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韓国経済 サムスンに“異変” 

2014-07-31 07:15:00 | ビズ プラス

7月29日 BIZ+SUNDAY


韓国経済の柱である輸出をささえるサムスン電子の業績が思わしくない。
世界最大の携帯電話メーカーといわれるサムスン電子だが日本のメーカーを圧倒しながら急成長してきた。
2013年の売り上げは日本円で約22兆円超。
日本の主なメーカーの売り上げと比べてもその差は歴然である。
そのサムスン電子が7月8日に発表した今年第二四半期の業績が関係者に衝撃を与えた。
売り上げ 9,5%減
営業利益 24,5%減
減収減益は9年ぶりのことである。
巨額の売り上げ利益は維持しているが頼みのスマートフォン市場の変化に対応できていないのではないかという懸念が根強くある。
サムスン電子の決算発表を受けて7月8日 韓国メディアはその様子を一斉に伝えた。
スマートフォンの販売台数は1000万台も減少
ライバルメーカーとの競争が激しくウォン高で競争力まで落ちました
スマートフォンを世界で年間3億台以上を売ってきたサムスン。
韓国経済のメインエンジンともいえる企業の変調に韓国の人は戸惑いを隠せない。
(ソウル市民)
「韓国経済に及ぼす影響は大きい。
 消費者の心理にも影響が及ぶと思う。」
「サムスンが傾くと韓国もだめになるのではと多くの人が不安を感じている。」
サムスン失速の背景には何があるのか。
そこには収益の7割を占めるスマートフォンを巡る世界的な変化があった。
新興の中国メーカーが低価格戦略を打ち出し台頭。
中国のファーウェイはこの春 出荷台数で世界3位に躍進し新興国市場で存在感を高めている。
高機能路線は頭打ちが見られ下からは新興メーカーの追い上げを受ける構図である。
(韓国経営工学会 ユン・ドクギュン会長)
「サムスンが世界トップの企業であり続けるのは困難。
 価格競争力では中国が追い抜いた。
 たとえばサッカーワールドカップの最大の勝者は中国だと言われている。
 運営システムや使われている半導体などは中国メーカーから調達されている。」
サムスンの変調は雇用にも影を落としている。
韓国では20代の失業率は10%近くと厳しく“青年失業”と呼ばれ社会問題になっている。
こうしたなかサムスンが採用を抑えれば事態はさらに深刻になるというのである。
(就職活動中の大学生)
「サムスンに就職したいと思ったが難しそうなので大学院に進みたい。」
「就職活動をしているが思うようにいかず心が苦しい。
 サムスンは厳しいと思ってあきらめた。」
専門家はサムスンというひとつの企業に多く依存してきた韓国経済の弱点を指摘する。
(韓国経営工学会 ユン・ドクギュン会長)
「サムスングループの売り上げはGDPの4分の1。
 こんな国は他にはない。
 サムスンがおかしくなると韓国そのものがおかしくなる。」

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“勝ち残りを目指せ”アフリカの日本企業

2014-07-30 07:15:00 | 報道/ニュース

7月15日 キャッチ!


アフリカは石油や天然ガス、レアメタルなどの資源が豊富で最後のフロンティアとも呼ばれている。

日本の大手商社が7月10日にロンドンで開いたパーティー。
ヨーロッパやアフリカなどの取引先400人余りが集まった。
今この会社が進めているのがアフリカビジネスの強化である。
豊富な資源を抱えるアフリカを巡って各国の競争が激しくなるなか勝ち残りを目指している。
(三井物産 飯島彰己社長)
「アフリカへの投資はわが社の将来を導く原動力になると確信している。」
なかでも大きなプロジェクトとなっているのがアフリカ南東部モザンビークでの液化天然ガス事業である。
現在この会社が投資して開発を進めているこのガス田。
埋蔵量は日本が1年間で輸入する天然ガスの半分以上を賄えるものとみられ
2018年にも日本などに向けて液化天然ガスを供給する計画である。
道路や電力などインフラ整備の需要が高まるモザンビークには今年1月安倍総理大臣も訪問した。
日本企業と現地企業が参加して開かれた投資フォーラムで安倍総理大臣は日本企業の技術力をアピール。
日本企業の進出でアフリカ経済を支援する姿勢を示した。
(安倍首相)
「豊富な資源を持つモザンビークと高い技術力を持つ日本が協力をすれば
 お互いの国に富みをもたらすのは間違いない。」
しかしモザンビークをはじめとするアフリカには2000年代前半から中国企業が積極的に参入している。
豊富な資金力を背景に道路などのインフラ整備を進めるなど勢力を拡大。
今では100万人の中国人がアフリカに居住しているといわれている。
中国企業との競争をいかに勝ち抜くのか。
この会社が力を入れているのがアフリカビジネスを担う人材の育成である。
ロンドンで開かれた若手や中堅の社員を中心にした研修。
現地での実地研修なども含め1年間アフリカのビジネススタイルなどを学びなおす。
モザンビークの駐英大使が講演を行い投資環境などについて説明した。
自分たちのビジネスのやり方を押し付けるのではなく現地のやり方を取り入れていくことがビジネス拡大のカギになると考え
今年5月からこの取り組みを始めた。
(参加した社員)
「机の上から得られるものと彼らの声を直接聞くというのは大きく違う。
 非常に興味深い。」
(三井物産 アフリカ戦略推進室 大山洋平室長)
「日本企業の進め方としてはお互いの持ち味を理解したうえでお互いを尊重し合って仕事を作っていく。
 彼らのほとばしっている情熱を我々の社員にも感じ取ってもらってそれを仕事に生かしてもらいたい。」
アフリカに進出する中国企業を巡っては批判も出ている。
資源を囲い込んだうえ中国人従業員を大量に派遣するため
現地の雇用や人材育成につながっていないというのである。
この会社が主催したパーティーに参加したアフリカ関連の企業からは日本企業への期待の声が聞かれた。
(アフリカ企業の参加者)
「日本企業がさらにアフリカへかかわってほしい。」
「利益に加えて日本企業の技術や知識がアフリカの人々が持つ潜在的な能力を向上させるのです。」
(三井物産 飯島彰己社長)
「中国のアフリカでの展開は目覚ましいものがあるのは事実です。
 現地のニーズが何かをよく把握し国づくり人づくりにどう協力していくか
 そこが中国との違いを差別化できるポイントだと思っている。」

