ミクシィのボイスや、ツイッターでは、週末から盛大にシャウトしまくっていますが・・・。
PSPの『薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花咲ク』なるBLゲームにハマってしまいました(*><*)
ヤヴァいです、ホントに、ハマりまくってて。
週末来、このゲームの事で頭が一杯・・・という、微中毒状況A^^;;
という訳で、萌え語り、語っても宜しいかな???
こちらが、パッケージ。
なかなかに、お耽美な雰囲気のイラストからして、私のツボ、どストライクでした。
実は、あまり前知識無いまま購入したものなのですが、このゲーム、もともとはPCの18禁ゲーだったそうなのですってね。
で、それが、PS2版に移植され、その後、PSP版に移植された・・・とか。
■『薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花咲ク』トレーラー(PC版)
このトレーラーは、私の持っているPSP版ではなくて、PC版(18禁)のもののようです。
ので、PSP版には登場しないシーンやスチルも出てますが、まあ、こういう雰囲気なゲームです(^^)b
私が買ったのは、PSP版。
PC版の方は、流石18禁というだけあって、「陵/辱/編」と、「純愛編」があるとのことですが、PS2、PSP版の方は、「CERO C」・・・つまり、15才以上対象ということで。
件の「りょうぢょく編」(一応、検索除けで、色んな表記方してみましたv)の方は、丸っと落とされてて。
純愛編のみのストーリーだとか。
昨日、まず1周目をクリアしたのですが、もう、設定から物語から、ツボってしまって(//▽//)
引き続き、完全クリアを目指して頑張りたいですっ。
で。
この物語。
舞台となる時代は昭和初期。
将来を約束されたエリート達が学ぶ、全寮制の男子校が舞台なんです。
主人公はその学校で、小間使いとして働いている、日向要という貧しい青年。
彼は、非常に頭が良くて。
どうやら、かつて、この学校を受験して、主席で合格していたらしいのですよね。
がしかし、色々な事情により、入学はせず、学校の小間使いとして働いています。
そして、親切な教授の厚意により、小間使いの仕事の合間や、仕事が終わってから、個人的に勉強を教わる・・・という生活を送っている訳です。
彼としては、学生にはなれなかったけど、学校という学びの場で働くことが出来、しかも、仕事の合間に親切な教授が勉強の面倒を見てくれる・・・という、この穏やかな生活に満足していたわけですが。
ある日、親しくしている新入生の子に、校庭に落ちていた鳥の死骸を埋めて欲しいと頼まれるのですよね。
で、仕事が終わった夜になって、鳥の死骸を埋めてあげようと、校庭の薔薇の木の下に行くわけですが。
置いておいたはずの鳥の死骸が見当たらない・・・。
それを探している最中、何者かに薬を嗅がされ、意識を失い・・・襲われて(爆)しまうのですね(>_<)!!
しかも、要を襲った何者かは、その光景を写真に撮ったようで。
『花喰い鳥』という名前で、その写真を、要に勉強を教えてあげている月村教授の所に、郵送してくるのですよ。
写真を撮られている・・・ということは、ネガがある訳で。
『花喰い鳥』と名乗る犯人は、今後、また、そういう写真をバラまいたりするかもしれない・・・。
そうすると、いずれ、要は学校で働くことすら出来なくなるかも知れない・・・。
そうなる前に、こんなことをした犯人を見つけ出し、ネガを取り返さないと・・・という月村教授の助言によって、要は、自分にあんな酷いことをした『花喰い鳥』を突き止めることにするのですよ。
そして。
彼の身に、あんなことがあって以降、彼に対する態度が変わった学生達が何人か居るのですよね。
ある者は、これまで、自分になど興味すら持っていなかったのに、急に馴れ馴れしくなってきて、「君は綺麗だね・・・」とか口説いてくる。
また、今まで自分に対して親切だったある学生は、急に、自分に余所余所しい態度を取るようになる。
また、ある者は、自分に対して、「あんなことして、不潔だ!」と罵ってくる。
そして、その直後、そんな風に自分のことを罵った学生の友人は、
「気にしないで・・・彼は、まだ子供だから・・・。ああいう事には潔癖なんです」みたいなことを言ってフォローを入れてくる。
どうやら、その何人かの学生達は、要の身に起こったことを、知っている様子。
何故、知っているのか?
犯人は彼らの中にいるのか?
そんな時、要に鳥の死骸を埋めて欲しいと頼んできた新入生の少年が、行方不明になります。
行方不明、というよりは、忽然と消えた・・・という感じ。
最後にその少年を見たのは、どうやら、鳥の死骸のことで話をしていた要らしい。
色々と妖しいことが起こる中、それは、すべて『花喰い鳥』と関係があることなのか?
・・・という、サスペンスというか、ミステリーなお耽美物語です。
ゲームとしては、アドベンチャーなのですが。
私がこれまでプレイした、乙女ゲーやBLゲーのアドベンチャーとは、ちょっと違うのですよね。
というのも、大抵のアドベンチャーは、物語の展開や分岐が、選択肢を選ぶことによって決まってくるわけですが。
このゲームは、選択肢というのがなくて。
(いや、あるのかも知れないけど、私がプレイした1周目では、出てこなかったです)
キャラクターのカードを重ねることによって、物語やカップリングが決まるという、なかなかに斬新なもの。
カードを重ねると言っても、そんなに難しいカードゲームという訳ではなくて。
多分、カップルにしたいキャラ同士のカードを重ねていくだけです。
因みに、カードを上に乗せた方が攻め。下側のカードが受け、ね(^^)b
カードには、「攻め度」というパラメータがあって。
その「攻め度」と、トータルでの組み合わせポイントを考えながら、重ねていけば、その重ねた者同士でのストーリーが展開していきます。
なので、カップリング、受け攻めなど、プレーヤーの好きに組み合わせることが出来る訳ですね。
で。
主人公と誰かという組み合わせ以外に、あと2組ほど、他キャラのカップリングのストーリーを見ることが出来て。
そちらのストーリーも充実しています。
という訳で。
1周目をクリアしたのですが。
攻略とか見ていないので、どういうのがグッドエンドなのか・・・とかは、よく分からないのですが。
おそらく、バッドエンドです(爆)
いや、絶対、バッドエンドだ。
つか。
このゲーム、よく考えたら、『花喰い鳥』は誰か?という犯人捜しをするスターリーだったのですよね(^^;
いやはや、私、それをすっかり忘れて。
好きなカップルのカードで、同じカードばかりを、バカの1つ覚えみたいに重ねまくって、物語を進めていました。
という訳で。
主人公以外の2組のカップルは、グッドエンドだったのではないでしょうか? エンディングスチルもあったし。
でも、肝心な主人公の要君の方は・・・といえば。
お目当てのキャラとは、結ばれることは出来たけど・・・スチルが無かったから、恋愛的にもグッドエンドではなかったのでしょうかね?
っていうか。
犯人捜しのゲームな訳だから、多分、最初の方は、色々な登場人物と接触することによって、『花喰い鳥』なる犯人の、手掛かりを集めたり・・・と情報収集をしなくちゃいけなかったのですよね><
なのに、私は、もう最初から、気に入ったキャラとのカードだけを重ねまくる・・・ということをやっちゃってたので。
そのキャラとの恋愛イベントは色々ありましたが。
肝心な犯人捜しの情報を得ることは出来ず。
事件の方はスッキリしないまま・・・というバッドエンド・・・でありました(^^;;
しまったゼ。
事件の捜査を疎かにして、恋愛だけに走っちまった・・・。
よし!
2周目は、もっと、たくさんの登場人物と接触して、情報収集に励むであります!!
それにしても。
このゲームの萌えポイント、その1。
主人公の境遇が、凄く不憫なんです・・・(;;)
不憫萌えな私は、ハートを鷲掴みにされてしまいました。
ホント、不憫な境遇にイジけることもなく、素直で優しく健気な、好青年なんですよぉ(*><*)
うん。
この主人公の要君(21才)は、ゲームの冒頭で分かるのですが。
それなりに裕福な家の子・・・・ではあるのですが、ただし、妾の子なのですよね。
その為、本妻や本妻の産んだ跡取り息子(要の異母弟)に、ずっと遠慮しながら日陰の身の上だった模様。
そして、妾さんであった母親は、そんな生活に疲れて、自殺してしまった・・・という訳。
このお母さんの自殺の件に関しては、冒頭のスチルにすっかり騙されましたよ!!!!
