『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』を観た]

2009-12-13 09:49:30 | 物語の感想
☆午前中に観た『ワンピース』以上に、判断を公言するのが難しい作品である^^;

 これから、ちょいと焼肉パーティーなので、それが終わってから、この前口上の後に、ネチっこく書きたいと思うので、皆さん、後ほど、また、こちらを覗いてください^^

 ともあれ、『宇宙戦艦ヤマト』! 堂々の復活おめでとう!!!

   ◇

   (感想は工事中・・・。今夜中に、この後に更新します)

   ◇

 ・・・家焼肉→寿司屋→とどめのラーメン屋と、二日酔いながらも書きます^^;

 正直、期待が大きかったので、序盤、古代をはじめとするキャラクターデザインの無機質さに、違和感が凄まじく起こった。

 私の好きな湖川友謙(旧『ヤマト』、『イデオン』、『ザブングル』)がキャラクター設定と聞いていたのだが、

 男衆の、CGで動かしやすい簡略化された線のキャラクターに見慣れるまでに時間がかかった(スタッフロールで、共同キャラクターデザインであることを知った)。

 しかし、ヒロイン・折原真帆のちんまい控え目な可愛らしさは、湖川友謙らしさが全開であった。

 森雪だが、物語プロローグでの、無理やりなヌードには苦笑した^^;

 森美雪だが、脚線の細さが可愛いね^^

 ・・・私は、松本零士のロマンよりも、西崎義展の熱血を好む男であるが、ときおりカットバックされた旧作の絵柄(沖田艦長!)や、松本デザインをリスペクトしたような佐渡先生の描写は、作中、凄まじく活きていた。

 言っても詮無いが、松本零士の離別が惜しくもあった。

 だが、それはあくまでも「郷愁」で、松本デザインで作っていたら、現在の感覚では受け入れがたくもあっただろう。

 それから、真田さんの新生デザインには度肝抜かれました^^;

   ◇

 さて、先ほど「男衆の、CGで動かしやすい簡略化された線のキャラクター」と記したが、全体を通してみると、一概にそうも言えない。

 その、日本のアニメとは違う、欧米風とも言えるキャラクター造型に、世界市場を見据えているような商業戦略を見た。

 でも、ゴルイ将軍などは、いかにも、石原慎太郎原作らしいコテコテの大和魂をもったキャラクターで、ここがポイントとばかりに、湖川デザインの骨太な面を押し出していた。

   ◇

 特に、「ヤマト」らしからぬデザイン及びストーリー設定の<異次元人>の出現だが、これは賛否両論あるのだろうが、私は良いと思う。

 これまでの「ヤマト」とは違うベクトルで、新しいことにチャレンジしている気持ちが感じられた。

 「ヤマト」を「スペースオペラ」チックにしようと言う意図が、だ(これは、どちらかと言うと、松本零士の目指したもの)。

 突飛に感じられるギリギリのところで踏みとどまっていたと思う。

   ◇

 そもそも、今回はヤマトに、かつてない物理的な責任が負わされている(それが強調されてないことが、設定倒れなのだが・・・)。

 これまでは、100億人(ぐらいかな?)が待つ地球人類の命運を背負って、ヤマトは孤軍奮闘していたわけだが、

 今回は、一般の地球人が詰まった移民船6300隻(だったよね)の護衛であり、ヤマトは直接の責任を負わされる^^;

 そして、護衛船団の旗艦でもある。

 戦いは、艦隊戦なのである。

 これは、全く、これまでと異なる手触りの戦いであった。

 防衛しながら戦うと言う、難しい航海であった。

 それは悪くないのだが、移民先のアマール星への道のりにおいての物語的な起伏が、ゴルイ将軍との戦いだけしかなかったのは寂しい。

 無理やりにでも、幾つかの障害をエピソードに加え、過酷な航海を演出して欲しかった。

 また、地球の危機は、移動性ブラックホールによってもたらされたのだが、ゴルイ将軍とのエピソードでは、それとは異なるブラックホールが舞台となる。

 つまり、ネタが被っているのがきつい。

   ◇

 アルフィーの歌う主題歌だが、私は軽さよりも若さが感じられて良かった。

 その歌声が流れる、ヤマトがアクエリアスの氷塊の中から旅立つシーンには、もう、条件反射で身体中に鳥肌が立った。

 理屈じゃないのだ。

   ◇

 問題点を語ろう。

 私は、当初、この作品が、西崎「プロデューサー」や石原慎太郎の「ややアナクロなオヤジ感覚」で作られることを予想し、あまり期待していなかった。

 しかし、あの出来のいい予告編を観て、その表現の「ナウさ」に大きな期待を抱くことになった。

 だが、本編は、オヤジ臭さがあった^^;

 ナレーションの多用や、BGMとしてのクラシックの使い方、「さすが商船学校出だな」や「お前は口を開けば腹減っただな」のセリフなどなど・・・^^;

 しかし、それは悪くない。

 石原慎太郎のアメリカ嫌いが前面に押し出されていたのが露骨だが、それはPART2での中国批判へ繋がることを期待したい。

 で、親父臭さを、シナリオや表現・デザインで、現代に通用するようにコーティングをされてもいた。

 その方向性もいい。

 だが、そこに、やや齟齬があり、作品のリズムを狂わせ、冗長にしていたかもしれない。

 「オヤジ臭さ」の良さと、若い良さを統括する意思に欠けていた。

 が、考えると、『エヴァ』などの高速ハイテンション展開が当たり前と思ってしまっている現在のアニメファンにはそう見えるかもしれないが、これがそもそもの「ヤマト」ペースなのかも知れない。

 しかし、今回の「ヤマト」、本来のペースとは異なる物語上の拙速が随所に感じられもした。

 特にクライマックス・・・、オチはついたが、あまりにもお手軽だろう^^

 「第一部」なのだから、今回は、アマールまでの道のりをじっくりと丁寧に描いてくれたら、私は満足だったのだが・・・。

   ◇

 問題は、対比スケールだ。

 ヤマトの造型は、その搭載メカニックも含め素晴らしかった。

 敵艦のデザインの多様さ(「フォルムが違う」!!^^)も、星間国家連合という多国籍をうまく表現していて良かった。

 だが、そのCGでの動きが、薄っぺらさのギリギリであった。

 特に敵艦爆発シーンがきつかったなあ。

 その爆発シーンにつきものの、「破片」の大きさが、対比スケールを考えると、違和感が非常に起こる。

 作品全体を通し、その違和感は増大し続けてしまう。

 噂の「六連波動砲」が対する目標も、オーストラリア大陸(浮遊大陸)を吹っ飛ばせるはずの波動砲の威力に対しては、小さ過ぎる。

 こんなにも波動砲が過小評価されたことはこれまでない。

 そのスケール対比の違和感も大きい。

 そして、

 巨大な敵要塞が、異次元を経由し、「モグラ叩き」のように、宇宙の所々からニョキニョキと出現し、ヤマトを翻弄すると言う最終決戦は、

 そのビジュアルやアイディアは斬新だが、軽すぎるきらいがあろう^^;

   ◇

 ・・・と、二日酔いながらも、とりあえず、書いておきたいことは書き残しておく。

 設定が生かしきれてない箇所や、全体のグランドデザインに欠けた箇所もあるが、数箇所で心を打つ流れもあり、私は「ヤマト復活」が嬉しかった^^

 今回は3人で観に行ったのだが、もう一度、私一人でじっくりと観たいと思う。

 若いヤマトクルーが、これからのシリーズで成長していくのを期待する!

 最後に一言。

   「セル画の重みを効果的に使ってくれ!」

                                     (2009/12/13)

[与党民主党考・16 「お、小沢の野郎・・・!(勝手にソウルで日本を代表し謝罪)」]

2009-12-12 14:10:15 | 保守の一考
☆中国への、小沢一郎率いる国会議員朝貢軍団の「ご意見伺い」訪問に暗澹たる思いを抱かされ、

 慣例を打ち破っての、中国高官の、天皇陛下への面会の、官邸(鳩山)によるゴリ押しセッティングにも辟易とさせられ、

 そして、今、飛び込んできたニュースで、目の前が真っ暗になった。

     《[小沢幹事長]植民地支配を謝罪 ソウルで学生らに講義》(2009年12月12日12時44分/毎日新聞)

 <【ソウル近藤大介】韓国を訪問している民主党の小沢一郎幹事長は12日午前(日本時間同)、ソウル市の国民大学学術会議場で、約250人の学生らに講義した。小沢氏は日韓併合以来36年間にわたった日本の植民地支配を、「日本国、日本国民として謝罪をしなければいけない歴史的事実だった」と謝罪した。その上で「不安定な要素をはらんでいるのが極東地域だ。(日中韓の)3カ国が信頼関係と連携を深めることが大事だ」と述べ、北東アジアの安定に日中韓の緊密な連携が不可欠との認識を示した。・・・>