中国のアフリカ進出を巡って批判が多いのも事実である。
豊富な資源を自分たちだけで独占しておいて中国人従業員を大量に派遣して現地の雇用を生み出さないとか
安い中国製品の輸入ばかりが増えて自国に製造業が育たないなどといわれている。
しかしいま世界各国がアフリカに注目しているのは中国のおかげだという指摘もある。
中国は2000年代前半からアフリカへの投資を他国に先駆けて進めてきた。
インフラへの投資も多くこれによって経済成長が進んだという国もある。
賛否両論あっても中国企業のアフリカへの存在感は極めて大きいのもまた事実である。
イギリスやフランスはアフリカの国々と歴史的に深い関係があるが
ビジネスの地としてアフリカへの関心が高まったのは2008年の金融危機以降といわれている。
これはほぼ日本と同じタイミングである。
このため中国と比べると取り組みは遅れていると言わざるを得ない。
ただイギリスは旧植民地など52か国による国家連合イギリス連邦の盟主で
アフリカでは3分の1にあたる18か国がこの連合に入っている。
言葉だけではなく法律や会計制度も共通していてイギリス企業としては参入しやすい環境といえる。
フランスも旧統治国を中心にインフラ輸出を強化するなど巻き返しを図ろうとしている。
もともとアフリカの国々と旧宗主国との間では留学などを通して人の交流も盛んで結びつきは強く
ビジネスを一気に拡大できる素地がある。
地理的に遠く政治的リスクもあるアフリカのビジネスは日本の国家戦略として官民一体となって取り組む必要がある。
またアフリカの経済発展に資するという視点も欠かせない。
アフリカにはとりわけヨーロッパの国々から資源や資産を奪われてきたという苦い歴史があり
今後は資源を自国経済の持続的な成長に結びつけていけるかが問われている。
そのために求められているのが現地の人材育成である。
現地の人材をいかに育て国の発展につなげていくかが重要になる。
日本企業として資源を獲得するというだけでなくその国の経済発展を支援するという姿勢で臨むことが
中国やヨーロッパとの差別化を図りアフリカビジネスの成功へのカギになる。

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和牛をどう売り込む 日本の輸出戦略 

2014-07-29 07:15:00 | ビズ プラス

7月13日 BIZ+SUNDAY


これまで農産物の輸出は自治体や企業がバラバラに行っていたが
JA全農やJETRO日本貿易振興機構や企業などが協力してオールジャパンで輸出していこうとしている。

オランダの大手食肉卸会社を6月にJA全農グループの幹部が訪れた。
狙いはこの会社が持つヨーロッパ全域の販売ルートを手に入れること。
ヨーロッパへの販売戦略を練る JA全農 ロンドン事務所 多田充利さん。
最高級の霜降り肉を富裕層に売り込む。
初輸出となる今年は手始めに20トン販売することが目標である。
(JA全農 ロンドン事務所 多田充利さん)
「22か国 EUのほぼ全域に流通網を持っていて
 彼らと組めばヨーロッパの市場に和牛を売り込めるのではないか。」
和牛の霜降り肉をヨーロッパでどう売り込むのか。
多田さんはパリ中心部にある肉屋を訪ねた。
霜降り肉のパンフレットを見せながら反応をうかがうと
(精肉店店主)
「油が多すぎてあまり好みじゃない。
 フランスで売るのは難しいね。」
赤身の肉を好むヨーロッパの人たちに霜降りは受け入れられないと言うのである。
しかも和牛の値段はこの店で売られている赤身牛肉の約10倍。
異なる食文化の中でどう売り出していくのかが大きな課題である。
(多田充利さん)
「脂が多すぎてだめだとかその通りと思ったが
 そういう中でもどうしたらこのマーケットで売れるかこれから考えたい。」
多田さんが相談を持ちかけたのが全農がタッグを組むジェトロ。
ジェトロ パリ事務所 葛原裕介さんは和牛の輸出開始に備え去年から市場調査を進めてきた。
(ジェトロ パリ事務所 葛原裕介さん)
「肉といえば赤身を食べる文化ですから和牛の特徴である霜降りは今までの概念にない。
 フォアグラの場合はメインで大量に食べるものではない。
 食事の最初の方にアミューズブッシェ前菜の一種として出る。」
このとき葛原さんはすでに秘策を練っていた。
向かった先はパリの富裕層に人気の三ツ星レストラン。
世界的なフレンチの巨匠 ピエール・ガニェールさんはフレンチに世界各地の食材を取り入れ
その良さを最大限に引き出す腕前から“厨房のピカソ”と呼ばれている。
ヨーロッパの人たちの口に合う霜降り肉を使った料理を考案してもらえば知名度を上げられると考えたのである。
(フレンチレストラン オーナーシェフ ピエール・ガニェールさん)
「ここで酢を加えます。
 和牛は脂っこいので少し酸味を加ええるとちょうど良くなる。」
日本人の発想からはなかなか生まれない調理法である。
(ピエール・ガニェールさん)
「和牛は高価な食材なので少量しか使いません。
 脂は多いけど何より柔らかい。
 少量でも食べる人を満足させられるんだ。」
1回に使う肉の量はわずかだが消費を広げる糸口をつかむことが出来た。
(ジェトロ パリ事務所 葛原裕介さん)
「新しいものを創るという点で奇才と呼ばれるガニェール氏に期待するところはある。
 フランス料理の持つ発信力は世界規模のものがありますから。」

