靴と酒と古本ととなると、なんだかカビ臭いというか、昭和っぽいたたずまいだけど、
これがなぜかワインとなると雰囲気がチェンジ。
靴をサンダルとかヒールにすると、これまたムード過剰で、
なんだかそこまでやるには気恥ずかしいし、私じゃないし、その雰囲気は。
というわけで。
今日は病院の日、定期検診に朝早くから行ってきました。
で、結果はというと、すっごく嬉しいいい結果がひとつと、あまりよくない話がふたつ。
大福や串団子や今川焼きにパンの誘惑チョコレートにアイスにおせんべい、
最近過剰気味の甘党生活、
これがどう出るか気になっていたんです、もう検査結果にバーンと現れるのではないかと。
ところがどすこい、
血糖値も中性脂肪もコレステロール、なにもかも見事に基準値内でした。
よくない話は、まぁ深刻ではないのですが、よくない話はやめときましょう。
で、お昼を過ぎる覚悟でいたのに、10時半には会計も済み、
じゃあせっかく空いた時間だし、深刻になっても仕方ないからぷらぷらしてこようかと、
適当に札駅方向に歩いてみることに。
教会だ。名前は未チェック。
適当に信号まかせにくねくね行くと、北大植物園エリアに出た。
園内の住居?の庭にナニワズが咲いている!
今年一番のナニワズだわ。
道庁前庭にイチョウの老木の垂れ乳に挨拶してくるつもりが、ロープを貼ってあり立ち入り禁止。
今日の戦利品。
日常歩きまわるのに必要なスニーカー、お山用のトレッキングシューズ、
出来れば新しいランニングシューズ、この3つを買うのが先だと思うのに、
ふらっとパンプスを買ってしまった。それもカカトがヒールが意外と私レベルで高いやつ。
もうね、あのね、自分の背の高さ気にしなくなったというか、忘れてしまったというか、
昨今背の高い女性が増えてきているのは嬉しい限りで、それが長身であろうがヒール増であろうが、
私にとってはとてもありがたいことです。目立たなくなってきている(と思っているのですが、どうなんだろ)。
こんな時代がもっともっともっともっと前におとずれていたならば。
この歳でふっ切れたというか、悟りでしょか、開き直りの高齢化だな。
その前に、足首ぐねらず歩けるかが問題か(笑)。
明日からご近所で慣らそう。
最近いろいろな店のワインコーナーを覗くのが気にいっていて、
かといってデパートのワイン売り場はさすがに敷居が高く、
ビッ○カメラのお酒売り場でお目当てのワインを探すと、ありました、ありました。
コノスル リースリング レゼルバ
チリワインのリースリングを飲んでみたくて探すこと5店目か?
これを飲んで元気を出せということでしょか。
合う料理に毛ガニと書かれても、それは無理だと思います。
でね、ここで帰る予定だったのに、ふらふらと古本屋へ行くと、これがなんとミラクルヒット!
古本屋運というものがあるとしたら、今日一日で使い果たした気分。
キングよ、キング、「ニードフル・シングス」の下巻!
なんとね、私、
上巻だけ持っていて、かれこれ20年近く、下巻なしのまま、というか、あまりぱっとしなかったので、
そのうち古本で下巻が出たら揃えましょぐらいの気持ちのまま、もう2015年。
それが、今日、やっと下巻の古本発見だ。
1994年だ。買ったのはきっとそのころか数年後だったと思います。
ちなみに今日手に入れた下巻はというと、
いやだ、ペアじゃない、同じ1994年だわ。
増版されてないのか…?
では、恒例というか、得意のキングの上下本をくっつけてみる。
やった、完成。
それから感激のもう1冊。
まさかここで出会うとは。
いやぁ、読む人いるんだ(いたんだ)。
ランシングとシャクルトンのエンデュアランス号の本は書店で買わなくてはならないと思っていたんです。
絶対読み返したい2冊だし、まさか古本屋に登場するとは思ってもいなかった。
それと、
いま密かにハマっているのが川上弘美さんのエッセイで、東京日記シリーズはこれは秀作名作で、
残念ながら東京日記シリーズはなかったけれど、
読んだことのない、立ち読みした限り半分きていそうな本があり、
ただこのカバーはあまりよくないんだけど、まったくイメージではないんだけれど、
まぁカバーを読むわけではないので、ぷるぷるよろこびにふるえながらレジに3冊持ってっいった。
なんだかねぇ、軽いショックから立ち直るのに用意されたプレゼントみたいな掘り出し物ばかり、
まぁこれはキング読んでワイン飲んで川上さん読んでシャクルトンを見習えという啓示か?
なんて書いたら重病みたいですが、全然そんなのではなく、要観察が増えてしまっただけです。
医師の言うには私のような病名の人は北海道で2万5千人ほどいて、
そのうち1割が進行していくんだそうで、きっと私は永久に9割ゾーンだと思うけど、
まぁなかよくやってゆくしかないんだけど、今日はまだちょっとぐずぐずだな(笑)。