 ・・・なんで、お前が「日本国民」を代表しちゃうんだよ・・・^^;

 でも、出来るんだよね。

 多くの日本人が、民主党に投票した。

 どんなに無知蒙昧な主張でも、それを言えるだけの力を、「小沢首相」は持っている。

 バカな有権者が持たせちゃったんだ。

   ◇

 ちなみに、以下のニュースは、親中国・親朝鮮の小沢の動きと(記事内容の北朝鮮のアメリカへの絡みだけでなく)、100%呼応している。

     《北朝鮮戦闘機が一時南下 韓国軍機が緊急出動か》(2009/12/12 10:43/産経)

 <韓国紙、中央日報は12日、韓国が黄海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)近くに9日午前、北朝鮮の戦闘機1機が南下、韓国軍の戦闘機6機が緊急出動していたと報じた。北朝鮮機は旋回して戻ったという。
 同日は米国のボズワース特別代表(北朝鮮政策担当)が平壌で姜錫柱第1外務次官と会談。同紙は北朝鮮が米朝平和協定の必要性を米側に印象づけるため、会談に合わせて挑発行為を行った可能性があるとしている。(共同)>

 現在の韓国の政権は、比較的、アメリカや日本に感情的にならないからね。

 そうして、自分らはアメリカとも交渉しているし、自国(北朝鮮)の走狗・小沢もそちらに送るゾ、と言う意味だ。

                                      (2009/12/12)

[映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を観た]

2009-12-12 12:50:23 | 物語の感想
☆う~ん。

 判定を公言するのが難しい作品だ。

 映画版としては初めての、原作者・尾田栄一郎によるストーリーで、製作総指揮も務めたとのこと。

 私は、観る前などは、「何で、原作者が作る話とオリジナルの話は面白さが異なるのだろう」などという言葉を用意していたのだが、

 う~ん、映画の尺では、正直、尾田栄一郎のやりたい事がテクニック的にしか成功していなかった。

 それは、情緒的な深さを得るには至っていないと言うことだ。

 ともあれ、ルフィ海賊団の面々が、それぞれの持ち味を見せてくれることが、この作品では重要なのであるが、9人の大所帯に膨れ上がったメンバーの、それぞれの見せ場・・・、例えば、チョッパーの医療技術や、フランキーの操船技術など、まあ、ナミの気象予報などは物語にうまく絡んでいたのでいいが、個々の持ち味をストーリーに組み込むことで安心しきっていたきらいがある。

 また、尾田栄一郎は、原作の各エピソードで、いつも、海賊団の巡る島(国)の文化や植生・生態系を、いかにも体系的にうまく描いていて、

 今回も、凶暴な動物たちから村を守る特殊な樹木<グリーンなんとか>の存在や、だが、同時に、その樹木によって蝕まれる人体の特効薬<アイキューなんとか>と言うローカル・ギミックを出して、浮遊島の文化的特殊性を創っていた。

 が、その二つの<なんとか>が、尾田栄一郎らしく、物語のクライマックスまで無駄なく伏線として活きているが故に、却って、「使い回し」感が起こり、物語を、安っぽさのギリギリまで追い詰めそうになっていた。

   ◇

 私にとってのナミは、「少女」であり、原作では、ナイスバディではあるが「少女」っぽさを失っていないのに対し、映画では「いい女」化しているのが非常に嫌だった。

 今回のヒロインはナミで、悪役の<金獅子のシキ>に追い詰められる。

 その「追い詰められ方」が、こちらの気持ちを揺さぶるところなのだが、

 原作の<アニエス・ロビー>篇でのニコ・ロビンのエピソードと似通った状況なので、二番煎じ感が否めない。

 『ワンピース』において、感動の場面は多いが、それぞれのシチュエーションが独立していたからこそ、私など毎度、男泣きさせられていたので、原作とは別個の映画だからと言って、一度やったと同じ流れをやってしまったら、興醒めだ。

 ナミ=少女、ロビン=いい女・・・、がメンバー内での二人の女性の、それぞれの個性でもあったと思うのだが、ナミに「いい女」を演じさせてどうすんの?

   ◇

 一度、ルフィたちは、シキにコテンパンにやられる。

 シキに殺されないのが、物語上不自然である。

 シキは、ルフィたちにとどめを刺したと思っていたが、どっこい、ルフィたちは生きていた、が定石だと思う。

 ルフィたちが生きていなくては、シキの家来にさせられるナミの、仲間たちへのメッセージが効果を為さない、という人がいると思うが、

 物語上の「不自然さ」を土台にして、その上に「リアル」を積み重ねても、全てが不自然になるのである。

 それから、物語の最後に明らかにされて、私は勢いで感動してしまったが、

 ナミのメッセージの最後の一言も、なんか解せない・・・。

   ◇

 <ワーナーマイカル・日の出>は空前の人手だった。

 私は、こんなに混雑した映画館を知らない。

 『ワンピース』『ヤマト』『ウルトラマン』『仮面ライダー』『カールじいさん』と子供向けが目白押しで、親子連れでごった返していた。

 私のお気に入りの従業員<平安顔の巨乳>さんも、テンパった顔で、お客さんを誘導していた。

 いつもは美人なのに、今日は険しい顔をしていた^^;

   ◇

 ・・・私が言いたいのは、尾田栄一郎の原作・製作総指揮だとしても、いつもと変わらない映画版レベルだなあ、っちゅうことだ。

 ファンならば、観て損はないと思う。

 膨大な原作のエッセンスがそこかしこに見られよう。

 また、ギャグも多いのだが、

 ギャグのシーンに限って、声優が奇声を上げるので、聞き取りづらいことこの上なく、客で笑う人がほとんどいなかった。

 ギャグのシーンのセリフだけは、散文的にクリアーな発声をして欲しい。

 ブルックは、とぼけた味のギャグを言い、静かに語るので、皆もちゃんと理解できて笑っていた。

 シキの声を演じた竹中直人はうまかった。

 あと、ルフィやナミを助ける<電撃の鳥・ビリー>が、ずーっと鼻水を垂らしているのも良かった^^;

                                      (2009/12/12) 

[事実と異なることを平気で言う人間・西尾幹二]

2009-12-12 05:22:17 | 保守の一考
☆もう、私にとっては過去の人間で、私がネットで書いた文章がまとまるときに、

「ああ、こんな人間がいたなあ・・・」

 と、一瞬だけ思い出す人物に西尾幹二がいる。

 この人、「事実と異なることを平気で言う人間(ここ、「大嘘つき」と書きたいが自重する^^;)」である。

 その言論全てが事実と異なる(「虚偽に近い」と書きたいが自重する)。

 手を変え、品を変え、保守論壇を騒がそうとするが、私は、さすがに相手にしない。

 今回も、新刊で事実と異なること(「嘘」と書きたいが自重する)を撒き散らしているそうだが、却って、それをブログのネタにしている人物にこそ、私は白い目を向けていた。

 西尾は、その新刊とやらで、既に、3年ほど前に、その嘘の全てが暴かれている内容を、再び、シラーッと提出してきている。

 私は呆れた。

 その新刊を買う必要は、もちろんない。

 もはや、この人(「こいつ」と書きたいが自重する)は、新刊初版「小説家」でしかない(評論家ではない、フィクション小説家である)。

 出しっ放しの初版発行部数で稼ぐのみである。

 その嘘の数々は、以下のブログで3年前に解明されている。

     新田均の『つくる会の体質を正す会』(クリック!)

 繰り返すが、西尾幹二の妄想の数々は、既に3年前に完全に解明されている。

 なお、その人格の欠損は、この「大天才」であるミッドナイト・蘭によって、ブログで、完全に解明されてもいた。

 つくづく、私ほどの「天才」は世に稀だと思う・・・。

   ◇

 西尾の妄想は、本来ならば、完全なる名誉毀損の誹謗中傷で、罪に問われる類の問題である。

 しかし、西尾の異常性は、嘘を撒き散らし、それを咎めた人物を、逆に提訴する側に回ると言うような形で現われた。

 私も東京地検で事情聴取を受けた。

 私は一時間半以上に渡る取り調べの中、検事にのせられて^^; 堂々たる弁舌を行なった。

 西尾とともに、共産主義的な人格でもって、保守運動体「新しい歴史教科書をつくる会」を動かし、皆に愛想をつかされた藤岡信勝によって為された告訴であるが故に、担当検事は、藤岡について詳しく追及してきたが、

 私は、

「私の書いたネット上の文章の数々を読んでみてもらえば分かりますが、私は、藤岡信勝についてはほとんど語っておりません。

 私は、藤岡と組んで『つくる会』を弄んだ西尾幹二の人格から起こる言動をひたすらに追求し続けているのです。

 行動と人格は不可分です。

 行動は人格によって為され、人格は行動を引き起こします。

 そもそも、私は、西尾の『バカ弟子』を名乗っていたのです。

 ギリギリまで、西尾を守ろうとしていたのは、私のネット上の文章を資料として持っている検事さんならお分かりでしょう。

 ですが、西尾の異常性の限度についていけなくなったのです。

 また、私の文章を通して読んで貰えば、私が、仮に「死ね!」とか、「アルツハイマー!」とか「ボケ」とか言っていても、真っ当な文章読みならば、その、文章生成状況から、好意的に読み取れるレベルにあるのが、私の文章であると思います。

