オリジナル作品レッスンで
出来上がった生徒さんの作品の
ブログ展覧会 その⑰です。
M・Kさん (ヴォーグ学園東京校)
「首輪チョーカー」
カジュアルな服をネックレス1つで
ちょっと改まった席用に。
京都の旅の夜の懐石の席で
川辺のカフェで
襟の開いたシャツの首に沿うように
年齢を重ねた首元に
華やかさをプラスしたい
ラダーワークのネックレスは
ながくしてしまうとたるんでしまった為、
思い切って短くすることで
解消できました。
平らな部分に竹ビーズと楕円のビーズで固定し
平らな面を作ることで
他のビーズが引き立つよう工夫しました。
ビーズの大きさもまちまちで
編んでいくうちに前後に飛び出して
しまったりしたので
糸をひきしめてなんとかおさまりました。
クリア、ベージュ、シルバーといった
スタイリッシュな色の組み合わせで
軽やかなラダーワークを
実現されましたね。
首の後ろの革紐の部分も
独創性があって
素敵です!(K)
「カジュアル浪漫チョーカー」
平たいドロップの形のビーズに
動きとニュアンスがあったので
それを生かすように
アシンメトリーなバランスに
気を付けながら配置しました。
めがね留めにした事で
全体がまとまったように思います。
選ぶビーズの傾向が
あまりまとまり過ぎないようにと
思うのですが進んでいくうちに
どうも同じような方向に行ってしまい
逆に意識すると迷いすぎて
何を作りたいのか
指針もゆらいでしまい
困ることが多々あります。
これは、私も実物を拝見しましたが
なんとも言えないバランス感と
色合い、シルバーのワイヤーと
リンクしたシルバーのパーツの使い方など
かなり上級なお洒落感のある
作品でした。
Kさんはいつも
誰にも真似のできない色合わせや
抜群のバランス感覚をお持ちの方で
今回の作品も2つとも大変素晴らしいのですが
オリジナル作品レッスンの中で
一番大切なところでもある
「想い」を形にするために、
● 何をイメージしたデザインなのか
● なぜその形・長さ・大きさにしたのか
● なぜその色にしたのか
● なぜその配置にしたのか・・・
そのあたりを
もう少し詳しくお聞きしたい所です。
きっとご自分の中で感覚的に
ビーズを選んで作られているんだと思うのですが
そこをあえて文章にしたり
きちんと整理し作品や自分と向き合うことで
今までの「なんとなく」が
より明確になりますし、
さらにもう1歩進んだ作品づくりが
できるようになると思いますよ。(K)