夜は、そわそわして、キョロキョロして
テーブルの上でリズムを刻んでいた。
父は、私と同じでいつも頭の中に
リズムが流れているらしい。
朝は、目覚めるまで寝かせていおいた。
10時過ぎにはおきて、今日はご飯を
用意したので食べてくれた。
水曜日は私が大変忙しい日なので
忙しくデイサービスへ送っていった。
両親をバスに乗せて、私は自転車で
一緒に走った。
道がすいていたので、いつもの2倍の速さで漕いだ。
そして、バス停でお迎えした。
バス停から、デイサービスセンターまで
父の足で15分かかった。
半年前まではすいすい歩いていた父が
どうして、ここまで足が上がらずゆっくり歩くのか
不思議だった。
杖を使っているご老人は、何処が痛いのだろうか?
父に聞いてみた
『 歩くとき、何処が痛いの?
足の裏? 膝の骨が痛いの? 何処?』
『ここ、ここがいたい』
と、太ももの裏側をたたいた。
そんなところが痛いんだ・・・
知らなかった。
デイサービスに父を預けて
私は、自転車でスピード出して帰宅した
夕飯の支度をして、仕事が夜7時までだ。
3時間後の4時には無事に父帰宅。
お見送りの車からなかなか降りないで
スタッフの方も困っているらしい。
あいにく、その時間は私は迎えに出れない。
今日の夕方は仕事の邪魔はされなかったけれど、
階段の電気を消された。
真っ暗な中を仕事で出入りする人たちがいたわけだ。
よるは、どこかに帰ろうとして困っていた。
『 電車は何時だ?』
『 いつまでもここには、いられない』
ベッドに寝ると言う動作が
説明してもよく分からず、
時間のかかる就寝だ。
おまけに、スーザンがかなりのボリュームで
ラジカセで音楽をかけていたので
私達は目を見合わせて驚いた。
就寝しようとして眠れない人の部屋で
1時間くらい大音響だ。
50年間この大音響の中で就寝していた
父は良く耐えた。
そのせいで呆けたかもしれない。
そのせいで機嫌が悪いのかもしれない
そのせいで歌がうまいのかもしれない
よるは、不思議な事に
いつのまにか私の仕事が増えた、
ありえない、
きらいな 犬の散歩だよ。
一言コメント (全 4 )
みるき(milkie@gaiax)
しもつかれさんのご両親は、先を読んでいますね、ペットは両親の介護が済んでから飼いましょう。 ジュニタさんも、散歩が始まったんですね。散歩してみて解ったことは、 生きる=排泄 だ
ジュニタ(jyunita@gaiax)
私も犬の散歩が新しく日課になりました。ヤレヤレ・・・
ジュニタ(jyunita@gaiax)
しもつかれさん、ナーイス!!
しもつかれ(shimotsukare@gaiax)
犬も猫も飼った経験ないです。両親曰く、「ハムスターより大きいのは飼っちゃダメ」だそーで、それをずっと守っています