★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

軍曹さんとアンダーベベル?

2010年09月30日 | ゲーム・アニメ萌え語り
今日は、、最近プレイ中のゲームのお話を♪

最近、オットがPSPで「モンハン」や「トリックロジック」をやっているので、私は、なかなか「アイルー村」が出来なかったのですが。
先日から、ちょっと、PSPを奪い取って、私が遊んでいます。

でも。

なぜか、「アイルー村」ではなく「薄桜鬼」。
ちょっと、乙女ゲーモードです。

いや、こういうアドベンチャーは、チョコマカ細切れの時間で遊ぶよりも、時間のあるときに、一気にまとめて遊んだ方が絶対面白いだろう~と思って。
なかなか手を付けていなかったのですよね(^^;
いろいろ、他のゲームに浮気もしていたし(爆)

で。
久しぶりに、プレイ再開させて訳ですが。

購入直後から、第1章の展開が、少し間延びしているなぁ~と不満に思っていたものの(いや、単に、私が細切れな時間でチョコチョコ遊んでいた所為なのかもしれませんが)、第2章に入って、一気に面白くなってきて。
一気に引き込まれちゃいましたです(*><*)b

私、このゲームは、ゲームやアニメでブレイク後に購入して。当然、アニメも見ていないので、まだ、どういうストーリーなのかも、知らない訳なのですが。
面白いです!
人気しているの、凄く分かりますよ~~~~。

そんなこんなで、昨夜はなかなか止められなくなって、延々プレイしていたのですが、途中で寝オチしちゃったのが残念(>_<)

因みに。
藤堂平助役でご出演の吉野裕行さん。
『四畳半神話大系』の小津の中の人でもあります!

で。
昨日、改めて、お声を聴いてみると、ホント、小津と同じお声だ~~~(*><*)
ただ、こちらは乙女ゲーなので、お声も喋り方もイケメソ様仕様。
なんだろ。
イケメソになった小津・・・・・・・?←有り得ない!

私は現在、土方歳三様を狙ってプレイしてますが。
果たして、ちゃんとエンディングは迎えられるでしょうか? バッドエンドはイヤだなぁ。

それにしても。
こういう、乙女ゲーのアドベンチャーは「マイネリーベ2」以来なのですが。
やっぱり、良いですね(//▽//)


そしてそして。

DSでは、先日の日記にも書きましたが、「ケロロRPG」をクリアしました。

で。現在2周目。

というのも、2周目にならないと行くことの出来ない闘技場やダンジョンがあるからなのですよね。
その代わり、「強くてはじめから」というモードがあって。
アイテムもレベルも引き継いだまま、新たにスタート出来るので、ラクです。

とはいえ、2周目になっても、まだ序盤では、闘技場もダンジョンもいけなくて。
まずは、ある程度物語を進めて、少なくとも、空を飛ぶ手段を入手して、マップ上を自由に行き来できるようにならないといけないと思うんです。
つまり、2周目も、ある程度後半戦にならないと、闘技場も新しいダンジョンにも行けない。

という訳で、今、序盤を進めている訳ですが。
レベルを引き継いでいるので、超快適。サクサク進みます。

初回プレイの時、あれだけ苦労した、各ステージのボスも1殴りでOK・・・みたいな。

「騎士と武者と伝説の海賊」というタイトル通り、武者の世界→海賊の世界→騎士の世界とそれぞれ旅をして、最終的に、全ての世界に行ける飛空手段が入手できるようになるわけですが。
あまりにもサクサク進むので、あっという間に、第1章の武者の世界をクリア出来そう。

という訳で。
新ダンジョンの「モーイヤ坑道」を目指し中。

そして。
この、クリア後に開く「モーイヤ坑道」という新ダンジョンなのですが。
攻略本を見てみました。

かなり難しそうです。
なんてったって、敵の強さがハンパ無い。そして、更に、そのダンジョンの広いこと。

攻略本にも、ゲームの最終ラスボスでヒーヒー言ってるくらいじゃ、モーイヤ坑道には入れない・・・と書いてあるのですが。

確かに、その通り。

だって、モーイヤ坑道で出てくるモンスターは、ザコ敵でも、ゲーム本編の最終ラスボス級、もしくはそれ以上。
1周目クリアの時、最終ラスボス戦に全力で挑み、ギリギリ勝ち抜いたような私では、まず、モーイヤ坑道の雑魚1匹倒せないと思います・・・。
そして、そこのボスに至っては、まるで、「すべてを越えし者」(@FF10)って感じ。

きっと、モーイヤ坑道の名前の由来は、敵が強すぎて、

「もう嫌ぁぁぁぁ(><)」

ってなる所から来ているのだと思います。


っていうか。

これ、FF10-2のアンダーベベルに似てると思う。

ボス敵クラスのザコ敵がたくさん出てきて、しかも、地下1階、2階、3階、4階・・・・・・・・・と、どんどん降りていく所とか。
最終的に、もの凄い強いボスがいる所とか。

うん。
まさに、アンダーベベルだよ(^^)b


という訳で、まだまだ、海賊エリア、騎士エリアに進まないとダメなんだけど、軍曹さんと、アンダーベベルに潜る気持ちで頑張りたいですね~。

っていうか。
アンダーベベルは、「ベベル」という老師様ゆかりの地ということや、もしかしたら、老師様に会えるかも!?という期待と萌えで頑張れたけど。

ケロロ世界で、そこまで、頑張れるかな、私(^^; (笑)


という感じの、最近のゲームライフ。
ホント、DSとかPSPばかりになったなぁ。

ホントは、PS2やPS3でもいろいろやりたいソフトがあるのですが。
やっぱり、携帯ゲーム機の方がお手軽なのですよね(^^;

いやいや。
ゲーマーとしては、これではアカンでしょ!

