懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 古い店 その1

2016年04月29日 | 昭和の遺物たち写真展
こ地方都市は個人の店屋は姿を消した。かって栄えたアーケード街も人はまばらでシャッターを降ろした店が多い。衰退して行った原因は町の中心地に駐車場が少ない。駐車場に入るのに時間がかかる、狭くていや。金がいる。
運転に慣れていない人は車の多い市街地には行きたくない。
郊外に出来た広い駐車場のある大型店やコンビニで済ませる事が多い。
大型店とコンビニが個人の店を壊滅させた。
その点、東京は個人の店がまだ健全に商売をやっているように思う。
テレビ番組などで個人店に人が集まっている風景を目にする。
東京には大型店を造る土地がなく鉄道網が完備している、人口が多いで個人店で商売が成り立つのだろう。

昭和40年代は個人の店もそれなりにあった。
しかし、法律で抑制されていた大店舗が解禁され一気に変貌した。
20年前には雪崩のごとく個人店が壊滅した。
どこの都市もおなじみのチェーン店に変わってしまった。

個人の店が一杯あったときに建物と一緒に撮っておくべきだったと思うのは素人の浅ましさだった。
人生って時代の変化に関心を持ちどう変化するか自分なりに予測し資料や写真や絵やビデオで残す事か。あとから講釈ばかりで何もしないのはつまらない。行動して記録した人の人生は楽しい。
個人の店を撮るには建物の古さと風格がいる。やみくもに店を撮ればいいというものでもない。