日暮しの種 

経済やら芸能やらスポーツやら
お勉強いたします

月島1丁目 草庵 (ソウアン)

2019-11-30 16:10:10 | グルメ

 

 

 

 
            (食べログより)

 

 

地下鉄有楽町線月島駅7番出口徒歩2分
地下鉄都営大江戸線月島駅7番出口徒歩2分
月島駅から215m



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心の城 首里城

2019-11-30 07:00:00 | 編集手帳

11月1日 読売新聞「編集手帳」


 琉球王朝が首里を都に定めた15世紀初頭、
城から港へ下る道が造られた。
「綾門大道(あやじょううふみち)
」という。
琉球で初めて人工的に整備されたこの道路は、
石灰岩を砕いた粉を敷き詰める白い道だった。

上里隆史著『琉球古道』(河出書房新社)に教わった。
南国の陽光をはじく白い道はさらに、
カズラやハイビスカスからしぼり取った液を散布して補強された。
首里に近づくと植物の香りが漂ったとも伝えられている。

沖縄の歴史や文化、
美しさに、
時空を超えて触れられる場所に違いない。
世界遺産の城郭に再建された首里城(那覇市)が焼け落ちた。

多くの住民が消防車のけたたましいサイレンに未明の街に飛び出し、
炎を噴き上げる小高い丘を見つめた。
涙する人の姿もあった。
悲惨な沖縄戦で焼失し、
時間をかけて復元された首里城は、
戦後の歩みの象徴であり、
誇りであり…。
それが一夜にして
灰燼かいじんに帰した。
衝撃と喪失感はいかばかりだろう。

政府からは早くも「再建をめざす」との声が聞かれる。
再びの焼失を乗り越え、
首里の景色を取り戻してもらいたい。
目を閉じれば、
白い道や花々の匂いが浮かぶ心の城を。

 

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社会情勢が科学に影響 ゲームで学ぶ

2019-11-29 07:00:00 | 報道/ニュース

11月1日 NHK[おはよう日本」


社会人向けに開発された
あるボードゲームが注目されている。
ロケットの打ち上げプロジェクトをなぞりながら
科学技術が社会情勢に影響を受けることを理解してもらおうというもので
ビジネスの世界でも活用が始まっている。

科学技術の粋を集めたロケットの打ち上げ。
成功させるには乗り越えなければならないさまざまなミッションがある。
その司令塔
いわゆる“プロジェクトマネージャー”を
疑似体験できるのがこのボードゲームである。
プレーヤーはロケットの打ち上げに必要な技術やミッションが描かれたカードを引く。
そしてトランプのポーカーのようにカードの種類や数字をそろえていく。
定められた期間により多くのロケットの打ち上げを成功させた人が“勝ち”となる。
このゲーム
鳥取大学の理系と文系の研究者が異色のタッグを組んで開発した。
“宇宙開発”というと専門家任せになっている現状を肌で感じ
一般の人たちにももっと関わってもらいたいという思いを強くしていた。
(鳥取大学 宇宙工学 三浦政司助教)
「専門家に任せきりで
 専門家がいい感じでやってくれるだろうと思っていたら
 原発事故のようなことが起きた時に
 われわれ自身の生活に影響してくる。」
(鳥取大学 社会学 前波晴彦准教授)
「特に科学技術に関する社会的な判断は
 国民からかなり遠く感じられているのが現状。
 科学技術と社会の関係っていうのを考えるきっかけになってほしい。」
ふたりが重視した
科学技術を社会の関わり。
それを最も表しているのが予算である。
ゲームでは
国民の支持と個人の評価により予算が決まる仕組みにした。
プレイヤーが引くカードには
政権交代や世界恐慌など
さまざまな世界情勢の変化が盛り込まれている。
それが国民の支持につながり
予算に反映される。
たとえば“政権交代”のカードを引いた場合
社会福祉を重視する野党に政権交代し
宇宙開発にとっては逆風の情勢になってしまう。
「予算が・・・予算が全然足りない。」
国民支持の低下
さらに予算も減らされると
高い技術のカードを持てなくなり
ロケット打ち上げができなくなる。
こうしたゲームの流れを通じて
一般の人たちの意思決定が宇宙開発に大きく影響することを知ってもらおう
というのである。
ゲームに初めて参加した学生からは
(大学生)
「国民の評価や世論の評価がすごく大切ということが
 こういうボードゲームを通して学べた。」
このボードゲーム
招来宇宙ビジネスに携わろうという人たちからも関心が寄せられている。
大手電機メーカー パナソニック。
若手社員の雄姿を集めた勉強会でこのボードゲームが取り入れられた。
さまざまな社旗情勢に翻弄され
限られた予算で
ロケットを打ち上げなければならない状況に苦労する。
「ロケット開発遅延。
 やってしまった。」
「政権交代になったぞ。
 今まで国民支持が良かったのにすいません。」
「補正予算がつく。
 個人評価プラス2。」
ゲームの想定が現実的なだけに
改めて予算や社会情勢の重要性を知ることになった。
(宇宙ビジネスに関心がある社員)
「自分はいいと思って研究や開発をやっているが
 お金の影響力を持っている側にアピールが重要と改めて認識させてもらった。」
「予算や社会のことはあるが
 それとは別に
 科学技術は動いていると思っていたので
 社会情勢なども気にしなければいけないと勉強になった。」
宇宙開発を広く知ってもらいたいと
研究者2人の異色のタッグから生まれたゲーム。
その活用方法がいま大きく広がろうとしている。