 でも、私は、西尾幹二の虚偽の数々で、数多くの良心的な人々の心が殺されたと考えております。

 だから、素直に、嘘の刃で人をかどわかす様な西尾幹二は、死んだほうがいいと堂々と思っていますよ』

 と言った要旨を語りました。

 結果、当然ながら、私は不起訴です^^v

 なお、被告側の人間は、こんな馬鹿げた人間たちの起こした告訴が不起訴になったからといって、当然のことなので、話題にすることもありませんでした。

   ◇

 また、キチガイはキチガイを呼び集めます。

 西尾幹二の妄想文は、別の異常な学生の妄想文を呼び寄せました。

 だが、そのあまりの支離滅裂さに、その文章は、管理者によって凍結されました。

 だが、今回の新刊で、西尾は、

   >>ハッカーに侵入されて消されてしまった

 などと書いているそうだ。

 これは100%、嘘である。

 これは、100%、嘘である。

 もはや、西尾の言っていることは、全て、100%、嘘である。

 こういう奴が近くにいたから、私は、それを反面教師として、鳩山の如き人格を容易に紐解けるのである。

                                     (2009/12/12)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-2〕<ナンシーと「Pardon」>』]

2009-12-11 05:11:17 | みちのく西松建設ダム巡り
☆旅は、遂に、秋田県に至る。

 実は私、この頃から、女が抱きたかった。

 孤独だが、プライベートのない旅に、性欲が高まっていた。

 実は、数日前、青森の「カッパ寿司」で食事した後に、その敷地から出るとき、出入り口からだと遠回りになるので、仕切りを飛び越えた。

 その時、ちょうど自転車で、ギターを背中に掛けて走る自転車の女と目が合い、すれ違ったのだ。

 ・・・ありゃ、いい女だった。

 目が勝気で、革ジャンを着ていた。

 あの女を思い出した。

 仮に、あの女の名を「ナンシー」としておく。

 いや、「夏色のナンシー」としておく^^;

     ♪恋かな (yes!) 恋じゃない (yes!)
     ♪愛かな (yes!) 愛じゃない
     ♪風が吹くたび気分も揺れる そんな年頃ね

 でも、特にエピソードはない^^;

   ◇

 国道7号線をしらさわで右折、地方主要道68号線に入る。

     

 舗装はされているものの、人気のない道をひたすらに進む。

 地図上で、何箇所も冬季通行不可の「×」マークが付いている道だ。

 第29のダムに到着す。

     
        山瀬ダム・・・ロックフィルダム

     

 施工者は鹿島建設である。

 ・・・で、この頃、ちょいと気になることがあった。

 母親と電話でこまめに連絡し、安否を伝えていたのだが、母親が異なことを申すのだ。

 「あんたのお父さんも、昔、悪いことをやってきていて、西松建設とも組んでいたものよ」

 ・・・、・・・私の親父は、ゼネコン畑で35年生き、一昨年の大晦日、ガンで逝っている。

 私はとりあえず、その母親の言葉は掘り下げないことにした。

     

 ここのダム湖の名を「五色湖」と言うのだが、特に水面にカラフルさはない。

 しかし、写真の山を見てもらえば分かるように、紅葉が色とりどりだ。

 もっと季節のときには、その紅葉が水面に映り、五色にも六色にもなるのだろう。

   ◇

 再び、地方主要道68号線に戻り、次のダムを目指す。

 標識を見る。

 右に進むのだ。

     
                   ・・・早口・・・。

 私は、

     『I beg your pardon.』

 と、呟くのだった^^;

                                     (2009/12/11)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)〔18-1〕<青森脱出!(ダムとエロ本)>』]

2009-12-08 16:31:48 | みちのく西松建設ダム巡り
☆・・・恐ろしい時代になってきた。

 お得意の「売り文句とは逆の実情」・・・、地方分権のデコレイトを施した民主党の中央集権一党独裁の時代が始まっています。

 その支配者は、小沢一郎です。

 小沢は、岩手で「実験」を繰り返した行為を、「全国」で行おうとしています。

   【新・民主党解剖】第2部 覇者の憂鬱(1)日本が岩手県になっていく (2009.12.8 07:24)

 舞台となるのは「小沢ダム」こと<胆沢ダム>です。

 こちらも、読んでください。

    [『ダム・ファッカー(みちのく水谷建設ダム巡り)〔21〕<小沢・五千万・賄賂・胆沢ダム>』]

 <胆沢ダム>については、このシリーズの進行において、また、その詳細を記すことになります。

   ◇

 ・・・11月11日(水)・・・雨のち曇り

 国道7号線を下っていると、とある表示を見つけ、そちらに右折した。

     

 ダムへの道など、地図を見れば分かるが、冷やかし半分で聞いてみようと思った。

 駐車場に車を停め、建物内へ。

「ごめんください!」と言うも、誰も出てこない。

 が、二回に事務所があるそうなので、上がって行く。

 電気の点いた部屋があったのでノックして開けると、

 作業服の年配の方が、明らかに不審気な視線を向けてきた。

 私は、つまみ出される前に、コレコレこう言う訳で・・・、と説明した。

 すると、「国道7号線を下っていけば表示があるよ」と味気ないお言葉。

 そそくさと退散しつつ、下のロビーのダム写真のパネルなどを眺めていると、トイレから出てきた別の所員と出くわした。

 私は慌てて、コレコレこう言う訳で・・・、と説明した。

 その方は念入りに道を教えてくれた。

 と、そこに、更に二人の所員が外回りから帰って来た。

 三人とも、私に説明しながら、ニコニコしていた。

 自分の仕事場に興味を持ってくれる人が嬉しいのかも知れない。

 丁寧にお礼を言い、その場を去る。

 本当は、ロビーに放ってあったダム・カレンダーを小脇に抱えて去ろうとしたのだが、それは叶わなかった^^;

   ◇

 わき道を津刈川沿いに進んでいく。

 途中、このような、見ようによってはダム風の土手風があった風だった風^^;

     

 ・・・こんな土手の為に大げさな管理所が立てられているのか?

 あの三人の笑顔が、私には悲しく思い出された^^;

 もうちょい進んでみる。

 ・・・と、ありました!

 いい感じの風合いが出ているダムが!!

     
       第27のダム<久吉ダム>・・・重力式コンクリートダム

 あの三人の笑顔が、私には誇らしく思い出された^^;

 施工は、大林・三井・東急の3社、だから、あの笑顔の3人を、私は、「大林」「三井」「東急」と名付ける。

 上の、無愛想な上司を「久吉」としておく^^;

      

 まだ冬眠していない「道三」がいるかも知れないので、私は早急に退散!

   ◇

 次のダムへ。

 ここも、くだんの管理所の管轄だが、これまた立派な重力式コンクリートダムだ!

 工事中なので、やや景観に欠けるが、私はこのようなダムを見るために旅を続けていると言っても過言じゃない。

      
               第28のダム<遠部ダム>

 ・・・上記の写真、なかなかの急斜面から撮ったので、やや怖かった。

 ふと、下を見る。

 と、地面にエロ本の1ページが雨に濡れていた。

 かくして、「ダム」と「エロ本」、二つの<男の世界>がコラボレーションを果たす・・・。

     

 ・・・私は、遂に青森に別れを告げ、秋田に突入するのだった。

     
          地方主要道68号線(だと思う^^;)

   ◇

 ・・・西松建設本社会長室・・・。

 <ミッドナイト・蘭>対策会議が行われていた。

 各ヒットマンは、東北各地に散っているので、映像での衛星会議である。

「ところで、先日、色んな方法で、ミッドナイト・蘭へ攻撃を仕掛けているとは聞いたが、お前ら、ミッドナイト・蘭及び、ヤツの乗っている車・ビビオをちゃんと視認出来ているんだろうなぁ?」

 会長は、今更ながら聞く。

 しかし、誰も答えない・・・。

「・・・まさか、お前ら、ヤツを確認出来ていないで、闇雲に攻撃を仕掛けているんじゃないだろうなあ・・・? おい、お前、答えろ」

 会長は、青森担当の桜子に問う。

「ラー! 私は・・・、まだ、ヤツのビビオを見ていませんが、恐山での硫黄攻撃が成功したと確信しております」

「な、なんで、攻撃が成功したと分かるんだ?」

 桜子に変わり、同じく青森担当のヘロシが答えた。

 なお、セリフの頭の「ラー!」は、エジプトの「太陽神ラー」を意味し、ナイルを堰き止める<アスワンハイダム>へのリスペクトの意味がある・・・。

「ラー! ヤツのブログで、喉をやられたとの記述がありますゆえ・・・」

「ええっ!? 情報源は、ヤツ自身のブログなのか・・・^^;」

 会長は呆れた。

「ラー! ヤツのブログはなかなか詳細な移動記録になっています」

「・・・、・・・よし、で、ミッドナイト・蘭は青森を抜けたようだが、・・・つまり、お前らは、ヤツを取り逃がしたようだが、作戦に失敗した者がどうなるかは分かっているな?」

