某月某日我が家の台所にて。
イカの皮を剥きながら、あんかけ焼きそばが無性に食べたくなった。
かりっかり、一部焦げて茶色化している黄色い麺の上に大皿の縁から今にも流れそうな緩いとろみのあん。
具材はなぜか白菜だね、斜め切のやつ。あとはこだわらない。一般的な具材が入っていれば。うずらに木耳。
ってイカはきっかけでなかったのか。
で、イカをさばきながら考え続けた。
あんかけ焼きそばといえば小樽?小樽じゃなくてもいいから、街角の年季の入った食堂もいいよな。
でもひとりで入店して髪を結わえてあんかけ焼きそばをはぐはぐする度胸はないし。
とそこまでいって、ぱっと浮かんだ光景が。
函館だ、昔函館に住んでいた頃、住居(古民家か和洋折衷の建造物)を改造した小さなお店であんかけ焼きそばを食べた記憶がある。それも数回、家族や友人と行ったはず。
とても狭くて折れ曲がった?作りだったけど、なんていう名前の店だったっけ。
窓・八・角・花。こんな漢字が使われていた記憶が。
これに亭や庵を組み合わせて検索してみたけど、どれもヒットせず。
もう20年近く前だし、お店や建物がそのまま残っている(営業している)とは思えないけれど、
店の名前や正確な場所が思い出せなくてもやもやしっぱなし。
場所はおそらく日和坂近辺。木造、階段、窓。ちまきもメニューにあったな。
一昨年、函館旅行に際してどこで何を食べるかいろいろ考えたけど、
ここのお店のことはこれっぽっちも浮かばなかった。
いやぁ、イカの皮むきって思い出をよみがえらせる作用があるのでしょか。
にしても、20年ぶりに突然よみがえったこのあんかけ焼きそばの記憶と、リアルな脳内画像に驚いています。
アジサイはあんかけ焼きそばとは無縁です。
でね、もうひとつ思い出せないものがあって、定点観察していた木の一番最初の写真がどこにはいってるのか見つけられず、探すこと今日で3日目。
そのうち木の連続観察記事が登場したら、あ、やっと探し出したんだと察し祝福してやってください(笑)。
って、いつまでたっても記事にならなかったってね。出てこいや。