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ベテラン写真家が見たラグビーW杯日本大会

2019-11-28 07:00:01 | 報道/ニュース

10月31日 NHK[おはよう日本」


ラグビーW杯1987年大会から写真を撮り続けているベテランのカメラマン
イギリス人のデイビッド・ロジャースさん(62)。
ラグビー専門のカメラマンで
W杯はすべての大会を取材している。
写真家の間で“キング・オブ・ラグビー”と呼ばれている。
今回もイングランド代表に帯同し
撮影した写真は1万枚近く。
最も気に入っている写真は
(ロジャースさん)
「これはイングランドの最初の合宿で行った。
 すばらしい学校だよ。」
弓道に挑戦する選手たち。
日本流のおもてなしを感じた1枚だという。
イングランドは大会前 宮崎市で合宿を行った。
その際 地元の高校に招待され生徒たちから茶道や弓道など日本文化を紹介される。
「生徒たちが全て企画運営していたんだ。
 選手たちは非常に喜んでいた。
 それが僕の印象に残っている日。
 選手たちが楽しんでいる姿を写真に収めることができ光栄だった。」
さらに選んだもう1枚は
「これが僕にとっての日本を示しているんだ。」
試合を観戦に来た日本の男の子の写真。
頬には対戦したイングランドとアメリカの旗がプリントされていた。
「両方のチームを応援しているんだ。
 これは日本のすばらしい歓迎方法だ。
 他の国では起きない。
 日本の独特なことだよ。」
ロジャースさんはイングランドが4大会ぶりの優勝をかけてのぞむ決勝を楽しみにしている。
ファインダーを通してあることに気づいていた。
(ロジャースさん)
「多くのチームが試合後に日本のお辞儀をしているだろう?
 イングランドはしていないんだ。
 僕は優勝できればお辞儀をすると思う。
 それが最後の締めくくりになるのでは。」


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東京パラリンピックへ “史上最高”の大会から学ぶ

2019-11-27 07:00:01 | 報道/ニュース

10月30日 NHK[おはよう日本」


7年前のロンドンパラリンピック大会は
史上最も成功したと言われ
パラスポーツの認知度の向上に大きく貢献した。
ただそのロンドンでも
バリアフリーの充実など
社会の環境整備は十分に進んでいない現状が見えてきた。
ロンドンの教訓を東京はどう生かせばよいのか。

9月にロンドンで開かれたパラ競泳の世界選手権。
7年前のパラリンピックをきっかけに高まったパラスポーツの人気は健在だった。
(観客)
「すごく楽しかった!」
「信じられないくらいすごいよ。」
「すばらしい。
 刺激を受けた。」
史上最も成功したと言われるロンドンパラリンピック。
しかし慈善団体SCOPEが一昨年行った調査では
63%の人が障害者への理解が進んでいないと答えた。
(パラリンピックを研究 コベントリー大学 ブリテン助教授)
「パラリンピックを開催すれば全てのことが一夜で好転する。
 そんなことは起こらない。
 障害者への姿勢を変えなければ
 環境の改善はない。」
ロンドンに住むパイクさん。
11年前 旅行先でテロ事件に巻き込まれ下半身に障害がある。
パラリンピックが終わった後も
店舗へのアクセスに課題が残ったままだと感じている。
(パイクさん)
「障害者には助けが必要な段差だね。」
障害者が利用することが多い薬局にも段差が残り
自由に出入りができない。
(パイクさん)
「私は下半身が動かない障害があるが
 実際 私から能力を奪っているのは社会だ。」
障害者への対応が十分でないと感じている人もいる。
ソフィー・クリスチャンセン選手。
パラリンピックの馬術で8つの金メダルを獲得している
イギリスを代表するアスリートである。
この8月 クリスチャンセン選手が投稿したツイートが話題になった。
電車を降りる際スロープを用意しているはずの駅員がおらず
ドアが閉まりそうになるのを別の乗客が抑えている。
しばらく経ってようやく駅員がやって来た。
(ソフィー・クリスチャンセン選手)
「パラリンピックで金メダルを獲得して“スーパーヒューマン”と呼ばれたが
 自分で電車から降りることもできなかった。
 ロンドンパラリンピック後も何も変わっていない。」
日本では来年の東京パラリンピックをきっかけに
障害者が暮らしやすい街づくりを進めようとしている自治体がある。
東京世田谷区である。
アメリカ代表の事前合宿を受け入れるホストタウンで
国際大会で来日した車いすラグビーの選手を招いた。
バリアフリーの取り組みを進めてきた商店街を歩いてもらうことで
改善策のヒントを探ろうと考えた。
(車いすラグビー アメリカ代表)
「常に改善すべきところはある。
 店の中で動き回れるスペースを作るとかね。」
「環境を良くしたいという願望が最も重要だ。」
その後の会議では
選手に指摘された意見を街づくりに反映させようと議論を重ねた。
「店に入るとき段差が少しあると
 えいやって入るが
 パラリンピアンはがっとはいるのであまり苦労を感じなかった。
 パワーの問題だと思う。
 街なかには結構段差があったり
 踏切を斜めに入ったりする。
 一般の障害者には苦しい。」
会議で出された課題は商店街の人たちとも共有し
どうすれば障害者がより暮らしやすくなるのか
考え続けていこうとしている。
(世田谷区障害施策推進課)
「単に五輪・パラリンピックというイベントで終わってしまうのではなく
 そのあとどんなことが出来るか。
 パラリンピックをやって東京だけでなく
 日本が障害者に対してずいぶん変わったと言われるくらい
 頑張っていかなければいけない。」
 

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元国連難民高等弁務官 緒方貞子さん死去

2019-11-26 07:00:00 | 編集手帳

10月29日 読売新聞 編集手帳

 

緒方貞子さんはアフリカの難民キャンプを歩いていたとき、
日本語で声をかけられた。
「ムスメノナマエハ、
 『サダコ・オガタ』デス」。
愛くるしい瞳の1歳の女の子を紹介された。

国連難民高等弁務官に就任以降、
ここまで感謝されるには紆余(うよ)曲折あった。
ルワンダ内戦では難民キャンプに虐殺をした民兵が潜り込み、
支援撤退を訴える民間団体もあった。
だからといって多数を占める女性や子供を見捨てられるのか、
と激しくやりあったという。

ジュネーブの本部で報告を待つのではない。
ヘルメットと防弾チョッキ姿で紛争地を歩く小柄な女性に国際社会は目を見張った。

現場主義を貫きながら、
人道支援に尽くした緒方さんが92歳で亡くなった。
イラクのクルド人難民問題では国境を越えられない人々を救おうと、
国境の外に出た人が難民という原則を覆す決断をして、
保護のあり方を変えたこともある。
正義と勇気を胸にこれほど無数の命にかかわり、
敬愛された日本人はいまい。

サダコ・オガタちゃんも無事に大人になっていれば、
子供に囲まれている頃合いである。
遠くから祈りをささげているだろう。

 

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“チェコのトランプ” 独自のEU批判

2019-11-25 07:00:00 | 報道/ニュース

10月29日 NHKBS1「国際報道2019」


EUが直面している課題はイギリスの離脱だけではない。
ヨーロッパの中部や東部を中心に
EUの移民政策などを公然と批判する国家指導者が目立っている。
チェコのアンドレイ・バビシュ首相もその1人である。
政界に入る前は不動産やマスコミなど多くの事業を展開するチェコ有数の実業家で
その経歴から“チェコのトランプ”とも呼ばれている。
10月 初めて来日した際に自らの主張を展開した。

初めて日本を訪れたバビシュ首相。
Q.“チェコのトランプ”と呼ばれていることをどう思いますか?
(バビシュ首相)
「トランプ大統領はアメリカを偉大にしている。
 私もチェコを偉大にしている。」
2004年にEUに加盟したチェコ。
バビシュ首相は
現在のEUは
ドイツやフランスといった大国中心となってアメリカとの貿易交渉を進めていて
こうしたやり方は行き詰まりを見せていると批判する。
(バビシュ首相)
「すべての加盟国が積極的にならないといけない。
 今のEUは活力を失っている。
 ドイツ フランス 
 EU委員会だけがEUなのではない。
 他の国々も問題にかかわるべきだ。」
EUの在り方を批判し
移民・難民の受け入れにも反対するバビシュ政権。
ヨーロッパで台頭するポピュリズム=大衆迎合主義の動きの1つともみられていることについては
(バビシュ首相)
「国民のために良いことをしている。
 私はポピュリストであることを誇りに思う。
 給料や年金を増やすことをポピュリストと言われるのなら
 気にしない。」
一方 日本との経済関係では
260以上の企業がチェコに進出していることに感謝を示しつつ
代表的な自動車産業以外の分野でも
さらに進出してほしいと期待を込めた。
(バビシュ首相)
「高度先端技術
 AI=人工知能の分野で
 日本との連携を深めたい。
 チェコは大きな可能性がある投資先だということを
 日本の人たちに知ってほしい。」

 

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サウジアラビア 王族がけん引? アニメブーム

2019-11-24 07:00:00 | 報道/ニュース

10月29日 NHKBS1「国際報道2019」


日本のマンガが大好きな指導者のもとで
いま新たな動きが広がっている国がある。
中東のサウジアラビアである。
サウジアラビアでは長い間 娯楽が厳しく制限されていたが
日本のマンガの大ファンだという王族の登場で
アニメ事情が大きく変わろうとしている。

サウジアラビア西部の都市 ジッダ。
町で一番のショッピングモールにはアニメショップがある。
所狭しとフィギュアが並ぶこの店はサウジアラビアの人たちを魅了している。
店には
萌えキャラから懐かしのロボットものまで
日本のフィギュアがずらり。
Q.何を買いに来たの?
(客)
「“ワンピース”」
「“進撃の巨人”」
「“名探偵コナン”よ。
 お気に入りなの。」
サウジアラビアと言えば聖地メッカがあるイスラム教の国。
イスラム教の厳しい解釈は国の仕組みにも徹底され
欧米の映画やアニメの多くも“堕落につながる”として認められてこなかった。
そんなサウジアラビアを大きく変えようとしているのが
王位継承者のムハンマド皇太子である。
“剛腕の権力者”というイメージとはうらはらに
日本のアニメが大好きで
「ワンピース」と「機動戦士ガンダム」がお気に入り”とも言われている。
その皇太子の後押しのもと
サウジアラビアのアニメ事情はいま大きく変わろうとしている。
ムハンマド皇太子の財団の傘下にあるアニメ制作会社。
これまでほとんどなかったサウジアラビアの国産アニメに挑戦している。
日本での留学経験のあるCEOのブカーリ・イサムさん。
(ブカーリ・イサムさん)
「ムハンマド皇太子が次世代を育てるためにこの財団をつくった。
 我々は
 このコンテンツという側面から
 次世代の教育・育成に貢献している。」
日本とサウジアラビアのアニメーターが共同で制作している映画「ザ・ジャーニー」。
サウジアラビアの古代文明を舞台にした作品である。
日本と中東各国で来年の上映を目指している。
(ブカーリ・イサムさん)
「映画『ザ・ジャーニー』が成功例として歴史に残るのではと期待している。」
しかしお国柄ゆえのハードルもある。
アニメ制作会社を経営するマジド・アズライさん(24)。
作品は
イスラム教にてらして適切かどうか
当局の審査を受けなければならないという。
例えば女性の描写。
(マジドさん)
「サウジアラビアに来るなら
 (頭髪を覆う)ヒジャブをつけないとだめかな。」
(作画担当者)
「でも忍者はもともと頭髪を覆っているから
 ヒジャブをつけなくても問題ないだろう。」
結局 女の忍者にヒジャブをつけることにした。
こうした中でもマジドさんはデリケートな社会問題に果敢に挑んでいる。
若者のテロをテーマにした作品。
過激派が聖典コーランを極端に解釈し若者にテロを促す実態を描き
社会に警鐘を鳴らしたいと考えている。
(マジドさん)
「若者たちを洗脳し
 悪事を正しいと信じ込ませる人々がいる。
 この国ならではのマンガやアニメを制作しているんだ。
 子どもだけではなく若者向けにね。」
文化の開放が進み
日本のアニメが広く受け入れられるようになった今
サウジアラビア発の作品が大きく羽ばたこうとしている。





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丸の内2丁目 筑紫樓 丸の内店 (筑紫楼 ツクシロウ)

2019-11-23 16:42:13 | グルメ

 

  

   
                    (食べログより) 

 

 

 

JR東京駅 丸の内南口より徒歩約1分 丸ビル5F
二重橋前駅から245m

ttp://wp.tsukushiro.co.jp/marunouchi/




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“岩登り”禁止のウルル 新たな魅力発信へ

2019-11-23 07:00:00 | 報道/ニュース

10月28日 NHK[おはよう日本」


オーストラリアの先住民アボリジニの人たちのアートや楽器。
ブーメランや細かいドットで描かれた独特の絵画に
ユーカリの樹を使った管楽器。
こうしたアボリジニの文化と深いかかわりがある
巨大に一枚岩「ウルル」。
(フランス人男性)
「岩登りに来ました!」
オーストラリア
「エアーズロック」の名でも知られる世界最大級の一枚岩ウルル。
年間およそ30万人の観光客が訪れる人気の観光地である。
この日は朝から長蛇の列。
岩登りに世界各地から集まった人々である。
(アメリカ人男性)
「正式に禁止されるので
 もう登ることはできません。
 最後だったので満喫しました。」
そして10月26日
登り口は PERMANENT CLOSE 永遠に閉鎖された。
岩登り禁止の背景にあるのは
先住民アボリジニの人たちの反発である。
彼らは少なくとも3万年ほど前からこの周辺で暮らし
ウルルを“精霊が宿る聖地”としてきた。
(アボリジニの女性)
「神様がくださったこの大きな岩を
 私たちは守らねばなりません。」
岩登り中の転落事故などで死傷者もでていたことから
政府と先住民で作る“ウルルを管理する国立公園の役員会”が協議した末
岩登りは禁止されることになった。
一方で求められているのは岩登りの代わりとなる観光ツアーの企画である。
ウルルのふもとを楽しんでもらおうと考えだされたのがセグウェイを使ったツアー。
所要時間はおよそ1時間半。
景色を楽しみながら9,4キロあるふもとを1周する。
ウルルの歴史や文化についてのガイド付きである。
(オーストラリア人男性)
「本当に楽しくいろいろ学べました。」
(オーストラリア人女性)
「ウルルにのぼる必要はないですね。」
(ツアーガイド)
「多くの人が先住民の歴史やこの土地の説明に興味を示してくれます。」
アボリジニのアートを実際に体験することが出来るツアーも。
点で描く独特のペインティング。
文字を持たず模様を描いて情報を伝えてきたアボリジニの文化に由来すると言われる。
さらに夜には
この地の花畑をイメージした色とりどりの5万個のライトでウルル周辺が灯され
幻想的な景色を楽しめる。
こうしたウルルの新たな魅力を発信するアクティビティの数々は
いまではおよそ100にのぼる。
日本人観光客向けの新たなツアーを提供する会社。
スタッフの高橋さんは人気ツアーの日本語版の準備を進めている。
「この辺りに住んでいるアボリジニの人たちが
 どういったものを食べていたのか
 この辺りにある植物の案内など
 こういったものが日本語で書いてある。」
アボリジニの文化を体験するツアーの予行練習を同僚たちを相手に行った。
「これがこの辺りのブーメランです。
 このブーメランは投げても返ってきません。
 遠くにいるカンガルーをこれで捕まえていました。
 飛び跳ねるカンガルーの足をめがけて投げて
 足に引っ掛けて止めていました。」
ブーメランのほか現地の植物など
この地ならではの文化や自然に実際に触れることで
初めて訪れた人でもより深く理解してもらえるよう工夫している。
(ツアー会社 スタッフ 高橋さん)
「ウルルは登るためだけのものだと考えている方もいると思うので
 ぜひ一度着てもらい
 みずから自然などを体感し
 ひとつの経験として持ち帰ってもらえればと思う。」
岩登りに変わる新たな魅力の発信に動き出したウルル観光。
観光客の誘致につなげられるか
注目される。




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“秋田”を学ぶ語学学校

2019-11-22 07:00:00 | 報道/ニュース

10月28日 NHK[おはよう日本」


外国人を地域に呼び込む取り組みが全国各地で活発になるなか
今年8月 秋田県小坂町に新たな語学学校が開校した。
この学校では
およそ1か月のコースで
日本語の基礎を学びながら地域に根差した生活や文化も体験できる。
外国人に地域を支える力になってもらおうという新たな可能性が生まれている。

