なのではないか。あくまで師は作家である。

その日が来た W3の最終回のアフレコが行われそれにたちあった。
カット
544 円盤上昇し遠ざかる    (F・O)
545 (F・I) 山端から登太陽
546 花々しずくがキラリ
567 花 キラリ
568 倒れている少女(ボッコ)にしずくがポトリ
549 少女 眼を開ける、
560 起き上がる少女     少女「どうしたのかした 私」
561 少女の胸にペンダント  少女「私、どこからきたのかしら 」
562 ふたの開いたペンダント 少女「真一さん........。」
553 立ち上がる少女
554 歩いていく少女
555 歩く少女
556 歩く少女の足
557 少女
558 山々
559 丘の上の少女
    彼女の行く手には1本のみちが・・・・・・・・。
     end
映写機の音だけが響き、フイルムの終わりがリールに巻き取られて、パタパタという音が響く。映写機のスイッチが止められ、シーンとする 。誰かが拍手をすると、次々拍手が起こり、隣同士が手を握り合っている。

せりふ台本を差し出すと、その裏に愛川 欽也がサインする。すると、そのうえに、光一 金内 吉男、 プッコ 近石 真介、ノッコ小島 康男、ボッコ 白石冬美、 真一君よ! さわだかずこ、最後に石井 敏郎 さんがサインをしてくれた。いまでも宝物。
 少しのお菓子と、ジュースで慰労、これでこのスタッフでは会う事がなくなる、そんな感傷が胸を刺した。

 この最終回の放送は少し待たなければならなかった。名残を惜しむためか、または放送枠の関係でか
6月 6日(月)は 「ワンダースリー」の再放送 で「死の自動車レース」 6月13日 は 「謎の発明家」 6月20日 「フェニックス物語」 と再放送をして。
6月27日 この 52話「さよならW3 」最終回が放送されたのでした。
コメント
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