もう何年使っていたのだろう。財布のフアスナーが引っ掛かってしまって使いにくい。取り替えようと思っていてもなかなか買い替えができない。
お使いに行ったついでに見てみたら使いやすそうな財布が有ったので買って来ました。
中のものを出して入れなおそうと思ってすべて出してみました。
中に入っているもの、カード類が多いのですが。新聞の小さな切り抜きが入っていました。
何だろうと読んでみると82歳の女性が新聞の[ひととき」に投稿したものです。
私と同じくらいの年齢の人なので、親子3人だけの旅行いいなと思って切り取って、いつも使う財布の中に入れておいたのでしょう。
子供が小さいころには家族一緒に旅行をしたけれど、それぞれ家族を持ち、その家族との旅行になってしまって、親子水入らずの旅行はしていなかった。
そんな時に息子たち揃った時に最後かもしれないから親子3人で旅行に行きたいと話したところ快くOKをしてくれたので日光へ旅行をした。その時の楽しかった思い出を書いたものでした。
改めてまた読んでみました。
読んでいて私も主人の墓じまいの時に小豆島へ息子2人と行って来ました。
主人の遺骨も少し持って帰りたかったであろう小豆島の主人が住んでいた近くの海に流してきました。墓じまいをして綺麗に整地された墓地も息子たちと確認してきました。
重たいものなどは息子が持ってくれたり、本当に投稿された方と同じでした。
今になってみるとあの時二人の息子たちが快く一緒に行ってくれたことが良かったと思います。親子3人の旅行は最後でしたから。
その時の楽しかった3人で写した写真を次男だけ切り取って我が家の仏壇に飾ってあります。にっこりと笑っている写真です。
思い出すともう1度行きたかったな~と思い、涙が出てきて困ります。