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幼いころ、典型的なババッ子で育てられた私は身体も弱かったようです。過保護だとばかりは言えないかも。喘息持ちで、肺炎は毎年起こして寝込んでいたとか。
おまけに競争相手の兄弟もなく、一人遊びが好きにならざるを得なかったかも。
遊び友達がいなくて、空想の中で友達を作って遊んでいたのを覚えています。
今の私を知る人は、きっと想像も付かないだろうと思いますが、事実なんですよ。(笑い)
空想癖は、今でも残っているようですよ!(笑い)
仕事でかかわっている方々の中には、見えないものが見えている人がいます。
見えないもの、ではないですね。
ご自分の見たいもの、でしょうか。
症状によっては、虫など、見たくないものもあるようで、しきりと掃除をされた人もいます。
自分で「これは幻だ!」と分かっておられた方もあります。
○「5人、おんなじ皮のつなぎを来ておんなじ時間に来るんだよ。でも、何にもしないでそこにいるだけだから怖くなくなった。」
○「ほら、そこに子どもがいるよ。」
「あの子にもあげて。」
その人は長い間、幼稚園の園長先生でした。
ただ、そう言いながら歩けないのに歩き出そうとされるのには、お手上げでしたが。
○「亡くなった女房が、どいてどいて、と言うから避けているうちに落ちてしまった・・・。」
と、ベッドから滑落するたびに、そう言っていた人。
その方は、奥様の介護をしたと聞きました。
「今度から奥さんに言いましょうよ。僕が怪我してもいいの?って。」
思わず、言ってしまった私でした。
○「あなたの後ろにいる人も、遠慮しないで入ってもらってくださいね。」
えっ?私の後ろ?これは、ヒヤッとしましたが、その方には存在が見えるのですからさりげなく・・・。
「はい、ありがとうございます。じゃ、一緒にお邪魔しますね!」
認知症の症状だ、と片付けてしまえば簡単です。
けれど、ご本人が困らない限り、ご本人の見えるまま、自然のままに、と私は思いますし、そうしてきました。
今も、ダンボールに向かって「おかあさ~ん!」と言うことあり、
机の下の隅に向かってしきりと話しかけることあり、
突然、お怒りになったり、
出かけなきゃいけなくなったり、お客が来たり、
「怖い、怖い」としがみついて、などなど・・・。
わたし?
見えないものが見えたこと、あります。
けど、誰に飛びついて怖がって見せることもないし、怖がるような存在(?)ではないと感じました。
何にも怖くなくなっちゃ、可愛くないよねえ。(笑い)
内心、おそるおそるでドキドキ、でも顔には出さなくなった・・・わけ。