懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

リメンバー茅の里 美山町

2016年04月10日 | 茅葺き民家
美山町に茅葺民家と桜を撮影に行く。
美山町はすべての集落を走って撮影しているがモノクロしか残っていない。
桜や紅葉の写真がない。
今は京都縦貫ができて園部インターまで行けるので日帰りで十分だ。

昨年も桜の時期に行った。平地より一週間遅くいくと満開である。
美山に行く日吉町から桜を沿道に植えていて車で走っても楽しい。
美山町の沿道も桜である。春の桜、秋の紅葉を沿道に植えている。
我々のところでは珍しい枝垂れ桜が多いのが嬉しい。
大野ダムや長谷花公園は桜の園である。
私にとっては二度目の花見ができた。
河岸段丘の地形、ビルなどない自然の風景のなかの桜は美しい。

美山町の由良川の源流部は先月25日に国定公園に指定された。
芦生のブナ原生林など茅葺の里も対象だ。
芦生の原生林は現在は京大の演習林に貸し出しているがあと三年で百年になり期限が切れるそうだ。




岡山の茅葺民家 旧落合町の茅葺民家

2016年04月10日 | 茅葺き民家
旧落合町の山中を走る。
山腹に茅葺民家があった。耕作地も少ない。山腹の斜面で野菜を作り暮らしている。
林業や土木労働で収入を得ている。
都市部のように働く場所が豊富にあるわけでもない。
田舎から都市部にでてもアルバイト派遣で一生終るのなら将来の設計はたたず人生を
諦めてしまう。
現在は田舎にいても都会にいても夢の持てない社会になった。
昔は田舎に住むひとも都会に住むひともみんな貧乏で質素だった。

人間はみんなが貧しければ耐えられる。しかし 貧乏人の中から商いなでど金持ちが出ると貧乏生活には耐えられなくなる。
きつい労働で僅かの収入では農作業はやってはいけない。

こんな山間集落をひとつづつ茅葺を求めて訪ね歩いた。訪ね歩いてどうするわけでもなかった。ただひとつ生きている間は行動し生きた証を残したいと思った。
こんな写真も、撮っていてよかったと思う。10年20年経過すると写真はメッセージを発信するのだ。
親父ギャグも生きた証の作品として残そうと思っている。