今日は4回目の目の手術です。
左目の瞼の皮を切って縫い縮めます。
左目瞼は3回目の切除です。
最初の2回は御茶ノ水の瞼の偉い先生に手術してもらいましたが
どうみても、まだまだで
とうとう、近所の大学病院眼科の若い先生に切除してもらいます。
切除したからといって、
いまのピクピクパチパチの不快が取れるわけではないのですが
母は、何度言っても、不快が取れるとおもってるから
もう、説明するのも面倒です。
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あさ、5時半から目が覚めてそわそわしている母です。
家を8時50分にでるというのに
8時前から、
「 あんた、はやく支度しなさい!! 」
「 もう、行く? 」
「 早く、早く、 」
って、うんざりするほどアレコレうるさいです。
なんか、手術の説明書も読んだらしくて
前日はフロに入らなければならないと言って
わたしの仕事中に
風呂桶にシャワーでお湯をためていたらしい。
丁度チョコパンが帰宅して
フロをわかしてあげたのだ。
うちは、フロを湧かすことは滅多にないので
久々、フロに入りました。
自分が入る前に
チョコパンや、マクドウウェルを先に入れて、
そして母が入りました。
わたしは、先に入れともいわれず、
ぜんぜん、気を遣われていません。
最後に入るお風呂は
気持ち悪かったです。
それに、チョコパンが
「 どろどろしたお湯だ 」
「 多少尿漏れのあるお湯だ 」
と、言っていじめるのです。
湯船に入ろうとしたら
お湯が黄色いから、本当にびっくりしました。
周りを見渡したら、ゆずの入浴剤のカラ袋が捨ててありました。
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それで、朝食も食べてはならないと母がいうので
朝食抜きで病院へタクシーでいきました。
看護婦さんに、出血しないようにバイアスピリンという薬を
3週間止めていたとはなしたら
えらい、怒られた。
2週間って言ったのに、どうして3週間もやめてるんですか!!!!
指輪はしてこないように言ったのに、外してください!!!
朝食は食べてきて良いと言ったでしょう!!!
怒られっぱなしよ。
4階の手術室で50分間かかって手術が終わりました。
待っている間、死体が私の前を通っていきました。
4階には入院設備はないのに、いったいどこから連れてきた
ご遺体でしょうか。
手術中に亡くなった?解剖?
家族も付いていなくて、葬儀屋さんだな、黒い服の人が
シーツにくるまれたご遺体をどこかに運んでいきました。
合掌するべきだったけど
あせってびっくりしたから
なにも拝めなかった。
むかし父がよく言っていました。
「 夜中になると、ガラガラガラって廊下で
死体をのせたベッドを運ぶ音が聞こえてくるんだ。
死んだ人は、人目のつかない夜に移動するんだよ 」
わたしは、今日初めて病院で遺体を運ぶのを見ました。
たぶん、いままでも見ていたのかも知れませんが
ジェンギンスが亡くなって、その様子を経験したから
覚えたのです、
病院て恐ろしいところだと思いました。
母の朝食のゼリー飲料を地下の売店に買いに言った時も
癌の放射線の部屋があって、それが昔から
独特の雰囲気をかもし出しているのです。
赤いマークを付けた、患者さんが行き来しています。
その昔は、赤いマークを付けた人は、死期の近い
癌患者さんで、悲惨でした。
でも、あれから、30年もたって、医学がめざましく進歩しました。
カセットテープから音楽が聞こえてくるのも
ビデオテープから映像が見えるのも
海外電話も
写真も
ワタシには不思議でたまない事です。
魔法です。
今に地球は大爆発して
また原始時代に戻るのです。
時代は繰り返されるのです。
ジェンギンスが生まれ、ワタシが生まれ、イタチさんが生まれるのです。
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それで、母は無事に瞼の皮を切除して家に戻りました。
母は、寝ながら、指図して、もう、大変です。
たいそうにうるさくて、
脳が活性化されて、
まるで、フェルガードを飲ませた家族がフェルガードの効果です!!
と言うように、脳が、ヨク働いています。
人間は何かしていないと
グウタラ になりますね。
グウタラな家族のために
必死で家事をするのも
割に合わないって思ったりもします。
思っちゃいけない・・・・か
思い出の写真・・模様つかみ
