日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

軽井沢 グラナダ

2020-10-31 20:16:54 | グルメ

 

  

 

 

JR軽井沢駅から徒歩3分

軽井沢駅から219m

 http://www.site-builder.jp/943/gurad/mode=guide?ZFDBSID=a3stqpl6479s454nj9125r9vs6

 

                             (以上 食べログより)

 

 

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ハイレゾイヤホン ヒットの秘密はガラケー

2020-10-30 07:00:00 | 報道/ニュース

10月7日 NHK「おはよう日本」


リモートワークでイヤホンの売り上げが好調である。
音質の良さが売りのハイレゾ。
ある小さな企業の製品が今注目を集めている。
開発のカギはガラケーである。

東京 秋葉原にあるイヤホン専門店。
大手の製品がひしめくなか
ある中小メーカーの製品がこの店の優先イヤホンの販売で1位に。
音質の良さが売りのハイレゾイヤホン。
数万円するものが主流となるなか
4千円という低価格を実現。
音の細部まで聴こえる鮮明さを武器に売り上げを伸ばしている。
(イヤホン・ヘッドホン専門店 e☆イヤホン)
「音がものすごくクリアで
 価格を聞いてさらにびっくり。
 この価格でこの音が出せるのか。」
このイヤホンを開発した会社は群馬県高崎市にある。
4年前に創業。
社員はわずか5人と小さいながら
手がけたイヤホンは次々にヒットしている。
社長の渡部さん(57)。
低価格を可能にしたのは“圧電セラミックス”と言われる部品である。
「電気を加えるとこのように振動します。」
振動によって高い音を発生させることができ
魚群探知機の超音波センサーなどに使われている部品である。
従来
イヤホンで高音を出すための部品はコイルと磁石から作られていた。
補聴器などにも使われる複雑なもので
単価が高くなってしまう欠点があった。
そこで渡部社長は
安価な圧電セラミックスを代わりに使えないかと考えた。
(オーツェイド 渡部社長)
「セラミックの独壇場になる。
 1回自分たちの会社で作ってみようと考えた。」
圧電セラミックスはかつて携帯電話のスピーカーとして採用されるなど活用が広がった。
しかし低い音がうまく出ないという弱点があり
近年スピーカーとしてはあまり使われなくなっていた。
もともと大手メーカーで圧電セラミックスの研究開発を手がけていた渡部社長。
圧電セラミックスで出す音を高い音に限定し
低い音は他の部品で補うことで
コストを抑えながら高い品質を実現したのである。
渡部社長は
大手が見捨ててしまった技術の中に革新的な製品を生み出すヒントがあると考えている。
(オーツェイド 渡部社長)
「1点だけでいい。
 “大手にここだけは絶対に負けない“
 的を絞るのが中小企業にとって大事。
 1点突破で勝ち続けるのが大事。」

 

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成長市場にねらい 続々登場 新感覚のノンアル

2020-10-29 07:00:00 | 報道/ニュース

10月7日 NHK「おはよう日本」


健康志向の高まりとともにノンアルコールなどの市場はこの10年で4倍以上に伸びているという調査もある。
この成長市場を狙ってユニークなノンアル飲料が登場している。

古都京都で生まれたのがミントを浮かべるカクテル
ノンアルコールモヒート。
本来はラム酒がベースである。
京都市内にオープンしたカフェバーの看板メニューとして登場した。
「おいしい。
 モヒートの味もするし
 さわやか。」
このノンアルカクテルを開発したのは漬物大手である。
京の伝統漬物「すぐき」に含まれる特殊な乳酸菌を使っている。
ここにミントシロップやソーダを加えて
ほんのり甘みを感じるノンアルモヒートが誕生した。
(AMACO CAFE)
「おいしさと健康とお酒っぽさがすべてつまってる。
 一度に楽しめるドリンクになっている。」
大阪では飲食店が手を組み
ある調味料を原料にしたノンアル飲料をアピールする発表会を開いた。
それはお酢。
「赤ワインのボージョレ・ヌーボーのような若々しい味わいが口いっぱいに広がる。」
ジュースやスパイスなどとキッチンでおなじみのお酢を合わせる。
“飲んだ気になる”ノンアルカクテルを集客の起爆剤にしようというのである。
お酢を使ったノンアルカクテルには歴史がある。
1862年にアメリカで出版された「カクテルブック」。
ここにお酢を使ったノンアルカクテル シュラブの作り方が掲載されている。
禁酒法時代のアメリカで大流行したという。
この本を所有する神戸のjバーの店主 森崎さん。
古い文献を参考にしながら
パンチ力のあるノンアルカクテルを現代に蘇らせた。
(サヴォイ オマージュ 森崎さん)
「バーでなじみのないような印象の素材をあえて入れることで
 よりお客さんの感動を引き出していくことが可能な素材だなと。」
(お酒がほとんど飲めない女性)
「お酒ではないけれど少し似たような感覚。
 いろんなバリエーションでノンアルカクテルが飲めたら楽しい時間過ごせます。」
成長する市場を見据えて大阪市の日本料理店では
一見洋風なノンアルカクテルを和食に合わせようとメニューに加えた。
(客)
「えらいオシャレやね。
 ほんまのカクテルや!」
「何それ?
 赤ワインや。」
ベースに使うりんご黒酢や酒粕を原料にした粕酢(かすず)などを活用したドリンクである。
(客)
「これ酔いそうやけどね。」
「酢の感じはぜんぜんしない。」
「胃腸にやさしいので和食も進みそうな。
 イメージばっちりです。」
(日本料理 湯木 店主)
「日本料理とのマリアージュ(相性の良さ)にはすごく驚かされた。
 今までにないドリンクの世界を醸し出している。
 飲食店のメニューブックにはノンアルカクテルが非常に増えてくるのではないかと
 期待もしている。」
                                                                                                                                                                                                       