ロンドンにある日本料理店。
ここでも和牛を広めていこうという模索が始まっている。
「こっちの人向けにはエイジングをかけた方がいい。」
日本人のシェフが取り組むのはドライエイジングというヨーロッパ伝統の熟成加工。
冷蔵庫で数週間乾燥させることで肉のうま味を凝縮させる。
ドライエイジングするとヨーロッパの人が好む味になると考えたのである。
この店ではさらに試行錯誤を続け
近いうちに和牛をメインの肉料理として売り出そうとしている。
(日本料理店 料理長)
「これだけの立派な肉 おいしくないわけがない。
 絶対おいしいのでそのおいしさを追求してさらにおいしい売り方で。」
7月7日 JETROは霜降り肉を売り込もうとイベントを開いた。
招かれたのは高級レストランのシェフや肉屋のオーナー 100人。
(精肉店店主)
「和牛を食べたことはありません。
 今日は調理法も紹介されるのでとても興味深いです。」
この日作られたのは和牛の創作料理8品。
人だかりの先にはフレンチの巨匠 ピエール・ガニェールさん。
作ったのはフランス伝統の煮込み料理和牛のブレゼ。 
高級食材フォアグラのようにわずかの量でもインパクトのある料理に仕上げた。
用意した100人分はあっという間になくなった。
(食品輸入会社 営業担当)
「牛肉の自然な味が出ていました。
 口に入れると溶けるようでした。
 思わず微笑んでしまいました。」
(フランス料理店 シェフ)
「私もぜひ和牛を調理してみたい。
 新しい食材なので新しい技術が必要だ。」
一度和牛を使ってみたいという引き合いは高級レストランなど50件に上った。
一時的な盛り上がりに終わらせず消費を着実に増やしていけるのか。
模索は続いている。
(JA全農 ロンドン事務所 多田充利さん)
「感触はすごい。
 期待度は予想以上にある。
 1回だけじゃなくて継続的に使ってもらうためにどうするかが今日終わってこれからの課題。」



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“格安スマホ” ヒットの理由は

2014-07-28 07:15:00 | ビズ プラス

7月13日 BIZ+SUNDAY


今年度に入って家電量販店、インターネットプロバイダーなどいろいろな企業が格安スマホの発売を開始している。
スマホ事業全体でみると若干伸び悩みがみられるが
格安スマホは売り切れも相次いでいて今年最大のヒット商品とも言われている。

格安スマホ事業に参入した大手スーパーのイオン。
4月に売り出した8000台は1か月で完売。
7月 その第2弾として月額1980円のスマホを発売した。
ここまで安くできるのは
・ある程度端末の機能を落としていること
・月々使えるデータ量が少なく通信速度が制限されている
という理由がある。
(イオンリテール で自ダル事業開発部 橋本昌一部長)
「既存の事業者様は最高級の商品をお届けしていると思う。
 車でいえば高級車。
 スマートフォンの軽自動車のような考えで提供させていただこうと。」
これまでのものとどう違うのか。
動画の再生はこれまでのものはすぐに再生されるが
格安スマホハ少し時間がかかる。
ネットをあまり使わないライトユーザーなど購入者の6割以上が高齢者で主婦層にも人気である。
(イオンリテール デジタル事業開発部 橋本昌一部長)
「スマホを試してみたいが自分では使いこなせないんじゃないか。
 思いとどまっていた方が今回のスマホのた0-ゲット。」
広がる格安スマホ市場。
7月にメガハウスというおもちゃメーカーから発売されるスマホがある。
小中学生の女の子向けで子どものニーズをくみ取りこだわりの機能を開発した。
自分で描いたイラストをカメラで撮ればオリジナルのスタンプを作ることが出来るアプリ。
写真に好きなフレームとスタンプをはり付けることが出来るアプリ。
お年寄りや子どもにもスマホのニーズがあることがわかってきたため
様々な業種がスマホビジネスにチャンスを感じるようになってきた。
(メガハウス デジタルデバイス事業部 濱高郎開発責任者)
「格安といわれている端末が市民権を得て認知が広がって
 ちゃんと使えるスマートフォンだと体感していただいて地位が上がっていく。
 ご要望に添えるような楽しい端末を作っていきたい。」