FF13もクリアしなきゃ!

久々のサイト更新

2010年09月29日 | 二次創作
今日は、物凄く久しぶりに、ほんの少しだけサイトを更新しましたです。

てか、最後に更新したのが、サイト開設記念日の7月7日だったとは(反省)

という訳で、更新内容は。

●Galleryコーナーの『etc』に、「屍鬼」の恵ちゃんイラストUP。

●Movieのコーナーに、2010年6月鑑賞分のレビュー4本UP。
 「プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~」
 「告白」
 「オーケストラ!」
 「シーサイドモーテル」


以上であります!


どうでも良いけど、今回UPしたイラストのサムネイルが、自分でもちょっと気持ち悪い件w

ではでは、引き続き、更新頑張りたいです。

「僕なりの愛ですよ、我々は運命の黒い糸で結ばれているという訳です」

2010年09月28日 | ゲーム・アニメ萌え語り



『四畳半神話大系』の、私が一番好きなバージョンのPVをニコ動で発見(*^^*)


因みに、このPVは、第1話。
主人公が、テニスサークル「キューピッド」に所属し、サークル内の恋路をトコトン邪魔しまくったお話の予告編っぽいですね。
どうでも良いけど、映画サークル「みそぎ」のサークルボックスが、どう見ても、京大合唱団のボックスにしか見えなかった件。
学生集会所がモデルなのかな?


現在、原作小説を読んでますが、とても面白いです。
アニメそのままの雰囲気。
つか、逆か。
あの小説を見事にアニメ化したなぁ~という感じで。
まだ、最後まで読んでいないので、なんともいえませんが、でもでも、私は、今のところ、アニメ版の方が好きかな(笑)

なんていうか。
昨今のアニメを見てみると、どうしても、「萌え」を前面に押し出した作品が多いですよね。
例えば、男性向きなら、萌え系イラストな女の子がいっぱい出てくる話。エロゲやギャルゲのアニメ化とか。
女性向きなら、腐女子向けとか、美青年&美少年キャラがたくさん出てくるものとか。
もちろん、そういうのも、大好きですが(何を隠そう、『純情ロマンチカ』のDVDを全話集め、はたまた、10月から始まる『咎狗の血』をメチャメチャ楽しみにしている私です)、そういうアニメばかりというのは、ちと、物足りん気がするのですよね。

ちょっと特殊ではあるけど、『四畳半神話大系』みたいなアニメがあっても良いと思うし、これこそ、「大人のアニメ」だなぁと思います。


で。
話は、少し変わって。

そんな、京都が舞台の『四畳半神話大系』。

京都のロフトでは、『四畳半~』の期間限定特設ショップが設けられていました。

こんなタペストリーが掛かってましたですよ~っ。
私が行ったのは、9月の上旬だったので、今もやっているのかは、分からないのですが・・・。


DVDはもちろん、劇中で登場するラムネや、亀の子タワシを始め、ストラップやTシャツ、ポストカードやクリアファイル、マグカップなどなどのキャラクターグッズがいっぱい売られてました。

しかも、結構、お客さんで賑わってました。
京都の人は、このアニメ、見てた人多いのかもしれませんね。

因みに。

私が買ったアイテムは、というと。

まずはポストカード。

ポストカードだけでも、アニメの名場面がた~くさんあって、凄く迷ったのですが。
かなり、図柄の選択が極端だと思いますね(爆)

それも、そのハズ。

写真の上側、ヒロインである明石さんの可愛いポストカードを選んだのはオット。

写真の下側、主人公『私』と小津が悪巧みをしてるヤツとか、小津アップとかは、私の選択。

・・・・・・・なんだろう、この趣味の違い(笑)

そして、ポストカード手前にある、ピンクのクマは、このアニメではお馴染みの「もちぐまん」。
物語のキーとなるものは「白色」なのですが。
私が個人的に、ピンクが好きなので、ピンクバージョンを購入しましたです。

明石さんといえば、ラムネも。これ美味しかったです。



そしてそして。
キャラクターストラップの、主人公『私』とヒロイン明石さん。
畳ストラップのもちぐまんと樋口師匠。


イラストに惹かれて下敷きも。


ショップ内に、缶バッチのガチャガチャがあって。
全10種類くらいで、キャラクターや名シーンなどがあるのですよ。

で。
わたし的には「ジョニー」と「占い婆」以外なら、どれが出ても良いかなぁと思ってたのですよ。
そしたら。

いきなり、ジョニーが出ましたorz

いや、まあ、可愛いけどね。どことなく、ディズニーの某キャラに似てる気もせんでもないし。

因みに。
この「ジョニー」というのは。

カーボーイな外国人キャラクターではありません。
その名前で、「ムフっ」と想った人は、私のお仲間でしょうか?

