いつもより遅い時間から行われた、
パリ郊外にあるユネスコ世界遺産のヴェルサイユ宮殿の外周を周り、2つの4級山岳を経て、
パリに凱旋して周回コースを走る定番の最終日、
「ツール・ド・フランス 2013 第21ステージ」のレースレポ/感想。
◆ツール・ド・フランス 2013 第21ステージ
キッテル、キター!!!!
一時はクヴィアトコフスキーの牽きで、
オメガファーマが良い感じにトレイン組んでいたものの、
最終コーナー直前で崩壊して、
アルゴスに主導権を奪われ、
デコルトがキッテル連れて最終コーナを抜け、
いつもより早い段階でキッテルがスプリントを開始したのを皮切りに、
グライペルとカヴェンディッシュもスプリントを開始し、
勝負は今年のツール初のビッグ3による直接対決になったのですが、
キッテルがロングスプリントを物ともせず、
最後まで、あまり失速する事無く意地と気合で踏み倒して、
追い縋るグライペルとカヴを振り切って、
力で捻じ伏せて勝っちゃいましたよー!!!!凄い&強い!!
これでカヴのシャンゼリゼ5連勝を阻止しましたし、
今年のツール最多のステージ4勝目ですか…!
スプリント出来たステージは負け無しという事で、
新しい時代…キッテルの時代の幕開けを感じさせますね。
これからも期待してる。オメー!!!!
そして、
フルーム、マイヨジョーヌオメー!!!!!
一昨年のブエルタ、去年のツールと、
力を見せ付けてたいとはいえ、まさかここまでとは…
メディアやファンにドーピングを疑われ、
誹謗中傷&ブーイングされ、
第9ステージではアシストが遅れてしまい、
集団の中で一人きりになったり、
横風区間で分断されて後ろに残されたりしたように、
スカイは去年に比べるとチーム力が低かったので、
様々なピンチに晒されたのですが、
全て耐え忍びましたし、
3週目には疲れが出たのかハンガーノックもあったので、
2週目までの鬼のような強さは無くなってましたが、
最後まで積極果敢に攻めていて、
終わってみたら2位に4分差以上付けたように、
最後までマイヨジョーヌに相応しい強さ溢れる素晴らしい走りでした!
崖から落ちながらも頑張ったケノーや、
最強のアシストだったポルトの働きは特に素晴らしかったように、
チームも最後まで素晴らしい働きでしたね。スカイGJ!
これでスカイは二年連続マイヨジョーヌか…
きっと来年はポルトだなw
サガン、2年連続のマイヨヴェール、オメー!
ステージ1勝で終わったものの、
確実に上位に絡んでポイントを逃さない走りで
見事&完璧な走りでしたね。
所々で見せたパフォーマンスも好印象でしたw
クインターナ、マイヨブラン&マイヨブランアポワルージュ、オメー!
どんな厳しい上りでもでも涼しい顔で走る「ミスターポーカーフェイス」っぷりが印象的で、
一回はフルームに千切られて負けたものの、
第20ステージではフルームを千切ってツールで初優勝しましたし、
山岳での強さは本当に光ってたね!
平坦基調の個人TTに弱点はあるとはいえ、
近い将来コロンビア人初のマイヨジョーヌになるかもな…
今日はスタート時間が遅いという事で、
パリのシャンゼリゼを夕陽の中で走り、
折り返し区間が凱旋門の環状道路まで伸ばされたりと、
100回記念大会だけに特別な感じでしたし、
表彰式もいつも以上に力が入ってて凄く、
100回記念大会に相応しい素晴らしい雰囲気でしたね。
ツールで優勝したら孫まで自慢出来るといいますが、
今大会は100回記念大会という事で、
勝った選手の家系は何代目でも自慢出来るに違いないww
あと今年は100回記念大会というのもあったのでしょうが、
いつも以上にステージ優勝した選手の感動度が高かった気がする。
各ステージごとにドラマがあり、全て印象に残ってますが、
個人的にはフルームの強さが炸裂した第8,15ステージ、
バークランツ(バケランツ)が逃げ切り優勝したステージ、
そしてスーパー敢闘賞を貰ったリブロンが勝った、
ラルプ・デュエズのステージが特に印象に残ってます。
あとはBMCとユーロップカーは良い所無かったなとか、
ベルキンが3週目に大失速して、逆にホアキンは大加速して、
終わってみたら総合3位で凄いなとか、
フレチャさんのハングリー精神と、
フォイクト軍曹の41才とは思えない元気溢れる走りは凄いなとか、
フルームにインペイにクインターナと、
アフリカ/コロンビア勢という新しい国の選手の活躍は光ったし、
同時にサイクルロードレースのグローバル化を強く印象付けましたし、
クインターナにクヴィアトコフスキーにバケランツにキッテルなどなど
若い選手の台頭を強く感じました。
しかしツールはやっぱり面白いな!
フルームも言ってたけどこんなスポーツの大会を作ったフランス人は凄い!
100回記念大会という事もあるのでしょうが、
改めてツールの偉大さが分かった気がする。
来年も楽しみだ…
ツール・ド・フランス2013第21ステージ結果
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ) 3h06'14"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
3位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)
4位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)
5位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、ランプレ・メリダ)
6位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)
7位 ケヴィン・レザ(フランス、ユーロップカー)
8位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、ユーロップカー)
9位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、サクソ・ティンコフ)
10位 ムリロ・フィッシャー(ブラジル、FDJ.fr)
65位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +10"
128位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) +53"
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) 83h56'40"
2位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +4'20"
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +5'04"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +6'27"
5位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +7'27"
6位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキンプロサイクリング) +11'42"
7位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ) +12'17"
8位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +15'26"
9位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +15'52"
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +17'39"
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 409pts
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) 312Pts
3位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 267pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 147pts
2位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング 136pts
3位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 117pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 84h01'00"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +13'19"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+14'39"
チーム総合成績
1位 サクソ・ティンコフ 251h11'07"
2位 アージェードゥーゼル +8'28"
3位 レディオシャック・レオパード +9'02"
スーパー敢闘賞
クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)
パリ郊外にあるユネスコ世界遺産のヴェルサイユ宮殿の外周を周り、2つの4級山岳を経て、
パリに凱旋して周回コースを走る定番の最終日、
「ツール・ド・フランス 2013 第21ステージ」のレースレポ/感想。
◆ツール・ド・フランス 2013 第21ステージ
キッテル、キター!!!!
一時はクヴィアトコフスキーの牽きで、
オメガファーマが良い感じにトレイン組んでいたものの、
最終コーナー直前で崩壊して、
アルゴスに主導権を奪われ、
デコルトがキッテル連れて最終コーナを抜け、
いつもより早い段階でキッテルがスプリントを開始したのを皮切りに、
グライペルとカヴェンディッシュもスプリントを開始し、
勝負は今年のツール初のビッグ3による直接対決になったのですが、
キッテルがロングスプリントを物ともせず、
最後まで、あまり失速する事無く意地と気合で踏み倒して、
追い縋るグライペルとカヴを振り切って、
力で捻じ伏せて勝っちゃいましたよー!!!!凄い&強い!!
これでカヴのシャンゼリゼ5連勝を阻止しましたし、
今年のツール最多のステージ4勝目ですか…!
スプリント出来たステージは負け無しという事で、
新しい時代…キッテルの時代の幕開けを感じさせますね。
これからも期待してる。オメー!!!!
そして、
フルーム、マイヨジョーヌオメー!!!!!
一昨年のブエルタ、去年のツールと、
力を見せ付けてたいとはいえ、まさかここまでとは…
メディアやファンにドーピングを疑われ、
誹謗中傷&ブーイングされ、
第9ステージではアシストが遅れてしまい、
集団の中で一人きりになったり、
横風区間で分断されて後ろに残されたりしたように、
スカイは去年に比べるとチーム力が低かったので、
様々なピンチに晒されたのですが、
全て耐え忍びましたし、
3週目には疲れが出たのかハンガーノックもあったので、
2週目までの鬼のような強さは無くなってましたが、
最後まで積極果敢に攻めていて、
終わってみたら2位に4分差以上付けたように、
最後までマイヨジョーヌに相応しい強さ溢れる素晴らしい走りでした!
崖から落ちながらも頑張ったケノーや、
最強のアシストだったポルトの働きは特に素晴らしかったように、
チームも最後まで素晴らしい働きでしたね。スカイGJ!
