6/10 チャモロ君と面会
今日は動くことも多く、私のカバンの中身を椅子に出していました
チャモロ君も笑って見守っています
今日は日曜日。
土曜か日曜には必ず面会に行こうと心に決めています。
平日は仕事をしているので、つまり、
私には休日がありません。
のんびり夕食の支度をする日がありません。
自分の洗濯をしたり掃除をする暇もありません。
クリスマスライトは部屋に出しっぱなし。 12月のグアム旅行の荷物もそのまま。 出かけるたびに手提げ袋がちがくて、行事があるごとに袋が増える。。。
今日は雷が朝から鳴って、昼にはどしゃ降り。
傘をさして犬の散歩をして、母の夕食も作り、ジェンのためにうどんを煮て、
家族からリクエストのあった、ピーマンの肉詰めという面倒くさい物を頑張って下ごしらえして、
久しぶりに、グアムから連れ帰った私の子どものチャモロ君を連れて病院へ急ぎました。
ジェンは、珍しく立って歩いていました。
トイレへ行きたかったのかも知れません。
長いすに座らせましたが、ちょっと落ち着きませんでした。
煮込んで刻んだうどんを食べさせ、
ついでに、一口ハンバーグも食べてもらいました。
昨日、看護婦さんに聞いたら、肉はほとんどメニューに無いって言うから、
牛乳で柔らかくして今朝焼いたハンバーグを食べさせたのです。
まぁ、ちょっと不思議な顔で食べていました。
ジェンは甘いお菓子の方を期待しているのかも知れません。
蒸しパンやミルクコーヒーを飲んで、
今日は看護婦さんが暇みたいで
よく話しをしに来てくれました。
チャモロ君がいたから
みんな寄ってきたせいも有ります。
ジェンはチャモロ君をだっこして
ジェンの顔がゆがんむほど可愛がっていました。
とちゅう、いつものようにチャモロ君の
ボタンや手足をもぎ取ろうと、力を込めていました。
まわりのおばあさんも
チャモロ君をみると、笑顔です。
喋れないおばちゃんも、
「 赤ちゃんがいました。
赤ちゃんがいました。
赤ちゃんの足は大丈夫ですか」
と、一本調子ですが、声を発してくれます。
今日は母の食事の用意もしてきたし
ゆっくりのんびりジェンと過ごしました。
2時から6時前まで滞在しました。
ジェンと過ごしながら、まわりのおばちゃん達にも話しかけて、世話を焼きました。 みんなに幸せに過ごしてもらいたいのです。
じぇんと、ボール投げもして、
喋れないおばちゃんとは、テーブルの上でボールを転がして遊びました。
ちゃんと、転がして返してくれます。
あっちの方でも、ボール遊びが始まっていましたが、歩けるおばちゃんが
怒り出してしまって辞めていました。
せっかく、介護士さんが遊んでくれているのに、認知患者さんはひとりひとりのご機嫌がすぐ悪くなるのでたいへんです。
腕を噛まれて拘束されている世話焼きおばちゃんは、別の病棟に入院しているだんなさんが、昼食の残りのバナナを持って面会にやってきました。
話しが通じなくて、
「 バナナ食べろ 」
「 これは取っておかないと、みんなのぶんが無くなっちゃうから、」
「 なに言ってるんだ、早く食べろ、
食べないなら、もうもってこないぞ」
。。。
当分喧嘩が続いていたので
ちょっと、お邪魔して
「 バナナはあっちにみんなのぶんがいっぱいあるから、これは食べていいよ~」 といったら、口に入れてくれて
「 甘いわ 」と言っていました。
このおばちゃんは、こちらの言ったことが全然通じ無くなってしまいました。
拘束されたせいか、薬のせいか
足が異常にむくんで腫れています。
だんなさんが、一生懸命マッサージしていました。
パジャマのだんなさんは、入院しているだけあって、病気です。
自分が面会に来てもらってお世話されるべきなのに、まいにちこの病棟にやってきて、もうお気の毒でなりません。
きっと、ジェンと同じくらいの年齢だと思います。よろよろです。
初めてお見かけする、巨大巨乳のおばちゃんが面会に来ていました。
とても話しずきで、
私の所にやってきて、巨乳が重い話しから、ここに入所しているのは継母だとか、B29のようにドカーーンと話しの爆弾がわたしに降って来たのです。
わたしの話しなんか返事もしてくれません。ひたすら自分の話です。
すごいですね~
そのうち、ジェンがまた歩き出したりして、トイレへ連れて行きましたが
出ませんでした。
ジェンが歩いて困るのは
車椅子の人の車に触ることです。
人が乗っていることが理解出来ず
機械だけを見つめて、いじるし、
人も触ります。人だって気が付いていません。
私やチョコパンの足を持ち上げて触ったりするのです。
家族は何されても気にしないので
わらって足をそのまま許していますが、他人は怒り出しますから注意です。
4時もすぎて、
やさしい看護婦さんがトイレ誘導してくれました。
わたしも付き添いました。
ジェンの個室のトイレへ行きましょう!
と言うので部屋へ行きましたが、
水が使えないように止めてあったので
結局いつものトイレへ行き、
ちゃんと済ますことができました。
でも、ジェンは拒否して力を込めていました。
私も声を掛けて安心させたり、
力ずくの手をはなさせたりと
一汗かきました。
4時のトイレ誘導の時点で
夜用のおむつとパットとリハビリパンツを装着し、拘束着に着替えさせましたが、
この装備をみる限り、夜のトイレ誘導はないんじゃないでしょうか?
何はともあれ、ジェンギンスは
元気に健やかに暮らしています。
でも、夕方久々痰を数回床に吐き出していました。
今日は、喉が渇いていなくて
水分補給が少なかったので、痰が出たのでしょうか?
ミルクコーヒーは300CCくらいだけ、飲みました。
夜の睡眠で、なかなか寝てくれない時
おやつをあげると、落ち着くんだと、
看護婦さんが言ってくれました。
家で、地獄の介護をしている時も、
私は夜中によくパンを食べさせたものです。
若い介護士さんは、責任上そこまで融通を利かせる事はできないと思いますが、さすがベテランの看護婦さんは、考えて実行してくれるので、有り難いです。
あすから、また月曜です。
そろそろ午前の仕事も始まり、
わたしは、すさまじく大変な日常を送ります。
とりあえず、明日は御茶ノ水の眼科で
母の術後検診です。
母の垂れ下がったまぶたは、術後も
目玉全部に覆いかぶさって
目を開けることができません。
特別に高いお金を支払って
日本一のまぶたの権威である偉い先生に手術をお願いしたというのに
この責任はどうとってくれるんだろうかなぁ