ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

猫の不思議

2019年07月10日 | ネタをたずねて三千里

                                       ときどき行く喫茶店の店長。たまにお茶の相手をしてくれる。

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 猫という生き物は、実は人語を解するのではなかろうか。
 そんな気がしてならない今日このごろなのですが。


 学生時代にアルバイトしていた喫茶店に「チョコセーキ」という名のネコがおりました。
 呼びにくいので、いつもはみんなから「チョコ」と呼ばれていました。
 そのチョコが仔猫を産んで何日かしてのことです。
 マスターの奥さんがついつい
 「こんなにたくさん産んでどうするの・・・?とてもうちじゃ世話できないわよ~ J´д`;し 」
 と言ってしまったんです。もちろん悪気があったわけではなかったのですけれど。
 チョコは、その日のうちに仔猫を全員を連れて家を出ていってしまいました。(数ヶ月後にひょっこり戻ってきたそうです)


 数年前、岡山市の中心部近く、旭川の河川敷近くにあるライブハウスに出演した時のこと。
 リハーサルを終えてから、その河川敷まで散歩に行ったんです。
 ぼくは、河原とか、お寺の境内とか、小高くて眺めのいいところでぼんやり過ごすのが好きなのです。
 雨上りに見えた夕陽で少しオレンジ色に染まった水面や水鳥を眺めているうちに、けっこういい時間になりました。
 お店へ戻ろうと歩いている時何かが目に留まりました。車の足元に隠れるように座っていた一匹の猫でした。
 キジトラっていうんでしょうか、結構気の強そうな顔をしているのが気に入ったので写真を撮ろうと思いました。


     
     その時のニャンコです。


 ぼくがすこしあわてながらポケットから携帯を取り出そうとしていると、その猫は面倒臭そうに立ち上がり、180度向きを変えてスタスタ立ち去ろうとしたんです。  
 思わず「おねが~い。写真撮らせてください~ お願いします~」とネコナデ声(文字通りw)でお願いしたら、なんとピタッと立ち止まり、クルッと向きを変えて再びこちらへ歩いて来るではないですか。
 そして、もといたところにしゃがんでくれました。そのうえ、カメラ目線までくれたんです。
 あわててシャッターを切ったんですが、3枚ほど撮ったところで「もうええやろ」ってな感じでノッソリ立ち上がり、また向きを変えて歩いて行ってしまいました。
 もう一回お願いしたんですが、今度は戻ってきてはくれませんでした。      


 それからは、猫を見かけて写真を撮りたくなったら、まずお願いをしてみることにしています。  
 ていねいに、にこやかに、手を合わせて「写真撮ってもいいですか~撮らせてください~お願いします~(^^)」と頼むんです。
 「ていねいに」っていうところがコツというか、ポイントです。(こういうのをコツと言うのかどうか・・・w)  
 丁寧に優しく頼んでみた時は、おおよそ50%くらいの確率で立ち止まってくれます。そしてたいてい数枚撮ると「もうええんちゃうか。。。」と言わんばかりに、悠々と立ち去るのです。  
 逆に、エラソーに「ちょっとじっとしとけ」とか、ナレナレしく「まってまってまって~」とか、ちょっとぞんざいに声をかけた時は絶対立ち止まってはくれません。      


 写真は全部、お願いしたらその場にとどまって写真を撮らせてくれたニャンコ達です。  
 神社やお城をねぐらにしている奴らはけっこうキョウアクな面構えをしていたりするんですが、フレンドリーに頼むと「チッ、シカタネーナ」な感じで付き合ってくれるのです。  
 これはいったい偶然なんでしょうか。なんなんでしょうね~。  


     

     

     

        


 ちなみにうちのハチくんに声をかけた時はどうなのかと言うと、都合のいいことや楽しいこと(例:さんぽ行こう、おやつあげよう、ごはん食べる?、遊ぼうetc)はハッキリしっかり受けとめているようです。  
 ところが、ワルさをして叱られたときなんかは、
 「なんのこと?ボクな~んもわからへん」という顔をして目を絶対合わそうとしません。何もなかったことにしようとしているようです。


     
      これはゴキゲンなときのハチくん


 ・・・てことはわかっとるっちゅうことやないかいwww



コメント
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