1級→1級→1級→超級頂上ゴールというコースで行われたピレネー二日目、
「ツール・ド・フランス 2014 第17ステージ」の感想/レースレポ。
◆ツール・ド・フランス 2014 第17ステージ
マイカ、キター!
最後の超級でカメラバイクが邪魔アピールしながら、
バイクの後ろの棒持って加速して悪戯に舌出しつつ、
山岳ポイントを荒稼ぎしたホアキン筆頭に一緒に居た選手を千切って、
単独で先行していたロッシュに合流して牽いてもらってから、
さらにアタックして単独でトップ走っていたヴィスコンティに追いつき、
一緒に走って小休止&相手の調子見てから、
残り2km手前で切れ味抜群のアタックで一気に置き去りにして独走し始め、
カメラにウィンクする余裕を見せながら勝ちましたよー!
これでステージ2勝目ですし、
山岳賞の差を更に拡げましたし、
ティンコフサクソ2連勝ですよ!
マイカは勿論、作戦が見事に嵌まったティンコフチーム強いわ!オメー!!
ちなみに前回優勝したときにお叱りを受けたのか、
今回は最後にジャージの前をしっかり閉じてからゴールしましたww
注目の総合争いは超級前の一級山岳の頂上手前でAG2Rがペースを上げ、
集団が総合上位の選手に絞られた状態で頂上を越え、
下り区間でバルデがアタックしてぐんぐん差を広げていき、
集団内は一番追わないといけないピノが牽かされる事になり、
徐々にですが差が拡がっていき、
一時はピノは大ピンチになったものの、
逃げから下りて来たチームメイトのジャネッソンに牽いてもらい、
超級上り始めたくらいにはバルデとの差が近づいてきて事無きを得そうになったのですが、
バルデに追いつく前にぺローがアタックしてバルベルデが千切れ、
バルベルデ以外の総合上位陣が先行していたバルデに追いつき、
ピノを千切りたいAG2Rが様子見ながらぺースで踏んでいたら、
1位をさらに確実にしたいニーバリがアタックをして、
ぺローだけが付いて行く展開になり、
お互いの利害が一致したのもあり、
協調体制取って後続とグングンと差を拡げていき、
ニーバリが3位、ペローが4位でゴールして
結果ニーバリは1位を更に確実なものに、
ペローは大きくタイムを稼ぎ3位のピノとは8秒差になりましたよー!
ニーバリが強いのは相変わらずですがペローも強い!!
ペローはTT得意なだけに、
ピノは明日何とかしないと表彰台危ういですね…
そして途中で遅れたバルベルデは、
前から下りてきたチームメイトに牽いてもらい、
牽制入ってペースが上手く上がらなかった、
バルデ、ピノ、ヴァンガーデレングループを最後にかわして、
先着してゴールしてペローとニーバリ以外の総合勢から差を少し拡げましたよ!
遅れても慌てずに対処して差を拡げるとか、
この辺がバルベルデは老獪というか巧いな。
他にも惜しくもステージ優勝は逃したものの総合順位は上げたロランの為に、
新城選手が逃げ集団の先頭でかなり長い間凄い牽きを見せ感動しましたし、
一級山岳頂上手前で吸収されたものの、
ステージ優勝目指して独走していたキリエンカの走りは光ってましたね。
スカイもティンコフも絶対的エースを失った訳ですが、
結果を出してるティンコフに比べ、
スカイは結果出てないだけに明日くらいに何かしらの結果出るといいな…
あと、いつの間にかホアキングループから抜け出して、
途中でニーバリ達に置いてかれたものの、
ステージ5位になったデマルキは凄いな!
明日はもしかするとステージ優勝するかもですし、
来年は大きなステージレースで総合優勝も狙えるかも。
ツール・ド・フランス2014第17ステージ結果
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) 3h35'23"
2位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター) +29"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) +46"
4位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、AG2Rラモンディアール)
5位 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、キャノンデール) +49"
6位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +52"
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング) +1'12"
8位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキン)
9位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、ティンコフ・サクソ) +1'25"
10位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1'35"
11位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) +1'40"
12位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)
13位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
14位 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン) +1'50"
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) 76h41'28"
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +5'26"
3位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) +6'00"
4位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、AG2Rラモンディアール) +6'08"
5位 ロメン・バルデ(AG2R) +7'34”
6位 ティージェイ・ヴァン・ガーデレン(BMC) +10'19”
7位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキン) +11'59"
8位 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン) +12'16"
9位 レオポルド・ケーニッヒ(チェコ、ネットアップ・エンドゥーラ) +12'40"
10位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +13'15"
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) 149pts
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) 118pts
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 112pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) 76h47'28"
2位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +1'34"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+30'41"
ステージ敢闘賞
ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)
「ツール・ド・フランス 2014 第17ステージ」の感想/レースレポ。
◆ツール・ド・フランス 2014 第17ステージ
マイカ、キター!
