今日は、少しゆっくりPCに向かえそうなので、ずっと書きたかった、本の感想をば♪♪
っていうか、実際に読んでたのは10月頃なのですが。
なかなか、ブログに感想を書く機会が無くって(^^;
遅くなっちゃったけど(笑)
これです。
ジェイムズ・P・ホーガン著 『星を継ぐもの』 東京創元
本の帯にも書いてある【月面で発見されたのは5万年前の人間の死体だった!】というのが気になって、気になって、買ってしまった1冊。
だって。
気になりません??
こんなキャッチコピー。
で、超絶悶絶面白くて!
一気に。物語世界に引き込まれてしまいました。
本当に、ここまで、作品世界に没頭して、ページをめくって読み進めるのにドキドキした本との出逢いは久しぶり・・・と言っても過言ではない!
それくらい、私にはツボでした。
この作品、書かれたのは1977年。
結構、古いですよね。
でも、今でも、「SF小説の金字塔」と言われていて、写真の帯にもあるように、読者投票1位だったり。
邦訳版が出たのが1980年なのですが、もう87版まで出ています。
物語はと言うと、まさに、そのキャッチコピー通り。
舞台は2020年代後半。てか2030年の直前。
現在が2011年ですから、ちょっと先の未来って感じですが、実際に、この小説が書かれたのは1977年な訳で。
その当時から想うと、2030年って、物凄く遠い未来のように感じられたことでしようね。
科学技術も物凄く発達している未来世界な訳ですが。
小説に書かれているアイテムで、今現在、存在しそうなものとかもあったのですよね。
i-padに似たような端末を、冒頭で主人公が使っていたし。
そういうのも面白かったですね。
今の世界は、1970年に想像されたような未来になっているのかしらね?
で。
そんな近未来世界の地球では、かなり科学が発達していて。
月やガニメデに基地があり、そこで、普通に宇宙研究が行われている。
宇宙飛行士でなくとも、学者や科学者なら、比較的簡単に、宇宙を行き来する・・・そんな世界です。
そんな時、月面で真紅の宇宙服を着た人間の死体が発見される訳です。
最初は、どこかの研究チームの研究員の死体か?と想われた訳ですが。
そもそも、該当する宇宙服もない。
そして、死体を調べてみると、それが、5万年前の人間の遺体であることが判明。
DNAなど、体の組織や、体型、体格は、地球人と全く同じ。
がしかし、5万年前の人間が、月に行ってることなど有り得ない?
仮に「チャーリー」と名付けられた、この謎の死体。
果たして、彼は、一体何者なのか?
これを解明するため、地球規模でのプロジェクトが組まれます。
そして、選りすぐりの天才学者、科学者達が、チームを組んで、研究をはじめる訳です。
死体とともに残された所持品の中には、どう見ても、地球上に存在しない物質がある。
手帳などに記された文字なども、見たことがない謎の文字。
また、「チャーリー」の持っていたいくつかの機械類からは、地球よりもはるかに科学技術が発展していたことが窺えるなど、謎だらけ。
仮に、「チャーリー」が宇宙人だとしても。
進化の過程で、これほど、地球人と全く同じ生物が、他の惑星にいることはありえない。
だから、宇宙人ではなく、地球人である。
・・・そう考えるのが、生物学者の見解。
がしかし。
仮に、「チャーリー」が5万年前の地球人だとして。
何かのファンタジーにあるように、かつて、高科学な文明が地球上に存在していたが、何らかの天変地異などにより、それが崩壊し、人間は、また、原始からやり直すことになった・・・とすると。
幻の大陸、ムーとかアトランティスみたいな感じですよね。
でも、本当に、そんな文明が一度は発達していたとするなら、地層や何かに、なんらかの痕跡が残っているはず。
しかし、地球には、そんな痕跡は一切無いのは周知の事実。
だから、「チャーリー」は地球に由来する人間ではない。
・・・こう考える学者も居て。
とにかく、あらゆることが謎すぎて、「チャーリー」の謎を解明する研究は、行き詰まるのですが・・・。
ラストには、衝撃の結末が待っています。
もうね、ホント、とにかく面白かったです!!
物語を読み進める内に、少しずつ、分かってくる真実。
でも、真実が分かれば分かるほど、謎は、ますます深まるのですよね。
これが、5万年前の死体が、地球の歴史にすら残らなかった伝説の人間だ・・・だったら、まんまファンタジーな訳ですが。
これは、SF小説。
地層などにも一切、痕跡が残っていない文明など有りはしないと、科学的に否定していきます。
とはいえ。
なら、「チャーリー」が宇宙人だとして。
なぜ、地球人と全く同じ進化の過程を辿った生物なのか?
生物の進化というのは、環境だけでなく、さまざまな偶然的要素によって為される物。
なので、違う惑星で進化した生物が、地球人と全く同じ生物として完成する・・・ということは有り得ないと、科学的に説明されています。
なるほど、だから、ケロロ軍曹は、カエル型なのね・・・と、ちょっと、脱線して想ったり(笑)
ケロン星では、蛙が進化して、あのイキモノになったんだね・・・と。
と、まあ、そんな感じで、謎が謎を呼ぶ展開。
有り得ないようなお話なのですが、でも、人類の進化の謎に触れていて、「もしかしたら、これは、本当のことかも!?」と想わせる真実味がありました。
少しずつ、真実に近づいていく過程は、ホント、ページをめくるのにドキドキしましたですよ。
でも、SFって、ある意味、ロマンですよね~。
人類はどこから来たのか?
それを辿る面白い作品でした。
結末は・・・・・・本当に衝撃でしたよ!!
で。
この小説。
元々、「気になる~」って言い出したのはオットの方でした。
一緒に本屋さんに行ってる時に、平積みされているこの本を指さして、
「このキャッチコピー、前々から気になるよね~」
と言ったのはオット。
オットは、凄く昔から、この本の存在は知っていたみたいですね。
私は、オットに言われて、初めてこの作品を知りました。
確かに、めちゃくちゃ気になるキャッチコピー。
「そんなこと言われたら、めちゃめちゃ読みたくなったじゃないかぁ(*><*)」
と言って、私が購入しました。
んで。
ウルトラ面白かったので、オットにも超プッシュ! オススメしちゃいましたです。
で、私が読み終わった後に、オットも速効で読み終わり。
2人で、「これは凄い」って盛り上がっちゃいました(笑)
てか、オットが推理した結末が、めっちゃドンピシャリだったので、
「実は、~~~~~~~~~なんとちゃう?」
って言われたときは、否定するのに内心焦った。
そこで、「そうだよ」ってネタバレ言うわけにもいかないしね(笑)
因みに。
この本、最近、コミック化されているみたいですよ。
星野之宣さん作画で小学館ビックコミックスから出ています。
ちょっと、コミックス版も気になりますね!
と言うわけで。
めちゃめちゃハマった小説のお話でした。
っていうか、実際に読んでたのは10月頃なのですが。
なかなか、ブログに感想を書く機会が無くって(^^;
遅くなっちゃったけど(笑)
これです。
ジェイムズ・P・ホーガン著 『星を継ぐもの』 東京創元
本の帯にも書いてある【月面で発見されたのは5万年前の人間の死体だった!】というのが気になって、気になって、買ってしまった1冊。
だって。
気になりません??
こんなキャッチコピー。
で、超絶悶絶面白くて!
一気に。物語世界に引き込まれてしまいました。
本当に、ここまで、作品世界に没頭して、ページをめくって読み進めるのにドキドキした本との出逢いは久しぶり・・・と言っても過言ではない!
それくらい、私にはツボでした。
この作品、書かれたのは1977年。
結構、古いですよね。
でも、今でも、「SF小説の金字塔」と言われていて、写真の帯にもあるように、読者投票1位だったり。
邦訳版が出たのが1980年なのですが、もう87版まで出ています。
物語はと言うと、まさに、そのキャッチコピー通り。
舞台は2020年代後半。てか2030年の直前。
現在が2011年ですから、ちょっと先の未来って感じですが、実際に、この小説が書かれたのは1977年な訳で。
その当時から想うと、2030年って、物凄く遠い未来のように感じられたことでしようね。
科学技術も物凄く発達している未来世界な訳ですが。
小説に書かれているアイテムで、今現在、存在しそうなものとかもあったのですよね。
i-padに似たような端末を、冒頭で主人公が使っていたし。
そういうのも面白かったですね。
今の世界は、1970年に想像されたような未来になっているのかしらね?
で。
そんな近未来世界の地球では、かなり科学が発達していて。
月やガニメデに基地があり、そこで、普通に宇宙研究が行われている。
宇宙飛行士でなくとも、学者や科学者なら、比較的簡単に、宇宙を行き来する・・・そんな世界です。
そんな時、月面で真紅の宇宙服を着た人間の死体が発見される訳です。
最初は、どこかの研究チームの研究員の死体か?と想われた訳ですが。
そもそも、該当する宇宙服もない。
そして、死体を調べてみると、それが、5万年前の人間の遺体であることが判明。
DNAなど、体の組織や、体型、体格は、地球人と全く同じ。
がしかし、5万年前の人間が、月に行ってることなど有り得ない?
