アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

拒否拒否 強い

2006-05-07 01:17:09 | 介護
拒否強くて、座りっぱなしで離れ小島にいる。

もう、たいへん過ぎる毎日だ。



今日の日曜日は、近所の特養の施設でのショートステイ申し込みのための面接です。



私が連休はじめに見学に行って、さっそくショートステイの予約を取ってきました。

初めてステイするときは面接をして書類をそろえなくてはいけません。



今日の日曜2時に、相談員が家に来てくれることになりました。



しかし、



これを拒否したのがスーザンです。

人が家にこられるのをとっても嫌がるスーザンなので、どうしても嫌だし、施設の見学もしたいから

日曜にじいさんを連れて行くというので

電話をして、2時にタクシーで連れて行く約束を

しました。



そして、今日の1時半。

わたしと、母と支度をして

ジェンギンスもかわいいトレーナーを着て

お出かけです。



しかし。



ひどい外出拒否です

「 行かないよ 」と言って動きません。

玄関で靴を履きません。

部屋に戻ろうとするので

家族みんなで、壁を作ってジェンが部屋に戻れないようにしましたが

強硬なる外出拒否です。



廊下で何とか靴を履かせました。

でも、下にどうしても下りません。

体を固くして進もうとしません。



メリーまでが呼んでいるのに

拒否拒否拒否。



こんなことでは、たとえ外に出ても

タクシの乗車拒否 降車拒否だろうし

。。。。。

中止です。



デンワして拒否だからいけないことを

特養に伝えました。



まもなく電話がかかってきて

今からお邪魔します

と言うので、

最初のとおり来ていただく事になりました。



さあ!!たいへんです。



面接となるお部屋は

いま、チョコパンとマクドウウェルが

納豆と餃子を食べているのです。



クサクサです。



「 台所でたべろぉ~~~~」 と叫んで

大掃除です。



コタツの布団も取って

コタツ敷きも取りますが

ジェンが居座っていて

コタツ敷きが取れません。



拒否の中、掃除機をかけましたが

ジェンは、椅子に座ってまだ拒否中です。



掃除機の途中で

電話が鳴りました。



「 急用ができたので、いまから伺えなくなりました」



ホッとしました。



明日月曜の4時半に来てくださるそうです。



~~~~~~~



ジェンは、今日拒否ばかりでした。

スースーって口で音を鳴らすときは

心の動揺です。

われわれの意思で彼を動かすことが困難になりました。



夕飯後も拒否しながら、珍しく部屋を徘徊していました。

運動不足だから部屋をいっぱい歩かせたらいいのに、スーザンが

「すわれ、なにしてる、おとうさん、どこ行く・・」と

干渉します。

歩かせたらいいのですよ。



落ち着かなくなっているところに

マクドウウェルが

「こんばんは~、どうも~~」とやってきました。



わたしは、ジェンギンスの向かいに椅子を置いて

マクドを座らせました。

ジェンは喜んで、話し始めました。

田舎の話や、仕事の話をします。

マクドも

「 ええ、そんなんですよ~

  そうですね~

 しってますよ~ 」 と 話をあわせます。



お喋りが苦手なマクドは、すぐ立ち上がろうとするのでみんなで 「 もう立つのかよ。はえーよ」と

座らせました。

アイスキャンデーを二人に与えました。



アイスキャンデーというのは

まことに、さっぱりしておいしいです。

スーパーで売っている箱入り20本とかを

安いときかっています。

果汁のキャンデーがおいしいです。

今あるのは、ソーダいんソーダです。



いまは、夜の10時半。



なんか、下は寝てるみたいです。



こんなに早くねかせて~~



どうなるでしょうか~~~




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寝ないのが当たり前になった

2006-05-06 01:14:55 | 介護
孫のチョコパンのバースデーケーキ。

もう、誕生日だといっても、意味がわかっていません。

前は説明するとわかったのに

このごろは、理解してくれません。