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人気の投資漫画 ヒットの秘密は

2014-07-27 22:45:00 | ビズ プラス

7月13日 BIZ+SUNDAY

株式投資をテーマにした漫画「インベウターZ」。
週刊青年コミック誌で連載中だがその内容がビジネスマンにもうけ経済新聞にも掲載された。
「インベスターZ」の舞台は名門の中高一貫校。
生徒たちが投資部の活動で3000億円を運用するという奇抜なストーリー。
中学1年生の主人公が経済や投資について学び投資家として成長する姿を描く。
去年6月の連載開始以来中高生からビジネスマンまで幅広い層に支持され
コミックスは4巻で累計20万部を売り上げた。
この漫画の作者は三田紀房さん(56)。
東大受験や転職、起業などユニークなテーマの漫画を描き続けてきた三田さん。
マンガに取り組む姿勢も異色である。
(漫画家 三田紀房さん)
「僕は漫画は100%ビジネスです。
 商売としてやっていますのでほかの作家さんとは感覚的に違うかもしれない。
 いかにこれで自分の価値を最大化して利益をどれだけあげられるか
 そこに非常に力を注いで制作しています。」
漫画はビジネス
ヒットの陰にはビジネスとしての緻密な計算があった。
主人公は中学1年生。
投資漫画としてはかなり大胆な設定だがそこにはねらいが。
読者と共に成長する主人公
(三田紀房さん)
「僕も経済の知識がほとんどないんです。
 おそらく一般社会で暮らしている方たちも実は経済の知識って中1レベルぐらいじゃないかと。
 おそらく中1ぐらいから始めると皆さんの知識レベルと一致したところが出てきて
 みなさんが知識を得るのと同じペースで中1の子が成長していく。 
 そうすると自分も一緒になって知識を得ていく過程が読者とともに歩んでいけるんじゃないかと思ったんですね。」
三田さんの代表作「ドラゴン桜」はストーリーだけでなく東大合格のノウハウも盛込んだHou to本としても人気を集めた。
ヒット作を踏襲
「インベスターZ」もこの路線を踏襲。
読み進めるうち投資のノウハウが自然に身に付くようになっている。
(三田紀房さん)
「漫画の世界は題材がたくさんあるんです。
 それをどう加工して商品にするか
 そこの工程に明確なアイデアがないんですよ。
 僕の場合そこの工程 プロセスの部分を緻密な計算を入れて商品化できるかというプロデュース能力を高めるように
 僕自身努力しているんです。」
「インベスターZ」には実在する企業が数多く登場。
主人公がその業績や将来性を分析し投資を行う。
リアリティあふれるストーリーが読者の興味をひきつける。
週に1度行われる編集者との打ち合わせでは
新聞や雑誌など様々なメディアで取り上げられた経済に関する話題をもとにブレインストーミングを行う。
「旭硝子は割れないガラスを発明してワールドカップのベンチの屋根につけた。」
こうしたやりとりをもとに時には三田さん自身が企業を直接取材。
リアリティーのあるストーリーを組み立てていく。
(三田紀房さん)
「意外とみなさん 企業についてあまりご存じないんですね。
 実在の企業名を出してこういう企業ですと漫画の中できちっと披露してあげれば
 そこだけで十分新鮮な情報になるんです。
 この漫画で株・投資ブームが来るとは思っていませんけど
 小さなきっかけ いろんなきっかけを一つ一つ作ることによって
 だんだんリンクくして化学反応が起きてちょっとしたムーブメントが起きる。
 そこに一つ役立てればいいんじゃないかと思うんです。」

 

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glee シーズン4 Vol.6 (11,12)

2014-07-27 07:15:00 | DVD

第11話 肉食系女子の恋愛事情 (Sadie Hawkins) 楽曲


1. I Don't Know How to Love Him ティナ ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター (Jesus Christ Superstar)」  
2. Baby Got Back アダム&ザ・アップルズ Sir Mix-a-Lot (Jonathan Coultonによるカバーver.)  
3. Tell Him マーリー、ブリトニー&ND女子 The Exciters  
4. No Scrubs アーティ、ブレイン、ライダー、サム、ジョー TLC  
5. Locked Out of Heaven マーリー、ユニーク&ND女子 Bruno Mars  
6. I Only Have Eyes for You ライダー、アーティ、ジョー The Flamingos


 

 

第12話 ヌードに挑戦 (Naked) 楽曲


1. Torn レイチェル Ednaswap (Natalie Imbrugliaによるカバーver.)  
2. Centerfold / Hot In Here ND男子 (サム、ライダー、ジェイク)&チェリオス The J. Geils Band / Nelly  
3. A Thousand Years マーリー、ジェイク Christina Perri feat. Steve Kazee  
4. Let Me Love You (Until You Learn To Love Yourself) ジェイク Ne-Yo  
5. Love Song レイチェル、サンタナ、クイン Sara Bareilles  
6. Trouty Mouth サンタナ gleeオリジナル曲  
7. This Is the New Year ニュー・ディレクションズ A Great Big World


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glee シーズン4 Vol.5 (9,10)

2014-07-26 07:15:00 | DVD

第9話 勝負の時 (Swan Song)  楽曲

 

1. Somethin' Stupid サム、ブリトニー Carson and Gaile  
2. All That Jazz カサンドラ、レイチェル&NYADA学生 ミュージカル「シカゴ (Chicago)」  
3. Being Good Isn't Good Enough レイチェル Barbra Streisand ミュージカル「ハレルヤ、ベイビー! (Hallelujah, Baby!)」  
4. O Holy Night レイチェル Adolphe Adam  
5. Being Alive カート ミュージカル「カンパニー (Company)」  
6. Don't Dream It's Over フィン、ニュー・ディレクションズ (マーリー、ブレイン、ティナ、サム、ブリトニー) Crowded House  

 

 

 

第10話 クリスマスに贈る物語 (Glee,Actually) 楽曲

 

1. Feliz Navidad アーティ José Feliciano  
2. White Christmas ブレイン、カート Bing Crosby  
3. Hanukkah Oh Hanukkah ジェイク、パック Theodore Bikel  
4. Jingle Bell Rock サム&チア部 Bobby Helms  
5. The First Noel マーリー クリスマス・キャロル  
6. Have Yourself A Merry Little Christmas ブリトニー、パック、ジェイク、サム、ブレイン、カート&ニュー・ディレクションズ 映画「若草の頃 (Meet Me in St. Louis)」  
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デパート業界 夏商戦の行方

