2/11 今日も面会
2月11日(日)
世の中は3連休ですが、私の家ではいつもと変わりません。
わたしの午後の仕事が無いことは救いです。
今日は母と孫のチョコパンと私の3人で久しぶりに面会に行きました。
12月31日以来です。
差し入れのプリンやカステラを買わなければならなかったので
一つ手前の便利な駅で下車しました。
こちらの駅から病院は徒歩10分くらいで、いつもより2分ほど時間がかかりますが、あたらしい駅で気持が良いです。
でも、なかなか新しいことが受け入れられない年寄りの母は、「 遠い、遠い」と言いました。
ジェンギンスも1年前には「遠い遠い」を連発していましたが、ジェンと同じ症状がひしひしと多くなっている母です。
日付が分からなくなった10年以上前のジェンは、必死で新聞をみて日付を確認する姿が何回も何回もありました。
「何回もみてるわ」って笑って見ていましたが、今思えばジェンギンスは自分の脳みその記憶が無くなっていく恐怖と一人で戦っていたんです。
家族に相談もしないで悩んでいた頃だったと思います。
それから数年経ってからも、今度は頭が真っ白になることを、本格的に悩んでいました。
認知症に理解の無かった私は、父に何も安心させてあげることができなかったことを悔やみます。
いま、母がジェンギンスと同じ悩みを持っています。 認知かしら?って悩んでいるんだから、ここで優しい言葉を書けてあげるべきでしょうが、なかなかどうして、できないもんであります。
「 きつい嫁だね~おばあちゃん 」
と孫のチョコパンが私を非難してくれることが唯一の救いです。
祖父母に優しい孫が非常に助かります。
~~~~~~
さて、病棟に2時に到着したら、今日もジェンギンスの姿がありません。
昨日と同様にきっと歩いているんでしょうから私とチョコパンで手分けをして探しました。
各部屋を回ってもなかなかいなかったのですが、個室のどなたかの部屋のソファに一人で座っていました。
声を掛けて、立たせましたがぼーーっとしていました。
チョコパンもきて、挨拶しましたが、ぼーーっとしていました。
いつものロビーに行こうかとも思いましたが、今日は私たち3人とも昼食を食べていなくて、お握り持参ですから、
ジェンギンスのお部屋で過ごすことにしました。
ここなら、誰にも遠慮せず、暖かい部屋で食事ができます。
ジェンのベッドは拘束ベルトが付いていました。
どうやら夜はベルトをして居るんですね。
ジェンには必要です。
放尿が激しいからです。
さて、柔らか御飯で作った小さいおにぎりをジェンにあげたら、ポクポクと3ついっきに食べてしまいました。
ミルクココアを両親に飲ませたら、母が甘すぎると言って私を叱ります。
昨日は、漬物を噛む音が下品だと言われてさんざん叱られた私です。
それで、甘いと言うから、孫のチョコパンがお茶を介護士さんからもらってきました。
話しによると、お茶をくれた介護士さんはチョコパンと同じ学校出身だそうです。
でも、物理学科だったということで就職には困らない物理専攻の方が介護を選択したのは本当にやりたい仕事だったのかも知れません。
彼の仕事ぶりはすごいといつも思うほどよく働いているのです。
夕方には、ジェンギンスのために足湯のたらいを持ってきてくれて、暖めてマッサージをしてくれました。
感謝です。
さて、お茶を飲んだりココアを飲んだり、カステラを食べたりして過ごします。
トイレも行きたいことを訴えてくれたので連れていきました。
面会の良いところはコレです。
トイレに行きたくなった時誘導出来るのです。
いつもは、ウロウロ歩いて困って居るんだと思います。
ジェンは、トイレに行きたいとスタッフに言えないんだろうな~
お腹がいっぱいになってくると、
やっとジェンギンスらしさがでて、
お喋りしてくれます。
歌も歌います。
チャモロ人形を可愛がって大笑いします。
そうそう、おにぎりを食べ始めたころ、ジェンのお腹はグルグルと音をたてていました。徐々に治まりましたが、お腹が空いていたのかなんなのか・・・
さて、ゆうがたも近くなり、
ロビーに出ることにしました。
4時過ぎたのでそろそろ夕飯準備に忙しい頃です。
トイレ誘導をすませて、お部屋に居る人が続々と車椅子で出てきます。
歩ける人たちは勝手に歩くので、これまた大変でしょうが、車椅子の人たちは歩かないのである意味楽です。
でも、トイレやお風呂はたいへんなんでしょう。 どんなかたちになっても歳をとるってたいへんです。
チャモロの赤ちゃんは、えらいセラピーです。
いつも怒っているおじさんが笑顔になるのです。
いつも黙っているおじさんが声を出すのです。
みんな笑顔です。
でも、ひとりのおじさんは嫌がっていたな。
私が年をとっても、絶対に動物は近づけないで欲しいんだけど、そう言う気持かも知れません。
わたしには、若い男の人を与えてください。たぶん笑顔になると思います。
4時を過ぎると、母が
「 帰る 帰る 」というので
帰ることにしました。
どうせ、用事もないのでゆっくりしていけばいいのですが、そんなことは許されず、帰ります。
病棟をでて、ガラス越しに遠くからジェンを見ていたら、看護婦さんが気付いて、ジェンを窓際に連れてきてくれました。
みんなで手を振りました。
ジェンもご機嫌です。
その後は、空虚な気持になっていたことと思います。
夕飯をつくるのも面倒で、でも外食には時間が早いので
今夜の夕食は
煮込みラーメンです。
ごちゃごちゃ具の入ったラーメンです。
具が多すぎてなかなか麺が出てこない