そう。
「ジョニー」という名は、あるモノの隠語というか・・・。

アニメでは、主人公の、もう1つの別人格。主に下半身を司っている・・・という形で登場するのですが。

まあ、ぶっちゃけ、男性のアソコを擬人化したキャラです。

物語では、このジョニーが再三登場し、主人公に発破をかける訳ですよ。
特に、珍しくも、女性とイイ感じ~な雰囲気になったときとか、このジョニーが登場し、

「行け、行け、今こそ、踏み出せぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

とか

「向こうの世界を見てみたいと思わないのか? 男になれぇぇぇ!!!!!」

とか大騒ぎ。

でも、あくまで紳士を貫こうとせん主人公は、必死で貞操を守ろうとし、暴走するジョニーに対し、

「向こうの世界を見てみたいとは思うが、今は、その時では無い!!!!!」

と必死に抵抗。
そんなこんなで、いつも惨めな想いをしてるジョニーは、とうとう、

「千切れて、飛んで行きてぇゼぇぇぇぇぇ(--#)」

とキレたりする訳ですが。

まあ、そんなジョニーの缶バッチです・・・。


で。
2度目にチャレンジ。


小津キタ------------!!!!!


しかも、私が一番欲しかったバージョン。

それにしても。
主人公にさんざん、悪口を言われ、妖怪扱いされてる小津。

外見も、ホント、変な顔色してるし、口は裂けてるし、たまに、悪魔の尻尾まで生えてる時もあるし。
最初、アニメを見たときは、「どんな人やねん!?」と思いました。
でもでも。
この見るからに妖怪みたいな小津。
これは、主人公の性格がひねくれてて、ちゃんと物事を直視しないが為に、主人公の中で、無意識に、「妖怪補正」されてるというか。
主人公『私』の目というフィルターを通すと、小津は妖怪にしか見えないわけで。
とはいえ、果たして、小津は、主人公とって、疫病神みたいな悪友なのか?というと。それは、違うのですよね。自分のことしか見えてない主人公は、自分で気付いていないだけで、小津は、主人公の親友たるべき存在。

で、最終回、すべての真実を悟った主人公には、小津は、こんな妖怪ではなくて、普通の人間の顔に見えるてのですよね。

これは、私もビックリして、
「なんとっっっ! 小津って、普通の顔してたんだ!」
って思いました。

いや、なんで、小津だけ、人間っぽく描かれてないのかなぁ~と思ってはいたものの。
まさか、主人公の思いこみ視点で描かれてたからだったとは。
最後の最後でビックリでした。


でも、私は、妖怪バージョンの小津が好きだけどwwwww


と、こんな感じで四畳半ショップ。
9月の上旬に行ったときのお話でした。

期間限定と言わず、ずっと、やってて欲しいなぁ(*^^*)



映画『悪人』

2010年09月27日 | 映画鑑賞記
またまた、久しぶりになってしまいました、PCからの投稿ですが。

今日は、先週見た映画『悪人』の感想をば。

話題の映画ということあって、劇場もかなり混み混みでしたよ~。
とても社会派な映画で、見終わった後は、ズ~ンと心が重くなると言うか、この世の中の本当の「悪」って何なのだろう?と考えさせられる作品でした。


物語の舞台は九州。
冒頭で、佳乃という若い女性保険外交員の他殺死体が見つかります。
彼女が最後に乗った車が、博多に住む裕福な大学生・増尾の車ということで、容疑は増尾に。
警察は、事件後、行方をくらましている増尾を追います。

一方。
紳士服の量販店で働く光代は、家と職場を往復するだけの、地味な暮らしをしていました。
そんな時、出会い系サイトで出逢った、祐一という男性と肉体関係を持ち、やがて、孤独な2人は惹かれあっていくのでした。

けれども、警察が逃走中の増尾を確保した後、その証言から、佳乃殺害の真犯人として、祐一が浮上してくるのでした。

そして、祐一の祖父母の元には、警察が訪ねてきます。

それを知った祐一は、光代を連れて逃走。
「何があったの?」
と問う光代に、祐一は、
「俺は人を殺した」
と告白するのでした。
そして、一体、なぜ、何があって、佳乃を殺すに至ってしまったのかを光代に語ります。

こうして、互いに孤独を抱え、それゆえに、強く惹かれあっていく2人は警察へ出頭する道ではなく、一緒に逃亡する道を選択するのでした・・・・・・。


ホント、重い・・・凄く重いです。
もちろん、人を殺めるという許し難い罪を犯した祐一は悪人でしょうが・・・果たして、祐一だけが悪人なのか?
善悪とは何なのか、考えさせられます。
そして、全てに通して感じられる、「人間の孤独」。それは、まさに、現代社会が抱える問題であり、それゆえに起こった哀しい事件は、この作品の中だけでなく、現実でも起こりそうな、リアリティがあります。

一体、「悪」とは何なのか?

私は、殺された佳乃にも悪いところはあると想います。もちろん、だからといって、それが殺されて良い理由にはなりませんし、気の毒です。けれども、自業自得的なことも否めません。

金持ちの息子と言うだけで、玉の輿を狙って増尾に媚を売り、その裏でセックスの相性が良いと、出会い系で知り合った祐一とも付き合っている。
たいして知りもしない増尾の車に、簡単に乗り込む。
たいして知りもしない出会い系で知り合った祐一と関係を結ぶ。

このご時世に若い女性としては、ちょっと無防備すぎますよね?