仮に「チャーリー」と名付けられた、この謎の死体。
果たして、彼は、一体何者なのか?
これを解明するため、地球規模でのプロジェクトが組まれます。
そして、選りすぐりの天才学者、科学者達が、チームを組んで、研究をはじめる訳です。
死体とともに残された所持品の中には、どう見ても、地球上に存在しない物質がある。
手帳などに記された文字なども、見たことがない謎の文字。
また、「チャーリー」の持っていたいくつかの機械類からは、地球よりもはるかに科学技術が発展していたことが窺えるなど、謎だらけ。
仮に、「チャーリー」が宇宙人だとしても。
進化の過程で、これほど、地球人と全く同じ生物が、他の惑星にいることはありえない。
だから、宇宙人ではなく、地球人である。
・・・そう考えるのが、生物学者の見解。
がしかし。
仮に、「チャーリー」が5万年前の地球人だとして。
何かのファンタジーにあるように、かつて、高科学な文明が地球上に存在していたが、何らかの天変地異などにより、それが崩壊し、人間は、また、原始からやり直すことになった・・・とすると。
幻の大陸、ムーとかアトランティスみたいな感じですよね。
でも、本当に、そんな文明が一度は発達していたとするなら、地層や何かに、なんらかの痕跡が残っているはず。
しかし、地球には、そんな痕跡は一切無いのは周知の事実。
だから、「チャーリー」は地球に由来する人間ではない。
・・・こう考える学者も居て。
とにかく、あらゆることが謎すぎて、「チャーリー」の謎を解明する研究は、行き詰まるのですが・・・。
ラストには、衝撃の結末が待っています。
もうね、ホント、とにかく面白かったです!!
物語を読み進める内に、少しずつ、分かってくる真実。
でも、真実が分かれば分かるほど、謎は、ますます深まるのですよね。
これが、5万年前の死体が、地球の歴史にすら残らなかった伝説の人間だ・・・だったら、まんまファンタジーな訳ですが。
これは、SF小説。
地層などにも一切、痕跡が残っていない文明など有りはしないと、科学的に否定していきます。
とはいえ。
なら、「チャーリー」が宇宙人だとして。
なぜ、地球人と全く同じ進化の過程を辿った生物なのか?
生物の進化というのは、環境だけでなく、さまざまな偶然的要素によって為される物。
なので、違う惑星で進化した生物が、地球人と全く同じ生物として完成する・・・ということは有り得ないと、科学的に説明されています。
なるほど、だから、ケロロ軍曹は、カエル型なのね・・・と、ちょっと、脱線して想ったり(笑)
ケロン星では、蛙が進化して、あのイキモノになったんだね・・・と。
と、まあ、そんな感じで、謎が謎を呼ぶ展開。
有り得ないようなお話なのですが、でも、人類の進化の謎に触れていて、「もしかしたら、これは、本当のことかも!?」と想わせる真実味がありました。
少しずつ、真実に近づいていく過程は、ホント、ページをめくるのにドキドキしましたですよ。
でも、SFって、ある意味、ロマンですよね~。
人類はどこから来たのか?
それを辿る面白い作品でした。
結末は・・・・・・本当に衝撃でしたよ!!
で。
この小説。
元々、「気になる~」って言い出したのはオットの方でした。
一緒に本屋さんに行ってる時に、平積みされているこの本を指さして、
「このキャッチコピー、前々から気になるよね~」
と言ったのはオット。
オットは、凄く昔から、この本の存在は知っていたみたいですね。
私は、オットに言われて、初めてこの作品を知りました。
確かに、めちゃくちゃ気になるキャッチコピー。
「そんなこと言われたら、めちゃめちゃ読みたくなったじゃないかぁ(*><*)」
と言って、私が購入しました。
んで。
ウルトラ面白かったので、オットにも超プッシュ! オススメしちゃいましたです。
で、私が読み終わった後に、オットも速効で読み終わり。
2人で、「これは凄い」って盛り上がっちゃいました(笑)
てか、オットが推理した結末が、めっちゃドンピシャリだったので、
「実は、~~~~~~~~~なんとちゃう?」
って言われたときは、否定するのに内心焦った。
そこで、「そうだよ」ってネタバレ言うわけにもいかないしね(笑)
因みに。
この本、最近、コミック化されているみたいですよ。
星野之宣さん作画で小学館ビックコミックスから出ています。
ちょっと、コミックス版も気になりますね!
と言うわけで。
めちゃめちゃハマった小説のお話でした。
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