連日寝てくれなくて家族を困らせるジェンギンスです。

昨夜も寝付いたのは2時過ぎ、その後はトイレタイムや、かゆみと、こむらがえりで母を起こすらしい。



あさ、寝かせていてはならないので

大声で

『 おはようございます !!』

『 もう、お昼ですよ、

  寝ていては遅刻しますよ』

『 起きてください!!』

と、声をかけていたら、

『 うるさいっ!!』 

って、何度も怒鳴られました。



早朝にトイレに起きたときに起こしてしまえば

丁度いいのですが、あまりの睡眠時間不足で

母も起きれません。

わたしは、付き添いすら出来ません。



想像を絶する【夜は寝たくない病】です。



デイサービスは本来お休みの土曜日ですが

施設のご親切で通所してもいいですよと

言ってくださいます。



今日は、私も忙しかったので行かせていただくつもりでしたが、ジェンギンスが起きれません。



夜中にベッドに体育座りして、寝ることを拒否しているジェンギンスは

大変なるクソジジイです。

ひどい意地悪ジジイです。



こんなにひどい意地悪クソボケジジイを

施設では預かってくださるのでしょうか・・・



============



ご飯の食べ方がわからなくて

箸を持たせて茶碗を持たせて

しばらくして、スイッチが入って

食べることをはじめます。



トイレの意味もわからなくて

連れて行ってもできない。

我慢が出来なくなるころ

トイレがわかるようです。



会話も成り立ちませんが

家族の会話に入ってきます。

【 誰が?】

【 どこに?】

【 雨降ってるのか?】

ってよく聞いてきます。

わたしは時々無視して返事をしないこともありますが、母は、正直に答えています。

そして、通じないから怒っています。



私の家族は大変適当に答えています。

すると、

【 適当に答えやがって】などと、大正解なことをジェンギンスが言ってきたりします。



わたしは今日午後6時間ほど出かけて

気分転換して帰宅しました。

その間、チョコパンたちがジェンのお世話をしてくれました。

庭に水をまいたそうです。

放尿かと思ったら、ちゃんと水をまいたそうです。



昔、水撒きは父の仕事でした。

呆けてから、ほとんどの植木が枯れてしまいました。

りっぱな盆栽も、さつきもつつじも枯れた。

もみじの木が、いますごいことになっています。

椿の木もすごいことになっています。








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両親悪くなってきた

2006-05-05 01:11:53 | 介護
とうとう、きょう母に大きな変化が出ました。



午後3時。

ジェンギンスをデイサービスへ連れて行った母は

コタツに入って一人でゆっくりしていました。



娘のチョコパンが

『 おばあちゃんが下で呼んでるよ』

って言うから は~~い って返事をして玄関に

行ったら・・・・



『 おじいちゃんがいないのよ!!

  いなくなっちゃったのよ

  ベッドにもいないし

  どこへいちゃったのかしら』 と 外へ出て行くところでした。



チョコパンは、あまりの驚き現象をみて

わたしに知らせたのですが

けっして、少しの時間ではなく

ずっとこの勘違いが続いていたわけで



『 デイサービスに連れて行ったじゃない』

と教えてあげました。



その後は知りません。

母のその後は見ませんでした。

いつ気がついたかも知りません。



勘違いにしては長い時間だった。



~~~~~~~~~~~~~



さて、朝8時に起きたジェンギンスは

無事にデイサービスへ行き

4時にはチョコパンが道路でお出迎えをして

帰ってきました。



この連休は私が家にいるので

すぐにご飯を食べさせます。

順調に進んでいます。



でも、ご飯の途中で

焼き芋を母が父に与えていました。

『 いものほうがいいでしょ?』って。



私が夜留守をしたから食事がうまくいかず・・・・



夜は午前1時になっても

ジェンギンスの拒否が治らず

苦労しました。

トイレ拒否

立つ事拒否

寝ること拒否

横になること拒否

布団をいじりマクってごちゃごちゃにするし

ここで、お腹が空いていることに気がつき・・・・

オニギリ拒否

お茶拒否

:::

