☆仕事を終えて、風呂で、『歴史読本』の昭和52年のバックナンバー「大村益次郎と77人の志士」を読んでいた。
上記の本の表紙は、大村益次郎ですな。
読んでいると、吉田松陰について、面白い記述があった。
大村とは面識はないが、松陰が桂小五郎に宛てた「竹島開拓案」と言う献策が、大村と桂を結びつけたのだと言う。
松陰の時代に、今、日韓問題の懸念議題「竹島」が挙がっているのは面白い。
いや、「面白い記述」とはそれではない。
「歴史ニュース」と言うトピックに、こんな記事が!
《吉田松陰の写真か? 山口の写真店に保存》
<(朝日新聞)これまで肖像画でしか紹介されたことのない、幕末の思想家・吉田松陰とみられる写真が、山口県荻市の写真店・角川政治さん方に保存されていた。
肖像画は、三十歳で処刑されたにしてはふけこみ、目は細いが、写真は目がギョロリとして若い。
昭和十六年、市内の松陰神社が、松陰に関する資料を集めたさい、協力者の角川さんあてに、「東京・虎の門前、牧沢写真館」(現在不明)から送られてきたのを、複写したまましまい込んでいた。
松陰は写真伝来の地・長崎に行ったことがあり、当時、撮影技術も伝わっていた。(11・2)>
私には、初耳だったので、この内容はガセだったのだろうか?
試しに、ネット検索してみると、かような写真が見つかった。
ちと強いし、よく見ると写真じゃないような?
こちらが有名な松陰の肖像画ですね。
吉田松陰に詳しい松浦光修先生は、どうみるのかな?
◇
松浦先生と言えば、今発売中の雑誌『正論(1月号)』に、
《奉祝 天皇陛下御在位二十年 平成「臣民」論》
を執筆している。
購入してはあるが、今、仕事が忙しくて、熟読できない。
けれど、先日の東北旅行中、私は、車の中で、松浦先生の講演録を繰り返し聞いた。
暗闇での心細い孤独なドライブで聞くそれは、エキサイティングな経験だった。
故に、その「臣民」と言いましょうか、「勤皇の志士」の思いは重々に心得ておりまする。
ところで、講演録「竹内式部と宝暦事件」の中で語られた、
江戸期の民衆に流行(?)した「御所千度参り」だが、
私には、ちょいと、近年の「皇居ランナー」と重なるのだ。
そりゃ違う、と言う方もおられようが、「皇居ランナー」たちは、皇居のもつ独特の雰囲気(磁場)の中でこそ走りたいのである。
・・・その「独特の雰囲気(磁場)」もまた、天皇の「力」なのである。
(2009/12/04)
上記の本の表紙は、大村益次郎ですな。
読んでいると、吉田松陰について、面白い記述があった。
大村とは面識はないが、松陰が桂小五郎に宛てた「竹島開拓案」と言う献策が、大村と桂を結びつけたのだと言う。
松陰の時代に、今、日韓問題の懸念議題「竹島」が挙がっているのは面白い。
いや、「面白い記述」とはそれではない。
「歴史ニュース」と言うトピックに、こんな記事が!
《吉田松陰の写真か? 山口の写真店に保存》
<(朝日新聞)これまで肖像画でしか紹介されたことのない、幕末の思想家・吉田松陰とみられる写真が、山口県荻市の写真店・角川政治さん方に保存されていた。
肖像画は、三十歳で処刑されたにしてはふけこみ、目は細いが、写真は目がギョロリとして若い。
昭和十六年、市内の松陰神社が、松陰に関する資料を集めたさい、協力者の角川さんあてに、「東京・虎の門前、牧沢写真館」(現在不明)から送られてきたのを、複写したまましまい込んでいた。
松陰は写真伝来の地・長崎に行ったことがあり、当時、撮影技術も伝わっていた。(11・2)>
私には、初耳だったので、この内容はガセだったのだろうか?
試しに、ネット検索してみると、かような写真が見つかった。
ちと強いし、よく見ると写真じゃないような?
こちらが有名な松陰の肖像画ですね。
吉田松陰に詳しい松浦光修先生は、どうみるのかな?
◇
松浦先生と言えば、今発売中の雑誌『正論(1月号)』に、
《奉祝 天皇陛下御在位二十年 平成「臣民」論》
を執筆している。
購入してはあるが、今、仕事が忙しくて、熟読できない。
けれど、先日の東北旅行中、私は、車の中で、松浦先生の講演録を繰り返し聞いた。
暗闇での心細い孤独なドライブで聞くそれは、エキサイティングな経験だった。
故に、その「臣民」と言いましょうか、「勤皇の志士」の思いは重々に心得ておりまする。
ところで、講演録「竹内式部と宝暦事件」の中で語られた、
江戸期の民衆に流行(?)した「御所千度参り」だが、
私には、ちょいと、近年の「皇居ランナー」と重なるのだ。
そりゃ違う、と言う方もおられようが、「皇居ランナー」たちは、皇居のもつ独特の雰囲気(磁場)の中でこそ走りたいのである。
・・・その「独特の雰囲気(磁場)」もまた、天皇の「力」なのである。
(2009/12/04)