クウェートやアメリカなど世界10か国から集まった24人の外国人。
この日から学び舎となるのが小坂町に新たに開校した語学学校
AKITA INAKA SCHOOLである。
秋田に魅力を感じ再び訪れたり海外に情報発信したりして
秋田を応援する外国人を増やすために企画された。
最大の特徴は独特のカリキュラム。
午前中 日本語を学んだあとには
秋田犬とのふれあいから
きりたんぽづくりまで
秋田ならではの生活や文化を体験できる。
「日本語だけでなく文化も学べ
 地元の人と触れ合えるものを求めていた。」
秋田での生活にひかれ入校したアメリカ人のビザ―・ブラウンさん。
ロサンゼルス在住でカメラマンのビザ―さん。
5年前の日本での映画撮影をきっかけに日本語の勉強を始めた。
自然豊かな地方での生活に憧れ
小坂町の語学学校に入校した。
(ビザ―・ブラウンさん)
「美しい田舎にあるので選んだ。
 私の住むロサンゼルスとは異なり
 ここは平穏で
 滞在をとても楽しんでいる。」
学校生活でビザ―さんが最も感動したのが
地元の人たちとの距離の近さである。
生徒たちが暮らす住宅街のシェアハウスを訪れるのは
隣に住む83歳の福井さん。
地元の野菜や手作りの料理を毎日のように届けてくれる。
夜には宴会を開き交流を深める。
地元の人とのに日常会話を通じ日本語の力も培う。
(ビザ―・ブラウンさん)
「福井さんは家族みたいです。
 福井さんと過ごすことは日本語の勉強にも役立っている。」
(福井さん)
「楽しかったよ。
 日本人と外国人という感じではなくて
 昔から小坂に住んでいるおいう感じで接してくれるから。」
1か月にわたる学校生活の最終日。
ビザ―さんたちは50年以上続く運動会に地域の一員として参加した。
パン食い競争などで地元の人たちと競い合う。
最後は半てんを着て町に伝わる盆踊りを楽しんだ。
ビザ―さんは
秋田に根差した穏やかな生活を教えてくれた地元の人たちに
感謝の気持ちを強く抱いた。
将来は秋田に戻ってきて映画を撮り
その魅力を多くの外国人に和えたいと思っている。
(ビザ―・ブラウンさん)
「小坂町は素敵な人たちがたくさんいるすばらしい場所。
 ここにいる人たちを描いたドキュメンタリーを作って
 どれだけここがすばらしい場所化を伝えたい。」

この学校では今年度 冬と春にもおよそ1か月のコースを開講し
将来は年間を通じた開校を目指しているという。



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日本人ミュージシャン 難民キャンプへ

2019-11-21 07:00:00 | 報道/ニュース

10月26日 NHK[おはよう日本」


定期的に難民キャンプを訪れ音楽を通じて支援する日本人のミュージシャンがいる。
ミュージシャンのSUGIZOさん。
人気ロックバンド LUNA SEAX JAPANで活躍している。
3年前から定期的に難民キャンプを訪れボランティアでライブを開いている。
今回訪れたのはイラク北部にあるダラシャクラン難民キャンプ。
シリアから戦火を逃れたクルド系住民を中心に
1万2千人が身を寄せ合って生活している。
SUGIZOさんが活動を始めるきっかけとなったのが
内戦で苦しむシリアの子どもたちの映像だった。
自身も親であるSUGIZOさんは
難民となった子どもやその家族を支援したいと思うようになった。
(SUGIZOさん)
「僕は親ということもあって子どもに意識がフォーカスするが
 現地の人に会いたい
 直接話したい
 触れ合いたい
 一人間としてかかわりたい。」
今回SUGIZOさんは現地で活動するNGOの紹介である家族のもとを訪れた。
アクラム・ハリルさん(35)一家である。
シリアで中学校の教師をしていたアクラムさん。
内戦で自宅が壊され
軍の召集を受けたことから
6年前 この難民キャンプに逃げ込んだ。
住んでいた地域がトルコの軍事作戦によって緊張が続くなか
戻れば兵士にならざるを得ず
帰ることのできない事情をSUGIZOさんに語った。
(アクラム・ハリルさん)
「帰国したら処刑されるかもしれない。
 同じ境遇の人が何千人もいる。
 内戦で国民同士が殺し合うのはつらい。
 ありえない。」
(SUGIZOさん)
「彼は帰れないということ。
「夕方のライブに来てくれたらうれしい。」
(SUGIZOさん)
「シリアの状況があまりにも複雑。
 言葉が出ないが
 苦しい状況。」
この日ライブには約400人が集まった。
その中にアクラムさん一家の姿もあった。
♪ The Voyage Home
SUGIZOさんは自作の曲を披露した。
ゆりやかなバイオリンの調べとともに
訪れた難民キャンプで録音した子どもの声などを取り入れ
故郷に寄せる思いを表現した。
(アクラム・ハリルさん)
「曲を聴いたら故郷への思いが募り帰りたくなった。
 一刻も早くみんなが帰れることを祈る。」
ライブが終わり
(SUGIZOさん)
「アクラムさんが感動してくれてうれしかった。
 次は平和になったシリアでやってくれと。
 必ず近い将来
 シリアに音楽をやりに行きたいと強く思う。」
祖国に帰ることを待ち望む難民と
ひとりの人間として彼らと向き合おうとするミュージシャン。
いつか平和が訪れた時シリアでの再会を誓い
これからそれぞれの道を歩む。