「ラー! 分かっています、が、どうか、もう一度チャンスを!!」

「ならん、お前らはダムの<人柱>になるのだ」

「・・・、・・・ならば、どうか、私と桜子を同じ堤体に・・・!」

 会長は、ヘロシに終わりまで言わせずに、目の前のボタンを押した。

 すると、青森のアジトにいた、桜子とヘロシの立っている部分の床が、それぞれ抜けた。

「あーれーッ!」

「うわーッ!」

 その声をスピーカー越しに聞きながら、会長は言った。

「桜子は津軽ダムに、ヘロシは胆沢ダムに埋めろ!」

 そして、残りの<西松9栄神>のメンバーに言った。

「明日、木曜日の間に、何としても、ミッドナイト・蘭を補足しろ! そして、金曜日に決着をつけろ! 小沢総理のお膝元の岩手にヤツを招き入れることはまかりならん! 決戦は金曜日だ!!

 ・・・「決戦は金曜日」・・・、会長はそれが言いたかったのだな、会議に参加していたメンバーは素直にそう思った・・・。

                                      (2009/12/08)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑱<東北一の美味!>』]

2009-12-07 05:58:53 | みちのく西松建設ダム巡り
☆さて、なんの話の続きだっけ?

 そうそう、アダルトビデオにおける女子高生の放尿の話だったね?

 例えば・・・、・・・(以下、20行ほどry

 ・・・そういった意味で、プレステージと言う会社は、ツボを心得ていると思うのだ。

   ◇

 さて、弘前から県道127号線を下っているつもりだったが、どうやら、「東奥義塾高」と言う硬派な学生が集いそうな校名の学校の前を通ったので、地図で確かめる限りでは、ちょっと逸れた道を走っていた。

 道の脇には、農園が広がっている。

 チラチラ見ていると、「あっ!」と声を出してしまった。

 大きな真っ赤なリンゴが木に生っていた。

 思わず、車を停めて、携帯で写真を撮った。

 リンゴを世話しているおばさんが、ニコニコしながら、

「撮りなさい。撮りなさい^^」と言ってくれた。

   ◇

 国道7号線を下って行く。

 大鰐温泉に入っていくも、湯に入るのではない。

 私は「ダム・ファッカー」である故に、ダムを目指すのだ。

          

 途中、大鰐国際スキー場に迷い込む。

 大鰐スキー場に入っていくも、スキーをするのではない。

 スノーボードをする訳でもない。

 私は「ダム・ファッカー」である故に、ダムを目指すのだ。

          

 途中で、孫をオンブ紐でおぶっているお爺ちゃんや、町工場の事務服に身を包んだ娘に道を尋ねた。

 私は、最近、赤ちゃんが大好きで、特に、誰かに抱かれたり、おぶさったりしていて、ホッペがブニュ~ッとひしゃげているのを見ると、可愛いと思うし、

 また、返す刀で、事務服という質素な制服に身を包みつつもなお、若き美しさを隠せない年頃の娘も大好きだ^^

 そんなこんなで、第26のダムに到着す。

     
          <早瀬野ダム>・・・ゾーン型ロックフィルダム

 「ぬりかべ」のような見栄えである^^;

     

 ダムへは立ち入り禁止だったので、周囲を見渡すと、流れ行く先の紅葉が美しかった。

     

   ◇

 再び、国道7号線に戻り、しばらく南下すると、道の駅「いかりがせき」があった。

 レストランで昼食を摂る。

 先ず、玄米茶が出されたのだが、朝からの強行軍で疲れた体に旨かった。

 ここの給仕の娘は、茶の湯の心をよく知っていると思った。

 そして、注文した「マルメロ野菜カレー」が出された。

     
            確か650円だったと思う・・・。

 これが、この旅行で一番うまかった!

 「マルメロ」と言うのは、カリンと似た果実で、そのままでは酸味がきつくて食べられないが、果実酒やジャムには適した果物で、こうして、料理の素材にしても活きるそうだ。

 だが、私は、とりたてて、その「マルメロ」に感動したわけではなく、写真を見ても分かる通り、この多種類の野菜に感動したのだ。

 私が、昔、お笑い芸人の女とつきあっていたことは、過去ログで書いたが、こいつは、野菜を美味く料理するのが得意だった。

 私は、野菜をうまく調理する者に感動する。

 道の駅「いかりがせき」の野菜カレーは美味かった。

 全てに火が通っているのに、生の瑞々しい歯ごたえがあった。

 パプリカを噛んだ時、その旨さに、唾液がジュワッと出た。

 旅の間で、私は野菜ビタミンを求めていたのか?

 レストランを出るときに、私は、給仕の娘に、「美味しい野菜でしたよぉ~^^」と言った。

 ・・・それで、食欲に火がついた私は、外の屋台で、<牛タンつくね>も買った。

     
       確か150円。

 これも、うまい!

 すり身なのに、牛タンの歯応えが残っているんだ。

 私は満足し、道の駅を後にした。

   ◇

 さて、国道7号線を下っていると、コスモ石油があったので給油しておく。

 ここは、50歳くらいのお母さんが一人で切り盛りしていた。

 あまりガソリンが減っていなかったので、12㍑くらいしか入らなくて、「おばちゃんゴメン」などと思っていたのだが、

 お母さんは、それから粘りに粘って、給油をタンクにギリギリまで行い、最終的には16㍑まで入れた。

 私は、「凄え!」と素直に感心した。

 出るときに、ふと、スタンドの壁を見ると、<コスモ石油 碇ヶ関北SS / (有)モモコ石油>と記してあった。

 もしかして、あのお母さんの名前が「モモコ」なのだろうか?^^;

   ◇

 次回、いよいよ、青森を脱出・・・、<西松建設>による<ミッドナイト・蘭>包囲網は、次第に狭まっていくのであった・・・。

                                          ・・・君は、時の涙を知る・・・。

                                     (2009/12/07)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑰<建設計画が凍結されているはずの津軽ダム>』]

2009-12-05 23:15:57 | みちのく西松建設ダム巡り
☆弘前に着いた私は、インターネットカフェ<フリークス>に着くと、いつもの畳マットの個室ではなく、間違ってリクライニングシートの個室を選んでしまって落ち着かなくて後悔したのだが、すぐに眠りについてしまった。

 青森・八戸・弘前と<フリークス>の支店にはお世話になりました^^

 そして、翌朝、旅は再開される。

   ◇

 ・・・11月11日(水)・・・雨

 次に行くのは、愚・民主党政権誕生後の公共事業削減により凍結されたダム計画現場である。

 サンクスでおにぎりを買い、それを貪り食いながら、弘前市内を抜ける。

 地方主要道28号線を、岩木川に沿って、西に向かう。

 朝からの雨で、川にはダイナミックな濁流が流れている。

 そんな激流の中で、堰を造る工事が行われていた。

 この堰は、ダム建設計画の一部なのだろうか?

 大きな道路を、私は進んで行った。

 激しかった交通量も、山間部に入り、いつしかまばらになっていく・・・。

   ◇

 『宇宙戦艦ヤマト:新たなる旅立ち』で、ヤマトの宿敵であるデスラーは、戦いを終え、滅びゆく母星ガミラスに帰還する。

 留守になっていたガミラス星には、知らぬ間に、<暗黒大星団帝国>の、多くの採掘所が出来ており、工作船が張り付き、ガミラス星の資源を掘り出し・略奪していたのであった。

「なんだ!? あれはッ!!」

 デスラーは驚愕し、叫ぶのだった。

   ◇

「なんだ!? あれはッ!!」

 私は、呟いた。

 そこには、<目屋ダム>は存在し、<津軽ダム>の建設計画だけがあるはずだった。

 <津軽ダム>の建設計画は、愚・民主党によって凍結されている、・・・はずだった。

 が、大音響とともに、建設は行われていた。

   
             ここら辺は沈む。

   
     ここら辺も沈む。プラントは工事完了後解体だろう。

 クレーンは、建設資材を引き上げ、ダンプは生コンをプラントから運び続けていた。

「なんだ!? これはッ!! 工事は凍結されてないじゃあないか・・・」


   第24のダム<津軽ダム(目屋ダム)>

 私は、これをどのように判断すればいいのか分からなかった。

 ダムを造るのはいい。

 そして、ここの事例で、その計画を中止にするのも良かろう。

 しかし、国政の発表を持って計画中止にしたダムが、何故、造られ続けているのか?

