懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 牛のいる風景 その1

2016年03月13日 | 昭和の遺物たち写真展
今回から二回にわたり牛のいる風景

撮影場所 島根県旧伯太町、広瀬町

中国地方は昔から牛を飼っていた雄は農耕用、雌は繁殖用や食肉用にされていた。
古くは朝鮮半島から運ばれ農耕や荷物の運搬に使われた。
食肉にされたのは明治以降になってから、明治以降はいろいろな肉牛の品種が輸入され在来種と掛け合わせ和牛のもとになったようだ。トカラや見島の在来種は体格が随分小さい。
和牛とは日本で生産された牛だそうでホルスタインも日本で生まれたものは和牛として販売されているのであろう。

戦後、農業の機械化が進み耕作や荷役のの用途に牛は必要なくなった。
肉牛の用途しかない。昔は雑草を刈って牛の餌にしていたが濃厚飼料や藁を与えるで山の裾野は雑草や木におおわれている。

牛は小屋の中は狭く外でも繋がれたまままで自由がない。大きく育て肉牛にされるのはかわいそうな気がする。放し飼いにしてやればと思うが女のひとが連れ戻そうとしても言うことを聞かないそうだ。