そのうちオニギリ食べて

お茶拒否



口でスースーと音を出すときは

心が落ち着いていない現象で

スースーと騒がしかったです。



それと一緒に

胸の喘鳴がミシミシと聞こえていました。



脳がイカレル前に肺がだめになりそうです。



やっと横になった。



そのうち、トイレに起きだすんだ。

前もってトイレに行って置く事ができないんだな。

子供と一緒。

よく、こどもってスーパーで叱られてる。

『 だから、さっき行けって行ったでしょ!!ガミガミ』



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寝てくれよ

2006-05-04 01:10:38 | 介護
 『酒も飲まない 賭け事もしないような こんなに

  視野の狭い男より、ちっとは酒を飲んで笑って

  明るい人のほうがどんなに、楽しいか』

とスーザンが人生を後悔していました。





連日連夜の寝ない事件は、相当わたしを苦しめています。

それ以上に寝ていないのは付き添って寝ているスーザンです。



昨夜もやってくれました!



午前3時過ぎに階下が騒がしいので

まだ仕事をしていた私は降りていきました。

スカート履いてまだ洋服のままの私を母は

気にもしません。



最近夜中のトイレが失敗します。

何故かと言うと、トイレが遠いので

リハビリパンツの中に出てしまったり

廊下にタレタリします。

だから、



『 せっかくポータブルトイレを廊下に用意してあるんだから、使いなよ 』と、私は母に忠告しました。



忠告に従って

夜中にポータブルトイレにさせたらば!!