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南アフリカの国花 輸出回復へ期待

2020-10-28 07:00:28 | 報道/ニュース

10月6日 NHKBS1「キャッチ!世界のトップニュース」


去年日本で開催されたラグビーW杯。
優勝した南アフリカのチームのユニフォームの胸元に描かれたエンブレム。
南アフリカの国花 プロテアである。
新型コロナウィルスの感染拡大で低迷していた輸出が10月から本格的に再開。

アフリカ大陸のほぼ最南端 ケープタウン。
その郊外にはワインのためのブドウ畑など豊かな田園風景が広がっている。
この一帯ではプロテアの生産も盛んで
今その収穫が最盛期を迎えている。
プロテアは南アフリカなどの南半球のいくつかの国が原産で
約100種類あると言われている。
地元の花屋でもいくつもの種類が売られていて一番人気である。
(生花店 店長)
「値段が一番高いのがプロテアです。
 売れ行きも良く
 愛好家もかなりいます。」
50年ほど前から商品化されるようになり
今では120以上の農家が年間3,500以上を国外に輸出し
その金額は日本円で約3兆円にのぼる。
プロテアを栽培している農家の1人 ファンザイルさん。
父親の代からプロテアの生産しているが
需要の高まりを受けて13年前には栽培面積を2倍に広げ
年間150万本ほど生産している。
その9割が輸出され
大部分がヨーロッパ向けだが日本などアジア向けも増えている。
しかし新型コロナウィルス対策で3月下旬から続くロックダウンで大きな打撃を受けている。
一時は輸出がほぼできなくなり
出荷を諦めて廃棄したこともあった。
(プロテアの生産農家 ファンザイルさん)
「国の花を育てることができる人は限られていて
 大変誇りに思います。
 しかし育った花を仕方なく埋めて肥料にしました。
 なすすべがなかったのです。」
こうしたなか南アフリカ政府は感染の拡大に歯止めがかかったとして
国境を開くと発表。
(南アフリカ ラマポーザ大統領)
「我々は慎重に国際的な行き来の制限を解除する。」
10月になり約半年ぶりに国際便が再開した。
プロテアの輸出業者は
例年の半分ほどに落ち込んだ輸出量が回復することに大きな期待を寄せている。
(プロテアのジュ出会社 社長)
「これで日本や世界に花を届けられます。
 貿易などすべてが正常に戻ってほしいです。」
農家のファンザイルさんも輸出に向けた箱詰め作業に力を入れている。
(プロテアの生産農家 ファンザイルさん)
「すべてが再開して普通の状態に戻るのを本当に楽しみにしています。」

南アフリカでは3月下旬からロックダウンが始まり厳しい外出制限があったが
深夜の外出制限などを除いてほぼすべての規制が緩和され
現在は規制が最も緩いレベル1の段階になっている。
一連の規制の中にはワインの輸出や花の販売の禁止といった措置もあった。
こうした措置についても業界団体から
感染症対策とは関係が無くあまりにも非合理的と批判が高まったこともあり
政府はこれまでにすべて撤廃している。
ロックダウンがもたらした経済の影響は甚大である。
特に規制が最も厳しかった今年第2四半期については
GDPの落ち込みは前の期に比べて年率換算で50%超である。
もともと失業率も30%を超えているがさらに深刻化していると言われている。
10月になって半年余ぶりに国境が開き国際便の運航が再開したのは大きな節目である。
これによって外国からの観光客が戻ってくることによって観光収入の増加が期待されている。
また国外に退避していた外国企業の関係者の間からも戻ってくる動きが出ている。
こうした中でもプロテアの本格的な輸出の再開になっている。
一時期は感染者の数が世界で5番目に多く大きな傷を受けた南アフリカだが
国境が開くことによって立ち直りに向けた効果がどれほど出てくるのかが今後の注目ポイントになる。
 
 

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パキスタン 「アシッド アタック」被害女性の社会的自立を

2020-10-27 07:05:52 | 報道/ニュース

10月5日 NHKBS1「国際報道2020」


新型コロナウィルスの拡大が続くなか外出制限などによるストレスから
家庭内での暴力の増加が世界的に懸念されている。
パキスタンでは女性が夫や恋人から硫酸などをかけられる
アシッド アタックと呼ばれる暴力の被害が増えている。

