【Live Information】
2月12日は高梁~成羽町吹屋の空気をたくさん味わいました。
気持ちが穏やかになるような、どこか懐かしさのある景色でした。
そんな気持ちを反芻していると、帰り道にちょっと寄り道をすれば吉備路にも行けることを、ふと思い出したんです。
俗に言う吉備路とは、岡山市北西部から総社市~倉敷市にかけてのエリアで、かつては古代吉備国の中心地だったところです。
帰りに目指したのは、その吉備路のシンボルとも言える、備中国分寺の五重塔です。
この五重塔、もとは七重塔として奈良時代に建てられたのですが、南北朝時代に焼失しました。
数百年の時を経た1821年に再建が開始され、弘化年間(1844~1847)に完成しました。
高さ34.315メートルの、岡山県唯一の五重塔です。
沈みゆく夕日と五重塔の共演。素朴なんだけど、どこか厳かです。
素朴な田園風景は何百年も前からこのままだったのだと思うと、ちょっとした感動を覚えます。
夕日がちょうど山間に沈むところが見られました。暮れゆく冬のわずかなひとときと、これから姿を現すであろう夜のしじまとの交錯です。
今昔物語や宇治拾遺物語などの頃はこうだったのかも、と想像してしまいます。
駐車場へ戻りながら振り返ってみると。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます