懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 辻堂のある風景

2013年08月27日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県東粟倉村

東粟倉村に大きな松の木、その近くに茅葺き民家と辻堂があった。
辻堂は茅の葺き替えが迫ると葺き替えたりトタンで覆わずにに撤去されることとが多い。
辻堂が建立された背景には疫病が流行ったり風水害や冷害や害虫により不作が続いたり、村に不幸が続いたりがあるのではないか
しかし、過去の経緯を知る者も少なくなりそれを伝承する者もいなくなった。
そこに過疎化と高齢化、田舎に残る若者もいなくなり村にとってのお荷物になっている。
撤去に反対するものも少なく解体されるのではないか
私も辻堂は撮ったもののこれは何を祀りどんな目的で建てられたのでしょうかと聞かないといけなかった。

古い建物はそれを維持する金と人がいないに事には残らない。
法隆寺や東大寺が残っているのが凄いところは解体補修を何回もやったのにに資金提供をした権力者がいた事である。庶民は労働にかりだされ寄付をさせられあんな寺院など無くなれば思ったのではないか。
東大寺の再建は大木一本を一年掛けて運んだという。

日本の農村も過疎化、高齢化で寺院や神社、文化財、風景も消えたり姿を変えていくのではないか。