パキスタン東部の都市ラホール。
新型コロナウィルスの影響アシッド アタックの被害が相次いでいる。
今年6月 新型コロナウィルスの感染拡大で自宅で仕事をしていたところ
夫と口論となり硫酸をかけられた女性。
(被害にあった女性)
「息を吸うことすらできませんでした。
 すべてを忘れてしまいたいです。」
南アジア地域で多く見られるアシッド アタック。
背景には農薬やトイレの清掃などに使われる硫酸や塩酸が手に入りやすいことがある。
販売には政府の許可が必要だが違法に販売している業者も多く
アシッド アタックを助長する要因の一つとなっている。
被害が相次ぐなか支援プロジェクトに取り組んでいるのが市内の美容サロン。
支援を行なっているミスバさん。
きっかけは客としてやって来た少女の存在だった。
(美容サロン代表 ミスバさん)
「彼女がベールをとった時
 目も鼻もありませんでした。
 美容師として何もできないけれど彼女をなんとか助けたいと。」
ミスバさんの支援を受けたヒーラさん(24)。
14歳のときに両親の勧めで結婚。
しかし夫は酒に酔うと暴力を振るうようになり
5年前に些細な口論から顔に硫酸をかけられた。
(ヒーラさん)
「気絶し何が起こったのかわかりませんでした。
 目覚めてから自分の顔を見て叫びました。
 鏡を見るのがつらかったです。」
現実を受け止めることができず1年余引きこもっていたヒーラさん。
ミスバさんと出会い
プロジェクトから費用を出してもらい
やけどの跡が残る首と唇の整形手術を受けた。
しかし問題は傷の治療だけでは解決しない。
その後ヒーラさんは夫と離婚し
1人で息子を養うための経済力を身につける必要があった。
ここで大きな壁はパキスタンで根強く残る風習である。
女性が社会に出ることを良しとしない考えが根強く
女性が職を得て自立するのは非常に難しいとされている。
このためプロジェクトでは大学の奨学金支援など仕事を得るためのサポートを行なっている。
ヒーラさんは3か月の職業訓練を経て美容師の資格を取得しサロンで働き始めた。
美容師の仕事は心のリハビリにもつながっている。
訪れる客との関係が深まり同じ女性としての悩みを話すことが心の支えになっているという。
(ヒーラさん)
「当初は後遺症で手がまったく動きませんでしたが
 今は徐々に動かせるようになりました。
 私を気に入ってくれるお客さんもいて
 順調に進んでいます。」
プロジェクトを通じてこれまでに750人以上の女性たちが社会復帰を果たした。
ヒーラさんはいま
被害を受けて社会とのつながりを絶っていた自らの体験を
同じ境遇の女性たちの前で語る活動を始めている。
(ヒーラさん)
「被害者の女性たちに伝えたいです。
 “決して家に閉じこもらないで”と。
 勇気をもって社会に出れば必ず人生は変わり道は開けます。」

パキスタン政府はアシッド アタックに対する罰則として
懲役14年から
最大で終身刑を科すなどの対策を取っている。
ただ地方では親族の間や家族内で起きることが多いため警察に報告しないケースも多く
その全容は分かっていない。
このため政府はNGOなどとも連携して
社会全体で被害者の女性たちを支える仕組みづくりを急いでいる。

 

 

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中国 まつたけを守れ!

2020-10-26 07:00:00 | 報道/ニュース

10月4日 NHK「これでわかった!世界のいま」


大振りに育った中国のまつたけ。
最大産地 雲南省の市場は季節になると秋の香りでいっぱいになる。
(販売業者)
「1キロで約8,500円です。
 今日採ったばかりで質も最高ですよ。」
中国ではまつたけを食べる習慣がほとんどなかったが
ここ数年 
香りの良さなどが口コミで広がり 
まつたけ料理を楽しむ人が増えている。
「おいしいです。
 必ず注文します。」
そのまつたけ
いま中国では収穫量が減ってきているという。
中国で代表する産地で目にしたのは人々が自由にまつたけを取っている姿。
まつたけが生える山は日本では厳重に管理されているが
中国では基本的に誰でも入って収穫できるという。
「ここは誰も管理していないからよく来るんですよ。」
さらに収穫される際のルールも徹底されていない。
まつたけの取引市場。
なかには地元では採ってはいけないとされている5センチ未満のまつたけが販売されている。
生産者たちはまつたけの減少は採り過ぎが原因だとみている。
(雲南省松茸商工会 会長)
「人々がむやみに採るからなんです。
 “5センチ未満は採るな”という決まりがあるのに
 みんなどんどん採ってしまうのです。」
市場に来た人は
「1日中苦労して採ったんです。
 小さなまつたけでも売りたいんです。」
「小さいものしかなくて
 それを採っただけです。」
雲南省で15年間松茸を生産している普さん。
まつたけをめぐる現状に危機感を抱いている。
(まつたけ生産農家 普さん)
「今のやり方を続けていけば近い将来
 まつたけはさらに少なくなってしまうと感じたのです。」
そこで普さんは7年前に地元政府から山を借りて
管理を強化した生産を始めた。
山に入れるのは
まつたけの知識について研修を受け
地元政府から認定された農家の人々である。
普さんは収穫のタイミングの見極めが最も大事だと指導している。
「これはまだまだ小さいです。
 虫にかまれているので保護しましょう。
 あと3~4日たったら採りましょう。」
わずか数センチの小さなまつたけでも
種類によっては3日で2倍以上の大きさに成長するものもあるという。
普さんは管理の徹底で収穫量は以前の2ばしに増えたと胸を張っている。
(まつたけ生産農家 普さん)
「今後も厳しい管理を続け
 まつたけを守っていきながら
 質の高いものを育てていきたいです。」
貴重な秋の素材を守りたい。
雲南省の取り組みは少しずつ進んでいる。


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豪快で予測不能な大統領

2020-10-25 07:00:31 | 編集手帳

10月3日 読売新聞「編集手帳」


『ローマの休日』の新聞記者役といえば、
世紀のダテ男グレゴリー・ペックである。
一方、
この映画のすこし前に主演した『世界を彼の腕に』は近代史に相まって名を残す。

ペックが演じたのは、
ロシアからアラスカを買い取るという豪快な夢を抱く船乗りだった。
米国が実際にアラスカを買い取った史実を背景に、
人間の勇壮なロマンを描く。

トランプ大統領が昨夏グリーンランドを買収したいと表明したとき、
一瞬ながらダテ男のペックをよぎらせてしまった。
世界からあまりに強引だと批判を浴び買収はならなかったものの、
支持率がそれで下がったとは聞かない。

豪快で予測不能な大統領はむしろ支持者の望むところなのだろう。
そんなトランプさんが新型ウイルスに感染した。
これも予測不能な大統領の一面にちがいない。
職務は続けているとされるが、
しばらく官邸に隔離され、
一月後に迫る大統領選に大きな痛手となる。
とはいえ弱気になって白旗をあげる人ではあるまい。

先の映画の題をもじってみる。
『世界を誰の腕に』――権力の攻防を描くドラマが終幕に向け、
大転換したところかもしれない。

 

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過去を変える伸びやかな泳ぎ

2020-10-24 07:03:57 | 報道/ニュース

10月2日 読売新聞「編集手帳」


未来と過去、
今この時間もその境に立たない人はない。
平野啓一郎さんは長編小説『マチネの終わりに』(毎日新聞出版)で、
主人公の男性にこう言わせている。

「人は、
 変えられるのは未来だけだと思い込んでる。
 だけど、
 実際は、
 未来は常に過去を変えてるんです。
 変えられるとも言えるし、
 変わってしまうとも言える。
 過去は、
 それくらい繊細で、
 感じやすいものじゃないですか?」

小説の描く男女の恋愛という枠を超え、
万人への普遍性のある問いかけだろう。
きのうテレビで、
繊細な過去がみるみる形を変えるかのような競泳選手の泳ぎを見た。

白血病から復帰した池江璃花子さん(20)である。
「日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)」の女子50メートル自由形決勝で、
4位に入った。
昨年12月に退院してからまだ1年もたっていない。
インカレへの出場を目標に定めたのは、
まだ病床にいた頃だったという。

伸びやかに水をかきながら、
白血病と知ったときの悲しみ、
苦痛を伴う治療を受けた日々は彼女の中で形を変えたにちがいない。
未来と過去の境にと立つ姿に、
元気をもらう人は多いことだろう。

 

 

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お月さま、列島を隅々まで照らして

2020-10-23 07:00:00 | 編集手帳

10月1日 読売新聞「編集手帳」


 本紙のデータベースで、
訪日外国人客を意味する「インバウンド」を検索したところ、
初出は2000年の12月で、
経済面ではなく鹿児島県版だった。

政府系銀行の支店が海外で調査を行い、
観光客増をはかるリポートを公表したと伝える記事中にあった。
それから各地の県版を中心にこのカタカナ語は頻出していく。
地方経済の希望とともに20年かけて熟成した言葉なのだろう。

新しいカタカナ語の使用を避けるきらいのある小欄はいささか反省し、
経済を支えるこの語句についてはためらいをなくそうと意を強くしている。

とはいえ、
インバウンドが以前のように戻る見通しはまだない。
きょうから政府の旅行キャンペーンに「東京発着」が加わる。
首都と地方の観光業の相互に救いとなってほしいものである。
天上影は替らねど/枯栄は移る世の姿――。
土井晩翠『荒城の月』の詞に1か所いたずらをし、
「栄枯」の順を逆にさせてもらった。
こうすれば悠久不変の月のもと、次は栄えが訪れる番と受けとれる。

