懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の民家 雪の山村

2016年03月16日 | 茅葺き民家
撮影場所岡山県旧阿波村
12月に入ると阿波村には雪がふる。
小屋も母屋も茅の民家があった。
向かいの山の斜面を下り障害物のない崖の先端まで降りた。
途中の斜面は雪が残り落ち葉は濡れ滑りやすい。
何度も滑りクマザサを掴みながら降りた。

草木の無い先は崖であった。
茅葺民家の暮らしや集落が見えた。
ここにいるのは自分だけだった。
いい眺めである。
他人の民家を沢山撮っても何になるのかとも思った。
1.何もせずぶらぶら生きるよりましだ。2.茅葺の数だけ自分の行動の記録になり生きた証になる。3.茅葺民家のコレクションになり写真展やブログに使えるかも 4.何十年後、時代の変化や建物の変遷の資料になるかもと考える。
深く考えるだけでは先に進まない行動することに意味があるように思う。
歳をとればフットワークの軽い人が大将だし気も若い。

民家を訪れたらたら「あんたら安気なものだね、昼の日中からカメラを持って」と何度か言われた。仕事もせずにといわれているようだった。
農家の人は定年がない。85歳でも現役だ。
定年まで働き税金も支払い年金も支払ってきた定年後どう生きようと他人から詮索されることではないのだが。