 繰り返すが、ダムを造っているのが悪いのではない。

 民主党が鼻高々に「過剰な公共事業を凍結させました」としたものが、何故、造られ続けているのか?

 こんなにも凄まじい、民主党政治の「欺瞞」はなかろう?

 私は、建設現場を眺められる場所で、しばし考え込んでしまった。

 そこには、長距離輸送のトレーラーが停車していた。

 ドライバーは仮眠しているのだろう。

 私は、名探偵・御手洗潔が推理するときのように、雨の中、そこかしこを行ったり来たりした。

   

   

 <津軽ダム>は、後に語る<胆沢ダム>のように、それまであった<目屋ダム>を飲み込むレベルの貯水量が予定されている・・・。

   ◇

 この地方主要道を進めば、世界遺産の白神山地だが、「♪やっぱり、僕は、タイヤキさ~」と同じで、「♪やっぱり、私、ダム・ファッカ~」なので、

 津軽ダムの建造進行中であることに複雑な思いを抱きつつ、私は、道を引き返し、次のダムを目指した。

     

 すぐに、脇道に入る。

 大高森山(標高415)に分け入っていけば、次のダムへの近道だ。

 すぐにいつもの山道になった。

「ああ、またですか、そうですか」

 私は、感受性を欠落させつつ、車を進ませる。

 こんなガードレールは、山道でよく見ます。

     

 他の車がぶつかったのではなく、斜面に造ったので、地盤が崩れ、歪んでいったのでしょう。

 県道204号線にぶつかり、南下する。

 ここからダムへは、地図上で、冬季閉鎖の箇所が二つあるが、この季節、ギリギリで通行可能だった。

     

 この逆からきたのですが、そっちから来るときには青看板がない。

 通り過ぎて、振り向いて、次のダムの位置が分かりました^^;

 ダムへの途中、集落があるのだが、犬にやたら吠えられた^^;

   
          第25のダム<相馬ダム>

   

   

   

 ここには、「落石注意」の看板があり、色んな注意が東北にはあるが、また一つ「注意リスト」に加わるのだった・・・。

 帰りも、やはり、犬に吠えられた。

 やっぱ、立ちションしたのがばれているのだろうか?

 私は、誰もいないのをいいことに、各ダムで立ちションするのが「日課」になっていた。

 我ながら悪質なのが、公衆トイレに入るのが怖いときもあり、公衆トイレの横で立ちションしたりもした。

 何で怖いかと言うと、誰かが遺棄した死体が、トイレ個室の中で、白目を剥いていないとも限らないからだ。

 仮に、私が死体を遺棄しに、この僻地にやって来ていたとしても、先客の遺棄死体があったら、凄まじく怖いであろう。

「なんて酷いことしやがるんだ」と憤激するであろう。

 だから、私は、誰かが立ちションした気配があったら、きっと、怒るだろう。

 ・・・しかし、夏目漱石が言うには、小便は汚くないのだと言う。

 文豪は、人糞を肥料とするにあたっての発言で、きれいなもの(小便)と汚いもの(大便)を混ぜて、「何で汚いものをこしらえるのか!」と怒ったと、なんかのコラムで読んだことがある。

 ちなみに、私はアダルトビデオが好きなのだが、女の放尿シーンには・・・、・・・以下ry

      次回予告:「ん? あれはなんだ?」

                                     (2009/12/05)

[映画』『カールじいさんの空飛ぶ家・3D』を観た]

2009-12-05 17:29:49 | 物語の感想
☆夜、皆で観る約束になっていたのだが、他の作品を観ようと行った<MOVIX昭島>で、つい、この作品のチケットを買ってしまった。

 『レミーのおいしいレストラン』以降(『WALL・E/ウォーリー』含む)、その完成度は認めるも、いまいち、心にグッとこなくなってしまっているピクサー作品だが、やはり、公開すればすぐにでも観たいのだ。

 客入りは良く、一人で行った私の両側にも、別のお客さんがキツキツに座っていた。

   ◇

 感想を簡単に語っておく。

 良かったけど、予告編から推察される内容を越える作品ではなかった。

 スピルバーグの作品もそうだけど、アメリカ映画というのは、先ず、物語の範囲(舞台)をこちらに提示してから始まる。

 だから、意外性に欠けることが多い。

 だが、妻を亡くしたカールおじさんの新しい冒険・・・、その前段階となる半生、妻との出会いと生活と別れの、最近の感動生命保険CM並みの洗練されたダイジェスト感は素晴らしかった。

 ベタだが、私はホロリときて、「こりゃ、大傑作になるんじゃないか」と期待した。

 何よりも、カールが出会う最愛のエリーの爽やかな性格が気持ち良かった。

 吹き替え声優も、カラッとしたいい声を出していた。

 そのエリーの、次第に年齢を重ねていく描写が、幸せそうでいて、悲しげでもあった。

   ◇

 それでも、カールの人生は続く。

 カールは、地上げ屋の策略で施設に送られそうになる。

 ならば、と、思い出の家に大量の風船を括りつけ、大空に旅立つ。

 目指すは、妻が夢見ていた地・南米のパラダイス・フォール!!

 だが、孤独だが、孤独であることに気づいていない程の子供ラッセルが同行したことによって、旅は、次第に、新しい目的へと進んでいく。

 愛した者に拘泥し続けることが、愛した者の望んだことではなく、それこそが「プチエゴ」で、

 愛した者の望む、愛した者の亡き後の新しい人生こそを、残された者は生きていかなくてはならない。

 それを、この作品はテーマにしている。

 正直、若いテーマではない。

 だが、ラッセルや、旅先で知り合う仲間との交流が物語に笑いを生み、広域の年齢層を惹きつける要素になっている。

   ◇

 ピクサーの作り手たちは、宮崎作品に敬意を表しているようだ。

 この作品は、『ハウルの動く城』の影響が多く見られる。

 家屋が移動するということが目立った共通点で、私は近しいものを感じたが、

 途中、老人対決(老いを前面に出した描写)があったので、「ああ、やっぱり、インスパイアされとるな」と合点がいく。

 ただ、デザインは漫画的だが、人間臭いカールおじさんが肉体を酷使させられる姿は、私には痛々しく見えた。

   ◇

 で、オーソドックスなテーマ故に、それを彩るギャグ要素が大事だと思うのだが、滑っている箇所が多かった。

 例えば、敵となる犬軍団は、翻訳機で人語を話すのだが、その強面(こわもて)のリーダーの声がいきなり可愛い声なのである。

 他の犬たちが、「リーダー、声が変ですよ」「リーダー、声が変ですよ」とことあるごとに言い、それが繰り返しのギャグになるはずなのに、元々の声が、その前に提示されていないので、あまり面白い効果を生んでいない。

 また、同じく犬軍団が、何故か、「リス」に反応し、真剣に話す場面でも、「リス」と聞くと、条件反射でそっちを向いてしまうと言うギャグだが、それも、前提が語られていないので、それがギャグだと分かるのは、オチがついて、それを咀嚼したときだけなのである^^;

 ただ、味方となる犬の「ダグ」の、いかにも「犬々しい」言動には、笑った^^

   ◇

 今回は、「3D」版を見たのだが、特に「3D」版で見なくちゃならない理由が見当たらなかった。

 粗もなかったが、鳥が高速で飛んでいくシーンなどは、やはり、目が追いつかない。

「おおっ!」と驚くシーンも多いが、それが「3D」効果かは分からない。

                                      (2009/12/05)

[吉田松陰の写真?]

2009-12-04 13:36:58 | 保守の一考
☆仕事を終えて、風呂で、『歴史読本』の昭和52年のバックナンバー「大村益次郎と77人の志士」を読んでいた。

 上記の本の表紙は、大村益次郎ですな。

 読んでいると、吉田松陰について、面白い記述があった。

 大村とは面識はないが、松陰が桂小五郎に宛てた「竹島開拓案」と言う献策が、大村と桂を結びつけたのだと言う。

 松陰の時代に、今、日韓問題の懸念議題「竹島」が挙がっているのは面白い。

 いや、「面白い記述」とはそれではない。

 「歴史ニュース」と言うトピックに、こんな記事が!

   《吉田松陰の写真か? 山口の写真店に保存》

 <(朝日新聞)これまで肖像画でしか紹介されたことのない、幕末の思想家・吉田松陰とみられる写真が、山口県荻市の写真店・角川政治さん方に保存されていた。
 肖像画は、三十歳で処刑されたにしてはふけこみ、目は細いが、写真は目がギョロリとして若い。
 昭和十六年、市内の松陰神社が、松陰に関する資料を集めたさい、協力者の角川さんあてに、「東京・虎の門前、牧沢写真館」(現在不明)から送られてきたのを、複写したまましまい込んでいた。
 松陰は写真伝来の地・長崎に行ったことがあり、当時、撮影技術も伝わっていた。(11・2)>

 私には、初耳だったので、この内容はガセだったのだろうか?