また、女友達に対しても「自分が優位」に見せる嘘を付き、そして、増尾に擦り寄る反面、祐一のことは馬鹿にして、罵る。
彼女が命を落とすことになってしまった、決定的な原因は、自分の感情を上手くコントロールできず、すぐにキレて、罪のない祐一に当たり散らしたことでしょうが。。。。

でも、佳乃がこんな風に、他人を見下し、女王様のようになりたがっていたり、すぐキレたりするのは、きっと、その根底に「孤独」があるのではないかなぁと想います。


そして、そんな佳乃に苛立ち、夜の山道にもかかわらず、車から無理矢理降ろした、金持ちのボンボン・増尾。コイツも悪い!
彼も、自分の家が金持ちというだけで、天狗になって、他人を馬鹿にして楽しんでいます。自分が偉いわけでも何でもないのにね。
他人を馬鹿にすることでしか、自分の存在意義を見付けられないのは、ある意味、佳乃にも似ていて。きっと、甘やかされて何不自由なく育ったのでしょう。それ故に、大切なものがない。彼もまた、王様になることで孤独を紛らわせていたのかもしれません。

そしてそして。
そんな2人の痴話喧嘩に巻き込まれるような形で、突発的に殺人を犯した祐一。
彼もまた、大きな孤独を抱えているのですよね。
母親に捨てられ、祖父母に育てられ。今では、仕事と家の往復しかない世界。家に帰れば、祖父の介護を始め、色々と祖母に当てにされて、自分が楽しむ時間も世界もない。
人との交流が少ないせいか、上手く、感情を表現したり、コントロールしたりすることができず、それ故に、佳乃を殺めることに・・・。

祖母は祖母で、ヘルパーを雇うとお金がかかると、祐一に面倒なことを何でも押しつけ、その一方で、怪しげな健康食品の集いに夢中。もちろん、母親に捨てられた祐一を母親代わりに育てたということは素晴らしいと想います。でも、怪しげな集いに夢中になる・・・ということは、彼女もきっと、どこか淋しかったのでしょうね。

それから。
祐一と出会うことで、大きく人生が変わってしまった光代。
彼女もまた、家と職場の往復だけの地味な暮らし。
妹と一緒に暮らしているものの、妹は、家のことなど全部、光代に任せっきりで、自分は恋人と楽しくやっている。
自分の家にも、居場所を見付けられないの光代の孤独。
だからこそ、祐一と出会い、惹かれあい、祐一の秘密を知った後も、「共に逃げよう」と言う。

本来なら自首させなければいけないのに、共に逃げる道を選ぶ、彼女も果たして悪人なのか・・・・・・。


こうやって見てみると、多かれ少なかれ、みんな、心の何処かに「悪人」の顔を持っているのですよね。
もちろん、それは、私達にも当てはまることで、きっと100%善意な人間なんて居ないと思います。
そんな時、家族や友人、恋人と、絆や愛情を持つことによって、人は善になったり、また、強くなったり出来るのでしょう。

でも、家族関係を始め、人間関係が希薄になっている現代社会に於いては、心から大切と思える人やものを持つ人が減っているのではないかと思います。
それ故に、孤独だったり、淋しかったりで。

佳乃や増尾も、このパターンではないかなぁと。
そして、祐一も。
最初は、彼も、大切なものは無かった。
でも、光代と知り合うことによって、「大切なもの」が分かったのではないかと思います。
また、光代も同様に。
そして、「大切なもの」を得た人間は強くなれます。
殺人を犯して逃亡をするのが良いとは言えませんが、でも、祐一と光代の逃避生活には、極限の強い絆や強さが伺えました。

また、孫の犯した罪に呆然としていた祖母も。
哀しいことではありますが、こうなって初めて、祐一に対する愛情を思い出したのではないでしょうか? だからこそ、段々と強くなっていけた。

この映画に根底に、孤独というものを強く感じました。そして、それ故に、人は罪を犯す・・・というのは、現代社会ならではなのかもしれないなぁとも。
劇中で、殺された佳乃の父親が、
「今の世の中、大切なものを持っていない人間が多すぎる」
っていうシーンがあるのですが。
まさに、その通り。
今の世の中、心の豊かさが失われつつあるのでしょうね。
この映画の事件は、きっと、そういう所から引き起こされたのだろう・・・と。

本当に、誰が悪人なのか?
もちろん、人を殺した祐一は悪いです。一番、やってはいけないことをしました。
でも、本当に、それだけなのか? 祐一一人を悪人にして、それでオシマイなのか? その背後の因果関係まで踏み込んでみたら、大小の違いはあれ、色々な「悪」が見えてきます。
そう、みんな、悪人の顔を持っているのです。

そう想えてしまって。心がズ~ンと重くなりましたです。
私自身も、「悪人」の顔・・・・・・出さずに生きていきたいです。


そしてそして。
この映画で、注目すべきは、深津絵里さん演じる光代。

物語の冒頭では、何の楽しみもない、地味な生活を送る、色気のない女性でした。
でも、それが、祐一と知り合うことによって、どんどん色っぽくなっていくというか。「女」の顔になっていくのですよね。
その生々しいまでの変化が、素晴らしいです!

