9月12日 水曜日。
今日は70日に一回の大学病院診察日です。
久しぶりに血液検査とレントゲン検査をしてから診察となります。
大学病院までは、タクシーだと数分、チャリだと数分、バスだと30分という感じですが、
久しぶりの外出で足もふらつくだろうからタクシーで行こうとしたら、
母『 バスでいいに決まってんでしょ! 』といつもの強気発言。
じゃ、バスでいいかな・・・と節約の気持ちもあってバスにしました。
自宅そばからバスに乗り10分くらいで京王プラザホテル前。
ここから徒歩10分くらいで病院です。
この、徒歩がなんかフラフラしてるし、歩いてて曲がるし、
通勤でお忙しい皆様の邪魔になっているし・・・
『 足がうまく運べない?』と聞いたら
『 そんなことないわよ 』
『 ここに座ってやすもうか』と言ったって
『 大丈夫よ 』と歩いて行ってしまう・・・
いつも休むビルの出口では、拒否されたけど座らせた。

しばらく休んで・・・事件が起きたのだ・・
母 『 急に立ち上がったから、出ちゃった・・』 座ってるけど・・・
母 『 ねぼけてるんだわ・・・』
母のズボンは両足が濡れています。
ありゃりゃりゃ・・・
母はリハビリパンツを常用しているので、ちょっとやそっとじゃもれないはずなんですが、
私 『 パンツから漏れちゃったのかしら? 』
と、点検したら。。。
母はリハビリパンツをはいていませんでした。
ぎょぎょぎょ!!
パンツ履き忘れ事件
リハビリパンツを履いているから母も安心していたんでしょうが、履いていなかったとなると、びっしょりです。
ひえ====っ
病院の検査の時間もあるし、診察の予約もいれてある。。。。
私一人で考えるしかありません。
洋服を売っているところはこのあたりにはありません。
パンツは病院の売店にあるでしょう・・・
しかし、ズボンが濡れてるし・・・
取り急ぎ、濡れたまま母と病院へ行き、
4階検査室前のソファに座らせました。椅子には病院のパンフレットを何枚か敷きました。
母に待っているように言って、私は全速力で病院を走って外に出て、
タクシーで家に帰り、 着替えとビニール袋を持って
チャリで全速力で走ります・・・
ところが、軽い布地のワンピースの裾がふわふわふわふわめくれて、太い足があらわになるのです。押さえつけながら必死でチャリを漕いで病院に戻りました。
母がどうか座っていてくれますように・・
ふ~~~ 座っていてくれました。
トイレに連れて行って、着替えてもらいました。
ズボンを脱いでパンツとズボンを履くだけですが
なんとも時間がかかりました。
あとで、発見したところによると、多目的トイレというのがあって、着替えもできる広いトイレが設置されていました。
ここで着替えさせたかった・・
母は、その件に関して一切ノーコメントです。
言い訳もしないし、謝りもしないし、お礼もない。
ごく普通のまま。 忘れちゃってんのかな・・・
血液検査・・・自分の手に持っている番号が何番だか知らないで待っているから番号を呼ばれたって無視してました。
あっ! 母の手の包帯をとり忘れた!・・・もう16時間もたってるし・・・
レントゲン検査・・・技士さんが、一人で大丈夫?できる?って聞いてました。
母はきっと見た目にももう頼りないおばあさんなんですね。
レントゲン検査だというのに、胸にキラキラ光り物がついている服を着てきてしまいました。
パンツにしろ服にしろ、もう母任せはだめかな・・・
しかし。パンツの履き忘れは大問題だ。
========
病院は10時半の予約なので混んでいました。
8時半とか9時の予約だとすいています。
しばらく待って、人間観察をしました。
@ おじいさんが一人で来ているケースが3人くらい
@ 待合室で待つことがみんな不安そう。
@ 上品なお年寄りは、服装もきちんとしてる。
@ 息子が付き添いという家族も何組かいる。えらいなぁ
@ 老老介護はお気の毒
@ 私の父に似たお年寄りがたくさんいた。助けてあげたくなるな・・・
さて、次が母の順番で部屋の前で待つように指示されました。
まもなく順番となるというとき、
母 『 トイレに行ってくるわ 』 などと言い出す。
わたし 『 だめだめ、もう次だから 』
母 『 一寸、行ってくるわ 』
わたし 『 もう、つぎにすぐ呼ばれるから 』
トイレに行くなら、わたしが 『あと4人だよ、 あと3人だよ』と説明してる時に行ってくれないものでしょうか。
予測のできない生き方は、子供と年寄りの特技です。
血液もレントゲンも異常なしでした。
体の強張りは前よりあると言っていました。
45日間ショートステイのため外出していないことを先生に告げたかったのですが、母には2週間って言ってあるから下手なおしゃべりができません。
薬に頼らず、運動をするように指導されました。
指導してくれたって、覚えちゃいません。
帰りも、バスで帰ると言うのでバスで帰ってきました。

東京はバス停にも駅のホームにもベンチを撤去してあるので
年寄りでも立ってまちます。
さてさて、
母に質問は禁止です。
母の言うことに従っていたら失敗するのです。
でも、母の気持ちを尊重してわたしはお伺いを立てるのです。
徐々に、老いを感じていくことでしょう。
母の失敗はすべて許せます。
老いていく虚しさは悲しいことでしょう。
デイに行く時は、これからズボンを覗かないといけないなぁ・・・
それも失礼なことだよな・・
今日は70日に一回の大学病院診察日です。
久しぶりに血液検査とレントゲン検査をしてから診察となります。
大学病院までは、タクシーだと数分、チャリだと数分、バスだと30分という感じですが、
久しぶりの外出で足もふらつくだろうからタクシーで行こうとしたら、
母『 バスでいいに決まってんでしょ! 』といつもの強気発言。
じゃ、バスでいいかな・・・と節約の気持ちもあってバスにしました。
自宅そばからバスに乗り10分くらいで京王プラザホテル前。
ここから徒歩10分くらいで病院です。
この、徒歩がなんかフラフラしてるし、歩いてて曲がるし、
通勤でお忙しい皆様の邪魔になっているし・・・
『 足がうまく運べない?』と聞いたら
『 そんなことないわよ 』
『 ここに座ってやすもうか』と言ったって
『 大丈夫よ 』と歩いて行ってしまう・・・
いつも休むビルの出口では、拒否されたけど座らせた。

しばらく休んで・・・事件が起きたのだ・・
母 『 急に立ち上がったから、出ちゃった・・』 座ってるけど・・・
母 『 ねぼけてるんだわ・・・』
母のズボンは両足が濡れています。
ありゃりゃりゃ・・・
母はリハビリパンツを常用しているので、ちょっとやそっとじゃもれないはずなんですが、
私 『 パンツから漏れちゃったのかしら? 』
と、点検したら。。。
母はリハビリパンツをはいていませんでした。
ぎょぎょぎょ!!
パンツ履き忘れ事件

リハビリパンツを履いているから母も安心していたんでしょうが、履いていなかったとなると、びっしょりです。
ひえ====っ
病院の検査の時間もあるし、診察の予約もいれてある。。。。
私一人で考えるしかありません。
洋服を売っているところはこのあたりにはありません。
パンツは病院の売店にあるでしょう・・・
しかし、ズボンが濡れてるし・・・
取り急ぎ、濡れたまま母と病院へ行き、
4階検査室前のソファに座らせました。椅子には病院のパンフレットを何枚か敷きました。
母に待っているように言って、私は全速力で病院を走って外に出て、
タクシーで家に帰り、 着替えとビニール袋を持って
チャリで全速力で走ります・・・
ところが、軽い布地のワンピースの裾がふわふわふわふわめくれて、太い足があらわになるのです。押さえつけながら必死でチャリを漕いで病院に戻りました。
母がどうか座っていてくれますように・・
ふ~~~ 座っていてくれました。
トイレに連れて行って、着替えてもらいました。
ズボンを脱いでパンツとズボンを履くだけですが
なんとも時間がかかりました。
あとで、発見したところによると、多目的トイレというのがあって、着替えもできる広いトイレが設置されていました。
ここで着替えさせたかった・・
母は、その件に関して一切ノーコメントです。
言い訳もしないし、謝りもしないし、お礼もない。
ごく普通のまま。 忘れちゃってんのかな・・・
血液検査・・・自分の手に持っている番号が何番だか知らないで待っているから番号を呼ばれたって無視してました。
あっ! 母の手の包帯をとり忘れた!・・・もう16時間もたってるし・・・
レントゲン検査・・・技士さんが、一人で大丈夫?できる?って聞いてました。
母はきっと見た目にももう頼りないおばあさんなんですね。
レントゲン検査だというのに、胸にキラキラ光り物がついている服を着てきてしまいました。
パンツにしろ服にしろ、もう母任せはだめかな・・・
しかし。パンツの履き忘れは大問題だ。
========
病院は10時半の予約なので混んでいました。
8時半とか9時の予約だとすいています。
しばらく待って、人間観察をしました。
@ おじいさんが一人で来ているケースが3人くらい
@ 待合室で待つことがみんな不安そう。
@ 上品なお年寄りは、服装もきちんとしてる。
@ 息子が付き添いという家族も何組かいる。えらいなぁ
@ 老老介護はお気の毒
@ 私の父に似たお年寄りがたくさんいた。助けてあげたくなるな・・・
さて、次が母の順番で部屋の前で待つように指示されました。
まもなく順番となるというとき、
母 『 トイレに行ってくるわ 』 などと言い出す。
わたし 『 だめだめ、もう次だから 』
母 『 一寸、行ってくるわ 』
わたし 『 もう、つぎにすぐ呼ばれるから 』
トイレに行くなら、わたしが 『あと4人だよ、 あと3人だよ』と説明してる時に行ってくれないものでしょうか。
予測のできない生き方は、子供と年寄りの特技です。
血液もレントゲンも異常なしでした。
体の強張りは前よりあると言っていました。
45日間ショートステイのため外出していないことを先生に告げたかったのですが、母には2週間って言ってあるから下手なおしゃべりができません。
薬に頼らず、運動をするように指導されました。
指導してくれたって、覚えちゃいません。
帰りも、バスで帰ると言うのでバスで帰ってきました。

東京はバス停にも駅のホームにもベンチを撤去してあるので
年寄りでも立ってまちます。
さてさて、
母に質問は禁止です。
母の言うことに従っていたら失敗するのです。
でも、母の気持ちを尊重してわたしはお伺いを立てるのです。
徐々に、老いを感じていくことでしょう。
母の失敗はすべて許せます。
老いていく虚しさは悲しいことでしょう。
デイに行く時は、これからズボンを覗かないといけないなぁ・・・
それも失礼なことだよな・・
病院通院、本当に大変でしたね。お疲れ様でした。ホント、老人も何が起きるかわかりませんよね。
今まで大丈夫だったことも突然できなくなりますしね。お伺いをたてるのも、自尊心があるから、決して楽ではありません。
無償の愛を今度は返す番ですものね。それが、なかなか難しいのです^^;
母の愛より深くはなれない自分を感じる昨今です。
みるき~さんは、この日も本当に良く動かれましたね。すばらしいです。
わたしは、早々に使用したいと思います。
母が弱ってくると、わたしは優しくなると思います。 hiroさんもご両親をお大事に。