今日は、先週見てきました、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の感想をば♪♪
予告編を見た時から、気になっていた作品です。
原作小説は未読、予告編以外の前知識無しで、本当に軽い気持ちで鑑賞したのですが、予想していた以上に感動的な物語でした。
良かったです。
■映画『ちょっと今から仕事やめてくる』予告編
まさにブラック企業の激務の上に、上司からのパワハラ、モラハラにより心も体も疲れ果ててしまった主人公の隆。
彼は、残業帰りのある時、「もう疲れた、休みたい、明日なんか来なくていい・・・」と朦朧とした頭で重い、電車にはねられそうになります。
その時、ヤマモトという謎の青年が、間一髪のところで隆を助けたのでした。
「久しぶりやな~! 俺や! ヤマモトや!!」
と、親し気に話しかけてきた、その「ヤマモト」なる青年は、隆の元同級生だと名乗ります。
自分の記憶にはなかったものの、かつての同級生に電話で確認したところ、確かに、途中で大阪に転校した「ヤマモト」というクラスメイトがいたことが分かり、隆とヤマモトは、すぐに打ち解けます。
そして、何かと隆のことを気にかけてくれるヤマモトのお蔭で、ボロボロだった隆の仕事も生活も、少しずつ、順調になってくるのでした。
しかし。
そんなある時。
ふとしたことがきっかけで、隆はヤマモトが自分の元クラスメイトのヤマモトとは別人であることに気付きます。
しかも、自分と一緒に居る、その謎のヤマモトは、3年前に過酷な労働環境を苦に自殺していた人間である・・・ということが判明し・・・。
という物語です。
自殺しそうになったところを助けてくれた、底抜けに明るくて元気な青年が、実は、3年前に過労を苦に自殺していた・・・。
予告編で、何回も見て、とても気になっていた設定です。
その3年前に死んだはずのヤマモトなる、謎の青年。
本当に彼は幽霊で、ちょっと不思議なファンタジー映画なのか?
はたまた、3年前に死んだヤマモトを名乗る別人で。ファンタジーではなく、リアルなストーリーなのか。
どっちなのかなぁって(^m^)
原作未読なので、途中までは、ヤマモトが幽霊なのか、はたまた、現実の人間なのか分からず、ワクワクして鑑賞していました。
でも、もちろん、ファンタジーでも面白いですが、やっぱり、ヤマモトは3年前に自殺した人とは別人の、ちゃんと生きてる人なんだろうなぁって。
結構、すぐにピンと来ちゃったです。
免許証のシーンで(*^^*)b
だって、妙に現実的なんだもん(笑)
それでも、隆にしてみれば、ヤマモトが実は幽霊なのではないのか?とか、ちょっとホラーな妄想をするところとか、部分部分でもコメディタッチな描き方もされていて。
全体的に、ブラック企業の過酷な労働のシーンが多かっただけに、そういう、ちょっとした「笑い」のシーンに、ホッとさせられたりもしました。
それにしても、この映画、吉田鋼太郎さんのモラハラ・パワハラ上司がとにかく怖かった。
吉田さん、熱演でしたね。
映画の中のお話と分かっていても、彼が怒鳴ったりする度に、見ていてビクッとなったので・・・。
現実でも、こういうタイプの上司の元で働いている人は・・・さぞ、ストレスになって、心身ともに病んで、職場全体の雰囲気として、ちゃんとした判断が出来なくなり、それゆえの自殺・・・など、起り得るのだろうなぁとヒシヒシと感じました。
第三者の冷静な目で見れば、そんなブラックな職場、辞めてしまえばいい、そんなモラハラ・パワハラ上司なんか出るトコ出て訴えちゃえばいい!って、すぐに思うのですが。
でもでも、「職場」という閉鎖された空間・環境に居ると、そういう思考にはならなくて、どんどん追い詰められていく、正しい判断が出来なくなるんだろうなぁって痛感しました。
一種の洗脳というか・・・逃げられなくなるのですよね。
