懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その84 長野県信濃町

2013年10月08日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 長野県信濃町

北信濃の茅葺民家を探しに走った。
信濃町の旧北国街道の柏原宿近くにあった茅葺民家
野尻湖から小林一茶記念館に立ち寄るため走っていて発見する。

野尻湖はナウマン象が有名だがこの象が絶滅したのは人が捕獲して食べてしまったそうだ。
笑ってしまった。人間の欲望で滅んでしまった動物なのだ。

小林一茶は藤沢周平の全集に入っていたので読んだ事がある。俳諧という不安定な仕事と望郷の思いで信濃に戻るが家督争いや結婚しても子供の死や嫁の死と不幸がかさなる。
子供はすべて亡くなり嫁の腹に子供を宿し一茶は亡くなる。
何十年も江戸で暮らし田舎に戻り土地をよこせと弟と家督争い。村の人からはよく思われなかった。それでも今は一茶は町の宝である。
個人のお宅を見ると一茶の句碑を建ててある家が何軒かあった。