今宵
中秋の名月。
まん丸のお月様が列島の隅々を照らし、
踏ん張る人々を励ましてくれることを。

 

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米中対立の余波 留学生にも

2020-10-22 07:02:36 | 報道/ニュース

9月30日 NHKBS1「キャッチ!世界のトップニュース」


米中対立の激化は両国の人々にさまざまな形で影響を与えている。
アメリカで学ぶ中国人の留学生も例外ではない。
その数は約37万人。
アメリカにいる留学生のうち3人に1人が中国人というデータもある。
夢を抱いてアメリカに渡ったものの
将来に不安を抱く中学人留学生。

アメリカ西海岸を代表する大学の1つ
カリフォルニア大学ロサンゼルス校。
アジア系の学生が多く
中国人の留学生だけでも3,200人以上が学んでいる。
中国からの留学生の1人 王さん。
博士課程でバイオサイエンスを専攻している。
大学に勤める両親の影響もあり小さい頃から科学に興味を持っていた汪さん。
成績は常にトップクラスで
名門 北京大学の医学部を卒業した。
(中国人留学生 王さん)
「学校医の科目では化学が好きでした。
 アメリカに来たのは
 科学のキャリアと異文化を知るという夢を実現するためです。」
王さんはこの夏シアトルに長期滞在し企業のインターンに参加していた。
博士号をとった後アメリカで働くことが
将来のキャリア形成につながると考えてきたからである。
(王さん)
「バイオや医療分野では
 アメリカの方が中国寄り資金面で恵まれていると思います。
 ですから卒業後もアメリカで住み続けたいです。」
そんな王さんを悩ませているのが激しさを増すアメリカと中国の対立である。
国連総会(9月22日)でもトランプ大統領と習近平国家主席が激しく応酬した。
(アメリカ トランプ大統領)
「我々は明るい未来を実現するためにウイルスを放った中国に責任を取らせる。」
(中国 習近平国家主席)
「WTOを基盤とする多国間貿易体制を維持し
 単独主義 保護主義には鮮明に反対する。」
王さんに最近の米中の対立について意見を求めると
(王さん)
「アメリカ社会は中国人留学生に対して不親切になっているように見えます。
 私自身は被害にあっていません。
 私の周りの人はリベラルなので
 “中国人留学生はスパイ”なんて話がバカげていることも分かっています。」
9月10日にはアメリカ国務省が中国人1,000人以上のビザを取り消したことが判明。
アメリカの大学や研究機関から知的財産や高度な技術が中国に流出するのを防ぐためとしている。
先端技術の研究をする自分たちも標的になるかもしれない。
そう感じている王さん。
今後の進路に迷いが出始めている。
(王さん)
「“歓迎されないなら帰国して一緒に働こう”と中国の知人に言われます。
 そうすればとても価値のある仕事に就けるし
 心地よく暮らせるでしょう。」
アメリカの高等教育の事情を長年取材してきたカリン・フィッシャーさん。
外国から優秀な人材が来なくなると
結局は
アメリカの経済力や開発力を削ぐ結果になると指摘する。
(教育ジャーナリスト カリン・フィッシャーさん)
「アメリカの大学は
 留学生を受け入れ海外の大学と協力することで強じんになることができるのです。
 海外とのつながりが弱くなると国力が落ちる可能性があります。」

アメリカで最先端の技術を研究する中国人留学生にも米中対立の影響は出始めている。
その背景にある1つが
アメリカでの中国に対する感情の悪化である。
ピュ―・リサーチセンターが7月下旬に発表した調査結果では
中国の印象を“好ましくない”と答えた人が73%にのぼった。
2017年の同調査では“好ましくない”と答えた人は47%だったので
トランプ政権が厳しい政策を取り続けるなか
国民の対中感情も悪化してきたことがわかる。
中国人留学生の多くが将来性を見込んで学んでいるのがITやバイオテクノロジーの分野である。
ITの分野では中国出身でアメリカに渡り世界的な成功を収めた人もいる。
またシリコンバレーでは
“ITやバイオテクノロジーなどの分野で働く人の6割近くは外国出身”というデータもある。
アメリカにいる留学生の3人に1人は中国出身なので
この人たちが卒業後アメリカに残らないということになると
企業への有能な人材の供給に影響が出るのは避けられないかもしれない。
米中はハイテク分野でも激しく対立しているが
両国の市民や企業を巻き込みながらさらに激しさを増していくことが予想される。
アメリカのトランプ政権は
中国企業が運営する動画共有アプリの「TikTok」やSNSの「WeChat」について
米国内で使用を禁止する方針を打ち出している。
今のところアメリカの裁判所が禁止措置を差し止めているため
アプリの利用に変化はないが
ソーシャルメディアという身近の分野にも対立の影響が及んでいることを示している。
一方 中国政府は9月
主権や安全を損ねる外国企業などをリスト化して
罰則を科すための新たな制度を発表している。
アメリカの企業も対象になりうる制度の運用を開始することで
アメリカ政府をけん制していく狙いがあり
両国の軋轢が深まることになりそうである。