隆の成功を妬んで酷いことをしてしまった、営業成績ナンバーワンの女性も、追い詰められて病んでいたのたと思います。
そして、モラハラ・パワハラの超憎たらしい上司自身も、また病んでいるのでしょうね。
本当に怖かったです。
今のこのご時世、決して、他人事だったり、物語の中の出来事だったりではないところが、考えさせられましたです。
全体的に、主人公の過酷な労働状況が、本当に見てて辛くて、辛くて。
そして、そんな心身ともに疲れ果てた彼の精神状態を表すかのような、部屋の状態が・・・また、見てて切なかったです。
部屋中、ゴミ袋だらけの汚部屋で・・・。せっかく田舎のお母さんが送ってくれた野菜や果物が段ボールに入ったまま腐っていっている。。。。。切ない(;_;)
そういう状態を見るにつけ、本当に、いつ死んでてもおかしくなかった隆。
自殺をしなくても、病気になっていたかも知れません。
そんな彼が、ヤマモトに出逢い、少しずつ、明るくなって行き、そして、本当に大切なものに気付いていく。
その過程が、清々しかったです。
現実には、なかなか、そんな風には上手くいかないのかもしれません。
仕事を辞めたくても、辞められない事情があって、どんどん追い詰められていく人だって、たくさん居ることと思います。
それでも。
自殺や過労死をしてしまう前に、体や心が壊れてしまう前に、なんとか気付いて欲しい、他に助けを求めて欲しい、そして、そう出来る環境があって欲しい・・・と願わずには居られませんでした。
人生は、自分の命は、誰のためにあるのか。
もちろん、自分の為。
でも、自分だけではなく、自分の家族など「自分のことを大切に思ってくれている人」の為でもあるのですよね。
これって、自分のことでいっぱいいっぱいになっている時には気付きにくいことかもしれませんが、凄く大事なことだと思うのです。
自分も、他人も、物も、時間も。
全てを大切にして生きたい・・・改めて、そう考えさせてくれる素敵な映画だったと思います。
予告編を見た時から、気になっていた作品です。
原作小説は未読、予告編以外の前知識無しで、本当に軽い気持ちで鑑賞したのですが、予想していた以上に感動的な物語でした。
良かったです。
■映画『ちょっと今から仕事やめてくる』予告編
まさにブラック企業の激務の上に、上司からのパワハラ、モラハラにより心も体も疲れ果ててしまった主人公の隆。
彼は、残業帰りのある時、「もう疲れた、休みたい、明日なんか来なくていい・・・」と朦朧とした頭で重い、電車にはねられそうになります。
その時、ヤマモトという謎の青年が、間一髪のところで隆を助けたのでした。
「久しぶりやな~! 俺や! ヤマモトや!!」
と、親し気に話しかけてきた、その「ヤマモト」なる青年は、隆の元同級生だと名乗ります。
自分の記憶にはなかったものの、かつての同級生に電話で確認したところ、確かに、途中で大阪に転校した「ヤマモト」というクラスメイトがいたことが分かり、隆とヤマモトは、すぐに打ち解けます。
そして、何かと隆のことを気にかけてくれるヤマモトのお蔭で、ボロボロだった隆の仕事も生活も、少しずつ、順調になってくるのでした。
しかし。
そんなある時。
ふとしたことがきっかけで、隆はヤマモトが自分の元クラスメイトのヤマモトとは別人であることに気付きます。
しかも、自分と一緒に居る、その謎のヤマモトは、3年前に過酷な労働環境を苦に自殺していた人間である・・・ということが判明し・・・。
という物語です。
自殺しそうになったところを助けてくれた、底抜けに明るくて元気な青年が、実は、3年前に過労を苦に自殺していた・・・。
予告編で、何回も見て、とても気になっていた設定です。
その3年前に死んだはずのヤマモトなる、謎の青年。
本当に彼は幽霊で、ちょっと不思議なファンタジー映画なのか?
はたまた、3年前に死んだヤマモトを名乗る別人で。ファンタジーではなく、リアルなストーリーなのか。
どっちなのかなぁって(^m^)
原作未読なので、途中までは、ヤマモトが幽霊なのか、はたまた、現実の人間なのか分からず、ワクワクして鑑賞していました。
でも、もちろん、ファンタジーでも面白いですが、やっぱり、ヤマモトは3年前に自殺した人とは別人の、ちゃんと生きてる人なんだろうなぁって。
結構、すぐにピンと来ちゃったです。
免許証のシーンで(*^^*)b
だって、妙に現実的なんだもん(笑)
それでも、隆にしてみれば、ヤマモトが実は幽霊なのではないのか?とか、ちょっとホラーな妄想をするところとか、部分部分でもコメディタッチな描き方もされていて。
全体的に、ブラック企業の過酷な労働のシーンが多かっただけに、そういう、ちょっとした「笑い」のシーンに、ホッとさせられたりもしました。
それにしても、この映画、吉田鋼太郎さんのモラハラ・パワハラ上司がとにかく怖かった。
吉田さん、熱演でしたね。
映画の中のお話と分かっていても、彼が怒鳴ったりする度に、見ていてビクッとなったので・・・。
現実でも、こういうタイプの上司の元で働いている人は・・・さぞ、ストレスになって、心身ともに病んで、職場全体の雰囲気として、ちゃんとした判断が出来なくなり、それゆえの自殺・・・など、起り得るのだろうなぁとヒシヒシと感じました。
第三者の冷静な目で見れば、そんなブラックな職場、辞めてしまえばいい、そんなモラハラ・パワハラ上司なんか出るトコ出て訴えちゃえばいい!って、すぐに思うのですが。
でもでも、「職場」という閉鎖された空間・環境に居ると、そういう思考にはならなくて、どんどん追い詰められていく、正しい判断が出来なくなるんだろうなぁって痛感しました。
一種の洗脳というか・・・逃げられなくなるのですよね。
隆の成功を妬んで酷いことをしてしまった、営業成績ナンバーワンの女性も、追い詰められて病んでいたのたと思います。
そして、モラハラ・パワハラの超憎たらしい上司自身も、また病んでいるのでしょうね。
本当に怖かったです。
今のこのご時世、決して、他人事だったり、物語の中の出来事だったりではないところが、考えさせられましたです。
全体的に、主人公の過酷な労働状況が、本当に見てて辛くて、辛くて。
そして、そんな心身ともに疲れ果てた彼の精神状態を表すかのような、部屋の状態が・・・また、見てて切なかったです。
部屋中、ゴミ袋だらけの汚部屋で・・・。せっかく田舎のお母さんが送ってくれた野菜や果物が段ボールに入ったまま腐っていっている。。。。。切ない(;_;)
そういう状態を見るにつけ、本当に、いつ死んでてもおかしくなかった隆。
自殺をしなくても、病気になっていたかも知れません。
そんな彼が、ヤマモトに出逢い、少しずつ、明るくなって行き、そして、本当に大切なものに気付いていく。
その過程が、清々しかったです。
現実には、なかなか、そんな風には上手くいかないのかもしれません。
仕事を辞めたくても、辞められない事情があって、どんどん追い詰められていく人だって、たくさん居ることと思います。
それでも。
自殺や過労死をしてしまう前に、体や心が壊れてしまう前に、なんとか気付いて欲しい、他に助けを求めて欲しい、そして、そう出来る環境があって欲しい・・・と願わずには居られませんでした。
人生は、自分の命は、誰のためにあるのか。
もちろん、自分の為。
でも、自分だけではなく、自分の家族など「自分のことを大切に思ってくれている人」の為でもあるのですよね。
これって、自分のことでいっぱいいっぱいになっている時には気付きにくいことかもしれませんが、凄く大事なことだと思うのです。
自分も、他人も、物も、時間も。
全てを大切にして生きたい・・・改めて、そう考えさせてくれる素敵な映画だったと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます