アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

家で看るには限界を感じる

2006-04-29 21:58:53 | 介護


今日は土曜日。



先ず、昨夜の夜中は物音がするので降りて行ったら眠れないジェンギンスがトイレへ何かを大事そうに運び込み(実際はなにも持っていない)

便器の水の中に手をいれたから、母が大声を出したら、便器の水を母にかけたそうだ。



怒った母がトイレの戸を閉めて、しばらくして開けたら

「 また来やがった!」 と言ってまた水を浴びせられたのだ。



どうしょうもない!



そして、今朝はいくら声をかけても起きてこない。

母も、起きてくると大変なので寝かせ作戦を取るのだが、そしたら、今夜寝なくて大変なことになるとは、察しがつかないらしい。



午後1時にやっと起きてきた。



顔も洗わず、昨夜のきたない手のままでテーブルに座る。 母が濡れタオルを持ってきてぐちゃぐちゃのタオルで顔を拭いていた。



ご飯と味噌汁をおいしそうに食べていた。



そして、いちにち座りっぱなし。



夕方、急に立ち上がり自分でさっさと靴を履き外に出た。

すばやく玄関で立ちションをしようとしたので、わたしは制止した!

私の大声で行動は止まったけれど、意味がわからず

まだ、しようとする。

家に入るように言っても通じない。



そのうち、母の「 うちにはいりなさいよ!」の声でおとなしく入って、トイレへ行ったが、トイレがなんだかわからず出ない。

。。。もしかしたら、もうパンツにしたのかもしれません。



なんだかんだ、意味がわからず夕食もたべず・・・

私が夕飯の後片付けを台所でしていたら

水の流れる音がするので、ドアをあけて玄関を見たら!!



玄関で放尿中。



「 おかあさ~~~ん!!」 と部屋を見たら母はいないし・・

放尿が終わった頃、玄関の向こうからイヌのえさを持ってやってきた。



ぜったい、放尿を知っていたはずだよ。



母は、玄関で放尿されても平気になった。

「 きのうだかも、ここが濡れてたわ」って・・・

やめてよ!!



わたしは洗剤を持って玄関へ向かった。



「 水で流す?」

当たり前だろ!!



綺麗に掃除した。



これじゃ、やってられないよ。



ひとは、正常でも異常でも最後まで

トイレでは苦労するんだ。

私たちの体から毎日生産されて出てくるこの物体に

最後まで悩まされるのだ。

生きてるって綺麗じゃない。

きたないから、一生懸命綺麗ぶって綺麗に努めてるけど、私たちは みなしごハッチ な生き物です。



何事も無かったようにジェンギンスは椅子に座っている。



姿勢良く凛々しい顔つきで座っている父を見て、

好青年だった父であるのに、なんともお気の毒なことだとつくづく見てしまいました。

かわいそうな父。

こんな姿になって、父は自分をどうして欲しいだろうか?



今日私は家族にお願いした。



「 私が呆けた際は、私の部屋をタイル張りにして、排水口もつけて、閉じこめてくれればいいです。 汚した床はホースで洗い流して下さい。

そうすれば、夜間に誰も付き添う必要はありませんから。」 施設に入れる13万円がもったいなかったら、きっと、そうして欲しいと思います。



~~~~~~



ジェンギンスは、夕食も少しで、ずっと座っていますがよる10時過ぎにパンと牛乳を上げたら、パクパク食べました。



そして、夜中の12時。

母が2階に上がってきて

「 まだ寝ない!!」と怒っていますが

それは、あたりまえで、起こしとけ!と言っときました。



母は、もう夜中の付き添いを替わって欲しいと言い出しました。



わたしは、嫌です。



今でさえ、自分の仕事があって夜中の4時に寝たりするのに、父に付き添ったらもう寝れません。



昨夜から老健にショートステイをお願いしてメールをしていますが、

どうやら、ショートステイじゃなくて入所をお願いすることになるかもしれません。



夜中の3時。 私がベッドに横にさせて入眠状態。

母は、怒るのでもう父の面倒を見ることができません。



家族を参らせる 睡眠異常

食事完全無視。

だんだん、だんだん目の前にある食器を

遠くへ遠くへ追いやるのです。

そして、自分の前は何もなくすっきりさせるのです


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