 

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パンタナール かつてない危機・・・森林火災

2020-10-21 07:00:00 | 報道/ニュース

9月29日 NHKBS1「国際報道2020」


ブラジル・ボリビア・パラグァイの南米3か国にまたがる
世界最大の湿原パンタナール。
面積は日本の本州とほぼ同じ。
一部はユネスコの世界遺産に登録されている。
数多くの爬虫類や哺乳類・鳥類などが生息する野生動物の宝庫としても知られている。
ところがこのパンタナールが今かつてない危機に瀕している。
原因は観測史上最大と言われる森林火災である。

ブラジルの中西部グイアバから南へ200キロのパンタナール。
半年以上 火災が続いている。
今年に入り1万6,000件の火事が発生。
焼失面積は東京都の約10倍にあたる。
火災の要因としてあげられているのが
アマゾンで発生した大規模な森林火災である。
パンタナールの広大な湿原は
隣接するアマゾンから流れてくる湿った空気によってつくられている。
しかしアマゾンの火災により湿った空気が十分に発生しなくなったため
パンタナールは過去50年間で“最悪の干ばつ”と呼ばれる干ばつに見舞われ
火災が起きやすくなったと考えられている。
(地球環境専門家 ヌネスさん)
「アマゾンの火災の影響は
 いま起きているパンタナールなどの異常気象をさらに深刻なものにするでしょう。」
消火活動には軍と警察と消防し
衛星データから火災の位置を特定してあたっている。
しかし広大な湿原の火災現場に
地上からすぐに向かうのは極めて困難だという。
(軍消防隊)
「火災現場へのアクセスが容易ではありません。
 現場に入って50日経ちますが
 パンタナールでここまでの火災は例がない。」
最大の犠牲者が湿原に暮らす野生動物である。
パンタナールに1,000万以上生息するワニは陸上では移動が遅く
火災から逃げ遅れるケースが相次いでいる。
パンタナールは世界有数のジャガーの生息地でもある。
足が速く警戒心の強いジャガーは本来であれば火災から逃げることができるが
今回は火の勢いが速く
安全な場所に逃れることができないジャガーもいた。
パンタナールではこうした傷ついたジャガーの保護を進めていて
その数は今年だけで40頭以上にのぼる。
(ジャガー保護のNPO代表)
「焼け跡を見て
 パンタナールにはもう何も残っていないと思い
 本当に悲しくなりました。」
長引く火災によって動物たちの生息環境そのものも失われている。
特に深刻なのが
動物の食料となる果物や水が奪われていることである。
事態を少しでも改善しようと
20を超えるボランティア団体が現地に入り活動を行なっている。
(ボランティア団体の生物学者)
「水と食べ物を置いて
 動物たちが食べられるようにします。」
ボランティアは森の中の水場が近くにない場所に餌場を設置し
動物たちの命をつないでいる。
(ボランティア団体の生物学者)
「多くの動物の命が失われました。
 今できるのは飢えに苦しむ動物を救うことです。」
パンタナールでは11月から本格的な雨期に入るが
ここまで崩れた生態系をもとに戻すのは容易ではない。
さらなる取り組みが求められている。



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秋がようやく秋らしく

2020-10-20 07:00:00 | 編集手帳

9月29日 読売新聞「編集手帳」


徳冨蘆花は神奈川県の逗子に住んだ時期がある。
小説の『不如帰(ほととぎす)』と並び称される名随筆『自然と人生』(岩波文庫)に、
湘南海岸から自然や季節の移ろいに目を凝らしたようすがうかがえる。

一つに夕日がある。
湘南地域からは、
冬至には伊豆の天城山、
春分や秋分のおりには富士山に太陽が沈んでいくと記している。
秋のお彼岸から間もないきのう、
富士山の初冠雪が確認された.

どんな景色だろう。
紅色の夕日と、
その色に染まる雪と。
富士山もモミジやカエデに負けじと、
くなるのかもしれない。
秋がようやく秋らしくなってきた.

夕日はふしぎなことに、
昼間に高い場所にある太陽よりもずっと大きく見える。
これを孔子が証明しようとして、
できなかったとも伝えられている。
それもそのはずで、
夕日が地球に近づくことで起こる現象では当然ない。
何でも人間の視野は上下より水平方向に広いため、
空より地平線付近にあるものが大きいように錯覚するのだとか.