なので、物語の後半で、ビビリましたです(笑)
で。
なぜ、彼は、このエリート学校を受験して、主席で合格していたにも関わらず、入学せず、小間使いとして働いているのか・・・というのも。
少し進めると分かってくるのですが。
彼には、腹違いの弟(本妻が産んだ跡取り)が居るのですが。
この本妻の跡取り息子が、とんでもない、馬鹿ボンボン。
頭は悪い、素行は悪い、家や店の金に手は付ける・・・で。
本家の大奥様(お祖母ちゃん)は、そんな跡取り息子よりも、妾が産んだ要に跡を継がせるべきだ・・・って言い張って。奥様との間で揉めるのですよね。
一方、要の父親は、自分の母親にも本妻にも頭が上がらない、そして、妾を手放すことも出来ない・・・という優柔不断なダメ男で。
跡取りを巡る、母親と嫁のバトルに耐えきれず、要に、「自分はこの家を継がない」という誓約書を書かせるのですよね。
その代わり、頭が良くて上の学校に行きたがっている彼を、進学させてやるから・・・と。
元々、本妻の息子を差し置いて、自分が家を継ぐ気なんてなかった要は、学校に行かせて貰えることに喜んで、誓約書にサインをするわけだけど。
その後、馬鹿な異母弟が、ヨーロッパで遊学をしたい・・・と言い出す訳ですよ。
で、跡取り息子をヨーロッパに行かせたり、また、新規店舗を開いたり・・・ということで、要を上の学校に行かせる余裕はなくなった・・・みたいな感じで。
結局、彼は、進学を諦めざるを得なくなったわですね(号泣)
ふ、不憫だ・・・不憫すぎる・・・・(;;)
しかも、本当に、要の学費を出せないような経済状況なのかっていうと。
どうやら、そうではないらしくて。
私の想像だけど、単に、本妻の意地悪だったりするカンジが伺えました。
そりゃ、本妻的には、自分の息子より優秀な妾の子が、進学したりなんかして、どんどん賢くなっていったら、そりゃ、面白くないでしょうに。
なので、弟の遊学費やら、新規店舗開業やらで物入りで余裕がないって言ってはいるけど。
裕福な商家っぽいから、絶対、あれは、要の学費を出したくなかっただけなんだと思う!!!!!
しかも、その弟が、ヨーロッパに留学と言いつつ、実は、旅券を他人にあげてしまって、留学なんかしておらず。
旅券をあげた人間に、自分がヨーロッパにいると偽装工作させた上で、親からの仕送りを山分けし。
自分は、女のヒモになって遊び暮らしているというから、ますます腹立つっっっ。
それなのに・・・腹は立ってるんだろうけど、それでも、異母弟に優しく接してる要君・・・「アンタ、出来た人だねぇ~」と泣けましたですよ。
まあ、異母弟君も、ダメっ子だけど。
でも、なにやら、悪ぶってるだけ・・・というか。
根っからの悪人では無さそうな感じはするし。
それに、仮に、彼がヨーロッパ留学云々を言い出さなくても、きっと、要は、本妻の意地悪によって、学校には行かせて貰えなかっただろうと思うし、ね。
そこら辺を、彼はちゃんと分かってるのだろうなぁ・・・・と。
ううううう。
不憫萌え~~~(*><*)
そして。
萌えポイント、その2。
色々なタイプの登場人物が出てるわけですが。
それぞれのキャラクター達が思い悩んでいるもの、背負っているものが、凄く重くて。
一見すると、エリート学校に入学してる、何不自由ないお坊ちゃま達なんだろうなぁ~って思えるけど。
実際、彼らは、裕福故の不自由さや苦しみを持っていたり。
また、人に言えない悩みを抱えていたりで。
皆、それぞれ、苦悩してる様子。
なので、恋愛モードでも、意外と「重い」んですよね。
ダークな話もありますが、その「重さ」が良かったんです~(*><*)
・・・という訳で。
1周目は、ちょっと恋愛モードで進めちゃいましたが。
2周目は、本格的に、謎解きメインで頑張ってみたいと思います。
1周クリアしただけじゃ、全然謎も解けていませんし、ね(^^)b
それにしても、こんなにBLゲーにハマったのは久しぶりです!!!!!
これから、どんなストーリーが展開していくのか、超楽しみっっ。