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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

月夜の浜辺

2007-01-11 20:15:19 | Weblog
2月に歌わせてもらうオリジナル曲です。
作詞は中原中也。(蛙の詩で有名ですね)
作曲は出演者の一人、バリトンの歌い手です。大学生時代に作曲したそうですが、とてもロマンテイックな美しいメロデイですね。
歌うと耳に残る曲です。

何人かのオリジナル曲を歌わせていただいていますが、
作品の雰囲気で、その方の心が織り上げられているような感じがします。
特に今回は作曲者が歌い手でもあるので、目の前で歌うのは・・・緊張します。


月夜の晩に ボタンが一つ
波打ち際に 落ちていた
それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを 捨てるに偲びず
僕は それを袂に入れた

月夜の晩に ボタンが一つ
波打ち際に落ちていた
それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向かって それは放れず
並みにむかって それは放れず

僕は それを袂に入れた

月夜の晩に 拾ったボタンは
指先にしみ 心にしみた

月夜の晩に 拾ったボタンは
どうしてそれを捨てられようか


中原中也が幼い子供を失った直後に書かれた詩です。

「日本の歌を歌う若い人は少ないわね。」というと、
「若い人が歌いたくなる曲を作ればいいんですよ!」と作曲者。


日本語を日本語として聞かせなきゃいけないから歌いにくいんじゃないのかな?
でも、誰もが歌いたくなる曲を作って欲しい。

「月夜の浜辺」は原調から3度上げてもらって歌います。
作曲者が身近にいると、こんなことも自在にしていただける!(笑い)


伴奏合わせ、たち稽古

2007-01-08 19:02:53 | Weblog
南へ北へ!のカケモチ練習。
港の街では強風に吹き飛ばされそうになり!(笑い)
時間待ちでお茶したら、席料までチャージされため息がでる。
   (ココは高級ホテルか?)

週末は「港の見える丘」の異人館で本番。
県外から参加するのは私だけなので、余裕ないのも(あらゆる意味で)私だけかな?

年末に一曲増やすことになり、乾杯の歌は暗譜できなかった。
年末年始は歌えず、お仕事するのに生きてました(笑い)

本番はパートナーにガッカリさせないよう気を引き締めないと!


夜は「アドリアーナ」のたち稽古。
こちらも久しぶりなので、前回つけられた立ちが・・・(?)あたふた・・・

わきあいあいになってきたので、楽しんでます。


一月一日

2007-01-02 21:16:09 | Weblog
年の初めのためしとて
終わりなき世のめでたさを
松竹立てて角ごとに
いおう今日こそたのしけれ


この曲の題名が「一月一日」だとご存知でしたか?
意外と身近で歌っている曲の題名を覚えていないと言うことがあるんですよね。


明けましておめでとうございます。
街を歩くと子供連れが多いので、「アア、世間は休みなんだ!」と気付きます。
年末年始、お仕事です。


今年の歌い初めは7日。
伴奏合わせとオペラの立ち稽古のダブルです。
家から横浜へ行って、夜は府中。
好きならではですが、遠い・・・。

昨年末から港に縁が出来たようです。

春からは都心に縁が繋がるので、行動範囲が広がります。
どこへ行っても「私は私」、
出来れば大きく羽根を広げて羽ばたきたい!
私が私であるように、悠々と舞ってみたい。


良い一年になる予感がします。