巨大な熱源のようだった今夏の西日を思い出す。
もうエアコンを消して寝てもよいですね。
と、
やさしくなったお日様に念を押してみる。

 

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内モンゴル自治区 中国語教育強化に危機感

2020-10-19 07:00:00 | 報道/ニュース

9月28日 NHKBS1「国際報道2020」


中国政府突然打ち出した方針が
少数民族モンゴル族の人たちを揺るがしている。
中国は漢族を中心に56の民族が住む多民族国家である。
モンゴルとの国境沿いに広がる内モンゴル自治区には約2,400万人が暮らしているが
漢族が大量に流入した結果
モンゴル族は約420万人
全体の17%にすぎない。
自治区の街なかには共産党のスローガンが掲げられているが
それぞれ中国語とモンゴル語で書かれている。
この2つの言語は文字も発音もまったく異なるものである。
内モンゴル自治区の学校では
公用語である中国語で授業を行なう学校か
モンゴル語で授業を行なう学校か
どちらで学ぶか選択をすることができる。
モンゴル族の子どもたちの多くはモンゴル語の学校に通っているが
今回 中国政府が打ち出したのが
9月の新学期から国語などの授業を
従来からのモンゴル語ではなく中国語に切り替えるというものだった。
モンゴル族の人たちの間では
民族のアイデンティティーが失われるのではないかという危機感が急速に広まっている。

「モンゴル語で勉強するぞ!」
抗議する生徒たち。
8月末以降
モンゴル語の授業削減に反対する生徒や保護者が学校周辺でデモを行い
授業をボイコットする動きが広まった。
一連の騒動の発端は
8月下旬 教育関係者に送られた通達だった。
国語 ・政治(道徳と法治)・歴史の3教科について
モンゴル語から中国語による授業に変更すると記されている。
内モンゴル自治区で何が起きているのか。
中心都市フフポトでは街なかのいたるところにモンゴル語と中国語のスローガンが張り出されていた。
学校の抗議デモは収まり多くの学校で授業差再開されていた。
その一方で学校の周りには警戒する警察官の姿が。
保護者に話を聞こうとすると何も答えずに立ち去る。
みな一様に口を閉ざす。
インターネット上には地元の警察が抗議活動に参加したとする人々の顔写真を掲載。
報奨金をかけて情報提供を呼び掛けている。
アメリカに拠点を置く人権団体は
“これまでに4,000人以上が拘束された”と伝えている。
一連の動きについて中国政府は
(中国外務省 華春瑩報道官)
「海外の報道は下心をもって政治的にあおっている。
 国の公用語は主権の象徴であり
 公用語を学び使うことは国民の権利と義務だ。」
日本から現地のモンゴル族への電話取材に対して
匿名を条件に教育関係者や生徒の保護者たちが実情を明かした。
(元教師)
「教師が政策に反対すると免職されます。
 反対する言動をしただけでも
 違法行為として免職や減給処分にすると言われました。」
生徒の親たちも当局の圧力にさらされていた。
(保護者)
「最近ではモンゴル族の公務員が動員されて各家庭を説得しに回っていました。
 子どもを出席させなければ
 除籍かブラックリストに入れると脅かされ
 銀行に借り入れがある人は返済を促され
 今後借入できないと言われます。」
ある村の幹部は中国政府がモンゴル族に対し
漢族への同化政策を進めていると不安を口にした。
(村の幹部)
「本質はモンゴル族の母語を中国語に変えようとする“大漢族主義”だと思います。
 中国語で勉強させ
 モンゴル語を忘れさせ
 内モンゴルの土地を自分たちのものにしようとしている。
 反抗しようとしてもできない強引なやり方で通そうとして
 私みたいな話をすると盗聴されたり監視されたり
 場合によっては逮捕される。」
沈黙を強いられている故郷の同胞たちに変わって
日本に住むモンゴル族の人たちが声をあげた。
(モンゴル族の参加者)
「文化も失っていて民族の存在まで懸念するようになる。」
「内モンゴルの人々は今まで何ひとつ騒ぎを起こすことなく平和を守ってきた。
 なんで今日になって言葉まで奪っていくのか。」
モンゴル語教育を中国語に切り替える政策に断固反対!
断固反対!
約1,000人がデモ行進し
中国政府にモンゴル語教育を減らさないよう訴えた。
参加したひとり ボルドーさん(57)。
20年前に留学したのち日本国籍を取得。
いまは首都圏の大学で教えている。
1963年生まれのボルドーさん。
文化大革命の真っただ中に育ち
さまざまな困難はあったが
小学校から大学までモンゴル語で学ぶことができたという。
モンゴル族が誇りを持って文化を守ることができた時代。
それが終わりに近づいていると感じている。
(内モンゴル自治区出身 ボルドーさん)
「悲しい。
 もうそれだけです。
 民族が滅びることを自分たちは経験していく。
 こんな悲しいことはないです。
 こういう時代が来るとは夢にも思っていなかった。」



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修学旅行委の誘致に町長が奔走!

