goo blog サービス終了のお知らせ 

アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

メリー・その後・・

2011-05-20 10:05:00 | 介護

メリーが亡くなって3日が過ぎました。

娘のチョコパンが一番悲しんでいるでしょうが
悲しみも表さずみんな普通に暮らしています。

日ごろ、母の暴言には悩まされてきました。

「 メリーが死んだら、二度とイヌを飼うんじゃないよ!!」

この言葉を何度吐かれた事でしょう。

死ぬ寸前の苦しむメリーにまで

「 こういう姿をみるのが嫌なのよね、だからもう犬は飼っちゃだよ!!」

生き物を飼うという拒否の言葉で私たち家族は嫌な思いをしてきました。


ところがだッ!!


チョコパンが、新しい犬を飼おうかと話をすると、まったくokOKなんです。
冗談半分のわざと言った言葉にokOKされて
チョコパンが目を白黒させてました。

目を白黒させるという言葉があるけれど、チョコパンの目はまさに白黒していました。
おまけに、kirakira輝きを伴ってkirakira2

母は、自分の夕ご飯を食べ終わって、残りをメリーにあげれなくて
うろうろしていたようです。
なるほど、、こうやって餌を与えてデブにして病気にしてしまったんだな。

私とチョコパンは考えました。

支配者である母が今唯一でかい声で叱る事ができるのは
メリーでした。
今までよく、恥ずかしいくらいでかい声で叱りつけていました。

その家来みたいな存在がいなくなって、空虚なのです。
部下が死んでしまってさびしいのです。

あんなに、動物を飼うことを否定していた母が

「動物協会に登録すればいい」
「メリーのお母さんが、メリーの兄弟を生んでるかもしれない」
「メリーの兄弟の子供でもいい」
「メリーに似てる犬がいい」

自分はもう90だから犬は飼うな!と言っていた母が
自分の年齢のことなんか忘れちゃってるし。

犬を飼う苦労も何もかも全部忘れちゃってるし。

ある意味病気だ。
愛犬が亡くなるとすぐに次の犬を飼うっていうのは
ある意味病気であり宗教であります。
わたしの知る限り全員の愛犬家は即、次の犬を飼っています。



しかし!!


もしも犬を飼ったら、
わたしは、一切!!面倒を見ません。



私が今までどんなに苦労してきたかわかってない。
1人でどんなに苦労したかわかってない。

仕事しながらアルバイトしながら父の介護に走りながら
外出しながら食事の支度をしながら
どんなに走り回って時間に追われて
犬の散歩や注射をしたことか。

当たり前のようにわたしにすべてをさせていたこの家族をわたしは許してはいない。

そんな話を2人に話したら、

「 犬が好きじゃないんだな 」 とか今更言ってるし・・

とにかく、もうしわけないけど
次の犬を飼ったら私はまったくお世話はしません。

でも、するだろう思っているでしょうが
今まで早死にした動物がなぜ死んだかも考えてもらって
自分の責任で飼ってください。

新しく犬を飼って、外出や旅行の際に
わたしに世話を頼んだ時に、わたしは拒否しますが
そのとき

「それでも人間か! 見殺しにできる冷たい人間なのか!」
と、私に言い寄る予定なら、
犬は飼わないでください。

私は、もうこれ以上生き物の世話はごめんです


===========================================


メリーを乗せていった霊柩車




合同霊園に置かれるいろいろ。
今月中は正面に置かれ、来月は下に下ろされ
お彼岸にすべて処分されるそうです
うちは、お塔婆だけおねがいし、
お参りに行ったときにお水とお花を上げようと思います


こんなのも販売しているんだ。思い出を入れておくカプセル
メリーの毛もとってあるし、
父の髪の毛と
父の骨もあるからな・・・
欲しい。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
« メリージョンソン・死ぬ | トップ | 犬を飼いたい母 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ババママ)
2011-05-22 14:36:59
犬を失った悲しみは新しい犬を飼うことで癒される、って聞いたことがあるけど。。家庭の事情によりけりですよね。うちも長女が「来年家を出たら、ウサギを飼う」といっています。「10年生きるってことは10年自分の生活を制限されるってことやで」と諭していますが聞きません「旅行にいくから、とかナントカ言って絶対預かってって言わないでよ」とクギをさしてる真っ最中です。。
うちは犬が10歳であと5年は元気で生きるとして、その後はもう一度今度は小型犬を飼うつもりです。。。私は野菜を切るたびにウサギがいないことを実感しています(ヘタの処理係だったのでw)
返信する
Unknown (みるき~)
2011-05-23 11:49:04
★ ババママさんは、犬が大好きなんですね。お散歩も食事も抵抗なく一緒に暮らしているんですね。
わたしは、変人なので、自分のしたいことがたくさんあって犬のために貴重な時間を取られるのがとても嫌なのです。
・・・つまり、犬を飼う資格がありません。

犬の世話をしないくせに犬を飼いたいといううちの家族は、とんでもないことです!!
返信する
Unknown (hiro)
2011-05-24 09:38:12
メリーちゃんは、家族の一員だったのですね。
つい最近、叔母の死後に犬を引き取った叔父一家のワンちゃんが無くなりました。何か月も骨壺をそばに置いて離さなかった叔父でした。体力が無いので、もうワンちゃんは飼えないと。
動物は、知らない間に人の心にしっかりと住んでいるのですね。
私は、生き物をお世話することは苦手(触らないのです)だから、きっと、これからも飼えない人です。
だから、みるき~さんのお気持ちはとってもよく解ります。
それなのに、頑張りましたものね。メリーちゃんの介護!立派でした!
ワンちゃんといえども、お散歩も餌やりも、健康管理も一つの命を守り続けることは、本当に大変なことですね。
返信する
Unknown (みるき~)
2011-05-25 01:25:38
★hiroさん。
私も動物は苦手です。 犬は怖いです。
犬というのは、人の顔色を見て考えています。 飼い主と心を通じあっているんでしょうね。 わたしは通じ合うゆとりはなかったです。 時間になるとご飯と薬を与える看守のようなもんでした。
 人も、動物も、植物も・・・生きるってたいへんなことなんです。 死ぬことはこれまた、たいへんなことです。 
返信する

コメントを投稿