最後の超級でカメラバイクが邪魔アピールしながら、
バイクの後ろの棒持って加速して悪戯に舌出しつつ、
山岳ポイントを荒稼ぎしたホアキン筆頭に一緒に居た選手を千切って、
単独で先行していたロッシュに合流して牽いてもらってから、
さらにアタックして単独でトップ走っていたヴィスコンティに追いつき、
一緒に走って小休止&相手の調子見てから、
残り2km手前で切れ味抜群のアタックで一気に置き去りにして独走し始め、
カメラにウィンクする余裕を見せながら勝ちましたよー!
これでステージ2勝目ですし、
山岳賞の差を更に拡げましたし、
ティンコフサクソ2連勝ですよ!
マイカは勿論、作戦が見事に嵌まったティンコフチーム強いわ!オメー!!
ちなみに前回優勝したときにお叱りを受けたのか、
今回は最後にジャージの前をしっかり閉じてからゴールしましたww
注目の総合争いは超級前の一級山岳の頂上手前でAG2Rがペースを上げ、
集団が総合上位の選手に絞られた状態で頂上を越え、
下り区間でバルデがアタックしてぐんぐん差を広げていき、
集団内は一番追わないといけないピノが牽かされる事になり、
徐々にですが差が拡がっていき、
一時はピノは大ピンチになったものの、
逃げから下りて来たチームメイトのジャネッソンに牽いてもらい、
超級上り始めたくらいにはバルデとの差が近づいてきて事無きを得そうになったのですが、
バルデに追いつく前にぺローがアタックしてバルベルデが千切れ、
バルベルデ以外の総合上位陣が先行していたバルデに追いつき、
ピノを千切りたいAG2Rが様子見ながらぺースで踏んでいたら、
1位をさらに確実にしたいニーバリがアタックをして、
ぺローだけが付いて行く展開になり、
お互いの利害が一致したのもあり、
協調体制取って後続とグングンと差を拡げていき、
ニーバリが3位、ペローが4位でゴールして
結果ニーバリは1位を更に確実なものに、
ペローは大きくタイムを稼ぎ3位のピノとは8秒差になりましたよー!
ニーバリが強いのは相変わらずですがペローも強い!!
ペローはTT得意なだけに、
ピノは明日何とかしないと表彰台危ういですね…
そして途中で遅れたバルベルデは、
前から下りてきたチームメイトに牽いてもらい、
牽制入ってペースが上手く上がらなかった、
バルデ、ピノ、ヴァンガーデレングループを最後にかわして、
先着してゴールしてペローとニーバリ以外の総合勢から差を少し拡げましたよ!
遅れても慌てずに対処して差を拡げるとか、
この辺がバルベルデは老獪というか巧いな。
他にも惜しくもステージ優勝は逃したものの総合順位は上げたロランの為に、
新城選手が逃げ集団の先頭でかなり長い間凄い牽きを見せ感動しましたし、
一級山岳頂上手前で吸収されたものの、
ステージ優勝目指して独走していたキリエンカの走りは光ってましたね。
スカイもティンコフも絶対的エースを失った訳ですが、
結果を出してるティンコフに比べ、
スカイは結果出てないだけに明日くらいに何かしらの結果出るといいな…
あと、いつの間にかホアキングループから抜け出して、
途中でニーバリ達に置いてかれたものの、
ステージ5位になったデマルキは凄いな!
明日はもしかするとステージ優勝するかもですし、
来年は大きなステージレースで総合優勝も狙えるかも。
ツール・ド・フランス2014第17ステージ結果
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) 3h35'23"
2位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター) +29"
3位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) +46"
4位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、AG2Rラモンディアール)
5位 アレッサンドロ・デマルキ(イタリア、キャノンデール) +49"
6位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +52"
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング) +1'12"
8位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキン)
9位 ニコラス・ロッシュ(アイルランド、ティンコフ・サクソ) +1'25"
10位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +1'35"
11位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) +1'40"
12位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)
13位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
14位 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン) +1'50"
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) 76h41'28"
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +5'26"
3位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) +6'00"
4位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、AG2Rラモンディアール) +6'08"
5位 ロメン・バルデ(AG2R) +7'34”
6位 ティージェイ・ヴァン・ガーデレン(BMC) +10'19”
7位 バウク・モレマ(オランダ、ベルキン) +11'59"
8位 ローレンス・テンダム(オランダ、ベルキン) +12'16"
9位 レオポルド・ケーニッヒ(チェコ、ネットアップ・エンドゥーラ) +12'40"
10位 ピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) +13'15"
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ) 149pts
2位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) 118pts
3位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) 112pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 ティボー・ピノ(フランス、FDJ.fr) 76h47'28"
2位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +1'34"
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)+30'41"
ステージ敢闘賞
ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール)