懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日大 田中理事長 どこかで見たぞ

2018年08月04日 | 日記
レスリング、アメリカンフットボール、ボクシングとスポーツ界でパワハラと権力闘争、金銭問題と次々と問題が表面化するものだ。日本の総理もやりたい放題だが落せなかった。

日大のアメリカンフットボールの反則の指示について連日の報道でいい加減飽きたのでよく見ていなかった。日大の理事長の田中英壽氏に問題が及びこの顔よく見たぞと経歴を見たら
アマチュア横綱三回 学生横綱になった田中氏だった。
柔道選手権、アマチュア相撲選手権は毎年見ていた。柔道はNHKの総合で相撲は教育で放送していた。アマ横綱になっそたのは1970年頃だから48年も前の事だ。
30歳を過ぎても選手権に出場していたし引退後はテレビの解説もしていたので顔はよく見ていた。
田中氏は暴力団との繋がりや金銭の授受で週刊誌から叩かれている。
そんな事は我々が知りえる事ではない。週刊誌に任せるとしよう。

トップやボスになるにはどんな人がなるのかを考えてみる。
(学歴もないオウムの麻原に高学歴の人が操られた例もある)
どのような経緯でトップに上り詰めたかがわかれば面白い。

1.現役時代やコーチ監督で華々しい実績がある。
2.カリスマ的な存在で崇拝者も多くいる。
3.人望があり面倒見がよい。
4.統率力がある。言葉に威厳がある。
5.権力意欲が強くライバルを蹴落とす強引さがある。
6.自分の考えがルールでありコンプライアンである。
7.精神的にタフ打たれ強い。味方も多いが敵もいる。

小心者で打たれ弱く真面目で法令やコンプライアンスを守るオジサンにはトップやボスには到底なれない。小心者でハッタリのきかない口下手な人間は真面目に生きるしかないのだ。

会社でも芸能界でもスポーツ界でもパワハラはある。
安倍総理の尻拭いで自殺した公務員もいた。会社でも理不尽な指示で罪を犯したり違反を犯す。家族のために解雇されるのも辛い。自分や子供がそんなパワハラにあったらどうするのか出来ないと断り出向に出されるか悪事を暴露して退職するか。

私の昭和鉄道遺産 その78 直方の9600型

2018年08月04日 | 私の昭和鉄道遺産
福岡県 筑豊線直方

直方機関区や筑豊線には9600型の蒸気機関車が一杯いた。北九州には一杯いた。
石炭運搬には9600型であった。
大正時代のの機関車で50年走っていた。
武骨なスタイルでC62型やC59型のような華やかさもC55型やC57型のスマートさもなかった。全国のこの機関車だけでも追いかけてもおもしろかった。

こんな機関車が似合ったのも昭和40年代までだ。
電子機器 LSIの時代になり蒸気機関車は完全に時代遅れだ。
この時代に日本の自動車がアメリカにも認められ輸出されるようになった。
こんなエンジンで走る車も20年30年後には電気自動車になるのであろう。


懐かしい物 立ち話

2018年08月03日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県玉野市八浜
手押し車のお婆さんと中年の女性が道路の中央で立ち話を始めた。
車もたまには通る道路の中央だった。
つのる話もあったのか5分10分と話は続く。
その脇にそんな会話を撮影するオッサンがいる。
写真を撮られているのも気付かず話し続ける。
私は石になり動きもせず撮影した。
話しが終ったのに10分かかった。
その情景に10分付き合う暇人だ。
女性はこんな会話でコミニケーションをはかり家庭の事情など確認しあうのだろう。

茅葺き民家 トウモロコシのある風景

2018年08月02日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧長船町


岡山県南部の造りの民家だ。寄棟で棟にはガンブリ瓦、下屋には本瓦が使われている。
日本瓦の民家も少なくなった。
瓦の民家が少なくなりましてや日本瓦は少数派である。
寺院だけになってしまうかもしれない。

この近くに奈良の東大寺の瓦を焼いた跡がある。
寺院の瓦には紋が入っている。壊れた瓦から東大寺の瓦であるのが判明した。
松本清張氏は紋を見て京都奈良のどこの寺院が分かったそうだ。
東大寺の瓦は普通の瓦の何倍もあるので紋と大きさで分かったのであろう。
遠い昔に岡山から運ばなくても地元で調達できなかったのかと思う。しかも何万枚も
粘土の確保と大きな瓦を歪なく焼ける職人集団が居なかったのである。

