真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

ジャングル大帝 挿入歌

2006年09月17日 17時37分04秒 | 虫プロジャングル大帝
ジャングル大帝 では、挿入歌が ジャングル大帝を見る楽しみの一つであった、 山本 暎一さんが数々の曲の作詞をなされていた。
お馴染の梓みちよさんが歌った 「星になったママ 」 コミカルで楽しい 川久保 潔さんと熊倉一雄さんとで歌っている、 「ディックとボウ」そのほか、 
「ジャングル工事 」 は フランク赤木 さん
「三匹の死神 」 世良明芳 さん
「ぼくに力をお父さん 」うたうのは 太田淑子 さん
動物学校では「アイウエオ・マンボ」
「たまごの赤ちゃん 」弘田三枝子とコロムビア合唱団
「ふくろうの子守歌 」デューク・エイセス
「ブラック フォア(4ひきの黒ひょう) 」デューク・エイセス
「フンワカマーチ 」中山千夏
「サル忍者 」熊倉一雄とコロムビア合唱団
などなど、10曲もの作詞をなさっているのであります。

のちにジャングル大帝の、LPレコードもコロンビアから発売された。
 社員からは、「たくさん作詞した、暎一さんは、版権料がたくさん入って良いな」 そして「チャンスがあったら作詞して、版権料を私ももらおう」なんて声が上がっていました。

しかし山本 暎一さんには一銭も支払われていないことを知っている者は、当時も今も、ほとんどいませんでした。

コロンビアレコードが、LPレコードを出すに当たって、暎一さんとの契約がなされましたが、支払い先は、虫プロダクションになっていたのです。
手塚先生の原作料や版権が、虫プロに入る。だから当然暎一さんも、虫プロに入れる。という、をけのわからない論理であった、 現在では、とても信じられないことであり、作家の作品を無視する暴挙であったといえるのではあいだろうか。
 当然手塚先生が、そのことを知っていれば、役員を怒鳴りつけたであろうが、そんなことがなされた事を、忙しい手塚先生が知る由もなかったのだ。
そして倒産するまで、あらためて山本さんに支払われた、と言う事実は存在していないのである。
コメント (1)
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