2020-10-18 07:00:01 | 報道/ニュース

9月28日 NHK「おはよう日本」


新型コロナウィルスの影響でいま多くの学校が
修学旅行の行き先を同じ都道府県内に変更している。
そうしたなか
日本最南端のスキー場がある宮崎県五ヶ瀬町では
町長が自ら修学旅行の誘致に奔走している。

知事を訪ねた小学生が思わず口にしたのが
Q.修学旅行はどこに行くか決まってる?
「なんか日南方面とか・・・」
(知事)
「県内もいいですよ。
 県内もきっと楽しい。」
修学旅行の行き先は
小学校は県内
中学校は九州内にしてほしい
楽しみにしていた修学旅行。
コロナ禍での県内シフトに落胆が広がっている。
ところが
県外への修学旅行を取りやめる流れがあるなか
日本最南端のスキー場に注目が集まっている。
九州山地のど真ん中
標高1,600メートルの高地にある五ヶ瀬ハイランドスキー場。
このスキー場に修学旅行の申し込みが相次いでいるのである。
仕掛け人の原田町長。
スキー場を運営する第三セクターの代表も務めている。
6月に急遽作ったチラシ。
スキーという新たな体験ができることに加え
1泊2食にリフト券もついて
小学生は9、、000円と
格安な料金も打ち出した。
新たな顧客を開拓するにはトップセールスしかない。
7月に県内の自治体を回った町長。
最後には県の教育委員会のトップにも協力を求めた。
努力が実り
これまでに県内12の小中学校から申し込みが来ている。
(五ヶ瀬町 原田町長)
「首長が行くと向こうも首長が対応してくれるので
 各学校の校長先生に内容が即流れていくので
 効果は大きいのではないか。」
スキー場での修学旅行を決めた都城市の小学校。
どこに行くか決めかねていたところ
あのチラシが届いたという。
(安久小学校 校長)
「県内で子どもたちの思い出に残る修学旅行ができないかと考えていたところ
 こういうチラシが。
 これが実現できるといいなと。」
かんじんの子どもたちの受け止めもまずまずのようである。
「スキーができるのが楽しみです。
 行ったことありません。
 初なんです。」
子どもたちが泊まるホテルも期待が高まっている。
夏の合宿がほとんどキャンセルになるなど
大きな痛手を受けていたホテル。
「ここは6人座れますが
 あいだを抜いて4人がけで食事に使用してもらおうかと。」
これまでに申し込みがあった学校の分だけで
このホテルには700人以上の子どもたちが宿泊する見込みである。
(ごかせ温泉 森の宿 木地屋)
「修学旅行は平日が多く
 木・金という形で予約が入ってくるのは大変助かる。
 できる限りのおもてなしをして
 楽しんでもらえるよう頑張りたい。」
日本最南端のスキー場のピンチを救った修学旅行需要。
原田町長は
コロナに振り回される子どもたちに特別な思い出をつくってもらいたいと意気込んでいる。
(五ヶ瀬町 原田町長)
「このコロナ禍の中でもスポーツができるんだ
 落胆している子どもたちの気持ちにも違った面が出てくるのではないか。」

 

 

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売らない?店舗

2020-10-17 07:00:00 | 報道/ニュース

9月28日 NHK「おはよう日本」


東京新宿の丸井の基幹店。
8月に1階の入り口にこれまでにない店がオープンした。
最新のデジタル機器から
謎のゴーグルなど
ユニークな商品が並んでいる。
たとえばペットロボット。
飼い始めて3か月がたつと“抱っこ”をせがむようになる。
この店の最大の特徴は
店員がお客さんに商品を売らないことにある。
「我々は販売を目的にしておりませんので
 すべての商品をお手にとってお楽しみいただけます。」
店員は商品の使い方や魅力を伝えることに専念。
客に楽しい体験をしてもらうことが狙いである。
商品を気に入った客はインターネットなどで購入する。
(ベータ・ジャパン)
「商品を試したら買わなければならないというプレッシャーなく試していただけますので
 お店の中を1時間・2時間と
 ぐるぐる回遊いただく方もいらっしゃる。」
こうした店を導入するきっかけとなったのは
お客さんのアンケートだったという。
(丸井グループ)
「“接客が怖い”という話が非常に多くありまして
 接客が怖いというのは“買わされそう”ということなんです。」
この店はアメリカ発のスタートアップ企業が運営している。
丸井グループは
売らない店舗専門の店員がいるこのスタートアップ企業に売り場を貸し出して家賃収入を得る。
この企業は売り場を細かく分割して企業に貸すことで出品料を得ている。
最大の売りは売り場で収集するデータである。
天井には15台のカメラを設置。
お客さんの性別と年代を認識した上で
店内をどう動いたかを記録している。
商品の前を通った人数
5秒以上立ち止まった人数
説明を受けた人数などを分析して
出品企業に提供する。
企業はそれをもとに販売戦略を立てる。
(ベータ・ジャパン)
「お客様の生の声を知りたい
 実際手に取ってお客様がどう感じるか
 そんなことを知りたいと思っている方が多く出品してくださっている。」
この手法
丸井自体はもはや商品を仕入れたりも売ったりもしない。
今後は売り場の6割を“売らない店舗”にしたいと考えている。
(丸井グループ )
「商品を売っているだけではリアル店舗はダメになる
 というのが加速されたと思っているので
 わざわざそこの店舗に行く価値がないといけない。
 唯一リアル店舗が優れている
 試着などを試せるときに
 “売らない”ということを宣言したうえで来店してもらう。」

 

 

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