2014-07-25 07:15:00 | ビズ プラス

7月13日 BIZ+SUNDAY


大西洋社長は2年前から三越伊勢丹グループを率いている。
デパート業界にとって正念場の夏の商戦。
他社のほとんどの店が6月末からセールを行うなか三越伊勢丹ではセールを7月中旬以降に遅らせている。
それでもこの時期 売り上げは去年を上回っている。
大西社長は強さのカギは商品・販売・空間にあると言う。
まず商品と販売。
ヨーロッパの麻を使った肉厚で発色の良い婦人用ニット。
(三越伊勢丹ホールディングス 大西洋社長)
「外で売っているセール品よりもこっちを買っていただくという理由付けがないとだめなので。」
伊勢丹といえばバイヤー。
バイヤーの目利きで国内の工場と独自に契約し価格は16,000円。
通常の製造流通ルートでは20,000円超。
高い品質は維持し価格は抑える。
セールを行うなかで単なる値引きではなく三越伊勢丹にしかない商品にこだわることで客を引き寄せる。
(大西洋社長)
「山形のニットメーカーとダイレクトなので通常のサプライチェーンのアパレルは一切入っていない。
 2万3000円とかの国内ブランドもあるのでその価格帯よりも下。
 今のお客様はすごくよくご存じなので反応されるわけです。」
もうひとつのカギが空間。
驚いたのが売り場の中心ともいえるエスカレーター周辺。
2階の婦人服売り場はエスカレーターまわりから商品をなくし大きなスペースを確保しジューススタンドなどを作った。
(大西洋社長)
「常に前に出て新しいことをやってもらいたいと言うお客様からの期待感がすごくある。」
売り場の常識を変える空間づくり。
ジューススタンドの出現で売り場面積は12%減ったが売り上げは12%増えた。
(大西洋社長)
「商品量を減らして客の導線を全部変えましたので
 今までは長方形の建物の隅はお客様がなかなか行きづらかった。
 それも全部デザイナーがうまく回れるように考えた。
 回遊性がすごく上がった。
 百貨店のフロアのあるべき姿とかあり方をかなりチェンジしました。」
人口の減少や消費の多様化などで売り上げが伸び悩むデパート業界。
大西社長はそうした厳しい現実を見据えながらあらためてデパートの魅力を取り戻したいと言う。
(大西洋社長)
「小売業の全体の売り上げの130~140兆円のなかでデパートは6兆円。
 小売業全体の中の4~5%の業態であるということをもう一度認識して
 全部やろうとするからみんな一緒になってしまうので
 全体の5%の業態というところを常に意識しながら
 店づくりとお客様に接していくと言うことがキーかなと思います。」
「販売と商品と環境空間というものに今はこだわって
 百貨店の新しいビジネスモデルを作っていくということに取り組んでいるところ。
 “新しいものがある”とか“あそこに行けば何か発見ができる”とか“ここにしかない”とかバリューをさらに上げていかないと
 今の状態が長く続くとは思っておりませんので
 お客様からの期待値は非常に高いと認識しております。」

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アメリカで人気のこだわりのコーヒー

2014-07-24 07:15:00 | 海外ネットワーク

7月13日 NHK海外ネットワーク



熟練のバリスタがいれる香り豊かなコーヒー。
味わっているのはコーヒー店を巡るツアーの参加者でコーヒーの品質や味にこだわりがある幅広い年代の人たちが集まった。
アメリカ西部オレゴン州のポートランド。
大規模なコーヒーチェーン店が主流のアメリカだが
ポートランドでは1杯ずつ手で淹れることを売りにした小規模なコーヒー店が数多くある。
地元のコーヒー店をめぐりその店自慢の1杯を楽しむというこのツアーは
スタートしてから1年 
人気は上々で今では週5日開催している。
(ツアーの参加者)
「初めて知ることばかりでためになった。」
大量生産のコーヒーが多く出回るなか1杯ずつ丁寧に淹れたコーヒーの人気が高まっている。
アメリカでコーヒーが本格的に普及したのは第二次世界大戦後 1960年代にかけてである。
浅く焙煎した豆で淹れた軽めの味わいのいわゆるアメリカンコーヒーが主流だった。
家庭や職場でポットに作っておき
いつでも飲める手軽さが好まれた。
その後1990年代にかけて大規模チェーン店が次々に登場。
深入りの豆で淹れた濃厚な風味のコーヒーが大ヒットした。
ふたつきの容器を手にコーヒーを楽しむ人の姿が街のいたる所で見られるようになった。
そして今 自分の好みにぴったり合ったコーヒーを追い求めたいという人たちが足を運んでいるのが
バリスタが1杯ずつ手作業でコーヒーを淹れてくれる店である。
ドリップコーヒーの値段は1杯 2ドル75セント。
一般的なチェーン店に比べると5割ほど高いものの人気を集めている。
丁寧に淹れる質の高いコーヒーを打ち出した人はサードウェーブ(第3の波)と呼ばれ
今アメリカの都市部を中心に増えている。
「ここのコーヒーは少し甘くて丘とは違う。」
「豆のひき方から出し方まですべてに気を配っている。
 時間とお金をかけて来る価値はある。」
サードウェーブのコーヒー店を経営するジェームス・フリーマンさんは趣味が高じて12年前に店を開いた。
開店にあたっては日本の喫茶店から大きな影響を受けたと言う。
(コーヒー店経営 ジェームス・フリーマンさん)
「1948年創業の東京の喫茶店では豆を少しずつ焙煎して1度に1杯だけコーヒーを入れている。
 とても手間がかかるやり方だ。」
フリーマンさんが来日するたびに通っているという都内の喫茶店。
コーヒーだけでなく客が楽しむ様子や店のスタッフの働きぶりを含めて
“喫茶店が大好きなんだ”という印象を受けたと言う。
(喫茶店の店員 寺嶋和弥さん)
「フリーマンさんは1滴1滴染み出てくるコーヒーをじっくり観察する。
 1滴1滴に注目するというのはコーヒーに対する愛情が感じられた。
 こういう場所に集まる客 働くスタッフ
 それをフリーマンさんは求めていると思う。」
品質と味にとことんこだわったコーヒーをアメリカでも広げたいと言うフリーマンさん。
客においしいコーヒーを出すため最も力を入れているのは人材の育成だと言う。
新人は店頭に立つ前にベテランのバリスタからマンツーマンで研修を受ける。
豆のひき方や水の量 お湯の注ぎ方など細かく指導される。
多くのチェーン店は全自動のコーヒーメーカーでつくられるエスプレッソ。
しかしこの店ではバリスタが抽出の時間など微妙に調整する。
コーヒー豆も厳選している。
産地だけでなく農家や畑も指定して豆を仕入れる。
風味が落ちないよう焙煎から48時間以内のものしか使わない。
大規模チェーン店に比べると注文してから時間がかかるうえ値段も割高だがそれでも多くの人たちが訪れている。
フリーマンさんは今ではニューヨークなど13か所で店を展開するようになった。
(コーヒー店経営 ジェームス・フリーマンさん)
「我々の所に来るお客さんは小規模で手間ひまをかける店を求めている。
 1杯ずつ丁寧に淹れるのは大変だけどこれがおいしいコーヒーを作る方法だと信じている。」
サードウェーブのコーヒーが広がるアメリカ。
店のスタイルだけでなくコーヒーを淹れる道具も日本製が注目されている。
4月に開かれたコーヒーの見本市には全米の業者が参加した。
話題を集めていたのが日本メーカーのドリッパー。
コーヒーのうまみをしっかり抽出できるとバリスタの間で評判だった。
口コミで人気が広がりここ数年売り上げが伸びているという。
(コーヒー店経営者)
「もっとおいしいコーヒーの入れ方がないか
 いつも探し求めている。
 それでここに来た。
 お客さんには最高のコーヒーを届けたいからね。」
自分の好みに合わせて1杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒー。
味わいをじっくり楽しもうという動きがアメリカで広がっている。



