2000年くらいに、セガのドリームキャストというハード用に発売された、アクションRPGに『シェンムー』というのがあります。
総制作費70億円、とにかく、ディーテイルにこだわり、ある意味、現実世界にとても忠実なゲーム世界を再現したゲームでした。
特に、ゲームの本筋とは関係のない所まで凝りに凝っているという感じで。
いくつか例を挙げてみると、まずは「マジックウェザー」システム。
このゲームの舞台は、1980年代後半(詳しい年月日は忘れちゃった;)の横浜が舞台なのですが、設定によって、その当時の年月日の天気を再現することが出来るんです。
もしくは、ランダム設定にすると、日によって、天気がランダムに変わるんです。
晴れたり、曇ったり、雪が降ったり、また、曇り→晴れだったり、晴れ→曇りだったり・・・という具合に。
確かに、日々天気が変わる・・・というのは現実世界と同じですよね。
また、「時間」も。
このゲームでは、ゲーム世界内に独自の時間が流れています。
例えば、FFをはじめとするRPGでは、特に時間の流れというか、一日、一日というのは意識させられませんよね。
宿屋に泊まって、ヒットポイントを回復させたら、朝になる・・・という感じくらいでしょうか。ミニゲームにハマってしまったら、そこ一ヶ所にとどまって、延々とそのミニゲームばかり進めてしまうということも多々ですよね。
けれども、『シェンムー』ではそれが出来ないんです><;
ゲーム内に時間が流れていて、画面の隅に時計が出ています。
確か、一日が1時間くらいの設定になっているのかな。
そして、その時間にしたがって、登場人物も行動しなくてはいけません。
つまり、ミニゲームにハマってしまって、延々とそのミニゲームを極めたくても、ゲーム内の時計がpm11:00になると、主人公は、
「もうこんな時間か・・・帰らないと・・・」
と言って、自宅に帰って寝ちゃうんですよ。
なのでプレーヤーは、また、主人公の自宅からゲームを始めなくてはいけない・・・と言う感じなんです。
また、その時間の流れに従って、街の住人たちも生活しています。
なので、ゲームの本筋と全然関係ないところで、カップルが別れたり、くっついたり・・・というようなドラマもあるんです。
これは、街にいるキャラクター達に話しかけると、日々変化する彼らの生活を知ることが出来るんですよ。
当然、時間が進む=年月日がある、という訳ですから、クリスマスになると、商店街はクリスマスの飾り付けになったり、また、お正月になったら、商店街がお正月の飾り付けになり、街を歩く人々も、着物を着ていたり・・・という変化もあります。
はたまた、とにかく細かく作ってあるので、家の引き出し一つ一つを開けて中を見ることが出来たり、駄菓子屋で買い物したり、ガチャガチャで遊ぶことが出来たり・・・。
とにかく、ゲーム本筋と全然関係ないところが凝りまくっているので、ある意味、肝心の物語自体は・・・少し中途半端というか、本筋のプロローグのプロローグというところで「2に続く」となっています^^;
そのため、ク●ゲーとの評判も高く、中古ショップでは100~300円で見かけることもめずらしくないですね・・・。
総制作費70億円が・・・100円A^^;;
でも、なかなか味のあるゲームなので、マニア(?)には、とても人気のようです。
また、海外版も発売され、海外では、それなりに人気しているようでしたよ。