これでスカイは二年連続マイヨジョーヌか…
きっと来年はポルトだなw
サガン、2年連続のマイヨヴェール、オメー!
ステージ1勝で終わったものの、
確実に上位に絡んでポイントを逃さない走りで
見事&完璧な走りでしたね。
所々で見せたパフォーマンスも好印象でしたw
クインターナ、マイヨブラン&マイヨブランアポワルージュ、オメー!
どんな厳しい上りでもでも涼しい顔で走る「ミスターポーカーフェイス」っぷりが印象的で、
一回はフルームに千切られて負けたものの、
第20ステージではフルームを千切ってツールで初優勝しましたし、
山岳での強さは本当に光ってたね!
平坦基調の個人TTに弱点はあるとはいえ、
近い将来コロンビア人初のマイヨジョーヌになるかもな…
今日はスタート時間が遅いという事で、
パリのシャンゼリゼを夕陽の中で走り、
折り返し区間が凱旋門の環状道路まで伸ばされたりと、
100回記念大会だけに特別な感じでしたし、
表彰式もいつも以上に力が入ってて凄く、
100回記念大会に相応しい素晴らしい雰囲気でしたね。
ツールで優勝したら孫まで自慢出来るといいますが、
今大会は100回記念大会という事で、
勝った選手の家系は何代目でも自慢出来るに違いないww
あと今年は100回記念大会というのもあったのでしょうが、
いつも以上にステージ優勝した選手の感動度が高かった気がする。
各ステージごとにドラマがあり、全て印象に残ってますが、
個人的にはフルームの強さが炸裂した第8,15ステージ、
バークランツ(バケランツ)が逃げ切り優勝したステージ、
そしてスーパー敢闘賞を貰ったリブロンが勝った、
ラルプ・デュエズのステージが特に印象に残ってます。
あとはBMCとユーロップカーは良い所無かったなとか、
ベルキンが3週目に大失速して、逆にホアキンは大加速して、
終わってみたら総合3位で凄いなとか、
フレチャさんのハングリー精神と、
フォイクト軍曹の41才とは思えない元気溢れる走りは凄いなとか、
フルームにインペイにクインターナと、
アフリカ/コロンビア勢という新しい国の選手の活躍は光ったし、
同時にサイクルロードレースのグローバル化を強く印象付けましたし、
クインターナにクヴィアトコフスキーにバケランツにキッテルなどなど
若い選手の台頭を強く感じました。
しかしツールはやっぱり面白いな!
フルームも言ってたけどこんなスポーツの大会を作ったフランス人は凄い!
100回記念大会という事もあるのでしょうが、
改めてツールの偉大さが分かった気がする。
来年も楽しみだ…
ツール・ド・フランス2013第21ステージ結果
1位 マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ) 3h06'14"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)
3位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)
4位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)
5位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、ランプレ・メリダ)
6位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)
7位 ケヴィン・レザ(フランス、ユーロップカー)
8位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、ユーロップカー)
9位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、サクソ・ティンコフ)
10位 ムリロ・フィッシャー(ブラジル、FDJ.fr)
65位 新城幸也(日本、ユーロップカー) +10"
128位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) +53"
個人総合成績 マイヨジョーヌ
1位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) 83h56'40"
2位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) +4'20"
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +5'04"
4位 アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ) +6'27"
5位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) +7'27"
6位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキンプロサイクリング) +11'42"
7位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、アスタナ) +12'17"
8位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +15'26"
9位 ダニエル・ナバーロ(スペイン、コフィディス) +15'52"
10位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +17'39"
ポイント賞 マイヨヴェール
1位 ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) 409pts
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ) 312Pts
3位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) 267pts
山岳賞 マイヨブランアポワルージュ
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 147pts
2位 クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング 136pts
3位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 117pts
新人賞 マイヨブラン
1位 ナイロ・クインターナ(コロンビア、モビスター) 84h01'00"
2位 アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ) +13'19"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+14'39"
チーム総合成績
1位 サクソ・ティンコフ 251h11'07"
2位 アージェードゥーゼル +8'28"
3位 レディオシャック・レオパード +9'02"
スーパー敢闘賞
クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)