 

 

 

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アメリカ ジャーナリズム教育の今

2014-07-23 07:15:00 | 報道/ニュース

7月8日 キャッチ!


ニューヨーク コロンビア大学ジャーナリズム・スクールは
優れた報道に与えられるピューリツァー賞でも知られる著名なジャーナリスト ジョゼフ・ピューリツァーが20世紀初頭に創設した大学院である。
これまでアメリカを中心に多くの人材を輩出してきた。
この伝統校がいま拡大するネット社会で活躍できる新しいジャーナリストの育成に取り組んでいる。

コロンビア大学ジャーナリズム・スクールが最も力を入れているのがインターネットを利用したデジタル・ジャーナリズムと呼ばれる分野。
学生たちが自ら立ち上げたプロジェクトの発表会の日。
選挙などのデータを簡単に集めて分析できるようにしたソフトなど20のプロジェクトが披露された。
(コロンビア大学 ベル教授)
「記事が瞬時にネットで共有されるほど現代の報道はデジタル化されています。
 膨大な情報による変革で何が起きるか見極める必要があります。
 そこではビッグデータの存在が大きな意味を持つでしょう。」
コロンビア大学のジャーナリズム・スクールは創立から今年で102年。
アメリカの優れた報道などに贈られるピューリツァー賞の事務局を務めていることでも知られている。
留学生は学生全体の30%以上にのぼるが最近増加しているのが中国からの留学生。
フォトジャーナリズムを学ぶ中国人の留学生が中心になって立ち上げたサイトでは
ニューヨークの路上生活者いわゆるホームレスの人たちを取材しタンブラーというソーシャルメディアを通じてインターネットで写真を公開している。
(中国人留学生 コン・ヤンさん)
「街中のホームレスの人たちを撮影しインタビューしました。
 実情を取材して記事を書けば人々の関心を得られると思います。」
中国人留学生のコンさんとミンさんはアフリカ系のアメリカ人が多く住むニューヨークのハーレム地区を撮影地に選んだ。
しかしお金を要求されたり交通局の職員に撮影をやめるよう求められたりして思うような写真が撮れなかった。
(中国人留学生 ミンさん)
「街角の撮影という意味ではニューヨークは最高ですが
 ここでは顔を撮影されることを嫌がる人が多いのです。」
ジャーナリズム・スクールでは撮影や編集の技術的なノウハウは教えない。
こうした知識は学生同士が協力しながら自ら習得するものだとされている。
教授が指導するのはこれとは別のことだと言う。
(中国人留学生 コン・ヤンさん)
「この学校ではただ写真を撮るのではなく
 それで“何をどう伝えるのか”を学んでいます。」
一方 ビジネスジャーナリズムを学ぶ学生もいる。
イタリアの大手新聞社の記者として政治の分野を担当してきたダビデ・カラチさん。
数年前 イタリアが財政危機や経済の低迷に苦しんだことで経済報道に関心を持ったと言う。
ジャーナリズム・スクールでは自ら取材し定期的に長文のレポートを提出することが義務づけられている。
カラチさんはニューヨークで関係者に取材しながらヨーロッパの統合や自動車メーカーの再編をテーマにしたレポートを作成した。
(イタリア人留学生 ダビデ・カラチさん)
「教授から教わったのは“ビジネス”とは結局は人の手によるということです。
 誰が会社を経営しているのか
 誰が役員を務めているのか
 ビジネスの話題には常に人が関わっています。」
5月下旬 卒業を控えた学生たちにとって特別な日がある。
“ジャーナリズム・デー”。
教授たちが優秀な学生を表彰するイベントである。
イタリア人留学生のカラチさんはムードメーカーとして学生をまとめた“ナイス・ガイ賞”を受賞した。
イタリアに帰国しこれまで勤めてきた新聞社にもどって政治と経済の両面で幅の広い取材をしたいと考えている。
(イタリア人留学生 ダビデ・カラチさん)
「ジャーナリストとしていい仕事が出来ればイタリア経済の再建や監視に自分が役立つと思います。」
一方 中国人留学生のコンさんとミンさんは卒業後もしばらくアメリカにとどまりジャーナリズムを学ぶ予定である。
ただふたりとも将来は帰国し格差の広がる中国で社会問題などを取材したいと考えている。
(中国人留学生 ミンさん)
「アメリカ流 そして国際的な視点で物事を見られるようになりました。
 世界で起きる複雑な問題を報道するためには多様な経験と文化的素養が備わったジャーナリストが必要なのです。」
ジャーナリズム・スクールで学んだ学生たちが
取材のノウハウや最新のデジタル技術を生かしてどのようにニュースを世界に発信していくのか注目される。