物語はというと、舞台は1980年後半の横浜。
主人公は、高校生の男の子。彼の家は、空手道場を営んでいるのですが、ある日、主人公が学校から帰宅すると、怪しげなチャイナ服の男達が、家に乗り込んできて、道場主である、主人公の父親を殺してしまいます。そして、その時、父が庭に隠していた「鳳凰境」という古い鏡を盗んでいきます。
なぜ父は殺されたのか・・・。中国人達が盗んでいった「鳳凰境」とは何なのか、そして、父の敵を取りたい・・・という想いから、主人公は、単身、調査に乗り出します。怪しげな外国人の地下組織や、中国マフィアに接触し、父を殺した犯人について調べていき・・・その答えは中国にあると分かり、ついに彼は中国・香港へと旅立ちます・・・。と、 ここまでが『シェンムー 第一章』のストーリー。
その1年後くらいに発売された『シェンムー 2』では、香港に着いた主人公が、また調査を進め、ついに、父の若い時代の秘密にまでたどり着きそうになる・・・というところで、『シェンムー 3』に続く・・・となるのです。
このゲームは1も2も、本当に、プロローグという感じで・・・やっと、本編に入れる!と、『シェンムー 3』の発売が、とても期待されていた中・・・。
ドリームキャストの生産中止
結局、『シェンムー 3』は発売されないまま・・・物語は中途半端なままでほったらかされたまま現在に至っているというわけでした。
で。
因みに、この『シェンムー』というゲームは、ドリームキャストを使ってインターネットに接続すると、このゲームに関する色々なサービスが受けられたり、また、ネットで遊べたりする「シェンムーパスポート」という機能も付いていたんですよ。
ネットに接続して、登場人物達のミニアイコンをメモリーカード内にダウンロード出来たり、はたまた、攻略のヒントを教えて貰えたり、特別ムービーが見れたり、ネットゲームが出来たりと。
でも、ドリームキャスト生産中止&『シェンムー 3』開発中止になった段階で、この「シェンムーパスポート」というオンラインサービスも停止。
もうすでに、この「シェンムーパスポート」もネットに繋がらない状態になっていたんですよ。
ですが・・・。
なのに。
先週末から、セガから何の予告もなく、この「シェンムーパスポート」が接続可能状態になり、各種サービスも再開したらしいんです!!!
それで、『シェンムー』愛好家たちの間では、熱い話題になっていたんですよ。
で。
実は、私のオットも、この『シェンムー』の大ファン。というかマニア・笑。
ゲーム情報関連のサイト様で、「シェンムーパスポート再開」の情報を知り、とても喜んでいたんです。
ついに、『シェンムー 3』が発売されるのか・・・はたまた、シェンムープロジェクトが始動するのか!?と。
それも、トップページのクレジットのところに「2000~2006」と入っていて、2006年ということは、今も、シェンムーのゲーム開発プロジェクトが進んでいるかのように思っちゃうじゃないですか!!
「シェンムーの続きが出る~~~~(*><*)」
と言って、オットがとても喜んでいたのが、先週末のこと。
でもでもでも。
本日・・・事実がわかっちゃいました。
「シェンムーパスポート」が、何の予告もなく接続可能になり、各種サービスが始まったというのは・・・なんと・・・
ホームページジャックされていたから!!??