社会派な映画ですし、見た後、心が重くなるのは必至ですが。
でも、自分の心の中、また、自分を取り巻く現代社会を、改めて考えてみるにも、良い作品だと想いました。


明智光秀様の宝物

2010年09月26日 | 徒然なる日常
私の住んでいる亀岡市は、明智光秀ゆかりの地。
城跡もあるんですよ。


で。
現在、亀岡市では、明智光秀宝探しゲームという、オリエンテーリング開催中。

「戦国無双」というゲームとコラボしてて、超イケメン様の明智光秀のポスターが目印。


駅の観光案内所で、宝の地図と、手掛かりの書かれた案内書を貰って参加します。


謎を解きながら、5つの宝箱を見つける…というゲームです。


夏休み期間中は、沢山の人が参加されていたようで。
歴女さんっぽい方々も、沢山見かけましたです。


んで。
この宝探しゾーン全体が、すぐ近所な私。

涼しくなったら回ってみようと、参加用紙だけ貰ってました。
で。
今日、回ってきましたー。



にしても。

この宝探し、かなり本格的です。
神社の社の裏側、草深き場所にまで分け入り……というのはオーバーですが。
でも、お社の裏とか、城址の石垣の下とか、とにかく草の多いトコばかり回るので。。。


蚊 に さ さ れ ま く り ま し た °・(ノД`)・°・


そんな長時間、草むらに居たわけでもないのに。

その数、12箇所orz

足ばかり集中攻撃されてしまって。
靴下を履いてるのに、靴下の上からから、ヤラれまくり。


腕も2箇所ヤラれたけど。



あまりに痒くて、気分悪くなっちゃって。
途中にあった薬局で、かゆみ止めパッチを買い、貼ってから、宝探しを再開させましたですよ、もぉ(-"-;)


つか、薬局の薬剤師さんも、私のあまりの蚊にさされようにビビってらしたですorz


一度にこんなに蚊にさされて、私、明日、熱出さないかなぁ?_ノ乙(、ン、)_



うー。


とりあえず、かゆみ止めパッチを貼ったら、痒みは治まったのですが……。



という、私の犠牲(笑)のもと、宝箱は無事5個とも見つけました。
難しかったですよ!(b^ー°)


私は近所だから、なんとなく、分かる部分もあったけど。
観光客さんだと、大変だったかもなぁと思いました。


また、私も。
普段は、家と駅の往復しかしないので。
初めて歩く道や、知らなかった神社仏閣も、沢山発見できて、おもしろかったです。


お宝の方はですね~。
抽選に外れてしまい、参加賞のピンバッチとカードだけでしたが。でもでも。ピンバッチは可愛いし、カードは、イケメン様の明智光秀が描かれてるので、大満足です(*^o^*)


因みに。
抽選にあたったら、wiiソフトだのDSiだの、温泉宿泊券だの、色々、豪華そうでした。
外れて残念!



楽しかったです。
楽しかったですが……蚊にさされまくった、私の健康が心配(^。^;)

小憎たらしいけど可愛いアイツ

2010年09月25日 | 徒然なる日常

↑↑↑↑
写真は、劇場版ケロロ軍曹5「超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島でります!」のDVDディスク。


ウルトラ可愛い図柄だと思いませんか(≧∇≦)


軍曹が可愛い過ぎる~。


春頃に密林さんで予約してたのですが。
昨日届くまで、すっかり忘れてましたです(^。^;)



で。
早速、昨夜見たのですが、大感動でした!

劇場で見たときは、物足りないとか、色々不満に思ったものですが。DVDになって、改めて見てみると、感動する点や、笑える点が多々あったことに気が付きました。
うん。
実に良い作品ではないですか!

なんで、劇場で見たときは、あんなに不満に思ったんだろ……。

アレかな?
同時上映のケロロ・ショートストーリーがなくなったのが、ショックだったのかもー。


と言うわけで。
K5……こと、劇場版5。


相変わらず、ケロロは可愛いです。
つか、このディスクが可愛すぎて、萌え死にそう(*´Д`)=з

でもでも。
ケロロって、ワル知恵は働くし、サボリ好きだし、小憎たらしいヤツなのに。
何故か、メチャクチャ可愛いんですよね~(≧∇≦)

そこが、彼の魅力なのでしょう♪


LOVE★軍曹
  ★
_____
(●) (●) \  

『悪の教典<下>』

2010年09月24日 | 小説・漫画・書籍
先月の日記に書きましたが。
『悪の教典』というミステリを読んでまして。

ここの所、家であまり本を読んでいなかったので、なかなか進んでいませんでしたが、先日、下巻を読み終えました。

ハイ、IQが高く好青年な高校教師が、実は、物凄い殺人鬼でして。
社会的な信用ある姿とは、裏の顔で、どんどん悪事を重ねていくというピカレスクロマン。
ラストまで、読みました。

因みに、上巻の感想はこちら
↓↓↓↓
8月23日『悪の教典』

ラストまで読んだ感想というと、物凄く怖かったです~。

ただ、ネットでも言われていた通り、上巻と下巻では、作品の雰囲気も物語性もガラッと変わってしまいました。

上巻では、生徒からも先生からも非常に信頼を置かれている好青年な高校教師が、その高いIQを駆使して、淡々と悪事を重ねていく・・・・・・という物語で。
世間では「善人」と見られている人の、裏の姿とのギャップが、物凄く怖かったり、また、人を殺すことに、何の躊躇いも、罪悪感も感じない主人公にゾッとしたり。
はたまた、そんな人間が、教師をしていて、周りからも信用されているところも怖いしで。
とにかく、ジワリジワリと来る静かな恐怖というのが感じられたのですが。

下巻は、一転して、「殺戮の夜編」・・・・・・とでも言いましょうか?
なんか、映画『13日の金曜日』の迫り来るジェイソンのような・・・ホラー映画的恐怖でした。

上巻と下巻の物語展開のギャップは、否めませんでしたです(^^;


物語としてはですね~。
上巻で、自分が教師生活において「邪魔」と判断した人間を、どんどん消していく、主人公・蓮実聖司。

ある生徒は退学に追い込まれ。
ある者は殺され。
またある者は、重体になったり。
はたまた、ある者は、無実の罪で、逮捕されたり。
・・・・・・・と。

でも、あまり色々やり過ぎちゃったせいか、蓮実先生のコトを、おかしいと思い始める生徒が出てくるのですよね。

頭が良くて、ちょっと反抗的な面のあるケイスケ・・・あ、違った、圭介という男子生徒。
学校で絶大な人気をもってる蓮実に対し、常に、批判的な目を向けている・・・という感じでしょうか?
だからこそ、彼の行動に疑問を持ち、蓮実の過去を調べたりしはじめる訳ですが。
でも、結局、それが命取りになって、圭介は蓮実に殺されてしまいます。

がしかし。
圭介を殺したことこそが、蓮実にとっても命取りになってしまったというか。

蓮実が、肉体関係を持っていた、女子生徒が居たわけですが。
その女子生徒が、嫉妬心から蓮実の携帯を見て、殺した圭介との関わりに気付いちゃうのですよね。

とはいえ、その女生徒は、蓮実にゾッコン的に惚れているので、テキトーに言い逃れれば、きっと、それ以上は疑問に思わなかったでしょうに。

確実に安全を狙って、恋人(というか、単に性欲処理相手)にしていした、その女子生徒まで、殺すことに決めちゃうのですよ。


んで。
夏休み。

文化祭準備のために、1クラスにつき1日だけ、学校に泊まって良い日・・・というのがあるのですが。
その時に、その女子生徒を飛び降り自殺に見せかける為、学校の屋上から突き落とすのですよ。
でも、それを、別の女子生徒に見られ、突発的に、そっちの子も殺し。

死体の処分、及び、つじつま合わせの話作りに、暫し困る。

そんな時、失踪した圭介(実際には、蓮実が既に殺して、死体は山に埋めている)のことを疑問に思い、蓮実の過去について調べていそうな生徒2人のヒソヒソ話を偶然キャッチ!
でも、声から、その生徒が誰なのか、判別付かず。

どうしたものかと、悩んだあげく。

木は森に隠せ・・・の法則で、死体は死体の山に隠せ・・・ということを思いつきます。

つまり、その日、学校に泊まっている、自分の担任のクラスの子、全員の皆殺しを決意するのです。

もともと、学校にはケータイを使ったカンニング防止のための、ジャマー電波の装置があり(電波法違反です)、それを使って、まず、ケータイを使用不可にし。
罪を被せた上で、自殺に見せかけて殺す犯人役に仕立てるため、同僚教師を言葉巧みに呼び出し、監禁。
その教師の私物である、猟銃を持って、宿直の教師などを殺した上で、校内放送で、生徒達に呼びかけます。

「この学校に猟銃を持った、不審者が侵入した。皆、焦らずに、屋上に逃げてくれ。すぐに助けを呼ぶ」

と。

この放送を聴いた生徒達の反応はそれぞれで。

蓮実を全面的に信用する親衛隊的女生徒達は、彼を信じて屋上へ向かいます。

はたまた、不審者がいるにも関わらず、そんな校内放送をすること自体がおかしい、先生は信用できない・・・と思った生徒達は、バリケードを作って、教室に籠城。

また、何人かの生徒は、犯人の隙をついて、外に逃げ出し、助けを呼ぶという決断を。

またまた、アーチェリー全国大会の腕前を持つ子は、その腕を信じて、犯人と対峙する決断を。

などなど。

38人の生徒達は、それぞれ、バラバラな行動を取るのですが。
蓮実が張り巡らした罠、計画によって、結局、学校から脱出すること叶わず、どんどん殺されていくのでした・・・・・・・・・。


という。
ホント、13日の金曜日のジェイソンから逃げまどう人々のような状況になり。
下巻のほとんどは、この、蓮実による殺戮の一夜がメインです。

どれだけ知力を尽くし、犯人に立ち向かおうとしても、一人、また一人と殺されていく様子は、本当に怖かったです。

怖かったけど・・・・・・・。

でも、やっぱり、上巻との雰囲気の違いが、あまりにもありすぎて、ちょっと気になっちゃった・・・かな。


いや、なんていうか。

この主人公の蓮実は、「非常にIQが高い」という設定なのですが。
もう、殺戮の夜に入った段階で、果たして、そんなにIQの高い人物がやるようなこととは思えなくなったというか、なんというか。

本当に頭のいい人だったら、こんな、1クラス全員殺すなんて、野蛮で無茶なことではなく、もっと違うクリーンな方法で、窮地から脱していたような気がしますね。

あとは、やっぱり、高校生が38人も居たら。
全員殺すって、無理だと思うのですが・・・。
結構、蓮実は、偶然に助けられるシーンも多く、もし、現実だったら、被害者は出たとしても、大半の生徒はなんとか逃げ延びれたりするのではないかなぁ~と思うのですよね。
そこらへんは、ちょっと、現実味にかけるというか。
上巻で、とても頭の良い悪人だっただけに、下巻でも、もっと、スマートに悪事をやって欲しかったかなぁ~と。
うん。
最初は格好いい悪役だと思ってたけど、下巻では、ただの殺人鬼、つか、もう、ジェイソンみたいだったもんなぁ。

そして、ラストの持っていき方も、安易なような。
ネタバレになってはいけないので、ラストの詳しいオチは、避けますが・・・。

いや、色々と、最後に明かされる衝撃な展開は面白かったですし、全体を通して、ホラー感は高かったですよ(^^)