 試しに、ネット検索してみると、かような写真が見つかった。

     
    ちと強いし、よく見ると写真じゃないような?

 こちらが有名な松陰の肖像画ですね。

     

 吉田松陰に詳しい松浦光修先生は、どうみるのかな?

   ◇

     

 松浦先生と言えば、今発売中の雑誌『正論(1月号)』に、

   《奉祝 天皇陛下御在位二十年 平成「臣民」論》

 を執筆している。

 購入してはあるが、今、仕事が忙しくて、熟読できない。

 けれど、先日の東北旅行中、私は、車の中で、松浦先生の講演録を繰り返し聞いた。

 暗闇での心細い孤独なドライブで聞くそれは、エキサイティングな経験だった。

     

 故に、その「臣民」と言いましょうか、「勤皇の志士」の思いは重々に心得ておりまする。

 ところで、講演録「竹内式部と宝暦事件」の中で語られた、

 江戸期の民衆に流行(?)した「御所千度参り」だが、

 私には、ちょいと、近年の「皇居ランナー」と重なるのだ。

 そりゃ違う、と言う方もおられようが、「皇居ランナー」たちは、皇居のもつ独特の雰囲気(磁場)の中でこそ走りたいのである。

 ・・・その「独特の雰囲気(磁場)」もまた、天皇の「力」なのである。

                                     (2009/12/04)

[現在の「つくる会(自由社)」の破綻財政]

2009-12-04 05:13:39 | 保守の一考
☆オーケイ、分かる分かる、君たちが、もはや、「新しい歴史教科書をつくる会」に、何ら興味がないことは!!

 でも、私は、昔、捨てた女の近況などは、たまには知りたくなる。

 口さがない奴は、そんな私に「未練か?」などと言うかも知れないが、

 完膚なきままに捨て去った女でも、時が経てば一発くらいやりたくなるものさ^^;

 では、「新しい歴史教科書をつくる会」の近況を記そう。

   ◇

 「新しい歴史教科書をつくる会」の会報『史』に「つくる会」の平成20年度決算と21年度予算の収支が掲載されている。

 20年度は、2678万円しか収入がなかったのに、支出が5270万円もあった。

 前年度からの繰越金を使って赤字をカバーしているのだな^^;

 収入のうち、会費収入が2371万円で、つまり、ほとんど会費に頼っている状況だ。

 教科書採択を控えていたから支出が多かったわけではないだろう。

 支出のうち「管理費」が3248万円もある。

 つまり、会員が一生懸命に収めた会費は事務局長・鈴木尚之らの給料や事務所の家賃に消えて、さらに足りなかったわけだ・・・。

 21年度予算では、リストラによって管理費をかなりカットし(リストラされたのは実務部隊。居座るは、名前だけの名誉職待遇の者)、なんと1000万円の寄付金収入を見込んでいるが、

 もはや、「つくる会」が財政破綻状態であることは誰の目にも明らかな状態だ。

   ◇

 ところで、同じくお金に困っている「つくる会」の教科書を出版した左翼系の自由社ですが、採択された1万3500冊の代金が、先日、教科書取次業者から入金された(元は国民の税金^^;)。

 公的資金によって何とか生き延びているわけだが、経営が「火の車」であることは変わらない。

 左翼人とは言え、松本謙一氏が追放されてから、編集の実務者がいなくなり、印刷会社から、

     「もうおたくとは取引できない」

 と言われたり、教師用指導書の編集も難航しているようだ・・・。

   ◇

 世間は狭い。

 現在の「自由社」に、「もうおたくとは取引できない」と言った人物と近しい方に、私は偶然に知り合い、事情を聞いてしまったのだ^^v

                                     (2009/12/04)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑯<これまでのまとめ>』]

2009-12-03 05:29:00 | みちのく西松建設ダム巡り
・・・「世界変容」は始まっている・・・。

 (予告篇)

   [新連載企画 『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)』予告編(前篇)]

   [新連載企画 『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)』予告編(中篇)]

   [新連載企画 『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)』予告編(後篇・上)]

   [・・・いよいよ! 『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)』予告編(後篇・下)]

 (本篇)

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)①<東北道>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)②<霧の二本松>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)③<来導選誌ダケダム>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)④<グルグル>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑤<二本松から抜け出たい>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑥<福島の勝負どころ>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑦<宮城から青森へ>』]

   [映画『3時10分、決断の時』を観た]in 青森

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑧<浅虫>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑨<異なる恐怖・獣篇>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑩<異なる恐怖・高所篇・パトカー篇>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑪<異なる恐怖・恐山篇・暗闇ドライブ篇>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑫<霧と霧雨と雨>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑬<霧迷宮>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑭<トンネル>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑮<青森の勝負どころ>』]

   [映画『蝉しぐれ』を観た]in 秋田

   [『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑲<スクープ! レスキューヘリの活躍>』]

   [『ダム・ファッカー(みちのく水谷建設ダム巡り)〔21〕<小沢・五千万・賄賂・胆沢ダム>』]

   [映画『しあわせカモン』を観た]in 岩手

   ◇

 上記のシリーズ⑥で書き忘れたことがある。

 地方主要道62号線の<悪夢の峠越え>を終えた後、私は、国道114号線を北上しつつ食事を摂り、満足していた。

 ふと、横を見ると、シイタケを売っている屋台があった。

 この頃、その日の夜は、宮城の黄身ちゃんの家に泊まる算段がついていたので、

 私は、おみやげとしてシイタケを買っていこうと思い、屋台をかなり通り過ぎてから、道の脇に車を停め、徒歩で屋台に向かった。

 近づいていくと、売り子が日本人じゃないことに気づいた。

 おそらく、30代後半のフィリピーナらしい。

 愛想の良い笑顔を浮かべていた。

 農村は嫁不足なのだろう。

 でも、心と体を重ね合わせ、自分に不足の部分を補えると言う、結婚生活に至れた、そのフィリピーナの旦那を羨ましく思う。

 アクセントに癖のある日本語で、フィリピーナはシイタケを売ってくれた。

 小振りのシイタケが15個ぐらいで100円は安かろう。

 二袋買い、私は、車に戻った。

 車を出すときにバックミラーを覗くと、フィリピーナのお辞儀と笑顔が映った。

「日本人の振る舞いの美徳を受け継いでくれてありがとう」

 私は、車を飛ばすのだった・・・。

                                     (2009/12/03)

[与党民主党考・15 「鳩山、その人格」]

2009-12-02 12:53:48 | 保守の一考
☆以下は旧聞であるが、色んな問題を孕んでいると思うので、いちお、私も記しておく。

   《鳩山首相「クジラ肉大嫌い!」 反捕鯨後押し? オランダ首相との会談で(産経 2009.10.30 23:09)》

 <鳩山由紀夫首相が、反捕鯨国として知られるオランダのバルケネンデ首相との会談で、日本の捕鯨問題に絡み、「私はクジラ肉は大嫌いだ」と発言していたことが30日、分かった。調査捕鯨活動を直接否定したわけではないが、再び活発化しつつある世界的な反捕鯨の動きを後押ししかねない危うさをはらんでいる。
 鳩山首相は26日、首相官邸でバルケネンデ首相と会談した際、米環境保護団体「シー・シェパード」がオランダ船籍の抗議船を使い、日本の調査捕鯨船の活動を妨害していることについて「旗国としてしっかり対処してほしい」と要請。捕鯨に関する両国の考え方の相違に言及しながらも「クジラ肉は大嫌いだ」と強調した。
 関係者は「首相は相手の考えに合わせて共感を示そうとした」と説明するが、鳩山首相は民主党幹事長時代の昨年6月、やはり反捕鯨国であるオーストラリアのスミス外相と会談した際も「実は今朝、家内(幸夫人)の手料理にクジラが出た。私はクジラを食べない主義なので拒否した」と述べている。地元の北海道苫小牧市や室蘭市などでホエールウオッチングを観光資源とする動きがあることにも配慮しているようだ。
 日本は世界でも例をみない多種多様なクジラ料理と文化を有しているが、捕鯨制限・禁止の潮流の中でその消失が危惧(きぐ)されている。今年は和歌山県太地町のイルカ漁を批判したドキュメンタリー映画「The Cove(入り江)」が米サンダンス映画祭で観客賞を受賞し、世界的に反捕鯨の動きが活発化しつつあることもあり、政府内からも「捕鯨国、日本の首相として甚だ軽率だ」との声が上がっている。>

