なんだか、凄く久しぶりに、ゆっくりとPCに向かってる気がします、こんにちは!!
という訳で。
書こう書こうと思って、そのまま放置になっていた映画のレビューをボチボチとUP!!
今日は、ずっと書きたくて書きたくてウズウズしていた、この映画の感想を♪
『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』!!!!
そうです、あの『STEINS;GATE』なるゲームの映画版。
とはいえ、ゲームのお話の映画化ではありませんよ~。
ゲームの内容はアニメになったので、映画は、その後の世界。
つまり、ゲームを完全クリア(ベストエンド)して辿り着いた世界線の、その1年後が舞台。
完全新作ストーリーです。
なので、映画を見る大前提として、ゲームを完全クリアしていることは必須ですよっ。
アニメ版だけ見てて、ゲームをしていない人には、ちょっと分かりにくいこともあったのではないかなぁと思います。
逆に、ゲームをクリアしていれば、アニメ版は見ていなくても、全然OKって感じたったなぁ。
という訳で。
『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』です。
■『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』予告編
あの悲劇から1年が経過した夏。
舞台は2011年の東京・秋葉原。
タイムマシンや、過去にメールを送るシステムであるDメールもない平和な世界線。
紅莉栖もまゆりも死なない世界。
狂気のマッドサイエンティストと自ら名乗る鳳凰院凶真こと岡部倫太郎が、やっとたどり着いたシュタインズゲート世界線。
アメリカの大学で研究中の紅莉栖が帰国するということで、久々に、未来ガジェット研究所の面々が全員集合することになります。
しかし、岡部は、数々の世界線を超えて来た自分の身に、少しずつ、異変が起こっていることを感じるのでした。
そして、そんな岡部の様子が変だと気が付く紅莉栖。
やがて、「世界」は思いもかけない収束を見せ・・・・・・・・。
とにかく、面白かったです(≧▽≦)!!
この映画、普段からよく行く、行きつけのシネコンでは上映がなくて・・・。
初めての映画館で見たのですが。
もし行きつけの劇場での上映だったら、数回は通っていたのではないか・・・というくらいツボってしまいしたです。
DVDは「買い」だな・・・と思ってしまった(^m^)
もう、オカリンがかっこ良すぎて、涙が止まりませんでしたっ!!!!!!! マジですよっ(*><*)
物語は、ゲームでベストエンドを迎えた世界線から1年後の世界のお話です。
2010年・・・ふとしたことから、過去にメールを送れる装置を発明してしまい、それを機に、世界的な研究機関の陰謀に巻き込まれつつ、記憶を過去に送ることの出来るタイムマシンを開発してしまった岡部倫太郎や、牧瀬紅莉栖たち。
実験と称して、過去をさんざんイジった結果、とんでもない悲劇が待ち受けていたため、その悲劇を回避するために、主人公の岡部倫太郎は、何度も何度も・・・もしかすると、何千年分というような時間でタイムリープを繰り返し。
やっと、やっと、紅莉栖もまゆりも死なない世界線に辿り着く。
・・・・・・それがゲームの完全クリアで迎える結末な訳ですが。
映画は、そこから1年後。
2011年の夏が舞台です。
紅莉栖もまゆりも死なない、デストピアも作られない、第三次世界大戦も起こらない、そんな平和な世界なはずなのに。
なぜか、岡部は、過去、自分が何度も何度も体験した、色々な世界線での悲劇がフラッシュバックするのですよね。
で、段々と、どちらが現実で、どちらが過去の体験なのか分からなくなって、我を失いそうになる。
そして。
ある時。
岡部は忽然消える。
現実からも、ラボメンの記憶からも。
誰も岡部の事を覚えていないし、そもそもラボの設立者は、ダルこと橋田至ということになってしまうし。
なぜか、世界が岡部の存在しない状況を作って収束してしまう・・・。
・・・・・・・・・・という物語なんだけど。
なるほど。
シュタゲって、色々とメディアミックスな展開をしていますが。
今、続刊中のドラマCD付き書籍のシリーズが、岡部が紅莉栖を救えなかった世界のお話。
そして、先月発売された、ゲームの続編、『線形拘束のフェノグラム』が、岡部がまゆりを救えなかった世界のお話。
で。映画では、両方を救った世界のお話。
・・・と、3方向に分岐(?)しているのですね(^^)b
でも、紅莉栖もまゆりも死なない世界では、今度は、岡部が消える運命になる・・・と。
実に興味深い展開ではないですか~。
でも、消える消えないは別として。
あれだけ何度も何度も何度も何度も何度も何度も~~~~タイムリープを繰り返していた岡部。
見たくもない悲劇と恐怖を数えきれないほど体験した岡部。
よく、精神が崩壊せずに、正気を保っていられたよね・・・・と切なくなりましたです(;;)
でもでも。
本来あるべき運命を、捻じ曲げてしまったからこそ・・・世界が彼の存在を弾き出して収束しようとしているのは、その代償なのかな~と感じました。
そりゃ、あれだけ世界の運命をイジりまくったら。。。。その張本人が消えてしまってもおかしくない気はする。
この世界から弾き出されて「無」になる・・・。
それは、なんとなく、ゲーム本編で岡部の夢に出てきていた真っ白な世界。あれを彷彿とさせられたのだけど・・・何か関係はあるのかな???
という訳で。
岡部の居なくなった世界に疑問を抱き、そして、彼の存在を思い出し・・・今度は、紅莉栖が岡部を助けるために必死になるのですよね~。
ストーリー全体として見て、映画は、なんというか・・・ゲーム本編で岡部がやったことを紅莉栖が追体験するっていうか。
ゲーム本編の岡部と、映画の紅莉栖が、色々と対になっているように思いました。
もちろん、それは、大切な人を助けるために自己を犠牲にして奔走する~~というシリアスな部分もですが、ちょっとしたギャグな部分までね。
そういえば、ゲームではお馴染み。男の娘・るかを見て、「だが男だ」というのが岡部だったのに対し、映画では紅莉栖であったり。
また、紅莉栖が、白衣を翻して、厨二病台詞を高らかに叫んだり。
いつもは岡部が言いそうなこと、やりそうなことは、大抵、紅莉栖がやってたような印象があって。
それで、ゲーム本編との「対称性」を感じました。
でもでも。
紅莉栖ちゃんの、あの厨二病台詞・・・見てて、めっちゃ感動なシーンでしたよぉ~(;;)
そして。
記憶から消えてしまった岡部を、皆がなんとなくだけど、おぼろげに覚えていること。
「なんだかおかしい。何かが足りない」と思っていること。
やっぱり、誰にもリーディングシュタイナーは存在するんだなぁと、ゲーム本編を思い出してウルウル。
一方。
存在自体が無になりつつある岡部。
彼の決断や行動もまた、感動的!!!!!!!
例え自分が消えようとも、紅莉栖もまゆりも生きている、そして、明るい未来が約束されている、この世界線を守ろうとするところとか、もう、本当にイケメン過ぎて、泣けました(>_<)
っていうか岡部のその決意に、彼が繰り返してきたタイムリープの重さが感じられるというか・・・。
いや、逆かな。
あれだけのタイムリープを繰り返したからこその、あの決断なのか。
どっちにしても、オカリン、かっこいい!
そこにシビれる、憧れるゥ♪です。いや、真面目に。
ゲームの本編のような、重~いお話ではありますが。
でもでも、前半では少しギャグなシーンもあって、爆笑しちゃいましたですよ。
っていうか、コインランドリーで、紅莉栖が、白衣と間違ってダルの下着を手に取るシーンでの、「それは、ダルのおパンティだ」という岡部の台詞に爆笑でした~。
はたまた、ダルのエロゲのコンプデータが飛んだ~~とか。
前半は、いつものワイワイガヤガヤなラボって感じで。
面白かったのですがね~(^^)b
一気にシリアス展開に来るところも、ゲームの展開を彷彿とさせられました。
あの、ちょっとお馬鹿な、でも平和なワイワイガヤガヤの明るいラボがあるからこそ。
そのあとのシリアス展開が、結構ショッキングなのですよね。
平凡な日常って、かくも脆い物なのか~って。
そうそう。
この映画を見て、ちょっと気になったのが。
私達も、普段生活していて、「デジャヴ」って感じること時々ありますよね~。
もしかしたら、それは、単なる「既視感」なのではなくて、リーディングシュタイナーなのかも~~とか思ったり思わなかったり(^m^)笑
このお話、全体的に見て、紅莉栖が主役って感じで、まゆりちゃんの活躍は、あまりないかなぁ~。
そこは、まゆりファンの私としては、ちと寂しいかも(笑)
でもでも。
まゆりちゃんは、続編ゲームの『線形拘束のフェノグラム』のまゆり編がめちゃめちゃ美味しいので無問題。
で。
本来主役のオカリン・・・岡部も、この映画での登場シーンはもしかして、紅莉栖より少ない????
でもでも、岡部は、めちゃくちゃ美味しいトコを持って行くって感じで。
とにかく、かっこいいです!! かっこ良すぎです。 マジで惚れますっ。
ちなみに、ゲーム中のエンドレス・サイクリングや、綯ちゃんルートのエピソードも若干出てくるので。
そこら辺りを描いてない、アニメ版しか見ていなかったら、ちょっと「???」って思うこともあるかな。
ゲームを完クリしていれば、バッチリ解るお話だと思います(*^^*)
ゲームクリア後のアフターストーリーとして、ファンには嬉しい作品でしたニャ☆(←と、最後はフェイリスタンな語尾で決めてみる)