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「トシですから・・」「トシだなあ・・」
「トシはとりたくないなあ!」
言い方は様々ですが、その言葉に見え隠れするのは?
「そんなお年には見えませんよ~!」
「お若いですねえ!」
と、答えが返ってくるのを期待していません?(笑い)
応えるほうは、
「ホンとにね!物忘れしないでよね!」
「実年齢とおりじゃないの!」
なんて心の声で返しているかもしれませんよ。(笑い)
マア、実年齢は、チョっおと置いておいて、
としをとる、と言いますけど、この「とる」は足されていくことですよね。
どうして「とる」と言われるのでしょうか?
仕事が介護ですので、自分より年長の方をケアすることが多いのですけど(たまに、同じ年とか若い方もあります。)
高齢者の中にいますと、
ありがたいことに若くいられます。
いまでも「おねえさ~ん!」です。(気恥ずかしいですが)
社会人だと、若いから許されると言う考えは間違っていますけど、
年長だから物が分かっているか?とばかりも言えないですね。
トシを重ねると、経験することは多くなりますが、価値観や判断などが偏ってくる傾向もあるような気がします。
自分の言動も、振り返り振り返りしながら気をつけたいところです。
「年を取ったら、何も言わないでいるほうが、周りとはうまくいくものですよ。」
家庭では波風立てずにおくにはよいかもしれませんけど、
介護施設で、それは無しにしたいですね。
家庭ではいえなくても、施設では思うままわがままが言える。
そんな環境作りができるといいなあ。
認知症の方は、まさに年を取って(マイナス、引いて、若くなる)いかれます。
その方が、一番「華」であった年代に戻られるようです。
「年を取ったら、丸くなる。」と、言い伝えられてますけど、そういう人はほんの一部ではないでしょうか。
それこそ、人間のできた人!
あまり丸くなった方には、自分の親も含め、自分も含め、目にしたことはありません。(笑い)
年を取って、若くなり、
年を重ねて、厚みができるといいな。