でも、蓮実的には、ラストで、もう、次のゲームに入っている・・・・・・というのは、無理がありそうな気がしました。

そういえば。
なぜ、蓮実が、そんなに教師の職に固執するのか。
上巻では、分からなかったのですが、下巻では、ちゃんと描かれていました。

難関国立大に行った後、外国の大学に行き、外国の有名な投資系銀行に就職していたのに、なぜ、教師に転職?という謎は、ちゃんと下巻で明かされるのですが。
なんか、分かるような分からないような・・・。
やっぱり、彼は、学校という閉鎖的な空間で、「王様」になりたかったのかな?
他人を自分の意のままに操ったり、動かしたりすることに快感を感じていたのかな~とも思うのですが。
その心理は、共感できなかったかな~。
まあ、別に、私自身、王様になりたいとかいう願望無いしね~A^^;;


わたし的には、下巻より上巻の方が面白かったと思います。
でも、上巻でジワリジワリとくる恐怖が、下巻では、全面的に開放されるというか、張りつめていた静かに恐怖が爆発し、パニック的な恐怖に変貌している様は、面白いと思います。

全体を読み終えて、ミステリというより、ホラー小説だったなぁと思いました。
久しぶりに、「怖い」と思える本を読んだと思いますが、こういう怖い話は、実は、大好きだったりする私でした。

魔法世界へ…

2010年09月23日 | 徒然なる日常
今日もケータイからですが。


なんか、先週からPCでの投稿が少な過ぎですね~っ。
つか、殆どPCに向かえてなーーーいっっっ(;`皿´)
明日は……明日こそ…………。



さてさて。

相変わらず、読書モード。

お家ではハードカバー、外出時は文庫本を読んでます。


で。
家で読んでた「悪の教典<下>」を読み終えたので。

次のハードカバーは、これ。
写真のやつです(^O^)b♪

再読ですが、「ハリーポッターと死の秘宝」!!


映画公開前にもう一度、読んでおきたいのです~。

ハリポタシリーズは、大好きでして。
いつも、邦訳を待ちきれず、まずは原書で読んでます。
で、邦訳が出ると邦訳版も買って再読するので。
「死の秘宝」も再読は3回目になりますね。


忘れてるエピソードとかもいっぱいありそうですし。おさらい、おさらい。



という訳で。
またまた魔法世界に旅立ちましょうかね(^_^)v

映画『カラフル』

2010年09月22日 | 映画鑑賞記
少し前に見てきた映画の感想です。

映画『カラフル』。
森絵都さんの小説をアニメ映画化した作品。
原作小説は未読でしたが、何度も映画館で劇場予告を見て、興味を持ち、観賞してきました。


主人公の「ぼく」は、死者です。
物語は、死者の世界の入り口から始まります。

死んだ人たちがあの世に旅立とうとする場所。彼岸と此岸の狭間で、「ぼく」は、プラプラという子どもに呼びかけられます。

「おめでとうございます、抽選にあたりました!」

と。
プラプラが言うには、「ぼく」は生前、大きな罪を犯したとのこと。
このままでは、輪廻転生の輪に組み込まれず、「ぼく」の魂は永遠に消滅してしまうとのこと。
けれども、抽選に当たった「ぼく」には、やり直せるチャンスが与えられることになった。このチャンスをうまく生かせば、ちゃんと輪廻転生の輪に組み込んで貰える・・・と。

「面倒くさいからいいです。辞退します」

そう言う「ぼく」でしたが、これは命令なのだ・・・と、「ぼく」をムリヤリ死者の世界から連れ出したプラプラ。

チャンス・・・というのは、もう一度この世で修行をするということでした。
「ぼく」は、「小林真」という自殺したばかりの中学生の体に乗り移ることに。これからは、「小林真」として、一定期間を生きていくことになります。
行ってみれば、肉体のホームステイ。
こうして、再びこの世で生活していく内に、自分の生前の記憶や犯した罪を思い出し、改心することが出来れば、「ぼく」は、再び、輪廻転生の摂理に入れるとのことです。

こうして、生前の記憶を持たない「ぼく」は、「小林真」として、再び、この世に戻ってきました。

けれども、この小林真なる少年。絵が上手い以外は、何の取り柄もないヤツ。
勉強も苦手で、運動も出来ない。友達すらいなくて、どうやら、いじめられっ子だったよう。片思いの女の子は、影で援助交際をしている。
しかも、真の家族は、偽善的で家族にも無関心な父、フラメンコ教室の先生と浮気をしていた母、成績優秀で大学受験のことしか頭にない兄・・・と、「ぼく」にとって、決して快適な環境ではありませんでした。
そんな不満を抱えながら、「ぼく」は、真として生きていくことに・・・。



原作は未読でしたし、実写版も見たことなかったのですが。
冒頭から、最後のオチというか、物語の結末は推理できましたです。

でも、とても切なくて、色々と考えさせられる物語でした。

せっかく、再び、この世に戻ってこられた「ぼく」が、家族に当たり散らしたり、無為に日々を生きていくことには、見ていて、少々苛立ちを感じました。
でも、「ぼく」の気持ちも、凄くよく分かるのですよね。

中学3年という、もう子供でもなく、かといって、完全に自立した大人でもない中途半端な年頃。
いじめられるのも、家族がバラバラなのも、好きな子が援交してるのも、自分の力では、どうすることも出来ないし。
他人が羨ましくもあり、「なんで、自分だけこんな最悪な目に・・・」って思ってしまう。
イライラもする。
手近なところで、母親にトコトン当たる。

「ぼく」の気持ちも分かる気がします。
私が「ぼく」なら、やはり、四面楚歌な孤独な想いに、怒り、悩み、絶望するでしょう。

でも、その一方で。

「ぼく」より、客観的に物事を見ることが出来る、鑑賞者側の私。
だからこそ、分かるのですよね。

「ぼく」は、実は、恵まれた環境にいることに。

彼のことを気にかけてくれてるクラスメイトも居る、実は家族はみんな、彼のことを心配してくれてる。
援交している女の子だって、割り切っているように見えて、本当は自分の中にある矛盾について、「ぼく」にSOSを発していた。それだけ信頼していた。

けれども、一度、自分の殻に閉じこもってしまったら、物事は、自分の主観的側面しか見えないのですよね。

端で見ているともどかしい限りです。

だけど、ほんの少し、周りを見ようとすれば。
「ぼく」にも、見えてくるのですよね。
無関心無感動だと思っていた父親の本音。
浮気をしていたふしだらな女に見えていた、母親の苦悩と反省と愛情。
自己中だと思っていた兄の変化。
自分と友達になりたがっているクラスメイト。

一側面しか見ていなかったら気づけないけど。
人も、物事も、とても多面的であり、カラフルなのですよね、良くも悪くも。

だから、無関心に見えていた父親が、実は、家族のことを深く考えていた人だったり。
嫁姑で悩み続けていた母親。
その所為で浮気に走り、でも、真の自殺未遂後は、反省して、一生懸命手料理を作り続けていたり。
冷たいだけのガリ勉な兄が、弟が息を吹き返した奇跡に感動し、医師を志したり。なんとか、弟との心の距離を近づけようと、一緒に食事をしていたり。
また、援助交際をしていた女生徒も、色んな矛盾に悩んでいたり。

「この人は、この色」だとか「この色でなければいけない」とか・・・そういう決まりはないのですよね。
人間、皆、色々な色、良い色、悪い色、いっぱい持ってて。
それで良いのだと思います。
どれが本当の色なのか・・・とか、考える必要は無いのですよね。

勿論、主人公の「ぼく」も。

ちょっと髪型を変えてみたり、格好いいスニーカーを買ってみたり・・・そんな小さなコトで、クラスメイトから話しかけられたりと、いつでも変わることが出来る。


人間は色々な色を持ち、時に、矛盾を抱えながらも、生きていて。
自分の心がけひとつで、変わることも出来る。

そして、自分は自分の知らないところで、誰かに支えられたり、また、誰かを支えたりしている。

そんなこの世界は、カラフルで美しいんだ。

そう思わせてくれる映画でした。

ただ、やっぱり、イジメに関するシーンや、主人公が母親にトコトン冷たく当たるシーンは、とても心が痛んで、見てられなかったけど。。。。。

イジメも、家庭崩壊も、現代ならではの問題。
この問題を完全に撲滅させることは無理なのでしょうが・・・。
無くなって欲しいです。

こんな時代、生きていくのが辛くなったとき。
人はどうしたら良いのか・・・。
色々と考えてしまいました。

そして、私自身、どうしても、物事を主観的にしか見ない傾向にありますが。

なるべく、多面的に捉え、一側面だけ見て、批判したり、不満を抱いたりするのは良くないなぁと思いました。

旅の終わり

2010年09月21日 | 徒然なる日常
三連休も終わっちゃいましたね。
ケータイから、こんにちは。


三連休は、土曜日に少し遊びに出てましたが、日、月は、ひたすら寝まくってた、爆睡休日で終わってしまいましたorz


うう。
やりたいことが何一つ出来なかったでよp(´⌒`q)


そんな中。
昨日は、DSの「ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊」をプレイ。
2月に買って……3月からプレイ開始したのですが。
もう半年越しですね(^。^;)


ですが!


昨日、最後の冒険を終え……。
いよいよ、残すところラストダンジョンのみ。

いよいよ、ラスボスのいる魔王城へ~という所までやってきました\(^O^)/


あと一息ですよ~っ。


軍曹さんとの冒険も、もうおしまいかぁ~。


いやいや。

このゲーム、クリア後こそ、より楽しめるようになっているんです(^O^)b


クリア後は「強くてニューゲーム」なるモードがあり、新しく行けるようになるダンジョンが出現。


また、私はストーリーを追いたいから、すっ飛ばしちゃったけど。脇道ミニゲームも多数。

300以上あるという噂の秘密の地図に、カードバトル。


「強くてニューゲーム」の時は、そういうミニゲームも堪能したいです。


それにしても。
このケロロRPG。

テイルズシリーズとのコラボとのことですが。
素晴らしく凝ってるし、力作なゲームです。


ストーリーのボリューム、ダンジョンの複雑さ、メインキャラクターのほぼフルボイス仕様。
DSなので、グラフィックは2Dですが、昔のドラクエやFFみたいに本格的です。
特に、ダンジョンの広さ、パズル的要素などは、面白いですね~。

単なる、キャラクターのファンゲームに終わってないところに、制作者の気合いを感じまする~~。

テイルズとのコラボ……という名に恥じない、ケロロRPG。
我輩は、嬉しいでありますよ~。


まぁ、ひとつワガママをいうなら。。。バトルはコマンドバトルが良かったけど(笑)
いや、私、アクションバトル苦手なんですよ……。

なので、よく分からないまま、常にAボタンとかXボタンの連打。
色々なワザや魔法があるはずなんだが、ひたすら撲殺系という(^。^;)



そんなこんなで、あと一息な軍曹さんとの冒険。
頑張りたいであります!


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