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イギリス 加熱する不動産市場

2014-07-22 07:15:00 | 報道/ニュース

7月7日 キャッチ!


イギリスの住宅金融大手の調査によるとこの1年間でロンドンの住宅価格は25%以上も上昇した。
イギリス人はもともと持ち家好きが多い。
それに加えてイギリスの住宅は日本に比べて日本よりも耐用年数が長く長期的な資産となるため
購入した家の価値が上がると売却してより大きな家を購入する場合も多い。
そうした買い換えを住宅階段 Housing Ladderという。
国際的な大都市としての魅力も相まってロンドンはもともと住宅の需要が高い。
しかし一方でロンドンでは景観保護などの理由で住宅建築が制限されている。
需要に比べて供給が圧倒的に少ないのが現状である。
こうしたなかイギリス政府は景気回復を追い風に住宅の購入を後押しする政策を進めている。
住宅を求める人々の需要がさらに高まっている。 

ロンドンのイーストエンドにあるつつましい住宅の公開初日。
新規に住宅を購入したい若い人たちがこの家を見に来ている。
Q.新規購入者として今の市場をどう見ているか?
「非常に過熱していると思う。
 もう予算ギリギリです。
 どんどん高くなっているので手が出せません。」
「本当に異常なほどの住宅価格で探すのに苦労している。」
Q.不動産市場は少し冷めていると言う人もいるが兆候は見えるか?
「いいえ 競争も激しく家を探している人が多すぎます。
 エコノミストがそう言っても私にはそうは見えません。」
イーストロンドンにある1ベッドルームだけの小さな部屋は不動産と呼べるほどのものではないが
今の価格は38万ポンド(約6,650万円)で40万ポンド以上になるとみられる。
価格は全国平均の2倍以上。
イギリスの規制当局の元責任者は経済的にも金融的にも危険だと述べている。
Q.住宅市場にバブルは起きているのか?
「ロンドンや南東部はバブル初期の段階にあることは間違いなく
 懸念される事態になっている。
 しかしスコットランドの北東部や北アイルランドなどでは地域ごとで大きなバラつきがある。」
イングランド銀行はほかの地域の経済回復の足を引っ張ることなく
ロンドンなどの住宅市場の過熱ぶりに対処しなくてはならない。

急激な住宅価格の上昇が起きている背景には国内の事情だけではなく海外からの資金の流入がある。
(若山大学経済学部 簗田優准教授)
「ロンドンで住宅価格が非常に上がっていることはイギリス全体で原因を見てみる必要がある。
 一番大きな理由は住宅需給のアンバランス。
 供給面では建築規制 都市計画 書類などの手続きで進まない。
 需要面は個人の面 金融の面 海外の面で見ていく必要がある。
 イギリスは近年好景気なので住宅購入意欲が増進している。
 金融の面では“Fundingu for Keadinng”という政策が行われており銀行が低コストで資金を調達できる。
 “Buy to Let”という住宅ローン貸出推進政策も行われている。
 加えてアラブの春などでイギリスに入った金が滞留している。
 中国やロシアからの新規資金流入で需要が高まりアンバランスが加速。
 特になぜロンドンかというと都市としての魅力が一番大きい。
 2012年~13年 ロンドン中心部の高級物件は50%が外国人に買われるほど外国人に人気。
 その50%のうち30%がイギリス非居住者からの投資。
 新築物件は外国人購入者の比率が非常に高く全体の80%を外国人が購入している。
 内訳はロシア地域 中東地域 中国地域 それ以外各20%。
 イギリスシティはもともと世界から金を集めるマネーセンターの役目をしている。
 不動産価格が上昇していくからといって海外資金の流入規制をすることはない。
 今後も外資流入は継続するし不動産価格は上昇をすると思う。」




 

 





 

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印象派の絵画 隠された“ヒント”とは

2014-07-21 18:18:54 | ビズ プラス

7月6日 BIA*SUNDAY

東京上野 国立西洋美術館。
セザンヌ作「リンゴとオレンジ」。
モネ作「水連」。
これらの名画のフルカラータオルはこれまで1000枚以上売り上げていて
その多くは部屋に飾るためだということである。
(販売員 染谷和子さん)
「飾ってきれいだということでお買いもとめいただいている。
 プレゼントとして差し上げたり額装する方もいる。」
このタオルを生み出したのは愛媛県今治市のタオルメーカー。
高品質を歌い続ける今治ブランドを守り続ける創業95年の老舗である。
年間9000枚以上のフルカラータオルを生産している。
藤高5代目社長 藤高豊文さん。
このタオルが生まれたきっかけは絵のように複雑な色合いのタオルケットを作ってほしいと言われたことだった。
ところが当時の技術ではシンプルな図柄を表現するのが精いっぱい。
複雑な色彩には対応できないといったんお断りした。
(藤高 藤高豊文社長)
「できるだけ注文に沿うのがメーカーの使命。
 これは無理ですよと言うのはメーカーとして恥ずかしい。」
なんとか注文に応えたいと藤高社長は新しい技術の開発に乗り出した。
タオルの色彩はパイルと呼ばれる細かい糸の輪によって決まる。
そこで複雑な色彩の変化をパイルの色の使い分けで表現しようとコンピューターを使って色の組み合わせ方を研究した。
開発されたノウハウは特許として認められた。
インテリアとしてフルカラータオルを飾る人たちの間では奥行きのある色合いが人気を集めている。
(吉田有貴子さん)
「ふわっといろんな表情を見せてくれるところが気に入っている。
 すばらしいひとつの作品だと思う。」
難しい注文をきっかけに生まれたフルカラータオル。
新しいニーズを掘り起こしている。
(藤高 藤高豊文社長)
「生活も多様化していますしニーズも多様化している。
 お客様ごとに違う。
 一つ一つに応えていくことが大事。」


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無邪気で、陽気で、沈黙の風景が似合う花

2014-07-20 07:30:01 | 編集手帳

7月16日 編集手帳

 

ひまわりの異称「こがねひぐるま」(黄金日車)は与謝野鉄幹の造語ら しい。
夫人の晶子に歌がある。
〈髪に挿せばかくやくと射る夏の日や王者の花のこがねひぐるま〉。
金色の滴が飛び散るような響きが、
この美しい異称にはある。

ひまわりは、
光り輝く生命をそのまま形にしたような花である。
『ゴッホの《ひまわり》展』が仙台市青葉区の宮城県美術館ではじまった。
損保ジャパン東郷青児美術館蔵のゴッホ「ひまわり」が特別公開されている。

ひまわりと聞いて、
北上川のほとり、
東日本大震災で児童74人が犠牲になった大川小学校(宮城県石巻市)を思い浮かべた人もいるはずである。

わが子の生きた証しにと、
児童が津波から逃れようとした高台に親御さんたちが種をまいた花壇のことは、
小欄で も触れたことがある。
ゴッホの絵に、
その生命の花を重ねる方もあろう。

まど・みちおさんに『ヒマワリ』と題する詩がある。
〈ひとり げらげら/わらってる /まわりを しーんと/させちゃって〉。
自身は無邪気で、
陽気でありながら、
沈黙の風景が似合う花である。
そう、
遺影の笑顔を見ているような。

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韓国の“もてなし”

2014-07-19 17:19:42 | 編集手帳

7月12日 編集手帳

 

ずいぶん前のことだが、
ある月刊誌で見かけた帝国ホテルの広告がある。
〈紙クズはもう一泊します〉

チェックアウトをした宿泊客が部屋のごみ箱にうっかり大事なメモを捨ててしまったことにあとで気づいた場合に備えて、
客が立ち去ってから一昼夜、
ごみを別室で預かるのだという。
客の身になっての隠れたもてなしに感心した覚えがある。

同じ一昼夜24時間の対応でも、
こちらは “もてなし”ならぬ“仕打ち”である。
在韓日本大使館が自衛隊創設記念の行事を開くことで予約していたソウルのロッテホテルが、
開催の前日になって一方的に取り消しを通知してきた。

「国民感情に触れる」との理由だが、
前日はひどい。
各方面に招待状を送っている客の身になり、
予定通り会場を用意する。
国内の 批判は甘んじて受ける。
それが最低限の商道徳だろう。

ものの本によれば、
英語の「ホスピタリティー」(歓待)と「ホスティリティー」(敵意)は一つのラテ ン語から派生した同根の言葉という。
「敵意」のほうにくみするホテルもめずらしい。
泊まったことはないが、
さぞかし日本人には快適なことだろう。

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「歴史に学ぶ」とは

2014-07-19 07:15:00 | 編集手帳

7月10日 編集手帳

 

漢字の本家は中国だが、
和製の文字もある。
国字という。
よく使う国字に〈枠〉がある。
本家にも同じ意味をもつ別の字はあろうが、
なければお貸しする。

中 国共産党の青年組織が発行する重慶市の週刊紙『重慶青年報』の最新号が、
全面広告として、
広島、長崎の場所に原爆のキノコ雲と炎のイラストを書き込んだ日本地図を掲載した。
これは許される〈枠〉の外だろう。

地図に名前が記された都市はもう一つある。
東京である。
キノコ雲こそないが、
「次はここだ」の脅迫にも読める。
というより、
そうとしか読めない。

見出しには「日本は再び戦争をしたがっている」とある。
集団的自衛権をめぐる日本政府の政策転換に抗議したつもりらしい。
なぜ、
いま、
政策の転換が必要だったのか。
核を保有する軍事大国にして“見識小国”の全面広告はひとつの回答である。

〈どげんもんか煮え湯かぶればわかるじゃろ〉(和田たかみ)。
反日教育を施す暇があれば、
原爆の惨禍を教え、
常識の〈枠〉を守るよう躾(しつ)けるのが先だろう。
「歴史に学ぶ」とは、
そういうことである。
〈躾〉も国字、
ないのならお貸しする。

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