真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

ふしぎなメルモ 17話

2007年02月14日 11時17分57秒 | ふしぎなメルモ
第17話 「ひとりぼっちのジャングル」

 手塚治虫原作「青いトリトン」を「海のトリトン」と名前を換え、放送が決まったというニュースが、虫プロ商亊営業の西崎さんから伝えられた。メルモのスタッフが、そのまま制作することになり、忙しい中、活気に満ちていた。それでも、メルモのスケジュールは、遅れに遅れ、アフレコは、白身のカットがまだ多くあり、リテークが出来ないまま、口が合わないのを我慢して直せず、放送していた。

 
 車社会、狭い裏道まで車が入り込み、メルモとトトオは、歩けないでいた、大きな塀にトトオが登ってみると、そのなかには広い庭園が広がっていた。

 その土地の持ち主、五平爺さんに甥の夫婦が来ていた、どうせ金の無心だろう、そのとき、防犯カメラの警報がなる。
(防犯カメラのモニターが、古いテレビの受像機、時代がわかる)

 メルモとトトオは五平爺さんに捕まり怒られた。
次の日学校へ、来て、先生たちに文句を言う五平爺さんであった、メルモが、放送劇を放送中であった。おばあさんの役に、雰囲気を出すため、メルモは、キャンディで、おばあさんに変身、おばあさんの声をだした、その放送を聴いた五平爺さんは、昔のおばあさんの声だと懐かしく想い、放送室へとんで行った、メルモに会ってもう一度おばあさんの声を聞かせてくれというが、変身していない、メルモのおばあさんの声を聞いても、声が違ってしまい、がっかりして帰っていく。

 ワレガラス先生から、五平爺さんの事を聞いたメルモは、五平爺さんを慰めようと出かける。そのあとを追うトトオ、メルモのおばあさんの声を聞いて、あわてて合おうとし、ころんでメガネを落としてしまう五平爺さん、メルモを本当のおばあさんだと想い、昔の思いにかえる。

 そんな時、あとをつけてきたトトオが、めがねを踏んでしまい、その音に気がついた、五平爺さんに、あやまりながらメガネを返す、その壊れたメガネをかけた五平爺さんは、見えるようになり偽者のおばあさんに怒り、トトオを機械に捕まえさせようとする。

 その様子に、怒ったメルモは、池にキャンディを投げ込み、その水を盆栽にかけて、木々を成長させてしまう。ちょうど雨が降ってきたので、温室の天井を開け、雨水にキャンディを溶かし、温室の木々を生長させ、ジャングルにしてしまう。

 一夜にしてジャングルとなった庭園、五平爺さんは木々に捕まって身動きできず、トトオに助けを求めた。

 庭園の外を通りがかる子供たち、一夜にして換わってしまった庭園にふしぎに想い、塀に上って様子を見ていると、トトオが来て、おじいさんを一緒に助けて欲しい、助けてあげれば庭を自由に使わせてくれるといっていると、助けを求める。

 メルモはワレガラスに助けを求め、庭園にと駆けつけた。そこには五平爺さんが、子供たちと、ターザンのようにつたにぶら下がって遊んでいた。

 キャンディが減っているのにメルモは気がつく、いつもなら、一晩経てば元通りになっているはず。でも役に立ったのだからと皆のほうに駆け寄っていく。

ここでは、最終回へむけ、キャンディが増えないという複線を貼っている。

出演 メルモ、トトオ、タッチ、ワレガラス、五平爺さん、爺さんの甥夫婦、手塚先生、や学校の先生たち、男の子A,B、女の子など

声の出演 吉見佑子ちゃん、吉田理保子さん、田の中勇さん、大竹宏さん、田村錦人さん

作画監督 正延宏三さん、作画、タマプロダクション、スタジオジョーク、
背景 水野尾純一さん、アップルズ
仕上げ大石洋子さん、スタジオビック

進行は伊藤達雄君でした。
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