毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

○○バスに乗って

2009-08-04 21:17:17 | パワーアップな日々 2009
書こうか書かないかちょいと迷ったのですが…
滅多にない話だと思うので。

名前などは全て伏せますので、
まぁ読みにくいかもしれません。
地名・路線などは知ってる方にはバレバレとなりますが、
あくまでも知らんぷりして流してください。

伏見稲荷神社(これは既に出ているので)、
親子連れに遭遇したため、
早くに切り上げバス停へ。
バスの時間より10分前には到着しておりまして。
8分遅れでバスが到着。
20分近く炎天下のバス停で待っておりまして、
何も考えずに乗ったのですが…

バス停を数個過ぎた後、
『次は終点Kターミナルです』とテープが流れまして。

ん??運転手さん流すテープ間違えてるぞと。
Kターミナル行きはとっくの前に行っちゃってるはずだぞ。

しかし、
その後バスは無情にもウインカーを上げ左折。
終点Kターミナルでして…






オカトラノオ 岡虎尾 サクラソウ科。 


バスを降りるとき、
『間違えて乗っちゃったんですけど、
 Mターミナル行きのバスって、
 ここのターミナルから出てますか?』と聞きましたら、
『3番から出てます』と。

で、
3番の発車時刻を見ると…50分待ち…
ターミナル内の他のバス停をチェックすると、
なんだか我が家とは縁遠い方向行きでして…
こりゃ中心部まででて地下鉄&バス乗り継ぎか…
それにしても大回りすぎる…

先程左折した、
大きな通りまで出て考えましょと。

私ここらへんの土地勘ないんです。
疲れているし、暑いし。
こりゃ楽してMターミナルまでタクシーに乗りましょ…
あ…
あぁぁ…さっきアイス食べちまったっ。お金足りないぞ…

普段はちゃんとお金持参して山行ってるのですが、
この日はたまたま家のお財布に千円札が一枚しかなかった。
万札は山財布に入れるをやめ、
ウィズユーカードと千円札1枚と、
小銭を多めに入れての藻岩山だったんです。
アイスをにたにた食べてしまったので、
タクシーの基本料金はあるけどMターミナルまでは足りないなと…

ど、どうする…どうしよう…
あ、歩くか…

Mターミナルまで30分ではおそらく着かないぞ…
さらにMターミナルから自宅まで40分の歩きだぞ…
この炎天下…
待て、頭を冷やして考えろ…
次の正しいバスがいつか来る…
向かいのバス停には逆方向の循環便が来るはずだ…
きっと道は開ける。
でも疲れた…暑い…
どこかに100円マックはないものか…

延々続く長い通りの向こうを見つめ、
一人途方にくれまして…
まさにヘルプミーでした。
誰かお金貸してくれ(爆)。
自宅までタクシーに乗って料金は後払いって手もあるな。
でもそれって悔しい出費だし。
力の限り歩いてみるか…
一人バス停前で唸り考えていたのです。

すると。

一台のバスが停まりまして。

前のドアが開きまして。
運転手さんが呼んでいるっ。

『お客さ~ん、
 さっき間違えて乗ったお客さんですよね~』と。

はいっ、そうです、
さっき間違えて乗ったばかたれなお客さんは私に間違いございやせん。

『これからMまで行きますから乗って下さい~』

…え??
今なんて言ったの?Mまで行く?乗って??

『Mなら通りますから乗って下さい~』

あぁ神さま仏さま運転手さま。

つまりですね、
運転手さんと車内で話したのですが、
間違えて乗ってしまったバス、
あれは大幅に遅れて、
本来あの時間に通るはずのないバスだったそうで。

調べてみたら、
確かに私の乗る予定のバスは56分、(56分には来なかった)
そのバスは40分のバスですから20分以上も遅れてたことになります。
確認せずに乗った私が悪いのですが、
運転手さんも山帰りに気の毒だと思ってくれたのか、
次のバスが当分来ないことを知ってるからか、
料金を受け取ってしまったからか、
Mターミナルへの○○バスに私を乗せてくれたのです。

これを今お読みのみなさん、
どうか流して下さいね。
きっと○○バスに一般人を乗せるのは違反となるでしょうから。
運転手さんの善意だけわかって欲しいなと。
あと私の強運(笑)。

いえいえ、
本当に地獄に仏でしたわ。
伏見稲荷神社のご利益でしょか。
神宮さんのご加護でしょか。
う~ん、
普段の行いか?(汗)。

いやぁ、
さすが○○バス。
ノンストップにノンアナウンス(笑)。
びゅびゅ~んですわ。

しこたまお礼を言い、
Mターミナルで降ろして貰いました。





あとはMターミナルからいつものように歩きまして。






神宮さんのきのこ。
でかい。大きすぎ。
でもこのクランキーチョコのような模様は…
先日教えていただいた毒きのこのテングタケっぽいぞ…






なんだかどっと疲れて、
公園のベンチで一休み…
でも嫌な疲労感じゃなくてね、
疲れたけれど笑えてしまう、
なんだかありがたい一日だったのでした。

…お金は多めに持つぞ。
今後バスに乗り間違えないぞ。
このご恩はいつかどこかで誰かにバトンするぞと心に誓ったのでした。