懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 小樽築港機関区

2015年06月11日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道小樽市

蒸気関車を撮っている時に機関区を全部回ろうと考えていた。
しかし、撮影地ガイドブックなどが発行されて峠の撮影地など人気があった。
あれもしたい、これもしたいで一貫性のない写真になった、
また、冬場の北海道の機関庫は扉を閉めて撮影が出来ない。それから機関区を訪れるのは頓挫してしまった。
蒸気機関車を撮り始めたのも終盤の頃で悠長に撮れる期間は無かった。
あれもこれも撮るのではなく、ひとつのテーマを持って一点豪華主義で撮るべきたった。
機関区をすべて回るとか駅舎駅のホームの機関車を撮るとか自分しかやっていないものを残すべきだった。複線の平坦地で撮影した走行写真が沢山あるが標準レンズで煙のない機関車の写真ばかり、こんな写真は迫力もなく使えない。
それより駅のホームや機関区を訪れて撮ったほうが良かった。

特に機関区には鉄道遺産になる建造物が沢山あった。
あの当時は近代化遺産としての考えもなかった。
しかし、漠然と蒸気機関車が無くなればこの設備も撤去されるので撮っておこうと考えもあった。現に、昭和47年には梅小路機関区に蒸気機関車も機関庫、ターンテーブルも動態保存された。これをみれば近代化遺産に展開するのは想像が出来たと思う。
先の読める人はそれも頭に入れて撮影したのであろう。
写真を見ればその人の思慮の深さが見えるものだ。
蒸気機関車の写真だけは膨大な量の写真が残されている。
団塊世代の人は国鉄、蒸気機関車、昭和に思い入れがある。

小樽築港の機関庫内を三脚で撮影した。C622号機がいた。今日はC622号機の走行はないのだ。