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“ポストこしひかり” 開発のねらいは

2017-02-12 07:15:00 | 報道/ニュース

1月25日 おはよう日本


時代はいま新ブランド米戦国時代。
地域独自のブランド米を開発する動きが相次いでいる。
東京都内のコメの専門店では30種類近い商品が並ぶ。
青森の「青天の霹靂」 5キロ 3,240円。
新潟の「新之助」 5キロ 3,780円。
価格は5キロで3千円台前半~後半と
福井産のコシヒカリを千円前後上回る。
(客)
「特に気にいったのは最近は『ななつぼし』。
 『つや姫』もすごくおいしかった。
 食感の違いを楽しんでいる。」
(店の担当者)
「味を重視して価格は後からという客も東京では多いのかなと。
 福井のコシヒカリという銘柄では売っていない。」
福井県が6年かけて開発を進めてきた新種が「ポストこしひかり」である。
12月 厳しい審査を潜り抜けて選ばれた越南291号が発表された。
(福井県 西川知事)
「日本一のお米にふさわしいブランド米として
 全国の消費者に高く評価されるよう頑張らせていただく。」
開発の舞台となったのは60年前にコシヒカリを生んだ福井県農業試験場である。
約40の品種を掛け合わせて生んだ20万もの品種の中から
1品種に絞り込むという作業だった。
(福井県農業試験場 ポストこしひかり開発部 冨田桂部長)
「穂が出る時期がいつ頃なのか
 いつ出始めていつ終わったかとか
 さまざまなことを3日か4日に1回は見て回って調査をした。
 大変ですね 数が多いので。」
まず最大のテーマとなったのが温暖化に対応した暑さに対応した稲を作ることだった。
外より3度ほど室温が高いハウスで栽培。
(福井県農業試験場 ポストこしひかり開発部 冨田桂部長)
「暑くなってストレスがかかると
 お米は普通は透明だが白い濁りが生じる。」
暑さで粒が白く濁ってしまった品種を省いていった。
さらにDNA検査で暑さに強い遺伝子を持つ品種を突き止め
2年間で2,000品種にまで絞った。
その次が味による選抜である。
首都圏でアンケートを行い好みの味や食感を調査。
消費者が求めていたのは
甘みのある味や
適度な硬さを持った食べごたえのある食感だった。
試験場では職員が試食を重ねた。
多い時には1日50品種以上を食べ比べ味や見た目を確かめた。
「食味試験をする1時間前は
 コーヒーやタバコなど刺激物を控えるように言っている。」
さらに気候が異なる県内5か所で試験栽培を行い
暑さに強く味も優れた品種に絞り込んだ。
そして選ばれた1品種。
特徴は絹のような白さとつやで
粒感と粘りを持ち
口の中に広がる甘さ。
甘さや粘りを評価する食味値では
従来の福井県産コシヒカリを大きく上回った。
来年の本格生産を目指す「ポストこしひかり」。
今後はブランド作りをはじめ販売戦略がカギとなる。
(福井県農林水産部 中村保博部長)
「大都市圏
 特に首都圏を最初のターゲットにしようと考えている。
 ご飯のおいしさを再発見していただける
 そういう米だと思っている。」
コシヒカリ発祥の地が満を持して世に送り出す新ブランド米。
きびしい競争を勝ち抜きコメの消費拡大につなげられるのか
注目される。



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