畑にトウモロコシを植えてある。台風など強風が吹くとすぐに倒れるし虫がすぐに入り熟れると鳩が食べにくる。無農薬で作ってもロクなトウモロコシしか出来ない。
農家の人にどうしたら虫が入らないトウモロコシができるのか聞いたら。
専業の農家は漏斗になった葉にスミチオンの殺虫剤を上から流すそうだ。
薬を使うのは嫌で今年も家内の作った歯抜けのトウモロコシをたべた。

トウモロコシは北南米原産で大航海時代にジャガイモと共に全世界に広がった。
小麦、米、トウモロコシが世界の三大穀物である。トウモロコシが主食の民族もいる。
トウモロコシは日本の各地で呼び名が違う。
青森などはキビという。岡山や大阪はナンバとかトウキビと言っていたが最近の人はトウモロコシである。ナンバは南蛮の略である。
トウモロコシの名は唐と唐土(もろこし)両方が中国をさす言葉でおかしい言葉が広まったという人がいる。漢字で書く時は玉蜀黍と書く

真砂土

2018年08月01日 | 日記
真砂土(まさつち)

真砂土は花崗岩の風化した土でこう呼んでいます。
我々のところで庭に築山を作ったり埋め立てにするのにトラックで買うと運ばれるのは真砂土である。松の盆栽などに適しているので園芸土として売られているが小さな川にいけば川砂が真砂土なので買う事は無い。
西日本豪雨で広島県の呉市周辺では土砂崩れが発生して甚大な被害をだしている。
数年前の広島市阿佐北区の土砂崩れでも大勢の被害者を出している。
いずれの土壌も真砂土である。真砂土の中には風化していない何トンもあるコアストン(岩石)が混ざっていてこれが土石流として一緒に流れるので家を倒壊しながら転げ落ちる。
時速36km/hのスピードで60秒程度で下るので寝ていて逃げる時間もない。

西日本豪雨で呉周辺に降った雨量は450mm 広島県の北東部の庄原市に降った雨は430mm、高知県は1000mm越えた。庄原は死者なし高知も数名だった。
庄原市は石灰岩で土がない浸透もあるが表面を流れ落ち土砂崩れがない。
火山灰などの地層も土石流を起こす怖さがある。

花崗岩や真砂土は兵庫県から中国地方 、瀬戸内海や香川県に多くある。
花崗岩は石英、長石、雲母などでできていて火山岩だが深成岩で深いところでゆっくり冷えたものは建築用材として優れよく使われている。建築用材、石垣、墓石に使われる。
大阪城の石垣も花崗岩が小豆島から運ばれた。
瀬戸内海の本四連絡橋が通過する与島や隣の小与島は花崗岩の採掘が盛んで産業であった。島では「身を売って今日も喰うかよ女郎ケ島」と歌われている。
女郎のように自分の島の岩を身売して食いつないでいると詠まれたものだ。

花崗岩は一般的には御影石とよばれている。御影は花崗岩の産地名で神戸市の阪神、阪急電鉄に駅名がある。石は産地の名前がつく事が多い。中国の大理の大理石や栃木県の大谷石などがある。
花崗岩も火山岩として地表近くに出たものは収縮で亀裂が入り柱状節理になりやすい。
小さな亀裂が入り雨風で風化して真砂土になる。水分を含みやすいので土石流になりやすい。
柱状節理は渓谷美になっている観光地も多い
二週間にわたりブラタモリを見ていたら関門海峡がどうして狭い海峡なのかをやっていた。門司と下関は同じ山で繋がるっていたが花崗岩の部分が浸食崩落して削られ海峡になったと説明があった。世界で初めての関門トンネルも花崗岩の部分は脆く世界で初めてシールド工法が採用された。昭和19年開通

真砂土はかっては冨をもたらせた。江戸時代まで鉄の生産は中国地方が七割を占めていた。
真砂土を鉄穴流し(かんなながし)で砂鉄をとり木炭で溶かし鉄を生産していた。
しかし、鉄穴流しで大量の砂を下流に流し地形を変えるほどの洪積地を作った。
斐伊川沿いは島根半島と陸続くになり宍道湖や中海を作った。広島市の中心地も太田川の洪積平野である、七本の川に分かれている。中世まで海であった。岡山も南部の洪積平野は鉄穴流しが作ったと言われている。
アニメもののけ姫も鉄穴流しによる製鉄をモチーフにしたものだ。
製鉄をやっていたのは土地の大地主で豪商である。今も豪邸が残る。
広島の奥に製鉄をやっていた加計家という豪商がいる。安倍首相と懇意である今治の獣医学部の加計学園との繋がりがあるのか調べたが不明
広島には鉄製品の加工も盛んで十リの言葉がある。
最後にりのつく安芸の十利 ハリ、イカリ、ノコギリ、マサカリ、キリ、ヤスリ、カミソリ、
クサリ、オモリ、チギリ