なんですって・・・(TAT)
パソコンに疎い私には、どういう原理でそんなことが可能なのかは解らないのですが、『シェンムー』の超熱狂的なファンのスペイン人男性が、思いあまって、接続不可能になっている「シェンムーパスポート」のホームページを、そのままサーバー内で復元させアップロードした・・・という事件だったらしいです(><)
で、なぜだか解りませんが、「集めてシェンムー」というキャラ達のミニアイコンをメモリーカード内にダウンロードできちゃうシステムも、ちゃんと復元されていたとのことで・・・。
でも、これって・・・犯罪ですよね・・・・orz
という訳で、ゲーム会社さんとは、何の関係もない、一個人がイタズラで、復活させたホームページ・・・・。
ファン達は、てっきり、『シェンムー 3』がついに発売だ!!と期待しちゃったりしたわけですが・・・当然、『シェンムー 3』の発売予定もナッシング・・・。
束の間の夢で終わってしまったというわけでした。
オットも、期待していたみたいなので、ちょっと可哀想でした;
と、なんとも、お騒がせなホームページジャック事件。
一体、何人の人が、信じて踊らされちゃったんだろう・・・。
迷惑な話ですねA^^;;
総制作費70億円、とにかく、ディーテイルにこだわり、ある意味、現実世界にとても忠実なゲーム世界を再現したゲームでした。
特に、ゲームの本筋とは関係のない所まで凝りに凝っているという感じで。
いくつか例を挙げてみると、まずは「マジックウェザー」システム。
このゲームの舞台は、1980年代後半(詳しい年月日は忘れちゃった;)の横浜が舞台なのですが、設定によって、その当時の年月日の天気を再現することが出来るんです。
もしくは、ランダム設定にすると、日によって、天気がランダムに変わるんです。
晴れたり、曇ったり、雪が降ったり、また、曇り→晴れだったり、晴れ→曇りだったり・・・という具合に。
確かに、日々天気が変わる・・・というのは現実世界と同じですよね。
また、「時間」も。
このゲームでは、ゲーム世界内に独自の時間が流れています。
例えば、FFをはじめとするRPGでは、特に時間の流れというか、一日、一日というのは意識させられませんよね。
宿屋に泊まって、ヒットポイントを回復させたら、朝になる・・・という感じくらいでしょうか。ミニゲームにハマってしまったら、そこ一ヶ所にとどまって、延々とそのミニゲームばかり進めてしまうということも多々ですよね。
けれども、『シェンムー』ではそれが出来ないんです><;
ゲーム内に時間が流れていて、画面の隅に時計が出ています。
確か、一日が1時間くらいの設定になっているのかな。
そして、その時間にしたがって、登場人物も行動しなくてはいけません。
つまり、ミニゲームにハマってしまって、延々とそのミニゲームを極めたくても、ゲーム内の時計がpm11:00になると、主人公は、
「もうこんな時間か・・・帰らないと・・・」
と言って、自宅に帰って寝ちゃうんですよ。
なのでプレーヤーは、また、主人公の自宅からゲームを始めなくてはいけない・・・と言う感じなんです。
また、その時間の流れに従って、街の住人たちも生活しています。
なので、ゲームの本筋と全然関係ないところで、カップルが別れたり、くっついたり・・・というようなドラマもあるんです。
これは、街にいるキャラクター達に話しかけると、日々変化する彼らの生活を知ることが出来るんですよ。
当然、時間が進む=年月日がある、という訳ですから、クリスマスになると、商店街はクリスマスの飾り付けになったり、また、お正月になったら、商店街がお正月の飾り付けになり、街を歩く人々も、着物を着ていたり・・・という変化もあります。
はたまた、とにかく細かく作ってあるので、家の引き出し一つ一つを開けて中を見ることが出来たり、駄菓子屋で買い物したり、ガチャガチャで遊ぶことが出来たり・・・。
とにかく、ゲーム本筋と全然関係ないところが凝りまくっているので、ある意味、肝心の物語自体は・・・少し中途半端というか、本筋のプロローグのプロローグというところで「2に続く」となっています^^;
そのため、ク●ゲーとの評判も高く、中古ショップでは100~300円で見かけることもめずらしくないですね・・・。
総制作費70億円が・・・100円A^^;;
でも、なかなか味のあるゲームなので、マニア(?)には、とても人気のようです。
また、海外版も発売され、海外では、それなりに人気しているようでしたよ。
物語はというと、舞台は1980年後半の横浜。