 おかしいことだらけである。

 これは、用意された首相としての言葉では「捕鯨に関する両国の考え方の相違」だけを語る予定であったと思う。

 しかし、アドリブの会話の部分で、どうしようもない鳩山由紀夫の思慮のなさが露呈している。

 どうあっても、目の前のオランダ首相に媚を売りたいらしい。

 で、「私はクジラ肉は大嫌いだ」などと脈絡なく、言ってしまうのだ。

 この発言だが、クジラに対しての、鳩山の思想なのか、それとも鳩山の味覚の好き嫌いなのかいまいち分からない。

 しかも、その話の前フリが、「実は今朝、家内(幸夫人)の手料理にクジラが出た。私はクジラを食べない主義なので拒否した」である。

 「主義」という言葉を使っているので、自分も思想的にはあなた方と同じだよ、と言いたいのか。

 オランダ首相は、「こいつは何なんだ」と戸惑ったことだろう。

 でも、幸夫人が、クジラを料理しているのである。

 仮に、それが、不気味ではあるが、リップサービスだと看做し、自分と主義を同じくするものだとしても、オランダ首相においては、その奥さんは「クジラを切り刻む者」である。

 そんな「妻の悪行」をひけらかして、放置して、それを「踏み台」にして、自分の主義とやらを主張する鳩山に、オランダ首相はのけぞったことだろう。

 ・・・いや、そもそも、この鳩山のセリフ自体が、嘘である。

 クジラ肉を食することを主義としない夫に、朝も早よから、比較的手に入れ難いクジラ肉を、反捕鯨国の首相との会談を後に控えている状況で、調理して出すなどと言うキチガイは、この世には存在しないであろう。

 鳩山の、浅はかな嘘である。

 鳩山は「友愛」と言う言葉を掲げ、常に、猪突猛進で、目の前の者だけに軽薄なことをのたまう。

 日本の「クジラ文化」などには考えが及ばない。

   ◇

 普天間基地問題における、鳩山のオバマ大統領への「私を信じて欲しい」のセリフも、同根である。

   ◇

 そもそも、「友愛」と言う言葉自体、人前で公言できる言葉ではない。

   《「友愛という名の背信」 潮匡人 (2009.11.5 07:40)》

 <鳩山由紀夫首相は所信表明演説で「友愛政治の原点」を語った。氏の「座右の銘」は「友愛」である。「リベラルは愛である。私はこう繰り返し述べてきた。ここでの愛は友愛である」(「わがリベラル友愛革命」)と訴える。
 リベラルは罪である。私はこう繰り返し述べてきた(拙著『日本を惑わすリベラル教徒たち』産経新聞出版)。ここでは「友愛」にこだわろう。
 鳩山氏が寄稿した「私の政治哲学」(「Voice」9月号)によると、「友愛」はラブとは「異なる概念」で「フラタナティー」を差す。氏は仏語で表記したが、英語ではfraternity。どちらも兄弟を意味するラテン語に由来する。慈善団体や秘密結社、大学の男子寮に加え、同性愛を差すこともある。
 さらに、動詞のfraternizeには「兄弟のように親しく交わる」に加え、「軍紀に反して親しくする」「異性の部下と性的関係をもつ」「被占領国の女と親しくなる、性的な関係を持つ」などの意味がある。
 要するに、守るべき一線を踏み越えて不道徳な親交を結ぶことである。右の通り、犯罪行為や利敵行為の意味も持つ。あえて英語で演説する鳩山博士には、釈迦に説法であろう。
 友愛外交の反対語は「価値観外交」である。今年5月15日、日本記者クラブで鳩山氏自ら、そう解説した。ならば「友愛外交」は反価値的である。名実ともに利敵行為にほかならない。喜ぶのは外国だけである。
 鳩山首相は所信表明演説で「まず、何よりも、人のいのちを大切にし、国民の生活を守る政治」を訴えた。他方、オバマ大統領は就任演説で「自分自身よりも大きな何かに意味を見いだそうとする意志」を訴えた。同じ「民主党」でも、日米の落差は大きい。
 鳩山内閣が唱える「友愛」に価値はない。日本語での耳当たりはよいが、奥には不潔な背信が潜んでいる。>

   ◇

 確かに、「友愛」に則った鳩山の言動ではある。

 表情も、語る言葉も「虚ろ」な、鳩山由紀夫である。

                                     (2009/12/02)

[時事・1<人間の「営み」と「尊厳」を蹂躙しつくす事件>]

2009-12-02 09:19:37 | 保守の一考
☆私は、東北旅行中、人とすれ違うことが小一時間もないような山道などをずっと車で進んでいて、ラジオでは、「島根・女子大生遺棄」のニュースが連日流れていて、

「仮に、この東北の山の中に死体を遺棄した日にゃ、永遠に見つからないのでは・・・」と思ったものだ。

 東北でのラジオの受信は悪いのだが、ブツ切れで聞いていくうちに、旅行中、その事件は、次第に猟奇的な様相を示してきた。

 具体的に語ると生々しいのでやめるが、その事件の構成因子を考えると、私にある事件を思い出させた。

 ・・・「今市女児殺害事件」である。

 当時から、私は、この事件を、尋常ならざる事件だと思い、早期の犯人逮捕と再発注意を唱え続けていた。

 そして、島根の事件も、ただの殺人事件ではない。

 異常に異常を積み重ねた、人間の為し得る行動外の犯罪である。

 人間の「営み」と「尊厳」を蹂躙しつくした事件である。

 東北から帰ってきて、私は、漠然と二つの事件を重ねていた。

 すると、「今市女児殺害事件」は発生から丸4年を経たとのことで、その親御さんが、いまだ辛い思いを、手記としてマスコミに公開していた。

 私は、「今市女児殺害事件」の犯人が、事件を再発させるのは「二年」と睨んでいて、ブログでもしつこく注意を促していた。

 ・・・私には、今市の事件の犯人が、島根まで遠征したとしか思えない。

 つまり、同じ犯人である。

 島根県警は、栃木・茨城両県警と連携して事件の捜査をしたほうがいい。

 例え、犯人が異なっていたとしても、その猟奇前例事件のデータは、絶対に役立つはずだ。

                                     (2009/12/02)

[『ダム・ファッカー(みちのく西松建設ダム巡り)⑮<青森の勝負どころ>』]

2009-12-01 23:59:25 | みちのく西松建設ダム巡り
☆旅は続く・・・。

 国道4号線を北上し、県道242号線を西へ。

 国道4号線をもうちょい進んだら、先日行った<清水目ダム>がある。

 先日は、その<清水目ダム>を訪れ、ダム公園で弁当を食い、ジャンプを読んだ後に下北半島に向かったのであった。

 昨日のことなのに、随分と昔のことのような気がした。

 次のダムの前にも、採掘場があった。

 非常に心苦しくも、そのプラントを突っ切るのが道筋なので、ダンプが停車している中を進む。

   
    第22のダム<天間ダム>・・・重力式コンクリートダム

 大成建設施工だそうだ。

 しかし、やっぱ、重力式はいいね!

 男らしい。

 放水がされているのだが、落差で生じる飛沫と、碧色の流水がたまらない^^

 「天間(てんま)」というネーミングもいいね。

 「鉄腕アトム」の天馬博士を思い出す。

 天馬博士は、死んだ自分の息子をアトムとして甦らせたが、一向に成長しないアトムに絶望し、サーカスに売ってしまうのだった。

 私も、たまに、部屋の中で、ポロンちゃんに「何でお前は成長しないんだ!」と言っている。

 すると、赤ちゃん人形ポロンちゃんは悲しい目をする。

     

 ちなみに、今回の旅に、ポロンちゃんは来たがっていたのだが、危険なので留守番させていた。

 その代わり、小さいパーカーQPは連れてきていた。

     

 まだ、ポロンちゃんのように喋ったり歩いたり出来ないのに、旅行に連れてこられて、微妙に勝ち誇った表情をしております。

 おでこがちょっとだけ汚れているのですが、これは山道を通っていたときに、車が何度もバウンドし、擦れてしまったのである。

   ◇

 さて、続いて、どうしようか?