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隠岐「牛突き」 若き綱取りの挑戦

2019-11-20 07:00:00 | 報道/ニュース

10月25日 NHK[おはよう日本」


島根県の離島 隠岐の島町では
牛同士が激しくぶつかり合う伝統行事「牛突き」が開かれる。
鎌倉時代に隠岐に流された後鳥羽上皇を慰めようと始まったと言われるこの行事。
高齢化で担い手が少なくなるなか
19歳の男性が
牛の闘争心をあおる綱取りとして大会に出場した。

隠岐の島町伝統の牛突き。
最大1トンの牛が激突する。
島根半島から約70キロ沖合に浮かぶ離島で約800年にわたって続いてきた。
もともと牛突きは農耕用の牛を戦わせていた。
島にとっては数少ない楽しみのひとつだったという。
牛を綱1本で巧みに操る綱取の吉山元さん(19)。
高齢化が進む島で期待の若手である。
(吉山元さん)
「自分の好きなことですね 牛突きは。」
物心ついたときから牛が身近な存在だったという牛山さん。
小学6年生のとき初めて綱取りを務め
それから8年続けてきた。
(吉山元さん)
「牛と一緒に戦う綱取りがしたくて
 ずっと小さいときから憧れて。
 綱取りかっこいいなと思って。
 そういうとこが好き。」
吉山さんの相棒「若疾風(わかはやて)1号」。
体重は820キロもある。
今回 吉山さんと若疾風1号は
隠岐で最も歴史が古いと言われ島が一番盛り上がる牛突き大会に出場する。
(吉山元さん)
「800年続く隠岐の伝統文化を自分の代で絶やしたくないので
 隠岐全体が牛突きで盛り上がっていけるようにしたい。」
牛突き恒例の前夜祭が開かれた。
地区の住民約80人が吉山さんと若疾風1号の勝利を願った。
「元!
 頑張れ!」
大会当日。
吉山さんには必勝の作戦があった。
(吉山元さん)
「相手の眉間を突いて痛い攻撃をする。
 嫌がって逃げ出すのでそれで勝つ。」
「八朔牛突き大会」と呼ばれるこの大会。
今回は8番取り組みが行われる。
県内外から800人が訪れ
声援を送った。
いよいよ吉山さん・若疾風1号ペアの出番。
相手は体重770キロの天鳳1号。
綱取りの野津泰斗さんは吉山さんより7歳年上の先輩綱取りである。
序盤 一進一退の攻防が続く。
取り組み開始から6分だった。
吉山さんの作戦が見事に的中。
若疾風1号の角が相手の眉間をとらえたのである。
(吉山元さん)
「無事大役を終えてほっとしています。
 ベテランの綱取りに負けないように
 もっと鍛えて島で一番の綱取りになれるように頑張っていきたい。」

 

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国歌でつむぐ もうひとつの“ノーサイド”

2019-11-19 07:11:49 | 報道/ニュース

10月25日 NHK[おはよう日本」


ラグビーW杯で世界で話題となっているのがスクラムユニゾン
出場チームの国歌や応援歌を歌って
おもてなしの輪を広げるプロジェクトである。

日本対南アフリカの試合前
会場で日本のラグビーファンが歌っていたのは
対戦する南アフリカ国歌。
W杯が始まってから
出場チームの国歌や応援歌を歌っておもてなしをする日本人の姿は
海外で話題となっている。
“すばらしい文化”
“尊敬します”など
多くの称賛の声が寄せられている。
仕掛けたのはスクラムユニゾン。
中心メンバーの村田匠さんと田中美里さん。
日本各地に出向いて多くの人たちに参加を呼び掛けてきた。
ふだんは音楽家として活動する村田さん。
仕事の合間を縫ってプロジェクトを引っ張ってきた。
(スクラムユニゾン 村田匠さん)
「その国のファンとか選手をおもてなししようと
 国歌とかラグビーアンセムでおもてなしをしようと。」
誰でも気軽に練習できるように
全チームの国歌や応援歌を歌った動画を作成し
インターネット上に掲載。
難しい発音も一から修行。
日本にいる各国の出身者などを訪ね歩いて
歌詞カードを作った。
国歌でのおもてなしを発案したのは元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さんである。
海外の試合でファンが歌で選手を後押しする姿に感動し
今回交流のあった村田さんたちに協力を依頼した。
最初は外国人の前で歌うことに不安があったと言う村田さん。
しかしイベントなどで実際に歌うと
相手との距離が一気に縮まることに気づいた。
(スクラムユニゾン 村田匠さん)
「体感してしまった。
 めっちゃ喜んでくれているし
 みんなで歌って
 最後わーっと拍手になって
 “よし きょうのゲーム楽しんでいこう”みたいなムードになった。
 すごくうれしかった。」
迎えた南アフリカとの準々決勝の日
日本代表を応援する声は今まで以上に高まっていた。
それでも村田さんたちはいつものとおり相手チームの国歌の練習を呼び掛ける。
するとこれまでの3倍となる300人以上が集まってくれた。
試合は日本が破れ
初のベスト4入りはならなかった。
しかし試合後の会場には健闘をたたえたいと
南アフリカの国歌を歌う村田さんの姿が。
その思いに共感した日本のファンも一緒になって歌い続けていた。
(スクラムユニゾン 村田匠さん)
「試合が終わった後に
 “今日はお疲れ よかったよ”みたいなのって
 ファンが発明した“ノーサイド”かもかもしれない。
 日本がこうして負けてしまうと勢いが落ちるかもしれないが
 やっていることは変えずに
 そのままW杯決勝まで続けていきたい。」

 

 

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南アフリカの春彩るジャカランダ

2019-11-18 07:00:00 | 報道/ニュース

10月24日 NHKBS1「国際報道2019」


南アフリカのヨハネスブルグ。
鮮やかな紫色の花「ジャカランダ」。
南アフリカではジャカランダの開花が春の訪れを告げる。
南半球ではいわば“ジャカランダ前線”は北から南へと進む。
ヨハネスブルグでは10月に入ってから本格的に咲き始めた。
気温が暖かくなるにつれ街がどんどん紫色に染まっていく。
花が街中に咲いていることや
花の期間が日本の桜と違って1か月以上続くため
日本のお花見のようなことはない。
それでも結婚式を花の下であげたいと
あえてこの季節に日取りを決める人がいるという。
人々にこよなく愛されているジャカランダだが
ちょっとした論争もある。

10月にヨハネスブルグで開かれた市民マラソンの大会。
ジャカランダの花を見ながらのレースを2,500人が楽しんだ。
(参加者)
「10月にマラソンをすればジャカランダの下で走れるよ。」
「ステキな木の下で
 最高のレースでした。」
「紫の花がきれいだったよね。」
南アフリカの春を象徴する花として愛されるジャカランダ。
首都プレトリアには5万本
ヨハネスブルグには7万本が植えられていると言われている。
ところがある問題も持ち上がっている。
ジャカランダは実は外来種である。
130年ほど前に最初にプレトリアに植えられたジャカランダは
ブラジルから持ち込まれたものである。
小学校の校庭に建つジャカランダの大木。
プレートには“1880年にブラジルから持ち込まれた”と記されている。
その花の美しさからジャカランダは各地で植えられた。
しかし専門家は
この木が南アフリカの生態系に影響を及ぼしていると指摘する。
(外来種に詳しい ラフラオ博士)
「ジャカランダがどのような影響を与えるか
 科学的根拠を知ってもらいたいのです。
 ジャカランダが在来種と競合するため
 本来あるべき地元の植物が生えていません。」
問題はこれだけではない。
ジャカランダの木は周りの水を大量に吸うため
地下水にも影響を与えていると指摘されている。
こうしたことから
政府は5年前
ジャカランダの除去を進めることを決めた。
環境省が開いたシンポジウムでも
南アフリカの生物多様性を守るため
ジャカランダを管理していく必要性が訴えられた。
(南アフリカ クリーシー環境相)
「南アフリカは乾燥した国だが
 気候変動の影響でますます乾いています。
 周囲の水を吸い上げる外来種について懸念しています。」


 

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