主人公は、高校生の男の子。彼の家は、空手道場を営んでいるのですが、ある日、主人公が学校から帰宅すると、怪しげなチャイナ服の男達が、家に乗り込んできて、道場主である、主人公の父親を殺してしまいます。そして、その時、父が庭に隠していた「鳳凰境」という古い鏡を盗んでいきます。
なぜ父は殺されたのか・・・。中国人達が盗んでいった「鳳凰境」とは何なのか、そして、父の敵を取りたい・・・という想いから、主人公は、単身、調査に乗り出します。怪しげな外国人の地下組織や、中国マフィアに接触し、父を殺した犯人について調べていき・・・その答えは中国にあると分かり、ついに彼は中国・香港へと旅立ちます・・・。と、 ここまでが『シェンムー 第一章』のストーリー。
その1年後くらいに発売された『シェンムー 2』では、香港に着いた主人公が、また調査を進め、ついに、父の若い時代の秘密にまでたどり着きそうになる・・・というところで、『シェンムー 3』に続く・・・となるのです。
このゲームは1も2も、本当に、プロローグという感じで・・・やっと、本編に入れる!と、『シェンムー 3』の発売が、とても期待されていた中・・・。
ドリームキャストの生産中止
結局、『シェンムー 3』は発売されないまま・・・物語は中途半端なままでほったらかされたまま現在に至っているというわけでした。
で。
因みに、この『シェンムー』というゲームは、ドリームキャストを使ってインターネットに接続すると、このゲームに関する色々なサービスが受けられたり、また、ネットで遊べたりする「シェンムーパスポート」という機能も付いていたんですよ。
ネットに接続して、登場人物達のミニアイコンをメモリーカード内にダウンロード出来たり、はたまた、攻略のヒントを教えて貰えたり、特別ムービーが見れたり、ネットゲームが出来たりと。
でも、ドリームキャスト生産中止&『シェンムー 3』開発中止になった段階で、この「シェンムーパスポート」というオンラインサービスも停止。
もうすでに、この「シェンムーパスポート」もネットに繋がらない状態になっていたんですよ。
ですが・・・。
なのに。
先週末から、セガから何の予告もなく、この「シェンムーパスポート」が接続可能状態になり、各種サービスも再開したらしいんです!!!
それで、『シェンムー』愛好家たちの間では、熱い話題になっていたんですよ。
で。
実は、私のオットも、この『シェンムー』の大ファン。というかマニア・笑。
ゲーム情報関連のサイト様で、「シェンムーパスポート再開」の情報を知り、とても喜んでいたんです。
ついに、『シェンムー 3』が発売されるのか・・・はたまた、シェンムープロジェクトが始動するのか!?と。
それも、トップページのクレジットのところに「2000~2006」と入っていて、2006年ということは、今も、シェンムーのゲーム開発プロジェクトが進んでいるかのように思っちゃうじゃないですか!!
「シェンムーの続きが出る~~~~(*><*)」
と言って、オットがとても喜んでいたのが、先週末のこと。
でもでもでも。
本日・・・事実がわかっちゃいました。
「シェンムーパスポート」が、何の予告もなく接続可能になり、各種サービスが始まったというのは・・・なんと・・・
ホームページジャックされていたから!!??
なんですって・・・(TAT)
パソコンに疎い私には、どういう原理でそんなことが可能なのかは解らないのですが、『シェンムー』の超熱狂的なファンのスペイン人男性が、思いあまって、接続不可能になっている「シェンムーパスポート」のホームページを、そのままサーバー内で復元させアップロードした・・・という事件だったらしいです(><)
で、なぜだか解りませんが、「集めてシェンムー」というキャラ達のミニアイコンをメモリーカード内にダウンロードできちゃうシステムも、ちゃんと復元されていたとのことで・・・。
でも、これって・・・犯罪ですよね・・・・orz
という訳で、ゲーム会社さんとは、何の関係もない、一個人がイタズラで、復活させたホームページ・・・・。
ファン達は、てっきり、『シェンムー 3』がついに発売だ!!と期待しちゃったりしたわけですが・・・当然、『シェンムー 3』の発売予定もナッシング・・・。
束の間の夢で終わってしまったというわけでした。
オットも、期待していたみたいなので、ちょっと可哀想でした;
と、なんとも、お騒がせなホームページジャック事件。
一体、何人の人が、信じて踊らされちゃったんだろう・・・。
迷惑な話ですねA^^;;