ラーメンです。
2月11日(日)
世の中は3連休ですが、私の家ではいつもと変わりません。
わたしの午後の仕事が無いことは救いです。
今日は母と孫のチョコパンと私の3人で久しぶりに面会に行きました。
12月31日以来です。
差し入れのプリンやカステラを買わなければならなかったので
一つ手前の便利な駅で下車しました。
こちらの駅から病院は徒歩10分くらいで、いつもより2分ほど時間がかかりますが、あたらしい駅で気持が良いです。
でも、なかなか新しいことが受け入れられない年寄りの母は、「 遠い、遠い」と言いました。
ジェンギンスも1年前には「遠い遠い」を連発していましたが、ジェンと同じ症状がひしひしと多くなっている母です。
日付が分からなくなった10年以上前のジェンは、必死で新聞をみて日付を確認する姿が何回も何回もありました。
「何回もみてるわ」って笑って見ていましたが、今思えばジェンギンスは自分の脳みその記憶が無くなっていく恐怖と一人で戦っていたんです。
家族に相談もしないで悩んでいた頃だったと思います。
それから数年経ってからも、今度は頭が真っ白になることを、本格的に悩んでいました。
認知症に理解の無かった私は、父に何も安心させてあげることができなかったことを悔やみます。
いま、母がジェンギンスと同じ悩みを持っています。 認知かしら?って悩んでいるんだから、ここで優しい言葉を書けてあげるべきでしょうが、なかなかどうして、できないもんであります。
「 きつい嫁だね~おばあちゃん 」
と孫のチョコパンが私を非難してくれることが唯一の救いです。
祖父母に優しい孫が非常に助かります。
~~~~~~
さて、病棟に2時に到着したら、今日もジェンギンスの姿がありません。
昨日と同様にきっと歩いているんでしょうから私とチョコパンで手分けをして探しました。
各部屋を回ってもなかなかいなかったのですが、個室のどなたかの部屋のソファに一人で座っていました。
声を掛けて、立たせましたがぼーーっとしていました。
チョコパンもきて、挨拶しましたが、ぼーーっとしていました。
いつものロビーに行こうかとも思いましたが、今日は私たち3人とも昼食を食べていなくて、お握り持参ですから、
ジェンギンスのお部屋で過ごすことにしました。
ここなら、誰にも遠慮せず、暖かい部屋で食事ができます。
ジェンのベッドは拘束ベルトが付いていました。
どうやら夜はベルトをして居るんですね。
ジェンには必要です。
放尿が激しいからです。
さて、柔らか御飯で作った小さいおにぎりをジェンにあげたら、ポクポクと3ついっきに食べてしまいました。
ミルクココアを両親に飲ませたら、母が甘すぎると言って私を叱ります。
昨日は、漬物を噛む音が下品だと言われてさんざん叱られた私です。
それで、甘いと言うから、孫のチョコパンがお茶を介護士さんからもらってきました。
話しによると、お茶をくれた介護士さんはチョコパンと同じ学校出身だそうです。
でも、物理学科だったということで就職には困らない物理専攻の方が介護を選択したのは本当にやりたい仕事だったのかも知れません。
彼の仕事ぶりはすごいといつも思うほどよく働いているのです。
夕方には、ジェンギンスのために足湯のたらいを持ってきてくれて、暖めてマッサージをしてくれました。
感謝です。
さて、お茶を飲んだりココアを飲んだり、カステラを食べたりして過ごします。
トイレも行きたいことを訴えてくれたので連れていきました。
面会の良いところはコレです。
トイレに行きたくなった時誘導出来るのです。
いつもは、ウロウロ歩いて困って居るんだと思います。
ジェンは、トイレに行きたいとスタッフに言えないんだろうな~
お腹がいっぱいになってくると、
やっとジェンギンスらしさがでて、
お喋りしてくれます。
歌も歌います。
チャモロ人形を可愛がって大笑いします。
そうそう、おにぎりを食べ始めたころ、ジェンのお腹はグルグルと音をたてていました。徐々に治まりましたが、お腹が空いていたのかなんなのか・・・
さて、ゆうがたも近くなり、
ロビーに出ることにしました。
4時過ぎたのでそろそろ夕飯準備に忙しい頃です。
トイレ誘導をすませて、お部屋に居る人が続々と車椅子で出てきます。
歩ける人たちは勝手に歩くので、これまた大変でしょうが、車椅子の人たちは歩かないのである意味楽です。
でも、トイレやお風呂はたいへんなんでしょう。 どんなかたちになっても歳をとるってたいへんです。
チャモロの赤ちゃんは、えらいセラピーです。
いつも怒っているおじさんが笑顔になるのです。
いつも黙っているおじさんが声を出すのです。
みんな笑顔です。
でも、ひとりのおじさんは嫌がっていたな。
私が年をとっても、絶対に動物は近づけないで欲しいんだけど、そう言う気持かも知れません。
わたしには、若い男の人を与えてください。たぶん笑顔になると思います。
4時を過ぎると、母が
「 帰る 帰る 」というので
帰ることにしました。
どうせ、用事もないのでゆっくりしていけばいいのですが、そんなことは許されず、帰ります。
病棟をでて、ガラス越しに遠くからジェンを見ていたら、看護婦さんが気付いて、ジェンを窓際に連れてきてくれました。
みんなで手を振りました。
ジェンもご機嫌です。
その後は、空虚な気持になっていたことと思います。
夕飯をつくるのも面倒で、でも外食には時間が早いので
今夜の夕食は
煮込みラーメンです。
ごちゃごちゃ具の入ったラーメンです。
具が多すぎてなかなか麺が出てこない
ラーメンです。