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ぼくのメガネは近眼用です。
といっても、まだ老眼になっていないというわけではありません。
でもメガネを外せば、ですが、目を細めることなく普通に新聞も文庫本も読めるので、そんなに不便を感じずに済んでいます。(今のところ、ですが)
自分の譜面帳は、市販のB5の五線紙を使っています。
バインダーに綴じることのできる五線紙がB5しかなかった、というだけの理由なんですが、ある先輩ピアニストとのライブで「見えんのじゃ、、、老眼でのぅ。。。」(← 例えば90歳とか、そういう年齢だからの言葉遣いではありません。単なる岡山弁です)と言われたことがきっかけで、かれこれ450曲以上は書きためた自分の譜面帳をA4に書き直し始めてからもう数か月。
エクセルで五線紙を作ります。
コードネーム(「C」とか「Am」とか書かれているあれです)が小さくて見えづらい、との声を聞いたので、市販の五線紙は12段あるところ、9段にします。すると段と段の間が広くなるので、文字が大きく書けるのです!(*´▽`*)
ついでにコード進行もチェックしておきます。わりといい加減なコード進行が書かれているものもあるので、この際です。
複数のコード進行が考えられる場合、自分の勉強のためそれも併記しておきます。
誰かに渡すため手持ちの譜面をコピーする時は、コピー機の濃度の設定を「+1」にします。薄いと見えづらいからです。
そして共演者に渡す譜面は、見やすくてきれいなものに限ります。(その場で大慌てで走り書きするとかは別として)
コピーのコピーのコピーとかを平気で渡す人がいますが、あれ、見えないんです
というか、五線すら薄れて何の音なのか読めません。推理すらできません。
亡きボスは自分の生徒さんに「共演者には、弾いていただくんだから読みやすい(字の上手下手ではない)譜面を渡しなさい!」とよく言っていました。
♯か♭かわからん、CかGかわからん、A♭の9thかAの♭9thかわからん、などなどまごついたことのある方も多いでしょう。
だから、場合によりますが、譜面も持ってこず、ステージに上がってから、それが当然であるようにあれやこれや指図する人に対しては、「この人とは二度とゴメン」だと思ってしまうこともあるのです。(場合によりけり、あるいは人によりけりですけどね)
われわれ老化が進みつつあるミュージシャンと共演して譜面を事前に用意する必要がある場合は、これらのことを参考にしてくださると非常に助かります。
そんな譜面をいただくと嬉さのあまり思わずアナタのシアワセを祈ってしまいます
ひとつお年玉でもやろうじゃないか手を出しなさい、となります
ついでですが、亡きボスは極度の近眼、と言うよりも弱視でして、
「譜面はA3に拡大してコピーしといてください」と生徒さんに頼んでました。
そういう時、A3の譜面をピアノ(とくにアップライト)の譜面台に置くと、「ヘニャ~」と力なくお辞儀してしまいます。
そんな時は、片端だけでいいので縦に折れば、アラ不思議、ヘニャ~となることはありませんので、どうぞご安心ください
時々「大きめに拡大コピーしてください」、と言われる方もいらっしゃいますので、参考までに。
先輩とか大先輩と共演されることのある方で、「老化」についてあまりピンとこない方は、以上のことを心に留めてくださると非常に助かります。
ただし、、理想はメモリー(暗譜)ですけども(自戒をこめて)