 私は思案した。

 今夜は青森市内に戻り、二日前に泊まったインターネットカフェ<フリークス>に泊まるのが無難だろう。

 一昨日の夜、青森に着いた私は、ビジターでチェックインしようとしたのだが、「東北に幾つか支店もありますし、会員カードは作っておいたほうがいいですよ^^」と言ったバイトの男の子の顔を思い出すのだった。

 そのおかげで、八戸でも<フリークス>に泊まれた。

 今夜は、気分的には「ハブ」扱いの、青森<フリークス>に泊まるもいいだろう^^

 地図を見て検討する。

 ならば、と思った。

 八甲田山を突っ切って、青森市内に戻ろうじゃないか、と・・・。

 時間は、14:00であった。

 東北での行動撤収時間は、午後四時と決めていた。

 私は、すぐに車を走らせた。

   ◇

 私は、コスモカードの会員なのだが、残り少ない燃料を補給したいのだが、コスモのスタンドがなかったので、エッソで入れる。

 県道242号線と国道4号線の交差点にあるエッソで入れる(方向的には、県道を西に行くのだが、途中で有料道路「みちのく道路」になるので迂回することにした。また、もう1ダム訪問しようと目論んでもいた)。

 ここは、場所の問題もあり、レギュラーが134円/リッターと高かった。

 和田さんみたいな、濃い顔の女の子が給油してくれた(和田さんについては前回を読め)。

 前回、122円でも高く感じたので、解せない思いでいると、ウォッシャー液を無料で入れるサービスをしてくれると言うので、それも頼む。

 <和田さん>は、<和田さん>らしく口をムッとさせながらウォッシャー液の補給をしてくれた^^;

   ◇

 国道394号線を、再び西に向かう。

 <和田ダム>の横を通り、ひたすら西に・・・。

 人は誰もいないが、道だけは整備されている。

 たまにドライブインもあるが、冬なので閉ざされている。

 時折、道の横に牧場が広がっている。

 途中から、主要地方道40号線を北に入る。

 この道は、八甲田山の北側を周回する。

 でも、特に意識なく、進む。

 40号線を更に北に進めば青森市内だ。

 しかし、私は、西に向かう40号線を進む。

 先ほどから、大きな切り出された木材を積んでいるトレーラーが先を行っている。

 私は、トレーラーを煽らないように、つかず離れずに進む。

   ◇

 国道103号線にぶつかり、地方主要道40号線は消える。

 ここを北に行けば青森である。

 しかし、私は、南下した。

 この道をちょい先に行ったところに、県道122号線があり、そこから北上すれば、ダムを一つ見学し、青森に戻れると言う寸法だった。

 ・・・県道122号線を南下していると、ガードレールが切れている箇所があった。

 そこには道はあるのだが、少なくとも「県道」と呼べる体裁ではない。

 だが、私の心に、ニュータイプ効果音「ピキピキーン!」が響いた。

 今のが、次のダムへの道だ!

 私は、路肩に車を停めた。

 木材積載タンクローリーは、「お別れかい?」と去って行った。

 私は、車をUターンさせ、更に県道と思われる道にヘアピンカーブする。

 そこは、舗装さえされてなくて、そこかしこに枯葉が濡れた地面にぺッタリと付いていた。

 そして、「県道122」の標識があった。

 進む。

 ここが、青森の最大難所であった・・・。

 時に、午後3時、あと一時間でこの樹海を抜けなければ、東北に夜の帳が落ち始める、ヤ・バ・イ・!

   ◇

 結論から言うと、この県道122号線、私が進んでいる間、誰一人として出合うことがなかった。

 小雨は降り続いていて、霧も出ていた。

 道はぬかるみ、所々、泥の深い水溜りが点在していた。

 樹海の、八甲田山の峰を縫った道である為に、ジグザグで、所々、傾斜が深かった。

 私は、細心の注意で進んだ。

 常に、ブレーキの上に右足を置いているので、疲れの取れていない右半身にすぐに痛みが走る。

 ダムファッカーの職業病である。

     

「うう、ケツ、痛えなあ、おい!」

 私は、周囲に注意を払いつつ、呻いた。

 樹海は霧に包まれて深かった。

 この旅で、つくづく思うのが、私は、「ここでオバケに出会わなければ嘘だ」という状況に何度も出くわしている。

 ここだって、八甲田山で遭難した日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊の、文字通りの「英霊」に出くわさないとも限らない。

 しかし、私にはつくづく霊感がないせいか、心霊沙汰には遭遇しない。

     

   ◇

   (以下、空想)

 慎重に砂利道のカーブを曲がったとき、前方の霧の中から、「ザッザッザッ」と行進の足音のような音が聞こえてきた。

 私は、サイドブレーキを引き、待機する。

 霧の中から、突如として、茶系色の防寒着に包まれた軍装の行進が現われた。

 私は、唖然とし、黙して見ていた。

 行列の先頭の男は、そんな私の態度を上官と見たのか敬礼してきた。

「和田中尉であります」

 (また、和田かよ・・・)と思いつつ、私も慌てて敬礼した。

「ご苦労、水戸蘭少佐である」

 少佐は、私の知り合いの自衛隊三佐からパクった^^

「少佐は、どのような任務でこちらへいらっしゃったのでしょうか?」

「貴殿ら配下の演習の見学だ」

「そうでありますか! しかし、見たことのない自走車ですな」

 和田中尉を始め、行軍の最初を陣取る兵卒も、私のビ○○の車体を撫ぜた。

「この車は、ビ○○と言う」

「ほお、櫃(びつ)ですか、確かに、大形の箱の形状ですな^^」

「貴殿らの活躍の結果、(未来の日本は繁栄し)私はこのような新型車に乗れている」

「ほお、水戸少佐は、我らをおだててくれますな!^^」

「演習、頑張って続けてくれたまえ!」

「はっ!」

 敬礼の後、行軍は前進を再開した。

「ちょっと待ってくれ!」

 私は、和田中尉を呼び止めた。

「はっ! 何でしょうか? 少佐!」

 和田中尉は振り向いた。

「二つ、言っておきたい。誰でもいいから、海軍の方に伝えて欲しい。来たる露助(ろすけ/露西亜)艦隊との最終海戦は、絶対に日本海が舞台になる。君たちの演習は、露助が太平洋から津軽海峡に突入したときの可能性のための演習だと思うが、少なくとも、露助との最終決戦だけは日本海であると、東郷平八郎舞鶴鎮守府司令長官(当時)に伝えて欲しいのだ」

「はっ!」

「・・・それと、もう一つ、君たちに言いたい。時に作戦は困難を極め、続行が危ぶまれるときもある。そんな時には、<勇気ある撤退>も選択肢の一つとしてあると言うことを認識して欲しい」

「はっ! 助言ありがとうございます!」

 そして、日本陸軍第8師団歩兵第5連隊の行軍は、ビッツの横を威勢良く姿勢良く通り過ぎ去っていった。

 私は、彼らの消えた霧の方向を向いて、敬礼をするのだった。

     (注)・・・和田中尉は架空の人物です。
          そもそも、このパラグラフ自体が架空です。

 私は、ビビオのアクセルを吹かすのだった・・・。

   ◇

 かくして、午後4時、ダム巡り撤収時刻ギリギリに第23のダムに到着す。


     <下湯ダム>・・・ロックフィルダム

 正直、霧と小雨と夕暮れでよく分かりませんな^^;

 左の写真の左側中央に看板があり、その看板に赤い横線が引かれているのですが、これが最大貯水時の水面の線だそうです。

   ◇

 かくして、県道122号線を、途中から地方主要道44号線へ、国道4号線と国道7号線の継ぎ目にぶつかり東に折れれば、青森市内はすぐだ。

 しかし、その分枝に至った瞬間、

 私は、「先に進もう!」と思ってしまった。

 かくして、国道7号線を左折し、私は弘前に進むのだった。

 弘前・・・、私はつい最近まで、その読みさえも知らず「ひろまえ」と読んでいた^^;

   ◇

 余談だが、私は大学時代、一人暮らししていたとき、アパートが風呂付きでなく、銭湯に通っていたのだが、

 真夏のある時期、銭湯まで行くのが面倒くさくて、一週間風呂に入らなかったことがあった。

 ・・・それはさておき(さておける問題なのかッ!?^^;)、

 私は、青森に来て三日風呂に入ってなかった。

 旅の途中、時折、入湯のみの温泉施設があった。

 青森の浪岡町にも「和の湯」があった。

「うほっ!^^」と思い、私は、一度通り過ぎた道を戻った。



 泉質は、アルカリ性単純泉だそうで、私は、体に染み込むお湯を美味しく頂いた^^v

 あんまし客はいなかったが、お父さんとお兄ちゃんに連れられた幼女がいた。

 一歳半くらいで、これがメチャ可愛かった。

 豆みたいに小さくて、目が点々で、白いほっぺが真っ赤に染まっていた。

 手足の間接部分が、お人形みたいにくびれていた。

「可愛いでちゅね~」と思いつつ、チロチロ見ていたら、お父さんがどこかに行ってしまったらしく、私の近くにやってきて、指をくわえながらポツンと立っていた。

「お父ちゃんはもうすぐ返って来るからねえ~」と私が言うと、

「パパ、どこッ!?」と可愛い声^^

 私は、この旅で、全く可愛い者に出会っていなかった。

 だから、この豆チビに出会えて、心底、精神パワーが回復した。

 よく、RPGゲームで、減少した主役キャラのパワーゲージが、キャラをパワースポットに重ねた時に「ビヨ~ン」とフルになるけど、、そんなイメージだ。

 ・・・この温泉施設は、大人は入湯量390円だったのだが、体洗いセットは150円だったと思う(店員さんに勧められた^^)。

 ちなみに、幼児は入湯料60円である(子供は150円)。

 あの豆チビ、60円での入浴なんだ!

 くーっ、60円なんて可愛過ぎる、ガリガリ君の値段みたい!!!(←バカ)

     

                                     (続く 2009/12/01)