横向いてジャージャーしちゃって

畳は濡れるし、コタツ敷きは濡れるし、敷居は濡れるし。ズボン下はびっしょりで・・



夜中の3時過ぎに洪水だから

母は、父を叩いたのです。



叩くと言うのは、これまた

話せば長いですが

本当に人の言葉に困っています。



デイサービスに通っている女性から

毎度のことで、母は嫌味を言われて

たいそうに悲しんで帰宅します。

わたしは1000回くらい毎日それを聞かされて

ホトホト聞き飽きていますが

母は、毎回初めて私に話すかのように

1000回くらい悲しみを訴えますが。。。



影響を受けちゃったのです。

『 甘ったれてるから叩けばいいのよ

  叩けばわかるのよ

  甘やかしてるからいけないのよ 』

ということを毎度その女性が遠くでずっと

言ってるんですって。



だから、



叩いちゃったのです。

本来、叩きたくてしょうがなかったので

思い切り、やっちゃたわけですね。



たたいて、素直になるはずがありません。

びしょびしょズボン下のままで

コタツテーブルに座っています。



二人がかりで、脱がせようとしても

強行に抵抗して、脱がせられません。



『オムツはいてるから

ズボン下が濡れててもいいよ。

もうこのままでいいじゃん』 と

何度も母を説得しましたが

母は、どうしても脱がせないと気がすみません



午前4時だというのに

コタツに深く座って足をぶらぶらさせて

強行に寝ようとしない態度は

もう、なにを言ってもだめです。



『 このままでいいよ。

  お母さんは寝なよ。

  このままほって置こうよ』 と

何度か言いました。



すると母は



『 あんた、もう2階に行って 』

と、介護を解雇。



母は、自分の思い通りにしたいのです。



きっと、無理やりズボン下を取って

履き替えさせて

どうにかして寝かせたのです。



私は、それから特養老人施設の申込書を書き上げました。

明日のあさ見学に行く施設で、早急に父の受け入れを頼んでくるつもりでした。



・・・ところが、見学に行ってみて

いろいろ感じることがあって

書類は隠しました。



====



と言うわけで、昨夜は

4時半から8時の3時間半しか寝ていません。



すったもんだの4時半ころ

家族のチョコパンは帰宅しました。

すったもんだの朝になっても

家族のマクドウウェルは帰宅していませんでした。

寝ない家族です。

白夜です。



連休の中日



施設見学の空き時間に

渋谷の青山のなんだっけな~

青山タワーヒルズ・・かな

そんなりっぱなマンションのお花の咲くお庭で

おいしいパンを一人で食べました。



のどかで暖かな太陽でした



パンをひとりでのんびり食べていることが

幸せでした。



このマンションは私が

優雅に暮らすべきマンションだと

実感しました。



専業主婦じゃなくて



独身貴族になりたい

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特養2件見学

2006-05-04 01:07:47 | 介護
近所の昔ながらの家庭的な特養



  近いし、一部の評判はいいし、切羽詰った私は

  もう、ここに入所申し込みの申請を済ませるつもり

  で書類を持って朝10時に施設見学に行きました。



  見学に行った感想を述べます

      

  * 家から近いので面会にすぐいける。

  * 所長のおばあさんが気さくで介護経験がある

  * 家族が泊まれる

  * 外泊も散歩も自由にできる

  * 全室個室 テレビ、シャワー、トイレ付き

  * 入所も頑張ればできそうだ

  * スタッフがまったくいなかった。

  * 入所者は朝10時にほとんど全員がベッドで

    寝ていた。

  * 迷子になっているひとがいた

  



ここに入所するなら毎日面会に行って

父と一緒にすごし、一緒にテレビをみて

話をしなければならないし、それが出来る施設だ。



これは家にとって理想的だと思ったが

母に話したら

『毎日面会になんか行きたくないわよ!

せっかく預けたのに、なんでまた面倒を見なきゃならないのよ。

わたしは、行きたいところもあるんだから、長期に預けたら、もう毎日なんか行きたくないわよ』



それが、今日の!母の意見。

意見はコロコロ変わります。

走馬灯です



ショートステイの表を見せていただいたら

たくさん空きがありました

だから、来週3泊の予約を入れて帰宅しました。



==============

渋谷に新しく出来た特養ホーム





家に帰ってすぐに

渋谷の新しい施設に電話を入れました。



今日は祭日で事務はお休みでしたが

電話に出た方がとても親切で

『自分が今日は4時まで受付にいるから

見学だけでいいなら私が案内してあげましょう』

と言ってくださいました。

親切です。



午後2時に伺いました





  * 目が飛び出るほど綺麗でりっぱで充実

  * 老人7人グループの介護体制

  * 個室、テレビ、トイレ、洗面、付き

  * 転びやすい人用にはコルク床を敷いてある

  * 部屋も廊下もゆとりの広さ

  * スタッフも若くてたくさん

  * 掃除の業者が入って隅々まで綺麗

  * 家族の食事もベッドも用意してくれる。

  * 車椅子で散歩に連れて行ってくれる

  * 医務室や理容室もあり、歯科治療も可能

  * 9階ビルであるが痴呆専門フロアが無い

  * 部屋に入って過ごす人が多い

  * 廊下にキッチンがあるのでジェンはいたずら

    をして歩くに違いない。

  



綺麗な施設はやはり気持ちがいい

そうすると、迷いのあった昨日の新宿の老健も

迷いは取れた。

新宿の老健も渋谷の特養も非常にいい!!



近所のお年寄りが

『見学に行きなさい』 と言う意味がわかった。



わたしは、新宿か渋谷が気に入った。

しかし、何かしらの欠点がある。



三鷹の老健で無料のお部屋が取れれば

文句なくここが一番いいのだ。





 * スタッフが明るい

 * デイサービス同様の豊富なレク

 * 医師の診察治療あり

 * 痴呆専門病棟

 * 放尿も許してくれる

 * 身体拘束しない優しさと面倒見のよさ

 * 昼間ベッドに寝かせない

 * 心配な患者さんはナースセンター前で就寝

 * 預ける日にちを配慮してくれる



  遠い 部屋代金がかかると月に22万円だ





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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。