こうやってほぼ毎日ブログのエントリーをUPしていると気づくんですが、好きなことについて書いているにもかかわらず、最近自分の文章が生き生きしてないかもしれないな、と思うんです。なんていうか、借り物の言葉で綴っている感じ。
主に音楽について書いているため、データ的なこと(発表年とかメンバーとか)にミスがないよう、いろんなことをあらかた調べてから書くようにしているのです。ところが、いろいろ資料などを見ていると、その資料に使われている表現や言葉まで頭にインプットされてしまっているようで、いざエントリーを書く時に、自分の言葉にならないんです。
できるだけ自分が感じたことだけを書きたいと思っています。だから、事実の羅列(つまりデータ的部分の丸写し)では終わりたくないし、聴いた音源が楽しかったのなら、どのように楽しく感じたかを書きたい、と思っています。
でも最近自分の言葉が出てこない。出てこないというより、自分の語彙の乏しさに改めて気づかされた、と言っていいかもしれません。
音楽を言葉や文章に変換する作業自体がとっても難しい、ということはあるかもしれません。それから、読んで下さる方みんなが音楽に詳しいわけでもないので、ひとりよがりな専門的単語はなるべく使わないようにしようとしているために、使う言葉が限られる、ということもあるかもしれない。でも、専門的な言葉を使わないで面白いエントリーを書いているブログはいくつもありますから、やっぱりそれは書けないことの理由にはなりませんね。
ここでブログを書いている理由は大きく分けてみっつあります。ひとつは皆さんと同じで、好きなことを好きなように書き、発信すること。ふたつ、完全に音楽的趣味。好きな音楽は人それぞれだから、誰かに合わせて書くのではなく、自分の趣味(世界)を語ること。もうひとつは、ごく個人的なことなのですが、毎日何かを書くことによって、自分で自分の気持ちに張りを持たせたい(というか、張りを持たせる必要がある)、と思っている、ということです。
でも、借り物の言葉で書くことに終わってしまったら、そこには「ブログを書かねばならない」というおかしな義務感だけが残ってしまいますよね。義務感だけで書かれた無味乾燥なエントリーなんて、書く方も読む方も楽しくはないでしょう。
それに、記事を書くために音楽を聴く、というのも本末転倒ですよね。聴いて感じたこと、心に響いたことを書くからこそ、読み手側の方々も何かを感じながら読んで下さるはずですから。実際、エントリーに取り上げた音源は、その時聴きたいと思ったものばかりです。記事にするために適当に「今日はこれにしよう」と思ってCDを選ぼうとすると、絶対に文章になりません。借り物の言葉しか出てこないのです。借り物のフレーズしか出てこないなんて、もはやジャズでもロックでもないですもんね。
ブログを書き続けることって、思ったよりたいへんなことなんですね。ネタは尽きることはないけれど(この世にあるCDの数だけエントリーを書いていったなら一生かかっても足りないでしょう)、「言葉のストックが尽きかけてるかな、マズイなー」と思っている今日この頃です。
そう難しく考える必要のないことかもしれないのですが、このところ惰性(適当、とは違いますよ)でエントリーを書いていたかもしれない、と感じていたので、今日はちょっと自分の胸の内を書いてみました。
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間違った事を書くまいとして資料を調べると、その羅列になってしまう事があって少し困りますよね。だからそれは簡単に済まして、自分の感じたままを書くようにしています。私は評論家ではないのだから、例え稚拙であってもそれで良いのだと思っています。
私はMINAGIさんの記事をとっても楽しみにしていて「今日は何かな~」なんて思いながらお邪魔していますよ。そして様々なジャンルにお詳しいMINAGIさんを、いつも凄いな~と思っています。MINAGIさんはMINAGIさんのスタイルを持っているのですから、今のまま、MINAGIさんのままで、書いて行って下さいね。
音楽を聴いた感想だけではなくて、先日の演奏時の面白いお話なども凄く楽しくて好きですよ~。
そうなんですよ。感じたことを書こうとしているのに、気をつけていないといつの間にか「解説もどき」「評論もどき」になってしまいそうです。いくら自分の趣味で書いているブログだからといって、読み手の存在を無視するわけにはいかないですよね。「解説・評論もどき」になってしまうと、読み手側もつまらない思いをするんじゃないかな、なんて思っているんです。
>とっても楽しみにしていて
うわ~、有難い言葉です!
>今のまま
はい、ありがとうございます。でもまだまだ試行錯誤しながらなので、いずれまたグチる時がくるかもしれません(^^)。でも嬉しいコメントでした~
最近、ワタシは結構、投げやりで、文章の構成もよく練らず、推敲も半端なまま、自分以外には理解できないだろうと思える表現も、そのままアップしてしまいマス。言葉については、マンネリ化もしてます。
惰性と言えば、ワタシも惰性でアップしてる気がします。(データの確認はワタシも怠りませんけど。)
MINAGIさんのブログって、文章はオーソドックスかもしれませんけど、オリジナルな視点からの発見が書かれていたりしますから、ワタシとしては「なるほどな~」と思う事が非常に多いデス。
ある意味、MINAGIさんのブログって、キャロル・キングの音楽みたいな感じがあると思いますよ~。
事務の仕事してるとblogを利用して何かを発信するっていうのはとても楽しいし張りが出ます。それで見てくれる人がいればなおさらですよね。自己満足って言われちゃうけどまあいいかなって。。
MINAGIさんのページはMINAGIカラーがありますよね。アーティストへのあったかい眼差しとファンとしての楽しさみたいなの。
先日すごいベーシストを発見しました。ご存知かもしれないですが、デヴィット・パストリアスという人です。ベーシストということでMINAGIさんを思い浮かべましたよ
bugaluさんもそうだったんですか。
でも少なくともぼくには、それはそれで結構言いたいことは伝わってはきてると思いますよ。
言葉のマンネリ化はぼくも同じ思いです。ある意味、良い音楽って、大雑把に言えば全部「ソウルフル」で片付けられることができると思うんですが、そこにアルバムごとの個性を見出したり、言葉を変えたりして、表現が同じにならないようにすることって、なかなかたいへんなんですよね。
bugaluさんに「なるほど」と思ってもらえるのは、正直嬉しいことです。ありがとうございます(^^)。
>キャロル・キングの音楽みたいな
うーむ、とてつもない賛辞を頂いたような気が・・・(汗)
音楽好きならではの比喩ですね。ちなみにbugaluさんのはラテンそのもの、という気がしています。リズムがありますもんね、文章に。
なにかしらの反応(コメントなりアクセス数なり)が返ってくるとなおさら張りがでますよね。
趣味って、乱暴に言ってしまうとみな自己満足だと思うんです。でも、自己満足だからこそ、本気でやってみることが大事だと思います。どんな遊びでも本気でやらなきゃ楽しくないですもんね。もっと本気でブログに関わらねば。。。
MINAGIカラー、出てますか?(^^)ありがとうございます。資料の言葉に振り回されて自分の言葉で書けてないかも、と思ってたんで、とても嬉しいです。
ぼくもろ~ずさんの素直な感想の書き方、好きですよ。
>デヴィット・パストリアス
あ、ろ~ずさんとこで試聴してみました。なんかすごいですね。叔父さん(ジャコ)並みのアツさがあるなと思いました。あれは要チェックですね。
私の場合は、自分の持っているCD、LPの見せびらかしが目的なので、あまり内容についての詳しい事は書きません(書けません・・・)
基本的に仕事ではないので、たとえ少々違っていてもそれを指摘してもらって、楽しくコミュニケーションが取れれば良いと思っとります。 アバウトな女だわ(汗)
それにしても、真面目な記事・・・
あの、何かあったんですか?(笑)
そう、それです、そうなってしまいそうでイヤだな~、と思ってるんですよ。
>楽しくコミュニケーションが取れれば
そこはやっぱり外せないひとつのポイントですよね。ぼくの場合も、「こんなん聴きました」というところで交流が生まれれば良い、と思ってます。でも、肝心の自分の感想部分までが資料に出てくる言葉で埋まってしまいかねないな~、と思っている次第です。
Nobさんの記事はいつも「Nob語(Nobカラー)」で統一されてるような気がして、読んでて面白いです。
>何かあったんですか?
ときどきこうなります(笑)。ひとつの病気みたいなもんですよ(^^;)
多分、聞いたことあっても題名だけじゃどんな曲だったかわからない。さびの部分だけでも、曲や歌でも流れるとうれしいなー。
…って、自分で探せって話ですよね。
はい、すみません。気にしないで~ぇ
hiro.さん、も、もうしわけなひ・・・(平伏)
でもそこが音楽を文章で表すことのムズカシさなんですよね。
最近、「ゆーちゅーぶ」に動画があったらリンクさせるようにしておりますので、どうかそれでご勘弁を・・・(^^;)
でも著作権の問題とかでその動画が削除されることもあるらしいですね。
まだまだPC初心者なので、もっとPCについて勉強せねば。。。(汗)