ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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ツール・ド・フランス 2014 第5ステージ

2014-07-10 21:34:30 | サイクルロードレース
雨が降って危険という事から二つのパヴェ区間がキャンセルされ、
パヴェ区間が9つから7つになったものの、
「パリ~ルーべ」より地獄のようだった感さえある、
「ツール・ド・フランス 2014 第5ステージ」の感想/レースレポ。


◆ツール・ド・フランス 2014 第5ステージ
ボーム勝ったー!
フルーム石畳区間の前で二回落車してリタイアしたー!
ニーバリがライバルから大きくタイム差奪って3位でゴールしたー!
他の総合有力勢大きく遅れたー!

何という中身が濃くて波乱のレース展開!!

アクチュアルスタート前なのに、
いつものような笑顔が選手間になく、
みんな緊張してるorナーバスな感じで
選手の顔から戦地に赴く兵士のような覚悟や悲壮感すら漂い、
今日は何かとんでも無いことが起こりそうという予感があったのですが、
それが良い方にも悪い方にも当たっちゃいましたね…

まず良い方にレースが進んだのは、
ファンマルクと共にパヴェ区間で抜け出し、
最後のパヴェ区間で独走し始め、
そのまま逃げ切って勝った、
パヴェ&悪路のスペシャリストの力を見せ付けたボームですよ!!
シクロクロスの経験も豊富ということで
雨で濡れたパヴェを物ともしなかったですし、
トラブルにも見舞われること無く完璧な勝利でした!
勝つのが明確になってからの心の底から嬉しそうな、
ガッツポースは凄く印象的でした。オメー!

そしてニーバリですよ!!
最後はボームに置いて行かれたものの、
他の選手のアタックには遅れることなく付いていき、
平均速度も45kmと驚異のスピードと、
他の総合選手と比べて明らかに早いスピードで走りきるという…
来年の「パリ~ルーべ」狙えるんじゃないのこれw!!
フグルサングとヴェストラ(ウェストラ)のアシストも強烈で、
もう一人の勝者と言っていいくらい、
今日のニーバリとアスタナは最高の結果を残しましたね。

逆にコンタドールは明らかにパヴェ区間で遅かったように、
タイムより安全を第一に考えて走っており、
最後は完全に疲れきった表情で2分54秒遅れでゴールしましたし、
コンタ程ではないにしろ、
バルベルデやヴァンガーデレンやタランスキーなど他の総合有力候補も遅れ、
フルームに至ってはパヴェ区間前に二回落車してリタイアしたので、
予想以上に大きく総合順位が動き、
まだ本格的な山岳ステージが始まってないとはいえ、
俄然ニーバリが優位に立ちましたね。
ただフルームがリタイアしたスカイはポート(ポルト)をすぐにエースに切り替え、
ゲラント・トーマスの素晴らしいアシストもあり、
総合勢の中では大きくタイムを失わなかった方ですし、
前述のようにまだ本格的な山岳ステージは始まってないわけで、
横風が強烈なステージも出てくるでしょうから、
もう一つ…いや二つ三つ波乱を期待してます。

しかし今日はキッテルにぺタッキにクリストフにグライペルなどスプリンターに、
フルームにマルティンなどなどがパヴェ前の雨で濡れた路面で落車して、
パヴェ区間ではヴァンデンブロックにタランスキーにクヴィアトコウスキーなどなど、
多くの有名選手が落車しましたね…
実際はどうか分かりませんが、
見てた印象的にはパヴェ区間よりパヴェ前の方が落車してた気がする…
危険なパヴェを前にして体が硬くなってたとか、
雨が降ってスリッピーで、
冷え込んだのもあるんでしょうが、
普段の雨のステージではあんなに落車無いのに不思議なもんだ。
あと放送内でも言ってましたが、
パリ~ルーべでは石畳が得意な選手が多く出るので、
パヴェ区間で大きく実力差が出にくいのですが、
今回はオールラウンダーやクライマーといった、
パヴェが得意じゃない選手も多くで出場してるので、
実力差が大きく出て興味深かった!
山岳であれだけ強いコンタが、
石畳ではあんなのに駄目なもんなのかと!w
そのパヴェのスペシャリストの中のスペシャリストである、
今日本命だったカンチェは、
雨のパヴェがいつもとは勝手が違ったのと、
位置取りに失敗してボームのアタックに反応出来ずに5位という結果に沈みました。
サガンはカンチェを常にマークしていたのもあり優勝は逃したものの、
4位に入りポイントは積み重ねました。

今日はいろんな事が起こり、
いろいろと思い出に残る印象的なステージでしたが、
パヴェ前にピノと同じ場所で昨日とは逆の方から落車してから、
さらにもう一度落車して、
痛みもあったでしょうが、
どちらかというと気持ちが切れてチームカーに乗り込んでしまった、
フルームが個人的に一番印象的だったかも…
チームカーの中でもヘルメットを外さず、
悪夢なら覚めてくれと言わないばかりの沈痛な雰囲気でしたし、
改めてサイクルロードレースは奥深く、
厳しいものだなと思いますね。
走ってる人に最大限のリスペクトを抱かずにはいられない。
凄く感じるものが大きかったステージでした。
そして復帰がいつになるか分かりませんが、
再びフルームの圧倒的な強さの素晴らしい走りを見れることを期待してます。



ツール・ド・フランス 第5ステージ結果
1位 ラース・ボーム(ベルキン)   3h18’35”
2位 ヤコブ・フグルサング(アスタナ)   +19”  
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)
4位 ぺーター・サガン(キャノンデール)   +1’01”
5位 ファビアン・カンチェラーラ(トレック・ファクトリーレーシング)
6位 イェンス・ケウケレール(オリカ・グリーンエッジ)
7位 ミカル・クウィアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)   +1’07”
8位 リエーべ・ウェストラ(アスタナ)   +1’09
9位 マッテオ・トレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)   +1’21”
10位 シリル・レモワンヌ(コフィディス)   +1’45”

マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)   20h26’46”
2位 ヤコブ・フグルサング(アスタナ)   +02”
3位 ぺーター・サガン(キャノンデール)   +44”
4位 ミカル・クウィアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)   +50”
5位 ファビアン・カンチェラーラ(トレック・ファクトリーレーシング)   +1’17”
6位 ユルゲン・ヴァンデンブロック(ロット・べリソル)   +1’45”
7位 トニー・ギャロパン(ロット・べリソル)
8位 リッチー・ポルト(チームスカイ)   +1’54”
9位 アンドリュー・タランスキー(ガーミン・シャープ)   +2’05”
10位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)   +2’11”

ステージ敢闘賞
リエーベ・ヴェストラ(オランダ、アスタナ)

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